2003 3月後半                 

筋ジス会の旅行U 2003/3/30/(日)
 そのとき俺は、仲間とともに寂れた鉱山町にいた。裏切り者を始末するために、仲間数人とともに、これからやつのねぐらに殴り込む。獲物は棍棒。仲間が持っているものは鉈に鎌。大して違わないな。
 物音を立てないように薄暗い石段を進み、いざねぐらに飛び込むと、すでに室内はもぬけの殻。裏口からあわてて逃げ出すやつの後ろ姿がちらっと見えた瞬間に、すでに俺は仲間十とともに外へ飛び出し、挟み撃ちにするために散った。まるで映画みたいだなんて考えていた俺の目の前に飛び込んできたのは、すでに息絶えたやつの骸。直接手を下さなくて住んだことに安堵したのはつかの間、今度はこちらが官憲に追われる番だ。逃げ回っているうち遠くでベルが聞こえた。
 ベル?いったい何の?
 電話の音か?


 はっと目覚めた僕は、すぐに夕べ目覚ましをセットしておいたことを思い出した。確か目覚ましであってモーニングコールじゃなかったよな、なんてことを0.0037秒で考えながらも、手にはすでに受話器を握っていた。聞こえてきたのは添乗員さんの声。
「おはようございます。朝食はすでにお済みですか?」
 へ?今何時よ?
 あわてて時計をみるとすでに8時過ぎ。
 おかしい。確かに7時すぎにセットしたはずなのに・・・・・。なんていぶかしんでいる暇はない。急いでゆめとママを起こして10分後には朝食をとった。
 それにしてもおかしいな〜〜目覚まし止めた形跡はないから確かになってないはずだが・・・
 

 よくよく目覚ましを見た僕の目に飛び込んできたのは、”7:10 PM”の文字・・・。
 午後じゃないか!!
 確かに確かめなかったのは悪いと思うけどさ、ビジネスホテルの目覚ましが、まさか午後にセットされてるなんて思わないじゃないか。時間もちょうどいいからそのまま”ON”にしたのに〜何で午前じゃないのよ〜〜
 その理由はおそらくこうだな。
 
 とある事情で人目をはばかる関係の二人。互いの体を欲しながらも、地位やプライド、あるいは後ろめたさがじゃまして・・・・・おいそれとラブホテルに行くほどには落ちぶれていないと思っている。あるいは如何にも体だけが目当てといった感のあるラブホには抵抗があるのか。
 ”愛”か・・・
 つぶやいてみる。
 守るべき家族がありながらほかの女を欲する自分に、果たして愛などというものが意味のあるものなのか・・。ただただ肉欲の奴隷に落ちぶれてしまっているのではないか。忙しい日常からの逃避ではないのか。妻よりも自分を理解してくれていると勘違いしているだけではないのか・・・。一言も離婚をほのめかさない女の真意はわからん。呼べば会い、体を重ねる・・。都合がいいと言えばいえなくもないが、従順すぎる女の態度にうっとおしいものも感じている・・。
 向かう先はいつものオリックスブルーウェーブホテル。小洒落たビニネスホテルだ。8階の窓からは夕闇の迫った浅草寺が見える。女の使うシャワーの音がかすかに聞こえる部屋で、男はたばこを吸いながら、いつまでこの関係が続くのかと思う。
 そういえば、今日はこれから重役会議だ。年度末決算期を迎え殺気立っている幹部連中・・・。今期は赤字決済から逃れられないだろう。いつまでも会社の金が自由になる訳じゃない。その意味からもそろそろ潮時かもしれないと思う。
 ふと目に止まったデジタル時計。いくら何でも今日の会議は遅刻するわけにはゆくまい。この時間からではタクシーは使い物にならない。地下鉄を使うにしても7時には出なければならんか。
 男の手はゆっくりとアラームをセットする。
 ”7:10 PM”と・・・・

 なんてな。

筋ジス会の旅行 2003/3/29/(土)
 今日から2日間、浜松筋ジス会の旅行に行く。行き先はディズニーシーに浅草とサンシャイン60だ。盛りだくさん。
 実は昨晩は年度末の打ち上げで午前様だった僕。加えてゆめは午前2時に起床しました。どのみち午前3時には起床、4時半には出発だから大して違わないけど、それにしてもナチュラルハイなゆめ。
 
