7月前半

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がれき発掘3 変身願望? 経験者は語る 幸せ またしてもアェンディー やっぱね
七夕 危険な添い寝 喜びの声 出生前診断 井上わか お出かけ

お出かけ 05/07/10 (日)
「はい」の返事が、このごろとっても上手になったゆめ。たったのことも、ちぇったではなく、「せーた」と言えるようになってしまった!

あーあ。

「たった」も「ちぇった」も、かわいくて好きだったんだがなあ。


さて、今日はゆめと2人でお出かけ。俺の車に異音があるので、チョットディーラーに行ってきた。
店内には、フォルテと愛死す アイシスが展示されていて、ゆめは運転席に乗りまくり。
「ぶっぶー」
などといいながら、すっかり運転気分。運転席側のドアも、指さしながら
「ん!」っと。
「ドア閉めるの?」と聞くと、
「はい」っと。
そりゃまー、ドア開いたままでは運転は出来ませんがなぁ。

今の車も、こうやってゆめが気に入ったから買ったんだよなあ。試しに聞いてみた。
「ゆめ、この車、気に入った?」
「はい」
「買う?」
「はーい!」

…う〜ん…チョット買うのは無理かと…
住宅ローンが始まるしなあ。。。


さて帰宅後、昨日買った浮き輪に空気入れ。
このごろプールばっかり行っているゆめは、新しい水着と浮き輪を買ったのだ。

ロディーのおしりに突っ込むはずだった”ロディー用空気入れ”で、しゅぽしゅぽ空気を入れ始めると、傍にいたゆめはそわそわ。
何か、目の色が変わってるし
空気が入り終わったとたんに輪の中に突入。

装着が終わった浮き輪に収まり、なにやら満足げなゆめ。
そのままたったへ向かって突進。

たったを簡単に撃破。


…武器オプションだったのか。
それで楽しみに待ってたのかよー



井上わか 05/07/9 (土)
このごろ、井上わか(字がわからん)が気になる。
誰かがゆめのことを、
「顔は加護ちゃん、体は井上わかだね」
と言ったからだが…








むーーーーーーーーーーーーーーーーん!
このごろテレビでよく見る井上わか!
貴様はーーーーーーーー!!












大っ嫌いだったのに、
















気になって仕方がなーーい!

嫌いじゃなくなっちまった。。。


出生前診断 05/07/8 (金)
今日は新聞社の方が、わざわざ東京から取材にみえた。
それに備えて俺も年休を取り、家の掃除。
座布団のカバーを洗ったら、来宅するまで乾かなかった(涙)
ほんの数年前まで自分たちだって東京でばりばりぶいぶい言わしてたくせに、すっかり田舎ものに落ち着いてしまったもんだから、”大都会東京から人が来る”と言うだけで、なんだか眩しくてたまらない。

は〜、これだから田舎ものは…


ところで、この取材の趣旨は、広い意味での出生前診断と、自己決定のための遺伝カウンセリングについてを考える記事を書くため。実際に機能している医療機関にてカウンセリングを受けたうえで障害のある子どもを持つ、持たないの決断をした事実を紹介し、広く読者に考える材料を提供するのだ。

最初、出生前診断をましたということを日記に上げたとき、ほんの数時間の間にすっげーたくさんのメールが来た。俺たちの行為を理解してくれるメールもあったが、それは元からHP仲間・俺たちのことを少なからず知ってくれている方々くらいで、その他の大部分は『命をえり好みするのか』、『親の勝手で子どもをおろすな』といった内容。あまりの反響のすごさにすぐに日記を削除した経緯がある。



さて、今日取材を受けながら改めていろいろ思い出したのだが、今持っている、どのような決断をするにしても、『家族でしっかりと将来を見越して決断したのだ』と言う確固たる自信が、カウンセリングをしっかり受けていたおかげだということに改めて気づいた。
今はといえば、どんな反響があろうとひるむことはない。反響があった当時は、誰も見てないだろうと思っていたのが思わず大量の反響があったので、びっくりしたのだ。今は理論武装もしてるし(笑)、何が来てもたぶん大丈夫。
何より、ひとえに既に障害のあるゆめとともに(ゆめが)幸せな一生を送るために必要な決断をしただけのことなのだし、そのことについて、俺たち家族の状況を知りもしない他人からとやかく言われる所以はないのだ。

