2005 5月後半                

耳掃除 05/5/31/(火)
寝る前に、耳あか掃除をしてもらうゆめ。
恍惚とした表情は時折見せるものの、だいたいは
「いーたーいー」
とかいって、手でママのじゃまをする。そんなことすればママの手元が狂ってよけいに痛いのだが。

で、今日の収穫はなかなかに大物だった。それもくっさいの。
とても女の子の耳あかとは思えませぬ…

俺もよくお袋にやってもらった。お袋は耳あか掃除の名人だ。痛かった試しがない。
おそらく、自分でやって痛いポイント、角度を覚えていて、俺たちにやるときはそのポイント、角度をはずすようにしていたのだと思われる。


耳あか掃除と言えば、大学の学祭でおもしろい出店があった。

ズバリ☆”耳そうじ屋”。
なぜかインド系の衣装に身を包んだ女学生の膝枕で、耳あか掃除をしてもらうという、天国至極な店だ。
女学生はおそらくローテーションで入れ替わっていると思われる。指名制度ではなかった。もちろん、チェンジもなし。
この女学生がまた美女揃い。衣装に隠れてしまっていて、生足じゃないのがチョット惜しい!
これで一回500円。
高いかな?
いや、安いと思うぞ。

では俺はやってもらったかというと、やるわけ無いじゃん。そんなことしたら彼女に殴られるよ。それに、汚いのが採れたら、それはそれで悲しいし。。みんな同じ学生だから、授業とかで顔合わせたらかっこわるいしー。
店自体は畳一畳分で、おまけに床の高さが1mもあり、ほとんど見せ物状態。やってもらっている最中の恍惚とした表情を、見物人に見られてしまう。せめてカーテンくらいは閉めてクレーと思うのだがねえ。

で、繁盛していたかというと、これが全くの閑古鳥。やっぱ、恥ずかしいよな。
耳あか掃除は、ちょっと隠微な雰囲気が漂うじゃない?チョットあっち系に通じるような…
公衆の面前では、チョットな…
せめて個室ならなー。








と思いきや、夜は一転して大繁盛!

暗がりで、耳にだけ照明が当たるように工夫された見せ物台の上で、連日繰り広げられる生板ショー…









馬鹿だよな、男って…
やってもらってるときの情けないツラなんか、見せちゃってさー
悲しい生き物だぜ、全く…



と、目に焼き付いて離れないその光景を、未だにほぞをかむ思いで思い出す、もっと馬鹿な俺…
いや、何事も経験ですから…
決して女学生の足にこだわっているわけじゃございませんで…

日常会話 05/5/30/(月)
◆本日受診。
Drとお話し。
「同じクラスの男の子は、
日本語が上手なんです。」

「が、外人なの?」←Dr

「いえ、違います。
お話が上手なんです」


  (2秒)


「ああ。
言葉が上手に出るのね…」


☆ママはお話が下手だなぁ☆




◆夕飯前、
「今日、何食べたい〜?」
「何でも良いぞ。何が出来るんだ?」

何でもあるよ。でも、これ食べたいって言われると気合いが入る。」



「じゃあ、チキン南蛮!」

「あ〜〜〜残念!!
鶏肉だけはないんだな〜







「おい!


”何でもある”じゃ、ねーじゃんか!!






◆「ゆめねぇ、”トントントントンひげじいさん”って、歌わしてくれないの。たったで歌えっていうの。”トントントントンぼくたぁった”ってね。」
「ふ〜〜ん。じゃあ、ゆめー。聞いてー
”トントントントンアンパンマン”♪」
「いや〜〜」←ゆめ
「ホントだ!じゃあ、
”とんとんトントン…”」
「いや〜〜。あっあ!」
「敬礼してるぜ?」
「今日交通安全教室があったから。」
「警官か。」
「あっあ!」←敬礼しっぱなし
「じゃあ、”トントントン…”」
「いーーや!あっあ!」←また敬礼


「そもそも、トントンがイヤですか?

もしかして、警察の歌を歌えってか?


警察官の歌なんか、しらんもん!
 


