2日目:平成17年8月2日(火) 【網代漁港】鳥取砂丘】
鳥取県は浜坂町。城之崎温泉の西側を日本海に沿って通る県道260は、こういう田舎によくある感じの、狭くろくに舗装されてもいない、車も滅多に通らないような荒れた道。こういう道が好きなんだけども。
途中、たしかわき水がでているはずだったのだが、どこにあったのかわからなかった。
出来るだけ海に近い道を求めて入った県道155の途中、網代漁港のすぐ横に展望大発見。すぐに寄ってみた。

優に50メートルはあろうかという高さの展望台を見上げ、民家の軒先をかすめるように通る狭い石段を駆け上ると、遥か下の方に愛車さかな丸が見えた。
一汗かいたので一服付け、ふと左手を見ると、既に癒えたはずだが時折痛みが出る、彫刻刀をつき刺した薬指の傷跡が赤くなっている。左手は、まだ完全には治っていない親指も多少は痛む。シートでこすれるケツも痛けりゃ、たぶん軽く肉離れしている右足の太股も、こっちはかなり痛む。
体中が、俺の旅のバックアップのためにがんばっている気がした。自分の体が愛おしく感じられた。


午前10時
鳥取砂丘…
なんだこれ、砂漠じゃん…あ、人があんなに小さい…あそこまで行くの…?マジっすか???
って感じで歩き始めたは良いが、ブーツではとてもじゃないが歩けない。勢い裸足になったが、今度は砂が熱くて…
やっと頂上に着いたときには息も絶え絶え。一口水を飲んでくるんだったと後悔した。
スケッチしようにも見渡す限りの砂浜に、何も描く気がしない。。。
あ、らくだ。。。でかいし怖い。

来た道をとぼとぼ戻り、足を洗ってぼーっとしていると、バックパッカーのお姉さん(と言っても絶対年下)発見。でっかい荷物を背負っている。彼女はここへ来るまでの間に一回見たぞ。そうか、1人で歩いているんだねえ。すごいねええ。
彼女がうまそうにかき氷を食べていたので、俺も真似して食べてみた。彼女はメロンを食べていたが、俺はレモンを頼んだ。頼んだ後でブドウ味にすればよかったと、かなり激しく後悔した。ブドウ味なんか、食べたこと無いぜ。惜しいことしたなー

今回の旅では、米子の水木しげるロードがメインイベントの一つ。
だったのだが、向かう道中、雨が一滴二滴きたかと思うと、次の瞬間には超激しい大降り。それが数分でやむとやや日が出始め、それも数十分でまた最初に戻って雨模様 と、いう、一番嫌な感じ。実際、米子についてスケッチを始めようにも、モチーフはたくさんあるのに外でのんびり描いていられない。
頭に来たのでふてくされて皆生温泉へ。1300円、このたび一番の高値だった。3時半から5時過ぎまで居てやった。幸い雨雲はどっかに行ってしまったようで、天気は保ちそうだ。

島根県も西のはずれに近い三瓶山の麓で野宿。
今夜は1人焼き肉。もうもうたる煙を上げながら地元産の牛肉を食べていると、突然
「あ!君か!!」
と、大声をかけられた。見るとそこには二人の消防士が…
しまった!そういえばすぐ傍には消防署が…今夜は訓練をしているようで、探照灯で煌々と照らしながらかけ声を出してなにやらやっていたっけ。
「煙が上がってるから何事かと思ってきてみれば、焼き肉ですか?」
幸いたき火等をしていたわけではなくキャンプ用のガスコンロ、裸火ではないということでそれほど激しいお説教はなかったが、火の元には充分気を付けるようにと念を押された。。。

3日目へ