 さて、この時期のディズニーシーは、革ジャン着ていっても大丈夫なくらい寒いと言うことを学習しました。何せ水辺だからさ、風が冷たいの何のって、最高に寒かった。あんまり寒くて、ドナルド人形が先端についたマフラーなんか買ってしまった。こんなのここでしかしないぞ、っていうか、いい年した大人の男は誰もしてないわな。追い抜いた女子高生らしきグループに思いっきり笑われたぞ。
 寒いのでパレードは最初の一つしかみなかった。でも、いい穴場を見つけたよ。プーさん専門店、名前は忘れたが、この店の近所は普段でもすいてる上に、パレード中なんてほとんど人がいない。売店もレストランも空き空き。
 それにしてもディズニーシーは暗いな。地下のアトラクションから出てきて、すでに日が落ちた屋外にでた瞬間、まるで車の運転中であるかのように「いけね、ライトつけなくちゃ」って思っちゃった。
 その夜は浅草へ。浅草寺のすぐそば。もう、ぐっすり寝ました。

障害者を障害者たらしめているのは、障害を障害として差別しようとする心だ。byゆめパパ 2003/3/28/(金)
 今日、幼稚園との話し合いがあった。来年度の通園をどのような形にするかの話し合いだろうと思っていたら、やっぱりそうだった。
 結論から言おう。ゆめは来年度から公立の普通幼稚園に入園となった。懸案だった母親同伴か否かという問題も、誰かがつけば母親でなくてもいいということになった。
 非常にびっくり。
 まるっきりこちらの要求が通った形。
 本当にびっくり。

 この佐久間で、難病とはいえ現時点で医療的介護も必要ではないゆめを普通幼稚園で受け入れてもらうという部分と、その際母親が同伴しないで通うという部分は、私たちにとってどうしても譲れない線だった。
 何故なら新しい支援費制度のもとでは、障害者は正直言って各市町村で受け入れていかねば、体制が整っている他の市町村の施設に通うことが実質困難になるからだ。実際、ここには、障害者を受け入れる施設はない。今通っている他の町の施設は今後他の地域の障害者を受け入れないっていってるし、そうなれば住んでる地域で面倒みてもらうしかないじゃないか。あるいは受け入れてくれる施設は探せばあるさ。でもここからだと山道を往復3時間だぞ。障害持ってるならそれくらいやれってか?
 あんまりじゃん。
 「無いからできない」ではなく、「無いなら作る」の姿勢でなければ、安心して暮らせない。障害持ってるからって安心して暮らせない状況で我慢しなさいなんて誰にもいえないはずだ。行政にお金がないのは確かに問題だけど、だからって何もしないで現状で何とかしよう、障害者は我慢しなさいというのでは、あまりにも人道に劣るじゃないか。
 また、母親が常についていなさいというのは、わかるよ、僕も学校の先生だからね。心配だからだよね。何かあったときに責任取れないってことでしょ。でも、だからといってどんな障害でも母親同伴というのでは、あまりにも硬直してる。少なくともゆめは現状で母親は必要じゃない。それに、こう言っては何だが、受け入れた以上は責任もって勉強して、しっかりお世話するのが先生の仕事。障害持ってるかどうかなんて関係ない。普通の子供だって相当なのがいる。でも、少なくとも私ら高校の先生は、地域にある唯一の高校として、どのような学力の生徒でもすべてを受け入れ、何とかして上手に卒業させようと毎年のように授業の進め方や形態を試行錯誤してるんだ。うちの学校はこうだからなんてことやったら、半分以上は卒業できないところだよ。
 話がそれたが、受け入れるなら腹据えて世話する。母親なんかいらない。必要なら呼ぶでいいじゃん。

 さてさて、その点今回の佐久間町の決断はとってもうれしい。もう本当に転勤したいって思ってたけど、これで安心して校務に専念できる。昨年度は本当に大変だった。3年部主任に担任兼務。芸術の主任に町の施設へも指導員として出かけるなど多忙を極め、その上ゆめの幼稚園の問題・・・来年度は幸いにも3年部主任留任とはいえ、担任をはずれ、おまけに非常にできる先生がそろった学年だ。ゆめの問題も片づいたし、今年は美術方面の手を抜かなくて済みそうだ。
 それに、これが一番大きいが、筋ジスという難病の子供でも普通幼稚園に母親なしで通えたという事実が残る。今後も障害を持った子供は生まれてくるだろうが、その子らに道が開けたと思いたい。
 まあ、母親の代わりにヘルパーさん・・・とはいえ、老人介護のためのヘルパーさんをお借りしている現状では、毎日フルについてもらうわけにもいかず、結局母親は出かけることになる。その上必要なら母親に出向いてもらうという条件なので、その頻度はかなり心配。その点はなるべく出向かなくて済むように幼稚園の先生にがんばってもらうしかないが。
 いずれにしても、今回の入園は、私ら夫婦にとっても、ここみたいな町からはずれた地域に住んでいるあるいは今後生まれてくる障害児にとっても、とてもいい出来事だと思うし、幼稚園や教育委員会、PTAの皆さんなどのナイスな関係各位のご理解ご協力に感謝したい。決してこうなって当然だなんて思ってない。いろいろな人たちの協力あってのことだ。本当にうれしい。
 それに友愛の杉江先生、何も言ってはくれないが、かなり骨を折ってくれたことはわかっていますよ。本当にありがとうございました。専門医・親・行政が話し合い、一体となって世話する。一番いい形になれたこと、ご報告申し上げます。
 これはスタートにすぎない。今後もいろいろな問題が起きるだろうが、それは一生ついて回るもの。あきらめないでゆめのためとがんばるしかない。

