3月

願いを叶えるには… 07/3/19(月)
今日はすでに年も明けて、3年生なんか卒業しちゃって、明日は終業式よってな感じの3月19日だもんな。11月に更新が出来なくなって、はや4ヶ月がたとうとしている…
この日記も、一体何度目のチャレンジだろうか…
願いが叶うかどうかは、そう願う気持ちがどれだけ強いか次第だというが、果たしてそうなのか…
俺の持論では、願いを叶えるには努力と根性が必要だと思うね。
願うだけでかなうならこんなに楽なことはないけどなあ。
実際、願ってるだけでかなった試しがないしね。

さーて、俺の努力は報われて、この日記が上がるかねえ…

叶ったね… 07/3/22(木)
努力は報われたな。
めでたしめでたしっと。

近況報告
小さい順で。。

えんじはすっかり少女体型に。
毎日見ているのに、目に見えて大きくなっています。僕とママとでえんじを見ては、毎日のようにでっかくなったなあとつぶやいております。
生後3ヶ月、『お手』と『お座り』を覚え、現在『待て』を特訓中。

誠大は今、嘔吐下痢症状の真っ最中。
元気は元気なんだけど、毎晩のように吐き戻してる。熱はないし、調子こいて飲み過ぎたりしなければ吐くこともないだけどナ。咳が出ていて、そのせいで吐いちゃってるって感じ。

ゆめは元気いっぱい。でも、ちとわがままになってきたかしら。
今日から春休みなので、学校が休みになり退屈そうだ。
学校大好き。春からは小学部の3年生。
引っ越ししてからめっきり筋力がなくなって、片手でかっこよくコップのお茶を飲むことが出来なくなってますな。

ママは確定申告が終わって額の汗を拭ってます。
お疲れサンでした〜
お菓子作りに磨きがかかり、かなり腕を上げておりやす。
料理の方も、味見をしないのは相変わらずだけど、シチューもカレーも市販のルーも小麦粉も使わないで作り上げちゃう。
でもね…
たまーにただのゴールデンカレーが食べたくなっちゃうのは、何故?

パパは、背中の筋肉痛が大変。このごろマジックアックスなる薪割り斧でばりばり薪を割っているので、ついぞ使ったことない筋肉が酷使されてます。おかげで来年用の薪が充実してきたけど。
さて僕ですが、実はHPが上がらなくなってるのと時期を同じくして、共感疲労になっちゃってました。
いやー、ひどい目にあった。
今思えば、何であんな行動やら考えかたしたんだろうって感じです。
ほとんどキ○ガイじみてました。平常ならあり得ないことばかり。
最近は共感疲労は精神系の病気の一種と認められてきてます。精神系の養護学校勤務しながら自分がそうなっちゃうなんて、ミイラ取りがミイラになっちゃう図式ね。
もっとも、専門教育を受けて防御方法も身につけている精神科医ですらかかっちゃう病気なんだから、僕が精神系の養護に無防備に勤務する中でかかっちゃっても仕方ないって感じですか。
そんだけ真剣に働いたってことだし、そんだけ大変な学校だったってことかなあ。
ママ、ゆめ、誠大、ごめんね、迷惑かけて。。。


叶ってねぇー… 07/3/23(金)
教員の人事異動が発表になった。
僕の新任地は、初めて聞く学校。市内にあるらしいが、現役の中学生のころも知らなかったし、採用されてからも知らない。
他の先生に聞くと、
「晩酌はもう出来ませんよ。いつ呼び出しが来るか解らないですから」
とか、
「定員割れしてるらしい」
とか、
「2クラスか3クラスしかないらしい」
とか、なんだか異動のたびに毎回聞いてるような情報が…
今の学校とも状況があんまり変わらない気がする。
そして今日、高分連養護部門の仕事の引き継ぎに出張している間に、赴任先の教頭からうちの学校へがんがん電話があったらしい。帰りが遅くなったので、自宅に電話くれるとか。
赴任先の教頭は、前任校の時に一緒にやった人だ。気心は知れているが、わざわざ自宅にまで電話してくるの…?

「やあ、久しぶり。お元気でしたか〜」
いつもの乗りで軽妙な会話だが、本題を聞いてびっくり仰天
今度の学校には美術部がない。道理で高分連の美術展でも名前を聞かないし、その存在を知らないわけだ。美術部がないんじゃ、美術系の会議でも何でも関係ないもんなあ。
おまけに、部活顧問は体育会系の部活動…?

