2003 3月中間                 

教師として 2003/3/15/(土)
 9時からのフジテレビの特番、そこにでていた”プロジェリア”の女の子。生まれつき体がどんどん老化してしまう遺伝子の病気だ。
 僕とママは泣きながら見てしまった。当然色々思ったが、あえて多くは語るまい。病気の種類は違うが、同じ”遺伝子の病気”を患う子供の親としてではなく、”教師”として、今日は書こう。
 印象的だったのは、彼女が11才とは思えないほどしっかりした発言をしていたことだ。
「もう一度生まれ変わっても、自分を選ぶわ」
「私が私であることが好きだから」
 どうしてこんな事が11才の子供に言える?日本の11才に言えるだろうか、こんな事が。そもそも”自分であることが好き”な日本人が、今の日本に一体どれくらいいるんだろう。
 物的には満たされても精神的には全く幼稚な日本人は、常に何かに不満を持ち、欲におぼれ、他人を顧みない自分勝手な行動をとることが実に多いと思う。私自身ももちろんそうだ。反省する毎日であることを正直に記す。

「私を見てびっくりする子には、”私は病気で、それは生まれつきで、人にはうつらないの”って言うの」
「私の頭の血管をからかう子には、”あなたの頭にも同じ血管があるのよ”っていうの」
「人にはうつらない」って言わなければならない現実が悲しい。「あなたの頭にも同じ血管がある」なんと大人びた発言。

 さらには、クリスマスの聖歌隊。有志が集まり、毎日昼休みに練習して発表する。日本ならさしずめ「クラス2人ずつ参加しなさい」って担任が伝えて人数集めるところだろう。彼女の学校では、そんなことしなくてもちゃんと人数が集まるんだろうな。集まらなくても参加したい子供達で募集掛けて何とかするんだろう、きっと。誰かに強制されるんじゃなくて、クリスマスという特別な日に、自分で祝えることを誇りにも思えるんだろう。自分の信ずる宗教に対する崇拝、尊敬の念に立脚した自主的な行動力。かつて日本には天皇陛下に対する同様の思いがあったが、いつの間にかそれは自分を律するモノではなく、責任をよそに預ける体質へと変化してしまった。今でもそれは変わっていないような気がする。

 これが西洋の学校・家庭教育による成果なのかと本当に感服した。幼いころから自分で責任をとる思想が根付き、さらに宗教を頼るモノではなく自分を律するモノとして支えにする。行き過ぎた面がないわけではあるまいが、それらが上手く絡み合って、上記の子のように幼くても自分の現実も受け入れられる下地となっているのだろう。そんなに単純じゃないかもしれないが、少なくとも日本よりもシンプルだと思う。
 それに比べて日本の教育のなんとお粗末なことか。俺は、とにかく「俺は人の痛みの分かる人間を育てよう」と、思ったのだ。

サービス業 2003/3/13/(木)
 民間企業はこの不況の中、様々な企業努力をし、業績の回復を図っている。対応の向上・無駄を省く努力・顧客のニーズにあったサービスの提供、等々など。
 学校も同様だ。
 個人的な意見だが、私は、学校はある意味サービス業だと思っている。時代の流れを読み、顧客(生徒)の求める商品(教育)を提供する。商品内容(教育内容)が気に入らなければ、顧客(生徒)は違う商店(学校)へ向かう。特に義務教育ではない高校はそうだろう。だから、現在学校は、今を生きる「生徒の求める教育」を模索し、同時に今の時代に「生徒に提供すべき教育」を模索している。私の勤める学校なんか、成績で言うなら上下の幅がとてつもなく大きい。それら生徒のすべてに対応すべく、様々な試行を毎年こらしている。
 これは本当に大変。1日で5時間もの連続授業を、週に2日も3日もやってご覧よ、1日の最後の方の授業は声でないよ。くたくたよ。しかも5時すぎてからの部活やらはサービス残業。山ほどたまってる公務も全部サービス残業して、帰ってくるのは夜9時10時。土日に部活は当たり前。みんな教師は楽だって思ってるけど、冗談じゃない。少なくともうちの学校は違うぞ。しかも授業の準備だって時間が必要なのに、その時間すら取れないの。むちゃくちゃ。それでもやるんだ、生徒のためにさ。