T 05/5/30/(月)
 学校の砂場をちらっと見た。

 そういえばママが、お庭に砂場を作りたいと言っていたっけな。野良猫がいなければね。あいつらすぐにうんこしに来るから(怒)

 ゆめは砂遊びが好きだったかな?好きだったよな。山にいた頃通っていた幼稚園でも、砂遊びのかわいいのがあったよな。
 
 あのころは、まだ小さかったよなあ、ゆめ。小さくてかわいかった。
 今もかわいいけど、でももう大きくなっちゃって。

 手足も背丈も伸び放題に伸びたし、



 体重も重くなったし…(悲)


 どんどん変わっていっちゃう。

 ゆめのかわいいのも、どんどん流れていっちゃう。


 なんか、あせる。
 わけもなく、あせる。


 覚えとかなきゃ、忘れないように。

 ゆめのかわいいの、ちゃんと覚えておかなきゃ…



健常児の逆襲 05/5/29/(日)
 たったが、”バイバイ”をする。

 男☆誠大、9ヶ月と1日。夕べじいじに仕込まれた”バイバイ”を、今日は早速得意気に披露。健常児というのは、実はこんなにも覚えが良いものなのかと思い知った。
 ゆめにやられっぱなしかと思いきや、放課後の体育館で秘密練習に励んでいたのか。養成ギブス?シューズに鉛の重り?鉄下駄?いや、ヘッドギヤかも。
 
 他にも、もう片手でつかまり立ちして、周囲を睥睨して見せたり、それどころか、わざと手を離して、自由落下に移るまでの一瞬に”直立”の醍醐味を味わってみたり…

 パソコンを両手でばしばし叩いていたので、
「こら!!!」
と叱ったら、今度は指一本でちょんちょんといじってはこちらを盗み見よる…


 う〜〜む、健常児、恐るべし…
 俺やママだけじゃなく、じいじも一緒に驚いている。

 ゆめも、がんばろうな。

 

また来た 05/5/28/(土)
 お袋、緊急入院。胆石に似た痛みで、木曜日の早朝4時に救急車で搬送。
 詳しい検査の結果、胆石ではなく、出血による血のかたまりが詰まったらしい。しばらく入院と相成った。実家はお袋と親父の2人住まいだが、お袋がここ最近寝込みがちで家事もろくにやってなかった上に、今回の入院で家の中は散らかり放題。この2人はもともと片づけに興味がないし、親父は散らかし魔だからな。まごまごしてると、テレビの取材が来そうだ。


 本日、見舞いがてら実家の片づけを。
 そうやら既に、いつもお世話をかけている親戚のおばさん(お袋のお姉さん)がいろいろと片づけなどしていってくれたらしいが、それでもまだまだゴミだらけ。俺とママが束になっても、とてもじゃないが半日で片づくような家じゃない。しばらくはママが昼間に来て、片づけがてら家事をやらねばなるまい。
 今日はそのまま宿泊。


 夜、いつもの和室にゆめとたったを寝かせると、これまたいつものようにゆめがなかなか寝ない。そのうち隣室の仏壇のあるあたりを指さし、
「じーにー」
と言いだした。
 じーにーって、アラジンに出てくるあれか?
 あんなおでぶの何者かが、人んちの仏壇に勝手に入ってるのか?
 なんてこった。

 さらに枕元の壁を指さし、
「あーしー。ばーば」
ばーばの足???
枕元に立ってるってことか?

 さらにゆめは、ひそひそ声で壁と話し始めた。
 もしかしたら、今年3回忌のばあちゃんと話してる?
「もしかしておばあちゃんが”しばらくはじいじ(親父)がこのうちでひとりぼっちになっちゃうから、よろしく頼むね”とかってゆめに言ったのかもしれないね。」
と、ママが分析するも、ゆめは肯定も否定もしないで無言。。。
『そーじゃ、ないんだけどな〜』とかって思ってるのかな、ゆめは。

 このごろ、またいろいろでてきてるなぁ。
 アパートでも寝室にはしょっちゅうなにかが出没してるみたい。
 前回、お姉ちゃんが住み着いていた寝室の押入は、また違う何かが住み着いた(ゆめの反応ですぐ分かる)ようだし、俺自身も寝込みを襲われる(寝ようとすると引っ張られる。それも決まって寝室で、押入方向へ向かって。)ことが、また多くなったしな。
 余談だが、押入が頭の方にあるので今回は頭の方に引っ張られるが、前に住んでた官舎では、横の壁に向かって引っ張られたり、足下の窓へ向かって引っ張られることもあった。

 何で次から次へと…
 ゆめが生まれてから、こんなんばっかし…

 

ゆめ語録 05/5/26/(木)
「あーほ(そ)ーぼ」
「まーぜーてー」
「あーあ(ら)ーうー」

ゆめ語録、増えました。
外部出力用語。
たった効果か、学校効果か。


でも…
たったに向かって、「あーそーぼー」→たった、敵前逃亡。
たったに向かって、「まーぜーてー」→たった、無視して戦略的撤退。


ハイハイという機動力を得て、さらに高ハイが上手になって高速移動が可能になったたったに、ゆめは相手にされないことが多いです。。。
その機動力は、もっぱらママへの後追いに発揮されています。