僕はさ、校内分掌の希望書で、部活動の欄にはりきって書いたさ。第3希望まで全部美術部にして、あげくには希望理由の欄に
『私の能力は、美術部でのみ発揮されます。』
ちゃんと読んでくれたんだろうか…
いや、そもそも美術部がないんじゃ読んでも関係ないか…
ってかさ、そもそも美術部がない学校に自分でいうのも何だけどベテランの域に達しようかという美術教員を異動させるか、普通?????????????
こういっちゃーなんだけど、前任校では美術の作品展で開校以来初めて全国展にまで生徒を連れて行ったし、今の学校でだって高等部の美術授業を随分レベル上げたつもりだ。それをちゃんと評価してくれたんだか、県の人事担当は????????????
どうも今年はあちこちでおかしな人事が発生してる聞いてるが、まさか自分もその仲間だったとはね。。
養護での研修交流から戻るときはたいがい異動先の希望を聞いてくれるっって話だったけど、希望してませんよ、美術部がない学校は。。。
でも、そこへわざわざ異動させるからには、たぶんなにかやらせようとしているんだろう、部活を切り捨ててでも…

いや、懲罰人事・・・なのかな、やっぱ。

初っぱなから1年担任、分掌は生徒課。
もしかして、生徒指導に期待してるのか?美術教員の僕に??

と、文句をたらたら書いてみたが、命令だからね。やるからには、全力でやらせてもらいましょう。
でもね、アーティストにとって手は命ですから、一緒にレシーブの練習だーだなんていって突き指でもしたらかなわん。男子バレー部の顧問になったからって、実技指導はしませんからね!そっちは専門のコーチにお任せだー


3月3日の出来事 07/3/25(日)
メタボリックシンドロームが気になるところだが、一時期83cmのズボンをはいていた我が腹は、すっかりすっきりして今は73cmのズボンが入る。
とっといて良かった昔のズボン♪

誠大の腹は、食後なんかまるで餓鬼のようにぽこんと出っ張ってる。そこだけ見れば、俺なんかよりよっぽどメタボリチックだが、ガキだと言うだけでそういうカテゴリーに入らないという事実がとっても不公平だと思う。ゆめは全体に重たいけど、お腹は出ていない。でも、お腹の中身は大事に溜めてるう○ちでギューギューづめ?今日も出すのを手伝ってやったが、力が入らないからか、お腹を手で押さえてやりながら気張らせないと出てこない。ゆめも腹を押せとせがむし。
こまったねー、このまま一生ゆめのうんちと毎回顔をあわせなきゃならないんかねー
せいたなんか、その様子を一番いい場所にしゃがみ込んで見てるしなー


話は違うが、ゆめの【主治医】(名前は伏せます)が3月いっぱいで退職だ。
【主治医】は元々は市の職員の身分で事業団の持ってる施設の診療所に市から派遣されて所長として勤めていたのだが、派遣法成立後5年を過ぎたので一度診療所を辞めなくてはならない。代わりの職場は児相の所長とか何とか。小児神経科医、それも筋肉の専門家として筋ジスにも精通してプライドを持って勤めていたのが、今度は児相。俺の立場なら、美術の授業がない学校へ異動になるようなもんだろう。それを受け入れられるわけがない。結局おやめになって、4月からは栃木だかどっかの病院へ行くことに。これが決まったのは1月の終わり。それに伴って、【主治医】の下で一緒にチームを組んでいた主力ドクター1名も退職、さらに1名が辞める意向と。
おまけに、代わりの医師はまだ見つかっていない。
…はっきりいって、診療所はボロボロだ。

そんないきさつは後で知ったことで、何の前触れもなくいきなり主治医の診察は今年度いっぱいとの張り紙がでたのが2月。それを聞いて黙ってないのが市内外にある、障害を持つ子供の親の団体だ。よってたかって市役所に詰め寄り(一部誇張)、3月初旬には浜松市の障害福祉課に説明会を開かせた。
我が筋ジス会にはおふれがなかったが、親の会には連絡があり、そのつてで参加させてもらった。僕自身は親の会にはなじみがない。今回は傍観者でいようと考えながらの参加だ。

