keikoba日記
平成15年9月
30 日 (火) |
今朝起きたら36度8分。平熱が35度台のじぶんとしては微熱状態。無理もできん年なので今日のキッドの稽古は休む。台詞覚えようにも頭がボーッで不可能。素直に休養です。 |
29 日 (月) |
37度9分。こりゃ風邪だわ。 |
28 日 (日) |
シアターLABO/1主宰でM−Uプロデュース『赤鬼』で共演したTALOHさんが結婚してその披露パーティにありがたくもご招待を受けたので赴く。会場到着後にカメラを忘れたことに気付き大慌て。無論どうしようもなく、新郎新婦の幸せな姿を撮ることができず残念至極。さりとて「私情最強余興バトル」と銘打たれたパーティは、TALOHさんと新婦443さんの交友範囲の広さから歌手・劇団・デザイナー集団・ダンス・オペラ合唱団・ジャズシンガーと多彩。笑いと拍手が耐えないひとときでした。TALOHさん、あらためておめでと〜! 奥さん大切にねぇ〜。と言いつつ近いうちにじぇったい呑みいきましょー、カミさん放っておいて!? その後2次会に参加した後18:30からはキッドの稽古。正直けっこー呑んじゃってたので稽古前にお茶1リットルを飲み、トイレで出すもの出して稽古場へ。今日は見学者も多く、芸術祭PR映像を撮るカメラがいたためか役者はもちろん演出の山田さんのノリが違う。とても熱がこもった稽古になって気持ちがいい。流れる汗は酒のせいだけじゃないハズ(?)。 補記その1:だから今年も延長があれば勝ってるんだってば。ねぇ柳下監督!? 補記その2:漫才師の夢路いとし没。最近の若手とは一線を画するほのぼのとしたしゃべりと、五十音ネタが印象的。また真に“芸人”と呼べる数少ない人を失った。合掌。 |
27 日 (土) |
出かけたついでに衣装関係、小道具関係と揃いそうな店を廻る。常に芝居のことを考えてること、と言うより考えていられることが嬉しい。 |
26 日 (金) |
立ち稽古が進む浜松キッド。されど今日も台詞がなかなか出てこない。みんなに迷惑をかけぬようにがんばらねば。なべ、未だに稽古に入れない状態です。反省。 稽古後は製作会議。セットのイメージが固まる。相変わらず遅いが、それでもやっとスタートラインに立った感じでホッとする。 補記:ジャイアンツ原監督辞任。ファンである僕としては残念至極。それにしても辞任会見でナベツネがど真ん中に座っているのも次の監督が一緒に座っているのも、そもそも野球経験がなく現場を知らない代表が口を出すのも全く理解ができない。ファン不在今回の騒動。元々ジャイアンツ再生にはまずナベツネが代わることと考えていたが、今回の騒動でそれに球団代表が加わった。原監督がいなくなり、8仁志もトレード要員になるとの話しがある。野球に興味を持ってから30年近く。いよいよジャイアンツファンの襷を脱ぐ時が近づいたかなぁ。 |
25 日 (木) |
台詞を覚えようと努力。が、理由は分からぬが頭への入りが悪い。特に2幕の状況は悲劇的。台本によっては入りが悪いことはあるが、ここまでのものは初めてである。何でだろ〜? |
23 日 (火) |
と言う訳で祝日、YYアドベンチャー・スタッフ打ち上げバーベキュー大会である。天候を始め様々な点で恵まれなかった今年のYYを乗り切ったスタッフ連。ふだんは厳しい言葉も飛び出す集まりも今日は笑顔、である。酒が呑めない鉄兵ちゃん&高校生たちはバーベキューらしいが、ビール片手の僕と怜クンは炉ばた焼きの居酒屋状態。焼いているのもタン塩に焼き鳥やし。 酔いを覚まして夜はキッドの稽古。前半の1幕は全員台本を持つことなく、またプロンプ(忘れた台詞をこっそり教える役目の人)に頼ることも少なくて思ったよりスムーズ。2幕目は多分に怪しげだが、ここ数年のキッドに比べれば公演まで残り54日、2ヶ月弱の段階ではいいんじゃない? もっとも“ここ数年の”キッドが悪すぎたんだけどね。 |
22 日 (月) |
あ、明日休み? |
21 日 (日) |
足柄SAで目覚めたのは午前5時。ほうほうの体で7時過ぎに帰宅。長い一日だった。 午後になってようやく目覚め、白柳邸へ。キッド有志が集まって大道具・小道具関係の打ち合わせ。“3人寄れば文殊の知恵”とまでは行かずとも、前向き人間が何人か集まって知恵を出し合うといいアイディアが生まれるもの。それにしても今回のセットはかなり大掛かりになるなぁ。大丈夫かしらん? |