ゆめがこの戦況を打破するには、オプション装備の車いすの操縦をマスターするしかないでしょう。でも、車いすで自由自在に動き回るには、このフィールド(アパート)は狭すぎる。

やはり、主戦場は新しい家になりそうだな。。。

 

歯を磨いてから出直しなさい 05/5/25/(水)
 ゆめはつかまり立ちしながら、居間の入り口の引き戸を開けたり閉めたりしている。そこへ声をかける俺。
「ゆめちゃん、今日は何したの?」
「”歯医者行ったよ”って言ってごらん。せーの」←ママ
「……」黙って口を指さすゆめ。

「歯医者行ったの?」
”そうだよ”って言い…」←ママ

ドテッ!!

つかまり立ちしていたが、会話の途中でひっくり返ったたった。
    当然お大泣き
それを見たゆめ大笑い。
          ドリフのコントのようですた。


 鴨江にある歯医者がゆめの歯の主治医。
 いつもならその傍を通っただけで大泣きなのだが…
 今日は受診だったが、ゆめは駐車場に着いたとたん

「たった!」


 今日はあたしじゃなくて、たったでしょって感じか。。。
 「たった」って、あんた…たったにはろくに歯は生えてませんがな…
 それでもあくまで自分が主役じゃないと思っているゆめ。かなーり余裕。
 診察室にいたってやっと自分が診察対象だと気づいた。
 泣くかなーと思ったら、なんと今日は泣かないじゃん。
 
 診察室には研修で来たたまごっち女医さんがずらっと並び、さながら開演を待つバックダンサーさながら。
 女優ゆめの”女優魂”に火がつき、
「見てなさい」
とでも言いたげに堂々と診察を受けるゆめ。


 たったは若い女に弱く、ゆめはダンサーに弱い…


と、俺がこれを書いてる傍で、するめを食べながらのぞき込んでるママ。
その横でも同じようにするめを食うゆめ。いや、食うと言うよりなめしゃぶって真っ白になってますよ…



くせーぞ、お前ら…ほんとに、くさいんですけど… 

 

真実 05/5/24/(火)
 ママの証言

 今日は演奏会。体育館には小中高の全生徒が勢揃い。その向こう、遠くの方では、誰かが何かを演奏している。
 ゆめはどこかしら。たぶん、この子ども達の頭のさき、ずーーと前の方ね。(姿は見えないけど)
 演奏中に
「いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
…叫んでる。ゆめはあそこか。。(姿は見えないけど)

 途中、たったが泣いたりして外に出ていたので、いきなりですが最後の演奏。演目は”松健サンバ”
 こりゃー、ゆめはノリノリだろうな。
 あ、演奏者が一緒に踊りましょうとか言ってる。きっとゆめは出てくるわよ。
 あ、担任の先生だ。
 あー、やっぱりゆめは出動だな。
 ん?ああ、あの色のズボンは、ゆめに間違いないわ。人波の向こうに見え隠れする先生の影で、さらに見え隠れしながらひょこひょこ動いてるのがきっとゆめだ。(姿は見えないけど)

 結局ゆめの姿は見えなかったけど、彼女が楽しんでいることだけはすっごくわかったわ。



 そのママは、今日のお料理ハンバーグ。タマネギは新タマネギよ。ソースも作ったの、新タマネギで。
「どう?おいしい?」
「う〜〜ん。。。。なんか、緩いね。」
「たぶん、新タマネギだからかな。あ、卵も入れすぎたのよね」
「なんかさー、健康食品を売ってる店で作ったハンバーグみたいなんだ。」
「・?・」
「健康食品店のデモンストレーションで、”健康素材のハンバーグ実演!”とか。                 『店で扱ってる豆腐におからに発芽玄米、烏骨鶏の卵…
   どう?お肉なんか使わなくてもちゃんとハンバーグでしょ?でしょ?でしょ?結構おいしいでしょ〜〜』ってきかれて、
 『ええ、ちゃんとハンバーグですね、おいしいです…』って答えるまで逃げられないみたいな…」


「ああ、なるほどね…


   でさ?





おししいでしょ?