会場には親の会からはうちを含めて7〜8名前後で一番の大勢力、他団体も色々集まっていて、総勢50名くらいだったか。その中にあって男は僕と親の会の会長だけ。何か肩身が狭い。
たいするは新しく子供家庭部の部長になった女性部長、障害福祉課の課長やら部長やら計4名ほど。
記憶をたどって当時を振り返ると、
@(異動させっぱなしでほったらかしにするつもりかという質問に対し)【主治医】については数年後にまた(診療所へ)復帰させるつもりでいた
A(政令指定都市になるにあたって発達障害に特化した部門を新設するというが、現状の規模を縮小するなら承伏できないという質問に対し、)これについては現状のサービスを減らすことはないし、ドクターの数も減らさない 
B(【主治医】はかなり専門性の高いドクターだが、あっさりと退職を認めてもそれに見合う専門性の高いドクターがおいそれと見つかるとは思えないが という質問に対し、)レベルは下げない。
C(通達がでていない。でていてもただの張り紙ではわかりにくいと言う質問に対し)出来るだけ告知方法を検討する
D(自分のように年に1回くらいしか診てもらっていない者には、予約しようとしたらいきなり辞めてたってことになってしまうと言う質問に対し)「年1回じゃあ…」と思わずつぶやいていた笑い顔の部長もいたが、お偉いサンは「善処します」の解答
E(いずれ戻ってくるとしても、数年で入れ替わり立ち替わりでは何回でも起こる問題だ。これを何とかしようという気はないのかと言う質問に対し)派遣法適用外の方策を練っています
F(【主治医】のもとだけで診療から手帳の申請、装具の書類申請まですべて出来た。新しい人がそれだけの資格を持った人なのかと言う質問に対し)そういった希望は初めて聞きました(的な感じで)その希望に沿うよう努力します(メモメモ)

とまあ、もう少し質問あったけど、おおむねこんな感じ。上の質問のうちの4つは僕の質問ですが。結局出しゃばっちゃったなあ。
で、上のつぶやいた部長に腹が立ったので、
@年に1回だろうが何回だろうが、その診療所が便利だから受診してるんじゃない、その【主治医】に見せたくて受診してるんです。回数の問題じゃない。
Aさっきから解答を聞いているとドクターの頭数さえ揃えれば良いだろう的に聞こえるが、人数そろっていればいいってもんでもない。ましてやたとえいずれ戻ってくるとしても数年で入れ替わりしてたんではまた一から信頼関係を築かなければならない。障害者のドクターは一生涯病気が判ってから死ぬまで診てもらう必要のあるものなのだから、まさに主治医でなければならないのに、現状ではそれが望めない。この点、十分理解してもらわねば困る。
B【主治医】ほどの専門性の高いドクターがおいそれと見つかるとは思えない。
Cこういう説明会だってイレギュラーなものだろうけど、我々にとってはそれだけ重大ごとだってことである。その点をよく理解していれば事前に、辞めさせる前に説明会を開いていたはずだ。それがなかったということは、問題の本質を適切に把握していないということになる。今回のことで、これらの点を充分理解して欲しい。
と言ってやった。

居並ぶ部長連中の態度が(言葉遣いは丁寧だけど)何かとっっっても威圧的でえらそうだったし、市の福祉政策には日頃から腹が立っていたのもあって、かなり言いたいことを言ってしまった。そもそも、1月にお辞めになることがはっきりし、今3月も終盤。当てがあるならとっくに決まっているだろう後任は、説明会から2週間立った今でもまだ決まっていない。だいたいがさ、資格うんぬんの質問でメモ取ってる当たり、候補者はそういう資格を持ってないってことじゃないの????これ一つとってもどれだけ【主治医】が必要欠くべからざる存在だったか理解してない証拠だよなあ。障害者のことなんか、何にも理解してないんだよな、我が市は。
発達障害に手を出すと言うことは評価できるが、それだってどこまで本気かわからん。具体的な構想が聞けなかったから時流に乗ってるだけって感じもするし。
そもそも、【主治医】ほどの人を辞めさせるだなんてありえん。本当に価値を認めてとどまって欲しいという気持ちがあったのならば、派遣法のことは5年前からすでにこの日が来るのは解っていたこと、最初から派遣法適用外の方策を練って事に当たっていたはずだ。それをあっさりと「法律ですから」といっちゃうあたり、とどまって欲しい気持ちはなかったと言うことだ。つまりは最初から、少なくとも診療所の所長という立場は辞めさせたかったんだろう。
我々は、法律を出された時点で負けている。ましてや本人が辞める意志を出している以上何をどうやってもこの決定は覆せない。でも、ことが大事になってあまつさえ説明会まで開く羽目になって、市はさぞかし焦ったと思う。
自分たちの都合ではなく、真に市民のための市政を執り行う姿勢を見せて欲しかった。だが、今回の説明会ではいかに障害者の心情を理解していないかということがはっきりしただけだった。
これで政令指定都市になるってんだから、浜松市、がっかりだぜ。
 

