【石見銀山 龍源寺間歩】
島根県仁摩市
【千原温泉】
島根県美郷町
3日目:平成17年8月3日(水) 【三瓶山と周辺】【石見銀山【小豆原埋没林】【千原温泉】  【案内人】
石見銀山 午前8時。
古民家が建ち並ぶ町並みは、バイクの排気音を轟かせて走ることがためらわれるほどに静かで、落ち着いた雰囲気を持っている。俺は、バイクを止め、貸し自転車で見て回ることにした。
”ママチャリ五十二号”を借り、蝉の声しか聞こえない緩やかな坂道を、五百羅漢へと上っていく。
五百羅漢はまだ時間が早いとみえて入れず。そのまま龍源寺間歩へと向かう。
間歩までは約1.5kmの坂道。
最初は軽快に走っていたのだが、次第に脚が重くなる。チャリで旅行している連中をよく目にするが、何が楽しくてこんな重労働をしているのか、全く理解に苦しむ。たかがこんな程度の緩い坂でも、体がエラクて仕方がない。汗をだらだら流しながら、時には手で押しながら、少しずつ間歩へと近付く。

間歩入り口はとても小さな洞窟で、受付がなければ見落としてしまうほどだ。
出口が山の反対側だということで、そのままチャリで入ってもよいとのこと。自転車で来て正解だった。

中は非常に気温が低く、汗はあっという間にひいてしまった。
適当な場所でスケッチを始めるが、俺の他には見る人もなく、1時間もとどまり、スケッチした。
体はすっかり冷え切ったが、外はまだ極暑。上ってきた坂道をチャリで走り降りると、この上も無く気持ちがよい。チャリで走っている連中の気持ちが少しわかった気がした。さては、この爽快感がたまらないのだな。

この石見銀山、周辺の町並みと相まって、非常に居心地よい空間を作っている。ゆっくり散策するのがまた気持ちよかった。街は世界遺産に登録をと望んでいるようだが、そこまではどうかな…やや規模が足りない気もするが。

駐車場にいたタクシーの運ちゃんに話しかけられいろいろ話した。ついでにこの辺の見所を教えてもらった。
三瓶山北の原、小豆原埋没林。2年前に施設が建てられたようだが、俺の地図には載っていない。サンドミュージアムへ行った後、早速見に行くことにした。

サンドミュージアムは…、数年前に1億円もらって町おこしで作った、巨大な砂時計がある。
のだが、入り口がわからない、駐車場はどこだ。
しばらく走り回ったあげくやっとの思いで停めた場所は、どうやら一番離れた場所。えっちらおっちら歩いていくと、

【定休日】   ?


この野郎(怒)
このくそ暑い中を…いや、悪いのは俺さ、ちゃんと調べていかなかったから…

でも…一言いわせてくれ

二度と来るもんかーーー!!

気を取り直して埋没林へと向かう。
駐車場と受付を見たとき、最初、たかが埋もれた木を見るのにお金が必要なのかと思ったが、中に入ってみて非常に驚いた。
こりゃー、スゴイ施設だ!
案内のおじさんに、この施設の説明をいろいろと聞いた。きっかけとなったのが小学校の理科教師が見つけた一枚の写真。そこには、かつて水田開墾の最中に出てきた埋没林を輪切りにしている場面が写っていた。業者はそれを相当な高値で売りさばいていたらしいのだが、この教師が教育委員会などを説得し、本格的な調査となった。その後は今に至る。館内には、発掘中の場面の紹介や様々な説明が丁寧になされている。

さて、日本にある埋没林は400カ所以上、そのうち施設を建てているのは3カ所。ここの他に仙台のなんとか博物館と魚住。
魚住は、でかいプールに木が立っているだけで、払った金額に見合わない。仙台の方など、調査に当たったのが例のインチキ発掘をした教授だ。あまり当てにはならなさそう。
となると、俄然注目を集めそうなのがここなのだが、いかんせんまだ知名度が低い。こういう施設は普通撮影禁止なのだが、
「どうぞどうぞ撮ってください。HP?どんどん載せて宣伝してください。」
とおっしゃるので、素直に載せさせて頂きます。
実際、見にいって正解だった。

受付にいたおじさんとも話しをし、彼が2年かけて作ったというログハウスなども見た後で、教えてもらった食事どころ、三瓶温泉の『きっ川』で、トンカツを食した。ここはジンギスカンの方がお勧め名物で値段も安いのだが、わらじトンカツの方をいただいた。叩いて伸ばしたのだろうと思ったらとんでもない、マジでトンカツ2枚分の大きさ。デミグラスソースもかかっていて、何とも言えず美味。しかし、でかすぎて完食ならず。。。。無念
薬師の湯で一汗流し、千原温泉に向かった。
千原温泉は知らなきゃ通れないぞというような民家の軒先を通ってたどり着いたが、女将さんがなんか嫌な感じ。薬師の湯で石けんがなかったモノだから体が洗えなかったので、あらかじめ
「石けんとかありますか?」
と聞いたところ、
「うちは湯治専門だからね 洗えませんよ」
文字で書くと普通だが、ニュアンスがなんか馬鹿にされた感じで嫌な言い方だったなあ。
ま、温泉の方はすっごくいい!ので、許すが。

どう見ても民家の座敷をチョット囲っただけ(男の方など外から見えてるぞ)の場所で服を脱ぎ、これまた民家の地下倉庫にでも降りていくような階段を降りると、いきなりそこが温泉。1坪ほどの湯船と、体に湯をかけるだけしかできない前庭。
中には3人入っていて、ひとりのおじいさんは生きてる…?と思うくらいピクリともしないで、湯船に浸かって寝ている。
『含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物-炭酸水素塩泉』というかなり複雑系な温泉の湯はぬるめで、体温よりも低い。なんと言ったか、水分中の成分濃度が体の中の液体濃度よりも高いのが特徴で、浸かれば浸かっているほど成分が体の中に浸透してくるのだそうだ。
しかも、床下から直接わき上がってくる炭酸ガスの泡が、おしりあたりから登ってくる感触は、絶えずおならをしているみたい。こころなしか、お腹の中がふくれている感じが絶えずしていた。

とはいえ、温泉1kg中に臭素5mgの温泉で、体が洗えないとなれば、後は決まり☆いつまでたっても体が臭い!耐えられませんです。

道の駅『ゆめランド布野』にて就寝

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