2003 12月後半                 

年の瀬 03/12/31/(水)

朝起きると、すぐ大掃除の最後の仕上げをした。
朝起きたんだけど、夕べ夜遊びがすぎちゃったから、ちょっと眠かった。

その間ゆめは、掃除の途中で偶然発掘された歩行器に目をつけ、無理矢理入って遊んでいた。
パパがあたしの歩行器を捨てようとしていたからめざとく見つけて、ばっちり座らせてもらったの。

その後は、昨日買ったお”母さんといっしょ”のビデオを、しかもあゆみお姉さんの出ていない方のヤツを、都合7回も連続で繰り返し繰り返し見ていた。
パパは、自分の趣味であゆみお姉さんのビデオを見たがっていたけど、あたしはショーアップされたのの方が好きなのよね。幼児じゃあるまいし、ただの歌の特集ビデオなんか見たくないのよ。やっぱりひろみちお兄さんの”あーいーうー”がなくちゃ。

ご飯の後は、”K−1”と”プライド”と”イノキボンバイエ”を見るのに忙しい僕を後目に、ゆめは”紅白歌合戦”でばりばり唄っていた。
パパったら、かくとーぎが始まったとたんに、あたしを捨てたのよ!
あたしとボブサップの、どっちが大切なわけ!?
←ボブサップだ。

最後の曲、スマップの歌の時だけ参加して、ゆめを膝の上に載せて踊らせてやると、のりのりで唄い踊ったあげくに、さいごに「ふうー」と一息ついていました。やりきったという感じだった。
やっと紅白も終わりになって来てさ、ま、いいけど。

というわけで、例年と全くかわらない2003年の年の瀬でしたー

ニュース速報3 03/12/30/(火)
ニュース速報です。

ついにあゆみお姉さんの”イカ”が見られるビデオが発見されました。
しかし、発見から5分後、ビデオは何者かに購入されました。
まもなく犯人は逮捕されましたが、ビデオは既に視聴された後でした。
では、接見した弁護士のコメントをどうぞ。

「え〜、子供のビデオを探しにいって、偶然見つけたんだということです。あのビデオは彼のためにそこで待っていてくれたんだと言っています。天の配剤だそうです。
ちなみにあゆみお姉さんの”イカ”は、コスチュームも”あれ”なうえに、その踊りが激しかったらしいですな。
でも、ホットパンツの下にストキングはいやだーと。80年代だーと。俺のイメージがーーーと、さけんどったとです。」

という、マニアな犯人でした。

以上、現場からでした。
ニュース速報2 03/12/30/(火)
ニュース速報です。
いきなりですが、犯人のコメントをどうぞ。
「まさか正月1日からゴジラ対キングギドラなんか見に行くヤツはおるまいと勇んで出かけたが、中に入ったら大にぎわいでびっくりしたんだ。しかも、子供よりも中年のおっさんの方が遙かに多かったんだよ。立ち見まで出ていたんだー。こんなの、もう何年も前の話だぞ

ゴジラは哀愁を誘うんだよ。ちなみに、ガメラの方ができがいいと思う、絶対。

こんな事を真剣に考えている俺が、もう今年で四捨五入しても30歳に戻れなくなる・・・・

それが急に恐くなったんだー」


以上、現場からでした。

ニュース速報1 03/12/30/(火)
ニュース速報です。
今日のはゆめの餅つきが行われました。
昨年は餅つき機の大きな音にすっかり怯えてしまったゆめですが、今年のゆめはひと味違うようです。
では、現場から中継でどうぞ♪



・・・

・・・・・・

現場との回線がつながらないようです。
デジカメのCFカードをパソコンに取り込むカードをアパートに忘れてきた模様ですね。これにより、気まぐれ日記に画像が上がらないと連絡がありました。

ま、そういうこともありますね。

以上、ニュース速報でした。

大声厳禁 03/12/29/(月)
 年末は大掃除に忙しい(またかい)