20 日 (土) |
ひさびさの東京観劇ツアー。泪目銀座公演『3つの事情』の男性版・女性版を一気に観るのだ。Aに台本を読ませて台詞を確認しながら高速を飛ばす(危険か?)。 『3つの事情』は結婚相談所が主催するお見合いツアーにやってきた、海沿いのとあるホテルが舞台で、ツアーの参加して出会った3人が繰り広げるコメディである。まずは昼公演の男性版。3人のキャラクターがしっかり演じ分けられていておもしろい。特にジョビジョバの長谷川朝晴が良かったなぁ。他人の欠点をバンバン指摘する若者の役立ったが嫌味はあまり感じない。それは指摘される役の朝倉伸ニが悲壮感を感じさせず、滑稽に演じて受け止めていたことも大きいのかも。山崎一(ウサギの前のNOVAのCMの鈴木さんで有名)の自然体の演技もいい感じ。つくづく芝居って役者の個性をぶつけるのだけではなく、調和が大切なんだなと思う。その調和も高いレベルで行われると、とっても楽しい舞台になる。 夜公演までの間Aの買い物に付き合う。東京に出てきたのは芝居観るためか買い物のためか迷ってしまう程の気合の入れように圧倒される。 で、夜公演の女性版。基本的に男性版とストーリーは同じなので注目は役者ということになるが、昼間の印象が強すぎて少々辛かったかな、役者のせいじゃないけど。それに昼間の長谷川の役を櫻井淳子(TV『ショムニ』に出演)が演じていたのだが、男性の目から観ると他人の欠点を指摘するのはどうしてもキツク感じてしまうんだよな。指摘される役の西牟田恵もこれまで観た作品では姉御肌のヒロインを演じていたりしたから違和感あったりして。 遅い飯食って出発したのは11時近く。とても直に帰る体力はなく、足柄SAで2人して仮眠する。大きい車に変えて良かった。 補記:去年と同じように延長があればジュビロは勝っていた! …かな? |
19 日 (金) |
浜北でのキッドの稽古。地元の演観協の定例会と重なり駐車場満車。毎度のことだが、他の利用者のことを考えて会員に乗り合わせさせるなり、駐車スペースの一部を自主的に空けるなりできないものか。 台詞暗記推進強化月間(?)も終わりに近づき、みんなかなり台本を手放しているのだが、今日は僕がボロボロ。完璧だと思ったんだけどなー。無念。う〜む、公演まで2ヶ月きって残り58日。 |
18 日 (木) |
終業後、キッドの白柳さん、岡本さんとともに慌てて静岡で向かう。今なべ一押しの伽藍博物堂公演『鍋とおと・』を観に行くのだ。『鍋とおと・』は『鍋と乙女』、『鍋とおとな』、『鍋とおとこ』の3本の短編を一気に演じる公演。来月の公演に向けての稽古のためか伽藍博物堂所属の役者さんは裏方に回り、他劇団やフリーの役者さんが出演していた。こうした形の公演は劇団内に戯曲を書ける人がいるからこそ可能な訳で羨ましい限り。特に2番目の『鍋とおとな』は娘のマンションで2人っきりになった父親とボーイフレンドの話しで、男性には気持ち(気まずさ?)が痛いほど伝わる作品。出演した役者さんたちも台詞のスピード、間(この2つを合わせて僕は“テンポ”と称している)、緩急、身体のキレが良くて流石。はっきり言ってファンである鰻屋喜平治さんが相変わらずいいねぇ。 毎回思うがこういう芝居やりたいなぁ。 |
17 日 (水) |
趣味で芝居をやっているアマチュア役者は基本的に芝居が大好きな訳だ。しかし「演じてみたい芝居」と「観たい芝居」は異なったりするからややこしい。僕の場合「演じてみたい芝居」というのは無限にあって、例えば人生の深層心理を暴くドロドロとした芝居も一度はチャレンジしたいと思っている。が、じゃあそういう芝居を観たいかと問われると否と答えざるをえない(勉強を兼ねて機会があれば観るようにしているが)。僕が「観たい芝居」というのはやっぱりコメディ、それもコテコテとか下品なものではなく、「ライト・コメディ」とか「ファルス」と呼ばれる分野のものだ。 そこで問題となるのが例え「演じたい」と思っても、自分が「観たい」とは思えない芝居をすることが是か非かということだ。「演じたい」だけで舞台を打つことは、自分の気持ちを観客に押し付けることになりはしないか、という疑問を僕は持ちつづけている。 補記:U−22日韓戦。得点差以上に日本代表は完敗。選手個々のフィジカル、テクニックともに差は歴然。アテネ五輪もそうだが、ドイツW杯が心配になってきたよ〜。 |
16 日 (火) |