学校について 07/3/30(金)
異動だけど、学校案内の19年度版を頼まれていたので、原籍校最終日まで働きづめ…
教務課の仕事もあったしな。
それも終わり。
ちょっと早めに切り上げてゆめのお迎えなんぞに久しぶりに行ってみた。
学校が休みで腐ってるゆめは、今日はくじらの日。実に楽しそうだった。
明日は休みで、明後日の日曜日にはさっそく次の赴任校の物品販売。今度は生徒課だし1年の担任なので、新入生に勘違いしてる奴がいないか見に行く役目。
こういうところは養護学校とは大きく違うな。しかも、赴任先は過去、県下でも名だたる荒れた学校だったそうな。今はそうでもないらしいけど。


フジテレビで教育関係の番組をやっていたな。母子でいじめと闘っていたというお母さんは良いこと言ってたね。『政治家はやってみてダメならまたやり直すって言うけど、そのせいで大変な目にあった子供の責任は誰が取ってくれるの!?』全くその通り。教育制度は制度のためじゃなく子供のためにあるんだから、やり直せばいいってもんじゃない。人生はやり直しはきかないのだ。やり直さなくてもよいように、未来を見通してしっかりとした内容を考えてもらわないと。
あと、教育関係のおっサンが変なこと言ってたねえ。『客商売じゃないんだ。プライド(だったかな?)持ってやってるんだ』とかなんとか。
じゃあ、客商売やってる人はプライドないのか?
冗談だろ。
彼は客商売を教育や行政職よりも下だと思ってる。職業に貴賤なしの常識が抜けてる。もう年だから無理だけど、いっぺんホストでもマヌカンでもやってみろってんだ。お客さん相手の商売がどんだけ大変か。
こういう人がいるからいつまでたっても教育が良くならないんじゃないの?
学校は客商売だよ、サービス業だ。お客様である子ども達により良いサービスを提供する。日々、より良いサービスを模索するのが務めだろう。どっちの方向向いてプライドだなんてほざいてんだか。
あと、麻木久仁子が言ってたけど、『自分の子供がある日いじめてますって言われてそれを受け入れられるか』とかなんとか。それはそうだろうなあ。ショックでもあるだろうし。でもね、学校では、いじめはあるものとして常に注意してなきゃならないってことになってる。保護者も、同じだ。うちの子がまさかなんて言ってると、真実を見損なう。
三船美佳はちょっち興ざめだったなあ。骨のあったあの三船俊郎の娘とはおもえん。
『親が過保護にならざるを得ない状況』だって?果たしてそうだろうか?
大学の入試会場が寒いだの熱いだのと子供(もう大人だ)が言ってる(電話してきた)から何とかしてくれとか会場に電話かけたり、就職相談会で率先して会社の人事担当にああでもないこうでもないと注文付けたりするんじゃないのか。過保護って、そういうのを指して言わないか?
単に過保護という言葉が良くないだけなのかもしれないけど、一般的な意味においての過保護が容認される社会であってはならない。加えて、あの番組を見ている(まさかうちの子がいじめをしているわけがないと思っている)一般ピープルにとっては、過保護はその言葉通りの意味でしかない。三船の発言は、社会に誤解をばらまいた のではなかろうか。
あと、誰だったか年配の女性が『最後に自分の身を守るのは子供自身』って言ってたけど、その通りじゃん。誰も助けてはくれないよ、自分で立って歩かにゃあ。そのための方法とか心意気を、親も教師も教えなきゃいけないんだから。過保護でいて、それが教えられるのかね。
もしかしたら、昨今はやりの命に関わるような犯罪をモチーフにして過保護にならねばならない状況って言ってるのかもしれないけど、明らかに犯罪だったりして命に関わるなら話は別だ。実際そういう事例もあるし。それでも身を守る術を持たない者がどのみち生き残れる道理もない。親は子供よりも早く死ぬんだ。いつまでも保護はできないんだがな。このことは特に養護でいやというほど経験した。障害を持っていたとしても子供はいつか自分で生きていかねばならない状況になる。その時、生き方を身につけていなければどうなるか。真に子供の未来を案じるならば、親として何をなすべきか自ずから解ろうというものだが。もっとも、過保護になろうとするくらいならまだましか…
ま、いずれにしてもああしてテレビに出るような保護者は真摯な目で学校を見ているか実際に大変な目にあったことのある人たちだろう。そういう人はしっかりした考えあって発言しているから良いが、必要以上におかしなことで学校にねじ込んでくるような保護者がとっても多くなった今、あの手の番組は学校や教育委員会がおかしい、悪いという印象を強固に植え付けるだけにしかなってないんじゃないかっていう気もする。
もっとも、おかしな教師が沢山いることは事実なんだけどもさ。