 忙しいさなか、ゆめとパパは、ママに頼まれて買い物に出かけた。目的地は近所のホームセンター。
 ホームセンターは、年末の買い物客でごった返していた。

 このホームセンターには、身障者用駐車スペースは僅か一箇所しかない(しかも、カラーコーンが思いっきりヒジッコに置かれているだけで、スペース的には他と同じというお粗末なもの)ので、いつも誰か(しかも大概は健常者)が停めている。まあ、ゆめはそこへ停めるほどではないので、いつも少し離れた場所に停めていた。

 今日もいつもの定位置へ停めて店に向かうと、珍しくスペースが空いていた。こんな事もあるんだなあと思っていたところへ、丁度セルシオが入ってきて停めようとした。見ればのっているのはよくて20代、へタスりゃ10代のばりばりヤンキーの二人ずれ。しかもどう見ても初心者で、そろそろと入ってきた。

 一瞬にして頭に来て、鼻っ面半分までスペースに入ってきたセルシオの運転手に近寄り、窓を叩いた。車を停めて窓を開けた運転手に、
「ここは体に不自由がある人用ですよ」というと、
「別に良いだろ。何処にもそんなこと描いてねーし」というので、車の前に走っていって、カラーコーンを持ち上げて、運転席にまで持っていって見せてやった。
「描いてあります。ここに。」

 詳細は省くが、結局連中は捨てぜりふと共に車を強引に停めていった。

 負けたとは思わない。(勝ってはいないが)黙って停められる場所ばかりではないことは理解できただろう。

 その後、店内で買い物をしていると、さっきの連中がやってきて難癖を付けてきた。

 もう、いちいち書く気もしないが、話術で俺に勝てると思うなよ、馬鹿者めらが。
 ただ、一言だけ言おう。

 
ゆめの前ででっかい声出す(出させる)んじゃねーよ!

 その後は、初めてみるパパの恐い姿にゆめはすっかり怯え、しばらくの間口をきいてもらえなかった・・・。

なんだかわからん 03/12/28/(日)
今、28日の午前3時丁度。
俺もゆめもママも居間に集合している。
全員で布団と枕を持って居間で寝ようとして寝られないでいる。
何故こんな事になったかというと・・・

ママの場合・・・
布団に入ったのが午前12時半頃。
目をつむって寝ようとするのだが、瞼を閉じると☆が見える。視界の上半分以上が☆。しかし、下の方に黒いもやがあって、蠢いている。
それがなんだか知りたくてうだうだしていて、結局一睡もしていない・・・。

ゆめの場合・・・
うなされてりな〜と思ったら、急に起きてしまった。(ママの証言)

俺の場合・・・
夢うつつに、ゆめとママが居間の方に行ったことに気が付いた。でもすぐに夢の中に戻ったのだが、その夢の中に、31HRのある女生徒が出てきた。アパートの隣の部屋の玄関前に立ち、チュッパチャプスみたいなのをなめながら、
「ごめんね、◎×△¥◆は、あたしなんだ〜」
と言いながら、すぐ横の階段をす〜っと降りていく。足はなかった。
◎×△¥◆は、良く聞き取れなかったが、印象として、
『得体の知れない気配がするときの正体は』
っていう感じだった。
だから思わず頭に来て、
「てめーだったのか!」
と叫びながら踊り場まで出て、サンダルやら靴やらを投げつけた。

次の瞬間、布団に寝ている自分に戻った。夢はここまでだと思うが、目はまだ覚めていない。でも、体の左側を下にして寝ている自分がわかる。何となくこれも夢だと感じる。
その俺の頭(左が下だから、右の側頭葉)に、誰かが手を突っ込もうとしている感じがする。さっきの続きなら生徒かなーと思うが、手しか見えないから、誰かは判らないな。
で、それがイヤで、一生懸命バリヤーを張ろうとして気合いを入れた。
気合いを入れているウチに本当に叫んでいたようだ。慌てた様子でママがやってきて、俺を起こしてくれた。

そんなわけで、結局家族3人とも今、居間にいる。なんだか頭がさえてしまった上に、ゆめもビデオを見ると言い張るので、布団は敷いてあるのだが、こんな時間から起きている。