 話がそれた。愚痴はいかんな、愚痴は。
 さて、その根幹にあるのは、すなわち「受け入れた以上責任を持って教育するぞ」と、「卒業する時困らない教育内容を施すぞ」(ぶっちゃけ、就職浪人・進学浪人しないで済むだけの教育)と言う決意だ。
 当然だよね。サービス業なんだからさ、人間として有るべき姿・生き方・モラルを教え、進学したい子には進学できるだけの、就職したい子には就職できるだけの「学力がつく授業」(サービス)を責任持ってやらねば、せっかく来て頂いたのにぼったくりになっちゃう。学校は勉強するために来るところだから、その点を第1にふまえて、さらに楽しい学校生活になるべく様々な趣向を凝らすのだ。(この点に関しては、この頃は生徒も親も勘違いしている方々が非常に多い。確かに勉強するためだけに来るところではないけど、少なくとも勉強するための場所であるのだがな。)
 今時の学校なんか、特に私学あたりは以前から、どんな子が来ても適切に対処しようと努力する姿勢がある。
 役場も本質はサービス業だよな。絶対。そう言う意識持ってないみたいだけど。公務員はすべて、国民の奉仕者・全体の奉仕者。営利目的じゃないって言うだけで、サービス業としてくくれる内容でなければならない。そうでなければ、本当に国民の求めるサービスを提供できないはずだ。

 しかし、現状は全く違う。
 ある方のHPで、こんな話が載っていた。
 ある中学生、車いす生活だから、でもデザインの勉強をしたいと言うことで、通える範囲の私学を希望した。しかし普通に生活するためには学校にエレベーターが欲しいという要望を出した。役場は当然断った。校長も最初は渋った。しかし、様々な努力の結果、その私学の学長はエレベーターの設置を実行した。驚くべき事だ。公立高校じゃ考えられないんじゃないかな。私個人は上記のような理想を掲げているが、実際には非常に硬直化した官僚機構じみた組織の中に組み込まれた学校で、一個人のために何百万も掛けてエレベーターを設置するなんて、まず無理じゃない?本当なら率先してそうすべき公立高校は、「前例」「予算」という壁、あるいは「一人のためには出来ない」もっと言うなら「それが必要ならそれがあるところへ行って欲しい」が本音か?わかんないけどね。私学はサービス業だってわきまえてるところがあるから、まだ動きやすいのかな。

 行政も、公立機関も、自分たちのルールや前例に縛られないで、自分たちの枠で判断しないで、国民が必要としているサービスを提供すべく、自分たちの現状を改善していく。今の世界の流れはそこにある。遅まきながら日本もそう言う流れになってきた。いつまでも自分の殻に閉じこもっていていかんはずだ。新しいことを始めなければ、新しい「前例」は生まれない。新しいことを実行する勇気・冒険心・ガッツ、それをなくしたら進歩はない。公務員が新しい「前例」を率先して作らなかったら、何のための全体の奉仕者なんだ、一体?

 僕は最初の赴任校が今の学校で、本当に良かったと思っている。なぜなら、本来公立機関が果たすべき役割(僕がそう思っているだけかもしれないが、上記のようなニーズにあった「サービス」って奴)や、現状で必要と判断された「新しい試み」を、イヤと言うほど実行させられているからだ。実際、僕の指導教官は、「毎年違う授業内容をやれ、同じ事の繰り返しで満足するな。良い結果が出た授業でも、、それで満足せずに新しい内容を考えろ。」と教えてくれた。もとよりそのつもりだったが、その言葉がすべてを物語っていると今は思う。もし町場の普通の高校に赴任していたら、当たり前の業務を当たり前にこなすだけのつまらない教師になっていただったろう。そしてそれが当たり前だと思ってしまうんだ。こんなつまらない生き方は他にあるまい。せっかく次代を担う子供達を、いかようにも洗脳できる立場にいるのに。(おっとこいつは危険思想だった♪)その後に今の高校に赴任しようモノなら、何でそこまでするの?って非常に疑問に思っただろうな。その点、これ以上無いっていう位の、本当に良い勉強させてもらってる。この後どこの学校へ行っても、「本当に生徒のためになること」を探せる、本当の意味での「教師」でいられる気がする。
 ご先祖様、有り難う。辛く長い非常勤講師時代は、今のこの幸せのためにあったのですね。