公演日まで残り61日、ちょうど2ヶ月となった浜松キッド。みんなそこそこ台詞が入って稽古らしくなってきた。山田さんの演出もやっと熱くなってくる。これからは舞台の上での動きや立ち位置、台詞のテンポなどを一人一人がイメージを膨らませていく必要がある。その材料は稽古場にいっぱい転がってるんだな、これが。 おもしろいものでささやかながらも舞台経験を積み、舞台上でお客さんの視線を感じながら芝居をしてくると、どんな芝居がお客さんにウケるのか、どんな動きや所作がシラケさせるのかが解ってくるものである。残念ながらえてしてそのお客さんの傾向は、自分が「これはおもしろい!」と思うものとは異なることもある。それを「自分の感性の方が正しいんだ!」なんて強行したり、場合によっては端からお客さんの視線を感じようとしていなかったりすると、本番でドッちらけ!となったりする。逆に芝居の面白さでもあるけどね。 |
15 日 (月) |
3連休最終日。出かけたついでに『ターミネーター3』を観る。ちなみに過去2作はしっかりと観てない(TVで『T2』の途中からのみ)のでストーリーがちゃんと把握できるか不安だったが、始まって数分でその不安が的中。なんのこっちゃかさっぱり判らなくて、こりゃ過去2作とは全く関連しない話しかとも思ってしまった。後にパンフで過去2作のストーリーを熟読し、ちゃんと関連していたことが判明したが、いずれにしても「続き物」のみを観るのは大変である。で、結局一番印象に残ったのは街中で大型トレーラーが電柱やらビルやらなぎ倒しながら疾走してのアクション。それはそれで凄かったのだが、ストーリー自体はちと薄っぺらかったかな? ラストも世界にバコンバコン核兵器が落ちて“THE END”じゃ人類は救われないぞ。 ん?てことはさらに続編が創られるってことか? でもシュワちゃんが知事になっちゃったらどないすんやろ? 夜は夢の島プロジェクトの稽古。最近、と言っても前回は2ヶ月前だが参加者少なし。たま過ぎる稽古間隔が問題なのか、それとも…???。 |
14 日 (日) |
久しぶりの休日出勤は例え半日でも疲れる。その帰りがけ、R152を駆る我が愛車の前には競技用ボートを3艘乗せた福井ナンバーのトレーラーを発見。国体か〜。国体と言えば今度の公演は浜松市芸術祭参加。で、その浜松市芸術祭はNEW!!わかふじ国体のスポーツ芸術参加イベント。ってことは我々は国体参加選手? 今日は午後・夜とキッドの稽古。今回の芝居は出演者12名と大所帯。全員集まる機会はかなり限られてくる。今日も全員参加も入れ替わりがあって全員顔を合わせてない。そこがアマ劇団の難しいところ。頼みは「いい芝居を創ろう。」と想う気持ちだ。 |
13 日 (土) |
稽古不足を補おうと自主トレに励む。稽古をやらされるのではなく、自ら稽古しようというモチベーションと行動力を持てることが嬉しい。1年前が嘘のよう。 ホントにジュビロどないした?と不安に思いつつ、90分延長無しルールなら去年と同じなのか??? |
10 日 (水) |
昼飯にちょっとリッチにざる蕎麦を食らう。そこそこ。久しぶりに岐阜にあるおいしい蕎麦屋に行きたいなぁ。 |
9 日 (火) |
キッドの稽古。諸事情により降板した工藤さんに代わり、「母親」役に白柳さんが決定したのは先週金曜日。なのにこの人今日の稽古ではしっかり台詞入れてきてるんだわ、すげ〜。本人曰く「加藤健一事務所がやった時のビデオを3回も観てたら覚えてしまった。」ってホンマか、オイ。 その白柳さんと「ジェーン」役の島田さんは自分なりに考えた衣装を身に付けて稽古にやってきた。演出の山田さん休みで意味合い半分になってしまったが、その“やる気”は見習わなければならない。もっとも僕はふつーの背広なので深く考える必要はない。ただしバタバタ暴れるシーンで自前のスーツのズボンの膝に穴が開く可能性はあるが。 小道具担当の大橋さんがセットの模型を製作してくる。芸術の域。 |
8 日 (月) |
稽古を順調に進めるため台本の精査。芝居も華やかなだけではない、地道な作業も必要なのだ。台詞がなかなか頭に入っていかない。歳のせいか? 同年代の人はどんなんやろなー。どう?おがじー? Aが職場で熱を出し運転しては帰れないというので迎えに行く。「汗をいっぱいかいて直す。」と豪語する彼女だが、窓を閉め扇風機も回せない中でその隣で寝るのはちと大変。 |
7 日 (日) |