PCアウト!!! 2003/3/24/(月)
 何が気にいらなか知らないが、愛用のウインドゥズ「プラチナ丸」通称プチが、この日からストライキに入った。
 起動しない。
 まいった。
 学校では普通に動いていたのに、帰宅して改めて立ち上げようとしたら、がんとして立とうとしない。せめてたった一度でいいから立ち上がってくれさえすれば、その隙にデータを移して初期化してもいいのだが・・・・
 データ、たっぷり入ってる。
 不幸中の幸いは、年末に液晶がやられたときにとっておいたデータがあること。少なくともその時点までのデータは残ってる。
 それでもなあ、年明け3ヶ月分のデータはすべて見捨てるしかない。かなりの量だよ。
 とほほ。

 ま、なっちまったものは仕方ない。覚悟を決めて初期化するさ。
 それにしても腹が立つのは、マッキントッシュならデータはそのままにしておいてOSだけ再インストールという手もあるのに、ウインドゥズじゃあできない。
 全く融通が利かないったら・・・これだからウインドゥズは嫌いなんだよ、まったく。

森のくまさん 2003/3/23/(日)
♪あるう日〜、うちの中〜、うんちが〜、臭った〜〜。
    抱き上げたしゅ〜んか〜ん〜に〜〜、パパの手が〜しいっとり〜〜。

♪ところが〜、ママには〜、あんまり〜、臭わない〜〜。
    のぞき込む〜おむつの〜中〜、思わ〜ずニオイに〜のけ〜ぞ〜る〜〜。

♪あらゆめちゃん〜、ゆるいわね〜、ひるまず〜、ママが言う〜。
    まえのほ〜おまで〜、すっかりまっきっき〜〜。

♪こりゃい〜か〜ん、ふくだけじゃ〜、とて〜も〜、まにあわな〜い。
    いそいで〜ひんむいて〜、せんめ〜んだい〜へ〜の〜せ〜る〜〜。

(くりかえし)まるあらい〜まるあ〜ら〜い〜〜、まるあらい〜まるあ〜ら〜い〜〜。


 このごろあぐらをかくわ、寝っ転がって足を組むわ、腕を組んで考え込んだり、何とも仕草が大人びてきたゆめだが、イマイチ排泄の合図が弱いなあ。結構「しィ〜」(おしっこの合図)とか言ってくれるんだけど、半分は嘘だし、黙ってうんこしておいて、気持ち悪いからって八つ当たりしてきたりさ。
 うんちしたい時は、ちゃんとうんちって言いなさいね、ゆめ。