お前もかよ…


 

寝相 05/5/23/(月)
 ゆめをお風呂にれようとしたとき、なま暖かいものを踏みました。びっくりして見てみると、それはゆめの洋服でした。
 ゆめのぬくもりを、足下から感じました。
 0.003秒ほど、幸せ気分にしたりました。

 お風呂の後は、ねんねです。


 このごろ朝起きると、ママが隣で寝ていることが多いのです。
 
 うちは寝室の入り口から俺・ゆめ・ママ・たったの順番に寝ることが今までの慣習だったのです。

 俺は朝5時には起床しているので、入り口に近い方が出入りに便利なのです。
 そして、ママは、ゆめに近づいて欲しくないたったと、たったに近づきたいゆめの防波堤なのです。
 ゆめは俺と寝るのが好きですが、たったが生まれてからはたったも隣に寝かせたいのです。
 でもたったは大の字で寝たいので、回りに誰にも寄って欲しくないのです。


 しかし、このごろは(なぜか)防波堤は決壊しているのです。

 別にママがとなりに寝ているからといって、たったの


弟か妹ができる可能性をしている

わけではありませんが。


 防波堤がないので、 朝起きると、ゆめとたったがくっついて寝ています。
 大の字で偉そうに寝ているたったに寄り添うように、ゆめがそっと抱きついて寝ています。そこには、ゆめが起きている間に見せるような、たったに対する優位性は微塵も感じられません。
 思わずほほがゆるみます。
 なんか、実は既に無意識の力関係ができあがっている気がするのは、俺だけでしょうか。


 力関係といえば、隣に寝ているのがママであろうがゆめであろうが、俺の寝るスペースはいつも


幅30cm
くらいしかありません。

(といっても、そんなスペースに収まりきれるわけもなく、半分は布団から落ちているんですが…(哀)

 30cmの中で、キヲツケの姿勢で寝る俺。
 近衛兵ですか、俺は…
 
 それはゆめが生まれてすぐに始まりました。
 ゆめは俺とママの間でずっと寝ていますが、ゆめの寝相が悪いので、いつも俺は寝ている間に隅っこの方に押しやられ蹴りやられしているのです。
 結婚8年もすると、狭いスペースに寝ることがすっかり板に付いてしまい、早くに就寝するときでも、知らずに隅っこに寄って寝ている俺がいます(涙)
 それでも一番最後に寝るときは、俺の寝るスペースにまで浸食しているゆめかママを押しやり、なんとか寝るスペースを作りますが、ゆめなどホントに寝相が悪いので、どうやって寝ようか悩むことすらあります。ほとんど立体パズル状態の時すらあるのです(悲)

 まあ、もともと野宿で寝袋に寝る機会が多いので、家でも幅30cmだからといって寝苦しいなどということはいっさいありませんが。。

 やっぱり自由に寝ているたったやゆめやママの姿を見ると、自分自身の力関係を思わずにはいられないのです…


 寝相といえば、実は俺は以前から右側を下にしないと眠れない人でした。このおかげで、つき合っている彼女に
「○わったらすぐ背中を向けて寝る!!もう愛情がなくなったのね!!」
と、あらぬ疑いをもたれて怒られることが多かった。おかげで寝る場所取りには、細心の注意を払ったものです。
 でも、結婚してから仰向けに寝ることが多くなったので、あまり怒られてません(キヲツケなので、違う意味で怒られることも多いですが…)。

 ちなみに、このごろのお気に入りは、”うつぶせで枕抱き”です。
 寝相占いによると、

『うつぶせに寝て、手で枕を抱えるように寝る人は社交的で快活な人である傾向が高いです。しかし内面は神経質で、他の人からの批判や厳しい状況を嫌います。英国で行われた調査によると1,000人のうち、7%の人がこの姿勢で寝ているそうです。』
だそうですが。
 日本人版(ここだ)だと、
『おおざっぱな反面、意外に神経質なところもあります。自分のからが強く、人の好き嫌いが激しくありませんか?技術者肌ですね』

 まあ、当たっていなくもないですが…

 ちなみにちなみに、”あおむけキヲツケ”で寝る人は、

『あなたは努力家。
仕事など、手を抜かないがんばりやさん。

人の世話をすることが好きな、社交的な人気者です。』

 ”仕事に手を抜かないがんばりや…”
実は俺、そうなるようにし向けられてはいないでしょうか。もうすぐ住宅ローンも始まるし…(泣)


 
 

旅人の評価 05/5/22/(日)
 小さな子供と一緒に暮らしていると、毎日のようにいろいろなことが起こる。この日記に書くネタなど、全然困ることはない。そのネタになるのは子供に限らず、やはり大人に関してもいろいろとおもしろいことは起こるのだ。
 でも、すっごくおもしろいんだけど、日記には書けないということもやっぱり起こるもので、そのすべてを書いてしまったら、”俺たち”の人格を疑われること間違いなしだろう(いや、実際のところ、人格を疑われるのは”俺だけ”だろうな…)。
 というわけで、今日は真実を開かさず、昨日のことでお茶を濁す。