それにさ、実際、それは人ひとりの命をこの手で絶つことに他ならないのだし、結果的に命の選択をすること自体には忸怩たる思いもないことはないが、それと同じくらい、障害があるのを承知で産むということにもこの先のながーい人生を思ったとき、親として抵抗がある。
そりゃーそうだろ。

『えり好み』と言われてしまえばそれまでかもだが、そもそも遺伝の病気である以上、筋ジスである確率は1/3だ。妊娠がわかった後10ヶ月近くも、その不安を抱えたまま生きろというのか。障害持ってても産むと決めているならともかく、上のような葛藤があるのに、その不安を抱えたまま生きることを強要する権利が誰にあるというのだろう。


この際、反対する人たちは、やった人を責めるよりも、やらざるを得ない背景の方にこそ、声を上げるべきだと思うがな。
つまり、障害を持っていても生きやすい社会なら、誰もおろしたりしないってこと。このHPでも、何度も言ってきたことだ。別にすべてを社会のせいにするつもりは毛頭ないが、行政その他のあまりに無慈悲なやり用には、本当に頭に来るのだ。
確かにいろいろな政策等は出されているが、現場の状況や意見をちゃんと聞いたのかって言いたいような内容が多いし、そもそも、こっちがあらかじめ知ってる上で、こういうのがあるはずだけどって言わなければ教えてもくれないじゃない。日本の公務員の仕事って、一体誰に対しての公務なのか本当に疑問だ。その中に、障害を持っている人々は入ってないんじゃないのって気がする。

でも、こういうことっていくら丁寧に語っても、やっぱり既に障害を持っている方々に対して失礼になってはいないかということが気にかかる。なじみの方々は俺たちが何を言おうが障害者を差別しているのではないことを理解してくれるだろうが、それでも言えば言うほどいい気はしないだろう。ましてや一見さんでいきなりこんな記事読めばどう思うか…
全く持って難しい問題である。

大切なのは、このように様々な葛藤を常に抱えながら辛い決断をしているのであって、馬鹿な学生でもあるまいし、  出来ました・おろします  てな無責任さでそうしたわけではないことを知ってもらうことだろうな。

そういえば、学生が生活できないから子どもをおろす、あるいは結婚してても金銭的な理由からおろしたりするのは比較的非難の的にならないのに、障害に絡むととたんに話題に上る。これって、法律上の抜け道が認められてるかどうかってのもあるだろうけど、単にそうした行為が多く行われているかどうかの違い。不謹慎な言い換えすれば、見聞きし慣れた行為かどうかってことじゃない?
やってることは同じなのにねえ。
いや、それどころか、こっちの方がものすごい金額を払ったあげくに財布にも体にもすっげー痛い受診や検査やらをやり、その上でさらに辛い思いをしながら泣く泣く決断してるのに、この上なお顔も知らない人に責められるって、とっても理不尽だ。

でも、この障害が絡んだ診断等が将来一般化したとして、『むやみに子ども作って、無責任におろしました』と同列に扱われるってのも、なんかすごーく嫌だな。

やっぱ、記者さんが言っていたように、この問題についての国民的な議論というかコンセンサスを作り上げていくって必要だよなあ。

とりあえず、俺たちがこんな、取りようによってはかなり脳天気にこの重い問題を語れるのが、俺たちの回りにいる人たちが暖かいからであるという事実に感謝したい。




喜びの声 05/07/8 (金)
訪問学級の先生が、急に美術室に来た。しおりを作ったときのラミネートの機械を貸して欲しいと。
聞けば、しおりが足りなくなったと。

先日行った訪問病棟で作ったしおり(その様子は、TOPから『PPP』→『美術』→『しおり作り』にて公開)なのだが、首から下が動かない生徒の作ったしおりをその生徒のお姉さんに渡したところ、大変に感激したと。なにしろ体が全く動かないのだから、そんなものが作れるとは夢にも持っていなかったのだろう、涙を流して喜んだらしい。
で、一緒に来ていた彼氏も欲しいといいだし、結局好きな看護婦さんに渡すはずだったものをあげてしまったのだという。