わくわく土曜サロン 2003/3/22/(土)
 今日は、袋井養護学校主催の「わくわく土曜サロン」という、障害を持つ子供と土曜日を楽しむ会でのボランティア活動の、今年度最終日だった。この会は、隔月第4土曜日に行われた。
 最初、ボランティア養成講座開催から始まり、それが昨年終了するまで3年、その後この「わくわく土曜サロン」に形を変えて1年。僕は養成講座2年目からずっと参加しているから、かれこれ3年間になる。
 最初参加した時は、何をどうしていいか判らず、朝出掛けるのが憂鬱な時もあった。参加2年目にゆめと同じ病気の子供と知り合い、ずっとおつき合いをしてきて、自分を当てにしている人がいてくれると言うことに励まされ、それ以来お客様的じゃなしにもっと気軽に、楽しく活動している。今年度参加3年目になり、一年後輩で赴任した、一緒に参加しようと呼びかけた同僚は、同じく1年間を楽しく参加したあげく、初任校勤務3年目にして驚きの転勤(本校では、初任者5年6年7年勤務当たり前)、今年度で勤務5年目になる私と共に佐久間高校で4年目を迎えることなく、私より一足早く養護学校へ派遣されていった。養護学校へは僕が先に行くから後から来いよと話していたのに、なんだか一緒にゴールしようと約束していたマラソン大会で、ゴール直前に走られ裏切られたような気分だ。
ふふふ、まあ見てろ、来年か再来年は僕も行くから。でも悪いが養護学校教諭の免許は僕が先に取らせてもらうぜ。
 それはさておき、今日は午後に1年間の反省会も行った。昨年の反省会と比べても明らかに活発な発言が飛び交ったように思う。もっとも、今日の反省会参加メンバーも、毎回の会に頻繁に参加しているいつもの顔ぶれに固定してきて、発言しやすかった感があるが。
 こういった活動をするに当たって、最も気を遣うのが、障害の種類や状態が違う個々に対して、どのようなお世話をしていけばいいかだろう。人見知りする子にガンガン話しかけてはまずいし、されてはイヤなこともあろう。どこまでやって良いのか、いけないのか、情報が欲しい。
 同時にボランティアも、何をするために参加しているのか自覚して、自分で出来ることを探すことも重要だ。しかし、初めて参加したようなボランティアに、事細かに指示して大変な思いさせてしまったら、せっかく持ってるボランティアの意志を無くさせてしまうかもしれない。
 難しいことだ。
 お金の心配もある。ボランティアにお弁当を出す。そんなことでも毎回となれば人数も多いことだし、保護者の負担も大きい。でも、その気がある人なら昼飯くらいでなくても平気だし、そもそも出るなんて思ってないんじゃないか?活動の連絡用の通信費だってかかってる。この際、例えボランティアとはいえ、個人に必要な費用は自己負担で良いのではないだろうか。相互に持ちつ持たれつでなくては。我々だってボランティアなんて言ったって子供達と一緒になって楽しんでるんだし。
 何にせよ、どちらかに負担が大きいのは良くない。タダでさえ企画をしている先生方にとっては、通常業務の他に毎回やることを考えるのは相当な負担のはずだしね。
 さて、来年度からまた新しい土曜講座が始まる。もちろん今度も参加するぜ。部活?そんなものやらないよ〜〜。第4土曜日は絶対休み!補講?美術は関係ないモンね〜〜。

爆弾発言 2003/3/21/(金)
パパ:”楽しいお風呂”の時間ですが、ただいま速報が入りました。何か事件が起きたようです。では現場さん、どうぞ。

現場:はい現場です。午後9時を回ったところです。。こちらは浜松市にあります”友愛の里”の中の”のぞみ”の教室です。ここで今日昼間、爆弾事件が発生しました。事件は今日の昼過ぎ頃に起きました。
 今日の昼過ぎ頃、”のぞみ”のみんなでわいわい騒ぎながら遊んでいたところ、突如、”小野田ゆめ(仮名) 4才”が爆弾発言を爆発させました。現場は現在人っ子一人いない状態ですが状況は混乱しており、詳細は不明ですが、「うるちゃい!」と叫んだとのことのようです。犯人は覚えたての言葉を上手く発音できるようになる機会を、長い間窺っていた模様です。
 子供と一種に遊んでいたお母さん方は、一瞬誰が叫んだか判らず、その瞬間水を打ったかのように”しん”と静まりかえったと言うことでした。現在”のぞみ”に通う幼児達の中で、そのような爆弾発言を抱えた者は一人もおりません。初めて聞くこの世のモノとも思えない言葉の綴りに、お母さん方はその後パニックになりました。
 たまたま席を外していた母親の”小野田晴巳(仮名) ●●才”と、事件直後に会話した付近の住民のコメントをお聞き下さい。
「『はるちゃん、ゆめちゃんに”うるさい!”とかって言ってる?』って聞いたんですよ〜〜。そしたら『ううん、言ってないよ。何で?』っていうんで、事情を話したら、すごく驚いてたんです〜〜」
 母親も知らない間に覚えた言葉で日々爆弾制作に勤しみ、周りのみんなが絶好調の瞬間に起爆させた犯人の用意周到な策略に、付近の住民は驚きを隠せません。
 以上、現場からでした。スタジオさん、お返しします。

パパ: はい、以上現場からでした。
いや〜〜〜、まれに見る凶悪事件ですね。母親の事情聴取では、確かに『今、”うるちゃいなあ”って顔してるよね、ゆめさあ』などとパパと会話をしていたとの情報も入っています。今後の展開をどう予想されますか?
ママ:はい、知らん顔をしていつつも、会話をすべてインプットしていたんですね。大変困ると思います。犯人のあの生意気そうな顔で、「うるちゃい!」などと叫ばれましては、もはや打つ手はないと思われます。
パパ:そうですね、
「おはよう、ゆめちゃん」と言っては「うるちゃい」
「有り難うは?ゆめちゃん」と言っては「うるちゃい!」
「タローって呼びな、ゆめちゃん」と言っては「うるちゃい!!」
いつでもどこでも「うるちゃい!」って言われたらかなわんですね。
以上、”ゆめの肩口からこんにちわ”でした。