夜中だし・・・・寒いっす。 
しかも、ご丁寧なことに2台あるファンヒーターの灯油が、両方とも切れた。
ママは、
「これは、あたし達を何とかして結界の外へ誘き出そう(玄関までが結界の範囲。灯油の缶は玄関の外側にある)とする陰謀に違いない」
と言いながら、あえて給油しないでエアコンを入れだした。

なにもかも偶然だと言えば言えなくもないが、そんな都合良くいくかねえ。恐いという感じは、俺はしないが、ママは黒いもやの正体が気になって、未だに怯えている。


大掃除作戦 03/12/27/(土)
  12月27日 0730
 「隊長、全軍準備完了。
 いつでも最後の大掃除にかかれます・・・・」
 ママ隊長は、俺の報告に一つ、うなずいた。

 2003年 暮れ、戦線は膠着状態におちいっていた。
 ただでさえ湿気のこもりやすい北部戦線(北側の部屋)は、ゲリラ組織”黒カビさん”が大発生し、その掃討作戦に相当な戦力が必要な模様だ。このゲリラ組織”黒カビさん”には、既にアパート内の他の人の部屋全てが被害に遭い、同僚達も苦戦中だ。
 南部戦線(居間)はゆめの大量の”細々したおもちゃ軍団”との激戦が行われているが、こちらは幸いにも前夜の奇襲により、ほぼ壊滅状態に追い込むことに成功した。しかしそれでもなおパパの”書類・書籍部隊”と、ゆめの”大きなおもちゃ師団”の連合軍が待ちかまえている。
 水回り方面では、”トイレ潜水隊”の便器水漏れ攻撃と、”お風呂のカビ部隊”のぬるぬるした塹壕にあい大苦戦。”しつこい油汚れ”連隊のべとべと作戦が発令されてからは、こちらも”浸けおき作戦”で対抗しているが、戦況は芳しくない・・・・。

 「・・・・作戦命令をどうぞ。」
 と言う問いかけに、ママ隊長は
 「ゆめを連れて脱出せよ。」と一言つぶやいた。
 「え!?」
 俺は一瞬、自分の耳を疑った。
 「しかし、それでは・・・援軍も期待できない状況で、この上私まで撤退してしまっては・・・」
 「援軍は確かに期待できないが、ならばなおのこと、苦労してとらえた敵の総大将ゆめを連れて行くのだ。散らかし魔がいないことがわかれば、必ず敵は浮き足立つ。」
 うら〜・・おあよー、うら〜・・・おあよー
 遠くで鬨の声がし始めた・・・。敵の総攻撃が始まったのだ。
 「早くしろ!時間がない!敵はもう目覚めたぞ。まもなくここも戦場になる。その前にゆめを連れて、脱出するんだ!」

 その5分後、俺はポリアコフに乗り込み、一路北を目指していた。とりあえずは拉致したゆめと共に、山深く逃げ込むつもりだ。
 10分後、山間の温泉に落ち着いた俺は、とりあえず一風呂浴びた。ここへくるまでの間でも、戦闘は各所で行われていた。
 窓から敵をはたきだしている場所有り、水で洗い流している場所有り・・・。
 いずれも激戦だ。一両日中には雌雄が決せられていることだろう。そんなときにのんきに温泉に浸かっている現実が、まるで夢の中の出来事のようだ。
 風呂上がりには戦闘食で腹ごしらえした。
 ここでもゆめの破壊工作は続いた。
 カレーをぐしゃぐしゃにかき回し、こぼしたついでに食堂の畳を汚染し、水を飲む振りをして床に垂らし、カビの温床を構築しようとし、這い回って辺り構わず超音波を発する・・・。
 ここが戦場と化すのも時間の問題か・・・。
 腰を落ち着けるまもなく移動を開始した俺は、更に北上してかつての戦場を視察した。
 そこは昨年、”国体の壁画描き作戦”を展開し、見事に勝利をつかんだ場所だ。その時の勝利を記念して残された壁画が現在どうなっているかを見に行ったのだ。
 かつての戦場は、今はすっかり見る影もない。しかし、壁画は未だ健在。”勇者の丘”にそびえ立つ沖田艦長の銅像宜しく、色落ち・変色することもなく、壁画はその巨大な画面を誇っていた・・・。