なるほどねえ。そういうわけですか。
それにしても、そこまで喜んでもらえると、やった甲斐があったというもの。俺が養護に来た理由である、『生活に役立つ生きた美術を教える』は、見事に成就したな。

いや、それ以上に、美術が生活に潤いをもたらすものであるという事実が立証されたわけだ。

まあ、そんなゴタクはどうでも良い。
とにかく、俺は俺の美術で喜んでもらえたという事実が、単純に嬉しいよ。
『スリング2号改(遠隔式電動巻き上げ装置パワーアップバージョン)』なんか、たった1回しか使わなかったが、これで報われるというものだ。



危険な添い寝 05/07/7 (木)
ママが具合があまり良くないらしく、夕飯後、
「1時間で起こして。。。」
と言いながら、居間に横になった。
そこは、ゆめやたったが遊んでいるど真ん中。もっとはじっこか、せめて寝室に行くかすればいいのにと思ったが、案の定、たったやゆめのえじきになっている。それでも根に入っているママは、すげーなーとおもった。

1時間たつ前、なぜか耐え難い眠気に襲われている俺も、テレビを見ながらうつらうつらしていた。
ちゃんと考えてはじっこに行き、座布団を枕にして横になったままテレビを見ているうち、いつの間にか寝てしまった。


なんかしらんが変な感じがしてはっと目を覚ますと、既に1時間ほど時間がたっていた。ママを起こす約束の時間からは30分ほど超過している。

と、すぐ横にゆめがいた。
俺が枕にしている座布団に頭を載せ、一緒に添い寝していた。
添い寝しながら、コップのおもちゃで一生懸命何かを飲ます仕草をしている。
でも、そのコップは頭の上や目の上、ほっぺたなど、どう考えても飲めないだろうという場所にあてがわれている。

…同じようなことをいつもされている、たったの気持ちがチョットわかった。
たったの上半身が、時々なぜかぬれている理由もわかった気がした。
そもそも、寝ながらコップを使うのは間違いだと思うのだが。。。



七夕 05/07/7 (木)
肉が食べたい。
肉が欲しい。
肉に飢えている。
肉を食うためなら何だってするかも。
まさに肉奴隷。
肉欲の固まり。

そんなことはおいといて、
七夕だ。
でも、七夕の夜が晴れていて、お星様がくっきり見えたという記憶は、俺にはないぞ。

チョット調べてみた。
七夕の日の過去10年間の天気は、梅雨の本州では晴れの日が3〜4回程度。梅雨明けしている沖縄で7回。

…これじゃあ、年に一度しか会えない織り姫と彦星も、辛いねえ。

ランチタイム、昼食を取りながら
「今日晴れると良いねえ。七夕だし。」と、生徒が言う。
「あたしもカップルになりたいなあ。」

「もしカップルになれたなら、星どころじゃなく、お互いを見つめるのに忙しいだろう。
もしカップルじゃなかったら、星どころじゃなく、あこがれの男の写真を見つめるだろう。
いずれにしても、お前に星をながめる余裕はあるまい♪」
「例えば、
   『今日は晴れたね。織り姫も彦星も、綺麗に見えるよ♪』
   『…』
   『ねえ、ちゃんとお星さま見てよ〜。せっかく今夜は良いお天気なんだからさ〜』
   『いや…さえを見てる方が。  綺麗だし。』
   『!いや〜ん、てっちゃんたらー』
な?
あるいは、
   『あ〜あ、今日は会えなかったなあ。。昨日はバス停で会えたのになあ。
   今頃何してるんだろ…
   あたしと同じように、お星様見てるかしら…
   あ、メール。誰からだろ。まさか…
   …な分けないか。貴子か。貴子んとこは、仲良しで良いなあ。明日のランチか〜
   (王子様の写真を見ながら)一緒に食べても良いけど、また当てられるからなあ。
   どうしようかな〜(と、メールの返事を打ち始める。王子様の写真を見つめながら、
   王子様と一緒にランチするところを想像しながら)』
な?
どうよ。」

「せんせぇ〜ひどいー。」


ゆめの七夕のお願いなんか、『ずっと幸せでいられますように』だぞ。
幸せを、探すのではなく、感じろよ、性春の若者!