 昨日のことだが、袋井養護学校でボランティア養成講座があった。バイクでそれに行く途中で立ち寄ったコンビニで、オフロードバイクに乗った知らないおじさんにあった。
 昨日はとっても天気がよかったが、まだ午前中も早い時間とあって俺は革ジャンでバイクに乗っていた。おじさんはポロシャツだ。寒くないのかなあと思っていたら、案の定ジャンパーを取り出した。
 やっぱこの時期、午前中の早い時間はまださむいよね。

 それはそうと、俺のバイクに乗るときの格好は、相当”悪い”。
 
 革ジャンにお椀型のヘルメット、手袋もブーツも全部黒色。サングラスは横浜銀蠅の翔あたりがかけてそうなやつで、仮に”俺”が”俺自身”に出会ったら、絶対声なんかかけないぞというくらいだ。それなのにそのおじさんは、そんな格好で”ダイドー 昔懐かしい復刻堂のコーヒー”を飲みながらディズニーオンアイスのポスターをくわえたばこで見入っている俺に、平気な顔で話しかけてきた。

「遠くまで行きますか?」
「いいえ、目的地はもう近くなんですよ。そちらは、どちらまで行かれるんです?」
「佐○間の方まで行こうかと。ついでに兵越○峠を越えて、温泉にでも入ろうかと思ってるんです。」
「ああ、それは良い。温泉なら、たくさんありますよ。天気も良いですしね。」


 バイクは良い。
 こんな風に見ず知らずの人と、すぐに仲良くなれる。
 この傾向は、特に旅先で顕著だ。


 あれはなんなのだろう、大きな荷物を抱えたもの同士というのは、それだけで親近感湧きまくりなんだよな。チョット店先で会話を交わすだけなんだけど、短時間ですっごくたくさんの情報を交換もする。お互いが相対して行き違う場合など、特にこれから行こうとしている方面の”旨いもの情報”や”見所情報”は、一瞬のうちに大量に情報交換されるのだ。これがまた、的を得ている。

 旅先でバイカーを見たら、要注意だ。その情報網は、侮れないぞ。

 

 ママは、この日記を後ろで読み、くすくす笑っている。これを書く直前に俺が何をしていたかを知っているので、
『なーーにをきれい事かいてんのよ♪』
てなもんだろう。
 こんな俺と結婚して、ママは退屈するヒマもあるまい。世界広しといえどもママぐらいだろう、旦那のこんなスゴイものを見たのは。
「あたしのプロポーズの返事覚えてる?」
「『あたしを退屈させないこと』だったろ。ちゃんとやってるじゃん♪」
「でもさー、そんなあなたを許している、心の広い奥さんもめずらしいわよ。」

 ええ、幸せですとも。たぶん”
似たもの夫婦”ですから、我々は。。。
 

犯人は誰だ!? 05/5/21/(土)
 たったが装着拒否した口蓋プレート。居間に転がっていたので、テーブルの上に置いておいた。

 夕食時、たったがまだ口蓋をはめていないのを見て、そういえばどこに行ったかなと軽く探してみる。

「ゆめちゃん、たったの口蓋、どこへやったの?」
「いや、俺の見ていた限り、帰ってきてからゆめは口蓋を触ってないぜ。たったがいたずらしたんじゃないかなあ。」

 あらぬ疑いをかけられたゆめ、一瞬むくれた顔をしたが、すぐにご飯の続きを食べ始めた。
 肝心の口蓋は、テレビ台の下に隠れていた。そりゃ口蓋だって逃げたくなるよな、この二人が相手じゃあ。。



「あれ?”壊れた”」
「あ?」
「電話の子機、壊れた。ほら、液晶に”コショウ”ってかいてある。」
「ほんとだ。」
「自分で”壊れました”って報告する子機もあるんだね。そりゃ、あれだけ転がされたり投げられたりしたら、壊れもするよ。

 で、どっち〜〜、壊したのはー」


ママのその一言で、おおいにビビるたったとゆめ。


「あ、直った。(バッテリーを刺しなおした)きっとあんまり荒い扱いで、イヤになったんだ、子機も。」

”コショウ”っって表示すれば、優しくしてもらえると思ったんだろうなあ、きっと。




 ところでたったの口蓋だが、皮膚に当たる方を触ってみると、あちらこちらが結構固くてギザギザで痛い。これじゃあたっただって、はめたら痛かろうなあ。

…痛いかなあ…


試しに、自分の口にはめてみた…


痛いかどうかは分かりませんでしたが
その行為が,

超えてはいけない一線

だということは感じました(悲)