俺バカ 2003/3/12/(水)
 昨日は”学校へ行こう”の日だった。
 毎週火曜日はこれ見たさに、部活も7時までで生徒帰して、一目散に帰ってくる。ゆめがDVDを見たがろうが、ママがご飯中はテレビ消してと怒ろうが、委細かまわず絶対見る。もっとも、ママも見たいのでこの日だけは文句言わない。
 さて、昨日はB-RAP HightSchoolで、久々に”軟式グローブ”の「アホだな〜」が聞けた♪新曲も悪くはないけど、やっぱこっちの方が良い!最高!!もしCDでたら絶対買うよ。間違いなく買う。90分間永遠とアホの歌でかまわない。むしろ、90分間ずっとアホを聞いていたい。♪
 
 アホ、グレイト!
 
アホ、最高!!
 
アホに乾杯!!!
 あほ、バンザーイ!!!!

親ばか 2003/3/11/(火)
 今日、出張へ出掛ける車内で聞いたラジオで、親ばか自慢をやっていた。ちなみに局は”FM愛知”だ。
 「うんちが着いてもイヤじゃなくなった」
 「鼻水を平気で吸える。何なら飲み込める」
 「”可愛い子ね〜〜誰に似たの”と聞かれても、腹が立たない」
 「テレビの子役を見ても、うちの子の方が可愛いと思う」などなどなど。
 
 なるほどね〜〜〜皆さんご立派。
 以前日記に書いたが、僕はうんちが着いたら平気じゃないな。それどころか、匂い立ってきてからおむつの中をそ〜〜とのぞいて、中身がベチャッて感じだったりしたら、大声で叫んじゃうよ。
「助けてーーーーーーーーーーーーーーーーーー」ってさ。
 実際何度も叫んでるし。
 鼻水も平常心では吸えない。かなり気合いを入れてる。目なんかギュッてつむっちゃうし。それに、子役の方が可愛いだろう、やっぱ。”誰に似た”のは聞かれないな。どう見ても僕かママにそっくりだし。
 こう考えると、僕の親ばか度はかなり低いと思われる。ママも同様だね。

 あ〜〜良かった、親ばかじゃなくて♪

暴走ゆめ 2003/3/10/(月)
 この頃ゆめは、”テツandトモ”の”なんでだろ〜〜”っていう歌がお気に入りだ。
 踊る踊る。
 普段の3割り増しのスピードで踊る。
 加速装置もスイッチオン!だ。

 先日、某日用品店へ行った時、館内の有線放送でくだんの歌がかかっていた。買い物カートの中のゆめは、踊ってるよ、しっかりと。
 うたう!
「うきゃお〜!!はうっ!」
 とかって叫んでいる。
 おどる!
カートの中でばたばたしながら、おどる!!

   暴れるゆめ!
                         運転誤り、かごが暴走!
 お客が振り向く!
              かごの中の商品が落ちる!!
          棚の商品も落ちる!!
      ゆめも落ちるーー!!!





 輪、話、和、羽、わーーーーーーーーーーーー!!!

 それは、すべてがスローモーションの出来事だった。
 気づいた時には既にゆめの半身がかごの外側へ・・・

 手を伸ばすパパ・・・
                         ゆめの右腕まであと12cm・・・
 バランスを崩し、倒れるパパ・・・
          ゆめの右腕まであと5cm・・・
 体をひねり、足を踏ん張るパパ・・・・
                     ゆめの右腕から9cm・?
 何故か濡れていた床・・・いや、ゆめのよだれ?すべるあしもと・・・
                            ゆめの右腕から15cm・・??
 床に倒れるパパ
 ゆめから0cm・・・?

 パパはゆめの右腕をつかもうとし、しかし、パパの伸ばした手はそのまま通り過ぎ、床に倒れ、見事!ゆめはパパの背中に着地!!
 まるでコントのようだ。我ながら恥ずかしい。このことはママにも話してない。

 ゆめは無事です。笑ってました。少し吃驚したようだけど。
 パパは、胸打ったっす。