やっぱね 05/07/6 (水)
学校で水遊び。水遊び用のおもちゃも作った。ペットボトルに模様を描いたものだという。
ゆめは、
「ぱーぱー」
と言いながら、左手にペットボトルを抱えてゴニョゴニョ描いていたらしい。
他には『ねーね』『にーに』もあったという。



『ママー』はないな。


ふっ
やっぱね…



5Lのスイカをいただいた。お中元だ。あまりにでかいので、お友だちにもおすそわけ。それでもたっぷりある。
食べてみると、びっくるほど甘かった!!びっくりするほど甘かった!!

「なあ、たった、食べられるんじゃないか?これ野菜だし、柑橘系じゃないし。」
「そうか!」
早速くれてみる。
「ちゅーちゅーしてごらん。」
「ちゅ−ちゅ−できないよ。」
「あっそうか。じゃあ、がじがじしてごらん。」

「チョットふるえてるよ。」
「柑橘系じゃないのになあ。」

果物を食べて、ふるえる男。
野菜もダメでした。


さて、郵政民営化法案が衆議院で僅差の可決となった。あとは参議院の通過を待つのみだが、残念ながらその言葉通り、参議院はあっさり”通過”するのだろうなあ、きっと。

今回の論争、反対派の主張の大部分は
「民営化なんぞしたら、サービスが低下する。」
だったね。
これは言い換えれば、
「親方日の丸で国営だからこそのサービスであり、民間なんかにまかせたら、今までと同じサービスなどできっこない。」
と言っているんだよな。

言ってくれるよなー。偉い・正しいのは常に公営・国営で、民間なんぞ信用できないってことでしょ。

本当にそうだろうか。
国鉄時代よりもJRになってからの方がサービス良いし、総じてデザインが良い。
テレビでも、払う料金に見合う内容の放送を行っているのも、どちらかと言えば(この年になってやっとNHK見るようになったけど)民放の気がする。
教育なら、それが正しいかどうかは別にして、あの手この手で生徒の獲得めざしてがんばっているのも私学だろ。
役場など見てみろ。いつでも窓口は長蛇の列。チョット込み入った質問などしようものなら、あっちへこっちへたらい回しで、結局最後は「担当がいません」だー。一般企業でこんなことやったら、苦情の嵐で首が飛ぶぞ。
JRにいたっては、こないだの事故について
「国鉄を民営にしたのが間違いだった」などと本気か冗談かわからないコメントをした馬鹿者もいたが、国鉄時代にも重大事故はあっただろうが。言いたいことはわかるが、言い方を考えた方がいい。

『企業努力』・『経営努力』という民間にしかない戦闘意欲を、舐めまくっているな。
一番の働きどころである国会会期中に居眠りなんかしてるような奴らに、民間の努力を踏みにじるような発言をされるいわれはないのだ。

総理のやることにやたらと反対するのは(それも仕事のうちだろうから)結構だが、民間にばかり血を流させず、赤字国債以外になにかうまい手を打って、景気の回復でもやって見せろ。民間を当てにしてるくせに、馬鹿にするのもいい加減にせよ。



またしても、ァエンディー!! 05/07/5 (火)
「だ〜ん!あっあっ、だーん!」
「んー?また『Mr.インクレディブル』見たいの〜?」
「うん!」
「よし、まってろ。」

ご飯も食べ終わる頃、ゆめが言う。
ディスクをかけてやると、俺の座椅子を指さしながら
「あっあっ」

「パパも座って見ろってこと?」
「うん!」

一緒に見始めようとすると、
「あっあっ、ぱぱっちー、『もー』!」
「『もう』?『もう』って、なんだ?これかあ?これ?」
DVDを一枚一枚指さしながら確認する。
『ニモ』でもない。『ぷー』でもない、『ピーターパン』でもない、『死霊のえじき』でもない…

「あっ!うん!」
「ああ?『トイストーリー』????これなのか??
     …これのどこが『もう』なんだろう…。まあ、確かにウッディーは牛柄のベストを着てるけどな…」