 アパートの部屋を脱出して4時間後、無線連絡が入った。
 「・・・・作戦成功・・・状況・・終了!直ちに帰還せよ。」
 待ちに待った隊長からの連絡だ。
 我々は今年も勝ったのだ。
 「ママに会いたい人〜」
 「はーい」

 俺は、”散らかし魔”ゆめを連れて、ママの待つ部屋へと帰還を果たした。
 ”散らかし魔”の脅威を感じつつ・・。


泣く女 03/12/26/(金)
 ゆめが、ママを指さして泣きじゃくっている。
 何度も何度も髪を振り乱して、この世の終わりと泣きじゃくっている。


 理由はこうだ。

 年の瀬なので、片付けが盛ん。

 ママは、ゆめの細々したおもちゃを整理したくて仕方ない。
 意を決してゴミ袋にぶちまけ始めた。

 ゆめは見てしまったのだ。
 自分のおもちゃたちが、情け容赦もなくゴミ袋に詰め込まれているところを。
 
 ゆめは知ってしまったのだ。
 自分のおもちゃたちが、情け容赦もなく今まさに捨てられんとしていることを。


 一方パパは、その様子を見て感動してしまった。
 ゆめが、おもちゃたちの運命を理解していることに。
 ゆめが、ゴミ袋がいかなる役割を担っているかを理解していることに。


 その後、幸いにも捨てられずに残ったおもちゃたちと一緒に、ゆめとパパはお風呂に入りました。
 何故おもちゃと一緒かって?

 洗うためですよ。
 よだれまみれで、くっさいんだもんなー

ねんねじょうず 03/12/25/(木)
一昨日に引き続き、昨日の夜も
「ねんね」とゆめが言うので、いっしょに布団に入った。
「ママ〜」と言うので、
「ママとねんねしたいの?パパじゃいやなの?」と聞くと、
「うん」と言うので、
「ママが来るまでおとなしく待っていられる?」と聞いた。
良いお返事が来たので、そのままゆめを1人にしておいたら、いつの間にか寝てしまった。

お風呂ではかな〜〜り日本語らしい発声で
「いーち・にーい・さーん・・・」
と数を言えているし、おねいさんになってきたね〜

さーて、今日も1人で寝られるかなあ?

幸せのカタチ 03/12/24/(水)
昨夜、
「ねんね」とゆめが言うので、いっしょに布団に入った。
「ママ〜」と言うので、
「ママとねんねしたいの?パパじゃいやなの?」と聞くと、
「うん」と言うので、
「ママが来るまでおとなしく待っていられる?」と聞いた。
良いお返事が来たので、そのままゆめを1人にしておいたら、いつの間にか寝てしまったらしい。
なんと平穏な年の瀬の一夜だろう・・・。

今朝方、夢うつつの中で、ゆめがハイ寄ってくるような気がした。
「おい!」と言う声で一瞬目がさめたとき、本当に目の前にゆめがいた。
暗闇の中で、俺の顔に覆い被さるようにして、半眼のゆめが、じっと俺を見つめていた。
単純に寒かろうと思って、布団の中に引っ張り込み、腕枕で寝かしてやった。
瞬く間に、ゆめは夢の中へ・・・。
俺はそっと腕枕を外し、鳴り出す前の目覚ましを止めて、朝食の支度に入った。

帰宅すると、夕食の食卓には、足にコピー用紙で作ったフランスピエロのパンツみたいなのをくっつけたチキンと、ママが昨日焼いたチーズケーキが乗っていた。
今日はクリスマスイブだ。ケーキ屋の陰謀だのなんだのと言いながらも、また今年も我が家にクリスマスがやって来た。
10年前の今日は、俺は真冬の九州にいた。寒さに震えながらも、初めてのロングツーリングに心躍らせていた。
10年後の今日は、愛する妻と子に囲まれ、俺の心は幸せに打ち震えている。