身体動かさにゃ、ということで秋公演を目指して稽古中のプロジェクト熱(ルア)にお邪魔して出稽古。しかし会場を間違え、到着した時にはすでにストレッチは終わっていて意味半減…(アホや)。 それにしてもびっくりしたのが順ちゃんと祥子ちゃんの熱2大看板女優。台本が渡されてまだ間もないと聞いていたのだが、すでに前半は台本を手放して立ち稽古をしている。「凄いねー。」と言うと「台本を手にしてたら動けないし、台詞追ってたら動きの稽古ができないから、必死だよー。」との事。う〜ん、僕自身口では言いながら、こういう姿勢を忘れていたな。初舞台の『青木さん家の奥さん』〜浜松ヴァージョン〜やM−Uプロデュース『赤鬼』の時などは空き時間を探して台詞を覚え、他の役者に遅れないように必死に稽古をしてたっけ。2人のようにがんばってこそ心底芝居が楽しめる。2人に負けぬように、そして芝居を楽しめるようにキッドの公演成功に向けてがんばろう。 補記:今回の芝居もま〜た祥子ちゃんがむちゃくちゃカッコええんやわ〜。惚れ惚れしちゃう! |
6 日 (土) |
夏休みが終わって北浜スポーツクラブ再開第1回目。休みボケかはたまた暑さのせいか、今年にしては集まり悪し。もっとも教える側にとってはちょうどいい人数かな。準備運動して子供たちをランニングさせている間に次の基礎トレーニングの準備、ついでに自分でやってみたらこれが膝にきつい事(ToT)。増えた体重は上半身に集中していたらしい。体重増と運動不足の相乗効果、やはり身体動かさにゃ。 その後慌ててJR浜松駅エアロホールへMUNAPOKETTO COFFEEHOUSE公演『モンタナ5』〜ファンタ・ヴァージョン〜を観に行く。久しぶりの観劇だし、LABO/1所属(だったっけ?)の小粥さんも出演することで楽しみにしてきたのだが…。役者やスタッフの皆さんには申し訳ないがよく解らなかった。後半台詞が聞き取れなかったり映像の字幕が小道具に遮られて見えなかったりという場面もあって残念至極。技量もモチベーションも高く、芝居に対する姿勢も真っ直ぐな劇団ゆえ、次回に期待したい。 |
5 日 (金) |
演劇集団浜松キッドは自他共に認める、“芝居を趣味”とする者が集まる劇団。“趣味”ということは参加するもしないも、稽古するもしないもあくまで本人の自発的な意志ということになる。そう、「自発的な意志」。指示待ちの姿勢では少しも前に進めないのだ。 で今日のキッドの稽古。僕も含めて、まだまだ台詞を追っかけるのが精一杯で動きにまで頭が及ばぬ様子。しかし台本を手放す者、時間がだんだん増えていて良い感じではある。その「自発的な意志」をさらに増長させるには、ちと稽古日数が週2回では少ないのではないか? 公演日まで残り72日、2ヶ月半ってとこだ。仕事等で参加できないのはやむを得ないとして、稽古は毎日だって多いことはないぞ!! どないだ? |
4 日 (木) |
YYアドベンチャースタッフ打ち合わせ、今年のYYの反省会である。参加できなかった僕はひたすら聞き役。雨天続きで大変だったようだが、スタッフの人数が少ない中一同協力してふんばったことが伝わってくる。参加者の感想文やアンケートを観ても充実した活動ができたようである。一安心。参加者が少ないながらもがんばったスタッフ・高校生リーダーたち。みんな、ほめてあげてくださいな。 |
3 日 (水) |
身体動かさなゃ。 |
2 日 (火) |
公演まで残り75日となったキッドの稽古。牛歩のようなれど、少しずつ台詞が入って立ち稽古中に自主的に台本を放す者が現れてきていい感じ。その一方で配役決定後1回も顔を出していない人もいて不安要素もたくさん、心配心配。 ←『凄い金魚』以来の役者復帰となる荒川さん(右は主役の大石さん) 役創りって「想像力」と、乏しくなったと言われる「文章の読解力」が必要となる作業だ。台詞とト書きだけじゃなく、所謂行間を読む作業によって役の性格を膨らませていく。せっかく固めたイメージも演出のダメ出しで全てパーになってしまうこともある。そこからは演出との真剣勝負。演出の意向を汲みつつ、自分のカラーと言うかイメージを重ねていく。「どーだ、俺のイメージの方がおもしろいだろー!!」とね。まぁ残念ながら闘い敗れて全く演出のイメージに沿ったキャラになることも多々あるけど。でもその闘いがけっこー楽しかったりするし、芝居全体のレベルアップにつながるわけだ。 |