さて、とってつけたように書き記す。
養護で過ごしてみて、これで良かったんだなあと思える事例を少し。
困ると固まっちゃう生徒の対応で、その原因を一切聞かなかったこと。まあ、2年生、3年生ともなれば気心も知れてるし普通に聞いて、聞き出せるくらいになってたけど。
聞かれても本人にもよくわかんないことも多いみたいだし、何より詰問されてるみたいに感じて余計固まるんだよ。ラポートには、詰問という項目はないなぁと学んだな。
そして何より、待ちの姿勢の大切さよ。思えば佐久間の時もこれは大事だった。事を性急に進めようと思うと、どうしても生徒に対しても上からもの申して原因だの理由だのを『聞き出す』って感じになっちゃう。それじゃダメだ。ホントのことを自分から『話してもらう』には、時間が必要だ。
思えばこの3年間も、実によく『待った』。
先生はあくまで先生であって生徒の友だちじゃあない。でも、信頼しあえる仲間にはなれる。対等に信頼する仲間に問いただしたりはしない。信じていればいつまでも待てる。俺は教え導くことで得られる教師と生徒としての信頼感だけでなく、人としての対等な信頼も欲しい。人としての対等な信頼を得るためには時に生徒の目線に降りねばならないが、そんなことは造作もない。でもあくまで先生として。
と、そういうことだな。
次に俺の生徒達とあうのは、約2年後だ。共に酒が飲める年齢に達し、社会人としての同じ土俵に上がったら、また会う。もう先生と生徒の関係は終わり。次に会うときは、対等な大人、友人としてだ。もっとも、そう思うのは俺だけで、彼らにとって先生はいつまでも先生なんだろうけど。俺にしたって恩師は今も恩師だしね。でも、その恩師が俺をどう見ているか、見たがっているか、今なら解る。
先生って、そういうもんかな。


18年度の最終日は、いつものようにお馬鹿に過ぎていく… 07/3/31(土)
結婚10年なので、スイートテン・ダイヤモンドが必要になった。
ママは、1カラットでなくちゃいやいやって言うから、1.05カラットくらいのを買うことになったの。
俺の新型マックより高いぜ。
そいつをネックレスにしている婚約ダイヤとつなげて縦2連のダイヤモンドトップにすると。

…もしかしたら、この調子で10年ごとに一個ずつぶらさっがていくんだろうか…


まさかね…



夕飯時、数種類のケーキをみんなで食べた。
俺は蜂蜜レモンクリームのを選んだ。
ゆめにはイチゴパイを食べさせた。
誠大は、自分でフルーツてんこ盛りを選んでおきながらそれを食べもせず一足先にくちゃくちゃにし、あまつさえママが選んだクルミ・バラクリームを奪っていった。
あいつ、さいあくー
ママは誠大がくちゃくちゃにしたのを食べた。

「ぱぱ、おいしいね?」
「う〜ん、ちょっとすっぱ系だった〜。誠大が食べてる奴の方がうまいなあ。」
「そうか。酸っぱいの嫌だって言ってたもんね。
 じゃあ、ゆめちゃん、おいしい?」
ゆめは甘いものが大好きだ。たいがい美味しく頂いてくれる。