幼児の記憶 2003/3/19/(水)
 今日のゆめのうんち、結構ゆるかった。肛門の周りはもちろんのこと、前の方まで回ってきてた。こんな時ママは
「ピーの中まで開いて、上から下へ向かって拭くのよ。そうしないと、うんちが大事なところの中へ入っちゃうの。」
と言っていたものだ。正直にそうしたが、何か、中の方に残っちゃうんだよな。そう言えば男の子の場合は、何をつまんで持ち上げておいて、その周りを拭くそうな。その方がやりやすいぜ。
 さて、お風呂。うんちが残ってたのを思い出し、指で広げてぐりぐり洗った。毎度のことながら、ゆめの抵抗は激しい。一体どんな感じなんだろうか、想像もできん。
 そのことをママに伝えると、
「男の子の場合は、指で剥いて洗うんだって」
などと恐ろしいことをいう。そう言えば昔母が、同じ事をどこかで聞いてきたらしく、突然僕を呼んで、いきなりズボンを引き下ろし、ぐりと剥いて、用意していた洗面器で洗い出したことがあったっけ。とっさのことで何が起きたのか理解できない4才の僕がいたっけな。その時のこと、鮮明に覚えてるよ。
「ゆめさ、僕にぐりぐりされたこと、ずっと覚えてんのかな?」
とママに聞くと、
「覚えてないっしょ」
とお気楽な返事。
「うん」
と、ゆめまでお気楽な返事・・・。
 あ、そ。
 覚えてないなら良いけどさ、イヤだぞ、パパとの思い出の一ページに、
”ピーをぐりぐり洗われた”
なんてのがあるなんてさ。

お絵かき 2003/3/18/(火)
 肩こりがひどくてへたり込みつつも、”物まねSP”を見て大笑いをするパパ。
誰と話しているのか知らないが、2時間も電話しているママ。かかってきた電話だから良いけどさ。
 その傍らで、ちらちら物まね見ながら絵を描くゆめ。なんだか集中して描いている。

 珍しいじゃないか、かなり長いことぐりぐり描いているぞ。使っているのは買った覚えのない大きな落書き帳とかわいい色ペンだ。聞けば幼稚園でもらってきたお絵かきセットだそうな。そう言えば帰ってきた時玄関においてあったのを、迎えに来たゆめが、僕じゃなくそのお絵かきセットを迎え持って部屋に入っていったっけ。
 良いものもらったね、ゆめ。
 かーなーりー集中出来るようになったなあ。でも、やっぱりはみ出してるぞ。カーペットに描いてるじゃないか。おしりへこへこしながらさ。

 おむつ丸出しのおしり。
 そっと手を置く・・
 おしりへこへこ・・・
 「ゆめ」と呼んでみる・・
 おしりへこへこ・・・
 軽く鼻歌を歌うゆめ・・
 おしりもへこへこ・・・
 瀕死の虫みたいな動き・・・
 おしりへこへこ・・・・
 
 ああ、おしりへこへこ・・・
 あれ、ゆめねてる・・?

傾斜台 2003/3/17/(月)
 ママが、カリグラフィーにはまっている。はまるだけならいいが、調子づいて「傾斜台を作ってくれ」と言う。机を斜め45度の角度にして書くのが正統派なんだそうな。作ってくれなきゃ買うって言うんだよな。別に買えばいいじゃんなんて言おうモノなら、愛が無いだのもう飽きたのかだのと、訳の分からないことを言われそうなので、作ることにした。
 ”師走”と書いて”3月”と読む。今月は死ぬほど忙しい。やっと卒業式が終わったと思ったら、学年主任は来年度の入学生の準備を一手に引き受ける。出張も多いぞ。打ち合わせだ。美術はポスターの締め切りが近いから、部活もめいっぱいだ。肩も凝ってるぞ。花粉症がひどいぞ。なんだかとっても大変なんだぞ〜〜。
 と言うわけで、材料買ってから早3週間、設計図を描いてからは1月半がたつ今日になって、やっと作り始めた。
 まあ、何というか、結構簡単なのね。すぐ作れちゃった。こんなモンが買えば5千円もするんだから、世の中間違ってるよなあ。
 今日は、テーブルソーが欲しいと思った。
 でも、今月はアカデミックパックで画像ソフトを買うので、金がないぞ。