2002 11月後半                 

4つ目の不運 2002/11/27/(水)
 帰りがけ、一通のメールが届いた。
『カイダンオチ・・・
 ユメチャンナントカフッカツ。』
 今日は確か”のぞみ”に行ってる日だ。こりゃーゆめがどこかから落っこちて怪我でもしたか、それにしてはママから連絡無いが、それほどあわててるって事か!!こりゃ一大事!!!と大あわてで帰ってきた。
 ドアを開けると「お帰り〜〜〜」と、ママの気の抜けたような声。てんめ〜〜〜のんきそうな声出しやがって〜〜〜いや、逆にママ、壊れちゃったのか?気落ちしてるのか???居間に飛び込むとゆめが珍しく非常におとなしくご飯を食べてる。ああ、ゆめ、やっぱりどこか痛いんだね。いつもならテーブルで食べるのに、今日はほっとカーペットの上だなんて特別待遇じゃないかあ。
 でも、包帯らしきものすらないぞ・・・どこ怪我したんだ?
 あわててゆめの身体をなで回してみるが、やっぱりどこにも怪我らしきはない・・・。改めてママに聞いてみるが、怪我した事実など無いという・・・。
 どういう事?

「誰からのメールだって?」
「だから、yukiちゃんからだよ差出人メルアドのランにそう書いてあったモン。もっくんママのゆきちゃんのことだろ?」
「ゆきちゃんのメルアド、そんなんじゃないよ。」
「え〜〜〜おかしいな〜〜〜ちゃんと書いてアッたぜ〜〜〜ゆき(yuki)     ・・・ぽん(pon@)・・・????

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

ゆきぽんだ〜〜〜〜〜くっそ〜〜〜だまされたぞ〜〜〜〜〜」

 実はだましてないんだがね〜〜〜。タイミング良すぎたのと、タイトル欄に「ノートの」ってあったのをボクが見落としたのが原因・・。勘違いって奴?
 あははは。これまたタイミング良く共通のネット友人からメールが来たモンで、このこと(だまされた〜〜〜〜ってところまで)メールで送っちゃった。てへ。
 おこってないよ〜〜〜ん。でも予告通り、書いちゃった〜〜
 

3つの・・・不運 2002/11/22/(金)
 職員室もそろそろ人気のなくなり始めた午後8時。左肩にはパソ君の入った鞄と書類鞄をベルトで提げ、右手にはアイロンを持った格好で帰り支度を終えた俺は、北極のような寒い・薄暗い廊下を歩いていた。職員室の出口から階段まではわずか15m。16段の階段を下り、昇降口まではさらに30mだ。今日は金曜日、うちに帰ったらゆめとお風呂に入り、ご飯を食べたらキンスマを見て・・しかし、楽しい夢想は階段を1歩下りた地点でもろくも瓦解した・・・。
 階段に右足をおろした瞬間、
「ミキッ!」
 左肩あたりで聞き慣れない音がした。
「ん?」
 左を向いた時、何かが左脇の下を擦過していった。さらに電気のついていない薄暗い階段を、何かが派手な音を立てて転がり落ちていく。
「!!!」
 あれは俺のパソ君!!!
 一瞬思考が止まった。現実のこととして認識できなかった。ボーリングの玉を転がしたって、これほどキレイには転がるまい。俺のパソ君は鞄に入ったまま、立て転がりで見事な軌道を描いていく。唖然として見つめていた俺は、はっとして後を追ったが既に下まで落ちきったあと・・・。あわてて後を追ったが届かない俺は、まるで「3年B組金八先生」の中で、警察に逮捕され連行されるマサルをパトカーの後部ガラス越しになすすべもなく見つめる金パチのようだ・・・。頭の中では中島みゆきが大音量で切なく歌っていた・・・。
 駆け寄り点検。あの音からして鞄の金具が壊れたのだろうと思ったが、あにはからんや、壊れてないじゃん、はずれてるだけ。それどころか堅くてはめ直すのが一苦労だった。肝心のパソ君を起動してみる・・・・画面が映らん・・・・軌道音からしてハードは大丈夫みたいだが・・・・
 ああ、何でこんなに堅い留め具がはずれるわけ?
     (鞄の製造会社訴えてやる!!)
 ああ、何で後ろの金具がはずれたんだ?
     (はずれたのが後ろだったばっかりに、振り子のようにスイングして前へすっ飛      んでいったんだ〜〜)
 ああ、何で階段にかかってから落ちたんだ〜〜〜〜
     (せめて廊下の上ならただ下に落ちただけで済んだのに〜〜〜〜)
 せめてせめてこれが昼間なら生徒がいただろうから、ぶつかって止まっただろうに。今日はパソ君必要アルマイト思ったんだ、持って返るのやめとけば良かったのに。
 もう・・・・なんだか・・・・
 液晶って修理高いんだよな〜〜〜〜〜〜〜しかも、別のモニターがないとハードが無事かどうか確認できない!こんな不安な気持ちで土日を過ごすのかよ〜〜〜〜

