【青龍洞】
兵庫県豊岡市
1日目:平成17年8月1日(月) 【 玄武洞 5つの洞 
 いざ出発と言うとき、ハンドル左側のグリップがすっぽ抜けた。
 ふと見ると、スピードメーターの針は動いているのだが、距離計の万千百kmのケタがまわっていない。トリップ計は動いているので一安心。
 高速に乗って休憩中、前後両方のタイヤのスリップサインがでていることに気づく。

 3つのトラブルを抱えての出発だった。前途不安なるも、既に悪いこと3つ。かえってさい先良いかも。
 今回の新兵器は、『おざぶ』。シートを買い換えられないので、苦肉の策で作ったおしりの痛み対策だ。ちょうど痛みが来るところは特に肉厚にしてある。
 それと、新品のカッパ&シートバッグだ。

 前回の旅ではカッパのシーリングがめためたになっていたため、雨が降るたびに全身びしょぬれ。なんのためにカッパを着ているのかわからない有様だった。特にズボンの雨漏れはひどく、まるでお漏らししたみたいだったのだ。また、いままでは普通の旅行バッグに荷物を詰めて積んでいた。別に不都合はなかったが、やはり積みにくい。初めて買ったシートバッグは、早速その威力を発揮し、安定性も良いし、何より積みやすかった。

 さて、お座部の効果のほどはというと、あんまり…。座りっぱなしの高速走行はさすがにこたえ、福知山まで行くはずだったが、たまらず西宮北で降りてしまった。
 気を取り直して、まずは玄武洞をめざす。
 初日はいつもそうだが、走り始めているにもかかわらず、まだ迷っている。1人で旅行なんかにでても良いのか、ゆめと海に行った方がいいのではないか…。
 途中で道の駅但馬楽座の但馬の湯に入る。温めのお湯で、日焼けした腕にはちょうどよい。600円。
 到着した時点ですでに日は陰り始めている。見学は明日にすることにし、100台停められるのがうたい文句の、実は舗装しただけのただの空き地に停め、野宿に入る。

 夕食後、歯を磨きながらふと思った。
 日常のしがらみから逃れたくて旅に出ているにもかかわらず、思い切り日常の『歯磨き』は必ずやるのだ。理由は簡単だ。虫歯になりたくないから。
 電話は無視してもどうってことないが、歯は磨かないと自分が痛い目に遭ってしまう。
 自分勝手だな。
 でも、それで良いのだ。少しくらいの勝手が通らないと、息が詰まってしまう。

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