トイストーリーを見始めてしばらくすると、
「ァエンディー〜」
「は?アンディー?どこにアンディーがって…、あ!!!
  こんなとこにもアンディーか!!
      寝ても覚めてもアンディーかよー!!」

トイストーリーのおもちゃ達の持ち主、名前は確かにアンディーだ…



幸せ 05/07/4 (月)
七夕の短冊に、お願い事を書かねばならない。
「『長生きしますように』でいいじゃん。」
という俺の主張は、ママによってあっさり却下された。
こういなると、何にしようかかなり悩んでしまう。
自分のことなら何でもいいいが、ゆめのこととなるとかなり考えてしまうよなー。

そりゃー、お願いしてかなうものならいくらでもお願いしたいことはあるさ。
『歩けるようになりますように』
『よだれが止りますように』
『しゃべれるようになりますように』
『筋ジスが治りますように』

でもなあ、そんなのお願いしたってなあ。

「空が青いことを喜べる人になりますように」
「生きた証を残せますように」

どうも俺のお願い事は重いな。


だいたいが、神頼みなんかしないからなあ、俺。

「アンディーと別れますように」
…馬鹿か、俺。

「たいがくんにふられますように」


そういえば、たいがくんはゆめに迫られて迷惑そうだったって書いてあったな。

ああ、そんなことはどうでも良いんだ。

なんかねーかなあ〜
願いたい事が何にもないってのが、結構幸せだったりすると思うんだよね〜

じゃあ、
「ずっと幸せでいられますように」
でいいんじゃな〜い。

「素敵♪」
ママのその言葉で即決。
ほっ
良かった。
これが決まらないと、今晩寝かせてもらえそうになかったからなー





経験者は語る    違うってー! 05/07/3 (日)
あまり聞きたくはないのだが、日曜午後5時からの東京FM…の番組を車で聞いた。
くっだらねー恋愛話で毎週盛り上がってる、あの番組だ。
『…自分から彼女をふっておいて、もうやり直そうとは言えなかったんです。きっと嫌われてると思ったし…』

わかるよー、わかるわかる。
俺も同じ経験あったからさー…

自分からふっといて、でも忘れられなくていて、じゃあともう一回やり直そうなんて言えずにいる間に違う男ととつき合っちゃって…
こっちも別の子とつき合うんだけど、それでも忘れられずにいて…
実は彼女の方も他の男とつき合っていてもまだ俺を忘れずにいてくれていて、ある日手紙なんかもらってその事実を知って…

でも、やり直すにはもう手遅れだったり…


まあ、良いんだけどさ。。。


性春だったなあ、あのころ。



土曜日は弁天島の花火大会だった。
若いねえーちゃん達が、いかにも安そうな浴衣を着て、大挙して歩く。
その傍らには、ほとんどが寄り添う男。
そうでなければ数人のグループ。

目立つのはやはり高校生くらいのカップルだ。
ふん、お前らの中で純情な連中は、初めての彼女に舞い上がって『絶対結婚したい』とか思ってんだろうけど、そんなの幻想だからな。
高校生の恋愛なんか、成就しないぞ。
なぜならそれは、単純に恋だからだ。
愛はないぞ。
互いに求めるだけのつきあいが、愛を語ってくれるなよ。

ふん、お前らの中で純情じゃない連中、貴様らまとめて人生やり直せ。
求めるどころか相手から奪うことしか考えないような奴は、幼稚園から出直しだ。


お前らの仲間には、ゆめは入らんのじゃ!
娘さん達、悪いことはイワンから、今すぐその横の男から離れて家に帰りなさいー




などと、ぼーっとながめながら考えていた。
なんにも知らない娘さん達ー、男は狼なのよー
いや、マジでそうなんだってば…

「悪い奴の気持ちが、よくわかるのねー♪
もしかして経験者?」


ということは、俺が一番悪い奴じゃねーか…



変身願望? 05/07/2 (土)
3週間ほど前に平刀を突刺し、3針縫って全治10日前後と診断された左手の薬指、完全復活。ついでに打撲も入っていたので曲げにくかったのも良く曲がるようになり、問題なし。