ステキなうそ 2002/11/18/(月)
 副担任の「ボクの望君」が、なにやら作っている。生物の授業で説明で使う道具だそうな。DMP?DTP?とかなんとか、要するに筋肉を動かす力になる物質の説明だってさ。それは何か、何でそれはついてるのか、そいつはなんの役に立つのかとか、いろいろ聞いてたら、ふと昔のことを思い出した。
 ボクの親父は実にいろいろな嘘をボクについた。例えば、ウサギの目が赤いのはにんじんを食べてるからだってのは夢があって?いいほうだが、「賄賂」とは何かとか、「台風一家」に至っては、学校から呼び出しまでかかった。あんまり嘘教えるなって。
 にんじん食べて目が赤くなるってのは好きな話なんだけど、ある時幼いボクは気づいた。うちの「パンダウサギ」は、キャベツばっかり食べてるのに目が赤い。お母さんに聞いたら、「ごめんね、わからないよ」って言われて、お母さんでも判らないことがあるんだって事が何だか悲しかったのを覚えてる。
 「台風一家」はねえ、「大きな台風がお父さん台風で、お母さんや子供はその中にいるんだぞ。お父さんがいなくなるとお母さんが出てくるんだ。お母さんの名前は熱帯低気圧だぞ。お母さんの次の子供は、温帯低気圧だ。」って言ったんだぜ。信じたよ、ボクは。小テストで張り切ってそう書いたら、担任の先生が事情を知って、お父さんに説教するって言ってたもんな。でも、「お父さんがいなくなる?お母さんもいなくなるの?何だか台風って可愛そう」とも思ったよ、幼心に。
 「お食事券(汚職事件)」とか「賄賂」なんて、恥ずかしくてかけないぜ。たぶん忘れてるけど他にもいろいろ吹き込まれたことだろうなあ。望君は「よくグレませんでしたね。普通なら親に対する不信感がたまりそうだけど」って言ってたよ。いや、全然大丈夫。グレてませんよ。ただ、おそらく現在のこの変な性格のボクは、親父に形作られた物だと思うね。まあ、それについては感謝してるよ。「普通だね」って言われるくらいなら「変な人ですね」って言われる方が良いじゃないか。
 でも・・・実は密かに狙ってたりする。何をかって?もちろん、同じ事をゆめや、次に生まれてくる子供達に話して聞かせるのさ。ウサギの目の話なんて良いと思うなあ。あと、「海の色が青いのは、空が映ってるから」ってのも、釣り好きで、日曜日っていうと家族ほっぽり出して浜名湖へ船出している親父らしいし、「夕日が赤いのは、明日天気になるようにお日様が頑張って燃えてるんだ」ってのもステキだぜ。親に対する不信感?そんなものは、日頃の接し方次第だぜ。大丈夫!

住宅展示場 2002/11/17/(日)
 今日は住宅展示場にいきまちた〜〜〜〜。
 ステキなおうちはいっぱいあったけど、どこも水道が出なくてつまんな〜〜〜い。手が洗えないじゃないのよ〜〜〜
 
今日は住宅展示場に行った。パパにしては珍しく自分からそんな場所に行こうと言うだなんて、明日は雨かも。でも、やっと家を買うことに本気になってくれたのかしら〜〜〜〜?浪費癖を改めてくれるなら大歓迎よ〜〜〜。
 
今日は住宅展示場に行った。動物園に行くか迷ったんだが、ちょうど広告が入っていたのを見つけて、何となく行ってみたくなった。それに、動物園ほど歩かずに済みそうだし・・・。

 パパ、抱っこ。パパ、ジューシ。パパ、あっち行って。パパここに入る。パパおちっこ。パパ、もうあきた〜〜〜〜〜。 
 
こっちのメーカーは元から高いのよね。あっちのメーカーは材料がいいのよ。あら、この家ステキね〜〜。日本家屋よりもヨーロッパ風がいいわ。でも、モールディングの色はイマイチねえ。そこいくと、こっちの方がいいわ。この家はステキ。パパ、パパ、ここ入ってみようよ。あとね、あっちにあったメーカーの奴、一度見てみたかったの。あ、それにあそこのもいいわ〜〜〜〜。
 
でも、まだ建てる金、ない。土地も、ない。だいたい、「初任者10年3校」が本当なら、当分あちこち行くはずだ。今建てたって、赴任校が遠かったら単身赴任だってあり得るじゃないか。それは出来ない相談だな。

 おなか空いた〜〜〜〜。お昼食べてない〜〜〜〜〜〜。ご飯食べたい〜〜〜〜〜〜
 
ああ、やっぱり新しいお家はいいわ〜〜〜早く家建てた〜〜い。パパ、今度のボーナスは全部貯金よ。それでなくてもさかな丸(SR400)とウツボ丸(ワゴンR)の車検代がダブルなんですからね。コンピューターは買っちゃダメ!
 
ママは少しは満足しただろうか。逆にますます「貯金(ないのに)したい病」に拍車がかかったりして・・・・。

袋養祭り 2002/11/16/(土)
 パパは、いつもボランティアにいってる袋井養護学校へ。今日は文化祭。ゆめと同じ病気のH君はこのボランティアで知り合った男の子だけど、今年高等部にはいったらちいわ。確か去年、パパは彼の作ったハチをもらい、ついでにそこの学校の園芸部の子からかなりの倍率を勝ち抜いて園芸用土ももらってきたのよね。綺麗な花をママに咲かせてもらって写真をアップするとかいってたけど、ママもいそがちくてぜんぜんだめ。ベランダの住人達はほとんど枯れちゃってる。まあ、東向きのベランダで、しかも目の前が山じゃあ、日が全然当たらないしおまけに雨も降り込まないから慢性的な水不足。枯れるのも無理ないわね。
 ところで今年は何をもらってきたのよ、パパ?
 ん?
 なんにももらってこなかったの?もらいに行ってるわけじゃない?そう・・・・
 袋井養護学校にはいろいろな班があるらちいわね。陶芸班、縫製班、園芸班、工作班・・・みんなやりたいことを見つけて、いろいろ頑張って作ってるのね。H君は楽しそうに自分が作った紙作り班の製品を売ってたのね。
 養護って楽しいのねえ。