聴かれたゆめは間髪入れず





首を振ったぞこのがきは…
しかも真顔で。

俺もママも予想外の答えに
「え”?」
と驚きの声が思わず口をついてでた。
「ゆ、ゆめちゃんん、美味しくなかった?」
「う”ん」

何がよくなかったんだろう、ゆめはまずそうに全部


食べたじゃん。。。




食後に俺が新型マックにiPodをつないで遊んでいると、ゆめがスマップの『ありがとう』をかけろとうるさく迫ってきた。
仕方がないのでCDからかけてやると、もうそればっかしかけっぱなし。
しかも、パソコンの画面も見せろと。。
別に何が写ってるわけでもない、ただデータが表示されてるだけなのに、何がおもしろいんだか…


鬼の居ぬ間に 07/3/31(土)
誠大のしつけ作戦中。
作戦名は、『オマルでウンチ』作戦と『ご飯か鬼か』作戦。戦力は些少だが2方面作戦で展開中だ。
どちらもキーワードが同じなので、作戦自体は単純なのだ。

作戦名『オマルでウンチ』の骨子は以下の通り。
@おむつの中でウンチを垂れ流すと、鬼が出てきて食べられちゃう。
A鬼が恐かったら、オマルでウンチをしよう。

続けて作戦名『ご飯か鬼か』の骨子は以下の通り。
@ご飯を食べずに遊んでいたり、ご飯を食べないでお菓子を食べようとすると鬼がでる。
A鬼が恐かったら、ご飯をしっかり食べよう。

サブ作戦として、『えんじにポークビッツ』作戦も水面下で展開中。
骨子は、
@ちんちんを不用意に出していると、えんじに食べられる。
A食べられるのがイヤならしまっとけ。

『鬼』と『喰われる』がキーワード。誠大君、鬼が大の苦手なのだ。


現在のところ、ご飯作戦とえんじ作戦は、発動から3日ほどたつが、まあまあの戦果を挙げている。
オマル作戦はただの一回も成功していない。
っつっても、作戦発動からまだ3時間なので、1回失敗しただけだ。
もちろん、誠大が俺によってもんのすんごくびびらされたことは言うまでもない。

「隊長、現在作戦発動からヒトマルサンマル。誠大はウンチを射出した模様。射出時の噴流によって民間に被害が出ています。」
「ちっ、失敗か。ここまで臭ってくるな。。。誠大はウンチを出したいようなことを何か言っていたか?」
「いえ、なにも。」
「完璧な奇襲か…
 とりあえず風呂で流しちまおう。どうせ頃合いだ、湯加減もいい。ちまちま拭くよりてっとりっ早い。」
「了解」
「では、鬼の出番だな…」

誠大からは見えないところで大きな音を立てながら大立ち回り(の演技)を聞かせてみせ、何とか鬼を撃退した体で誠大に合いまみれた。誠大は最終的に半泣きになりながら何度目かのオマルでウンチを約束した。
自らが何によって責められているのか、何がいけないのか、それは自分かそれとも自分以外か…
本来なら正しく認識させねばならないところなんだろうが、まだ2歳の誠大にはそれは無理かなあ。誰かのせいにはしたくないんだけど、それよりも、やって良いことといけないことが強烈に印象付けられることが先か。別に性急なしつけでもないんだけど、すでに作戦は始まってしまった。きっかけなんぞ実は政治家の選挙戦のためだったりするみたいに、ホントにくだらない理由がおおいのが戦争というものだ。そしていったん始まってしまうと、容易に収拾できないのも戦争というものだ。それどころか、事態はさらにエスカレートするのが常。実際、この頃は何かって言うと鬼が出てくる。
もうそこかしこ鬼だらけ。
しかもそれが、「あ、鬼が見に来た」とか、「あ、あそこに鬼が隠れてた」とか、誠大には実態が見えない形。
我ながらかなりえげつない。
こんなやり方間違ってるっていつも思うんだけど、言われて直さないのがまた誠大で、勢い何度も鬼にご登場願う結果に…

でも、時々誠大の目に薄ら笑いが浮かぶことが。鬼の登場を期待して…といいうより、俺の演技に期待しているかのような印象が…
あいつ、実は全部解ってやってる
なんてことは、ないだろうな…