この間、仕事柄固定しないもんだから治りが悪かった、生徒に反対側に曲げられた親指の方も養生がきいて痛みがほぼ取れた。


長かったなあ…
親指の方なんか、8ヶ月だもんなあ。。。


何が一番不便だったかって、ガキどもをお風呂に入れられなかったことだし、切ってからは自分の体すら右側が洗えなかったもんな。何度峰不二子バリのボディーブラシを買おうかと思ったかしらん。でも、そんなもの使ってもセクスィーどころか気持ち悪いので使用は躊躇していた。
思わずボディータオルを扉に固定し、体をスリスリしてみるも、なんだか熊か何かになった気がしてチョットなって感じ。そんな姿、とてもママには見せられなかったー。

そういえば、親指も薬指も、どちらもうまく曲げられなかったのだが、この本来曲がるはずのものが曲がらないというのは、ものすごくストレスだった。
曲げたくて仕方なくなるのだ。
でも、曲げたら痛いし、そもそも固定したり包帯巻いてると曲げられないし…


でも、そんな日々とはこれでおさらばだ。
もうセクスィーを追求する必要も、獣になる工夫もいらないのだ。
やっと人間の男に戻れたぜ、ふ〜。



がれき発掘3 05/07/1 (金)
地主さん宅に呼ばれる。いや、正確には、うちへ来たいとおっしゃったのだが、ちょうど地主宅方面へ出掛ける予定があったので、途中で寄ったのだ。
行く先は、ゆめの好きなあそこ。
口に出すと、早く連れてけの、行こう行こうとうるさいので、どことは言わないが、某ジャシコだ。

地主さんは頼みたいことがあると言っていたのだが、頼み事とは、うちの敷地を含めてまだ買い手のつかない土地まですべて、しめて300坪あまりの土地全部を掘り返したいので了承して欲しいと。
実は俺自身、ますます増えていくがれきの発掘箇所を目にし、うちの下だけ掘っても無駄で、他にも絶対埋まってるだろうからいっそのこと全部掘った方がいいんじゃないかと思っていたところだったので、快く了承した。
しかし、肝心の費用面では、実際に不法投棄した解体業者は全く話にならず。


「ここまで来ているのは、
責任が地主にあるってことじゃないのか」


この解体業者、マジで殺す。
開き直りか?
なんで地主の責任になる?
埋めたのお前だろうが!



こういう輩が相手では、裁判を起こそうが何しようがお金の回収は無理。誠実な地主さんは話し合いもきっぱりあきらめ、すべての費用を自分で持つつもりでいる。まあ、自分の顔に泥を塗られたようなもので、全部掘り出さなければ気が済まないのだろう。

むしろその奥さんの方が収まりがつかないらしく、たまたまやっていた役場主催の法律相談にも相談したらしいが、

「農地にしたらどうですか」

などといわれる始末。


それって根本的な解決になってないだろうがあ?今まで宅地できて高い税金だって払ってきたのに、何で農地なんぞにしなきゃならん?建物立てなきゃ良いだろうっていいたいのか?作業廃棄物は無視かよ。一方的に泣き寝入りしろというのか。
行政も全く話しにならない。


実に実につかえん町だ、浜松は。こういうときに助けにならないようでは、一体何のために税金払っているのかわかりゃあしない。
福祉もダメなら法規もダメか。税金泥棒どもめ!



ところで、こんな話しをしている最中でもガキどもは無邪気なもの。地主宅で飼っているわんことにゃんこを追いかけ回している。

と、そのとき、まわっていない扇風機の前に座っていたたったを、ゆめが後ろからどんっと押した。
たったが扇風機にぶつかった拍子に、なぜか扇風機のカバーがはずれた。

と、あろうことか、
たった大脱走!

まるで『悪いのは僕じゃない!』とでも言いたげに、ゆめを押しのけ逃げてくる。





ママと俺、目が点。。。

たったよ、お前はいつからそんなズルイ子になったのだ!?
そんなことする子は、もううちの子じゃないぞ!

「たったには、しっかり言って聞かせるって無理かなあ。今日のあの調子じゃあ…」
ママは不安がっているが、そんなことはない。
根気よくちゃんと言って聞かせれば、必ず判らせることはできるはずだ。
あきらめたら、そこで終わりだぜ!

”逃げる”など、絶対に許さん!