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☆ 第4回  平成16年8月1日(日)開催!

YYアドベンチャー・スタッフミーティング 合同企画

高橋忠史 1000日連続ライブ in 浜北

負けるんじゃない 走り続けろ


○ 日 時  8月1日(日) 午後6時30分開演

○ 会 場  浜北市文化センター
 1階 第1練習室

○ 入場料 無料
おひねりライブ
すのでライブ終了後、感動した分の“おひねり”をお願いします)


 
元々は浜北市教育委員会とYYアドベンチャースタッフが主催の『中学生体験学習事業YYアドベンチャー2004』の「初めての出会いの会」で講師として招待していた高橋忠史さん。いろいろ、いやホントにいろいろあって、結果事業自体が中止となり、YYでのライブも無くなってしまった。“1000日連続ライブ”にチャレンジ中の高橋さんのスケジュールに穴を開ける訳にはいかない。準備及びPR期間わずか10日。まことに困難な中で企画したイベントである。
 高橋さんに無理を言って会場と時間の変更をお願いし、スタッフ一同友人、知人にPR。僕もお手製のチラシを作成して浜松キッド始め演劇関係、レクリエーション関係、職場関係とPRする。『夢の島通信』のイベントとしても実に2年半ぶり(!)。1人でも大勢の人に集まってもらいたいなぁ。

 午後5時すぎに高橋さんが小屋入り。7月中はずっと北海道を周っていた高橋さん。HPを観ていると途中で高熱でフラフラになるわ、体調崩して血を吐くわ(!)で心配していたのだが、袖無しシャツにジーパン、ギターを背負って表れた高橋さんは思っていたより元気そうで安心。会場に入ることが可能な時間まで北海道の話やYY中止の経緯などをしゃべって過ごす。
 第1練習室は通常長机と椅子が並べてあって会議室のよう。机をどかし、椅子を並べてライブ会場を設える。高橋さんも手伝ってくれて恐縮至極。高橋さんの知人の書家が書いてくれたと言う書を掲げる。これ一つで立派なライブ会場の出来上がりだ。「負けるんじゃない 走り続けろ」と書かれた書は、僕たちに叱咤と激励をしてくれているようだ。思わずジッと眺める。
 その書の横に移動黒板を起き、今年のYYのカラー、オレンジ色の紙で作った看板を貼り付けていく。『高橋忠史 1000日連続ライブ in 浜北』と記した看板。「〜in 浜北」と敢えて付け加えたところはちょっとしたこだわり。さらに「北」の字の下に目立たないような文字で「Thanks & Good−bye YYadv.」を書いたのは、このライブで公式な活動は最後となるYYアドベンチャーへの惜別の想いである。

 午後6時35分、簡単に高橋さんの紹介&携帯の電源を切るようにお願いする前説をして、5分押しで“1000日連続ライブ”の第129日目がスタート。冒頭のMCで高橋さんYY中止に関してコメントしてくれた。熱い心を持ち続ける高橋さんは、僕たちの立場、気持ちを理解してくれた。それだけで十分な気がした。人というのは、特に僕たちのような活動をする人間は、他人から認められることが一番嬉しいし、それが活動へのエネルギーになる。おだてられたらいくらでも木に登っていく人種なのだ。高橋さんに僕たちの悔しさとやり切れなさを分かって貰えたことで救われた気がした。

 最近作られた曲が中心で僕の知らない曲が多く、残念ながらここに曲目を記すことはできない(高橋さんファンの方すみません)が、僕たちへのエールなのか聞いていて熱い気持ちになる曲が多くて嬉しい。『青春』では思わず高橋さんと同じくらいの声で歌いそうになってしまった(^^;)。

   ♪ああ〜青春ってやつは〜 めげないことだぜ〜 明日は明日の風は吹き また陽は〜昇る〜♪

 最終的に今日のライブに集ったのは僕たちスタッフ、浜松キッドや演劇関係の仲間たち、高橋さんのHPを観たのかご夫婦2組で全部で12人。決して多くは無い人数だ。準備期間が短かったと言えど、高橋さんに申し訳ない気持ちでいっぱい。しかし忙しい中来てくれた皆さんには心から感謝したい。

 北海道でのエピソードなどの話しを織り交ぜての楽しいライブ。1時間半はあっと言う間だった。高橋さんの熱い想いがビシビシ伝わってくる。高橋さんは山を買うのが夢だと言う。林業が廃れ、放置された山のおかげで大規模な水害が起こる。しかし「フシが入った木材は売れない」など、無意味な選別が行われている要因もあるのだという。「山を買うため、曲が売れ、来年の紅白歌合戦に出たい。」 失礼ながら50歳を超えた高橋さんがこうして夢を追い続けている。 最後は最新シングル曲である『ランナー』。背後の書に書かれた言葉が歌詞になっている曲だ。

 ♪ 負けるんじゃない 負けるんじゃない
     負けるんじゃない 走り続けろ
       終わることの無いこの苦しみを 乗り越えていかなければ
        俺たちに明日は無い 闘い続けている 命掛けて ♪


 まだまだ僕らが老け込んでいるわけにはいかない。 今日は高橋さんからたくさんの元気を貰った。そしてたかだか“1/1000”だけど、高橋さんの連続ライブの中に「YY」の名を刻むことができた。

 ライブ終了後、観に来てくれた皆さんも手伝ってくれて、片づけも短時間で終了。記念に全員で写真を撮る。無事ライブ終了。結局は多くの人たちに支えて貰った、感謝。みんなにとって忘れられない夜になってくれたら嬉しい限りだ。


☆ 高橋忠史さんの情報はこちら  『高橋忠史・音楽の森』


 ☆ 1000日連続ライブを目指す
          高橋さんのコメント


 自由な音楽創作活動を目指して、東京に住む家族と離れ、人口6000人の静岡県春野町に移り住んだのは3年前。春野町の中でも特に過疎化の進んだ山間の戸数20軒しかない小さな集落で、廃校になった木造校舎を使って、音楽の森作りを目指し、年数回のコンサートを主催している。最初は高橋忠史一人、一本の木から始まったが、最近ではプロ・アマ問わず演奏者が訪れるようになり、少しずつ森に近づいている。


 鳥の声、風の音と川のせせらぎ、秋には鹿の鳴き声、人工物の騒音とはまったく無縁な緑深い山の懐で生まれる歌は、自然からのメッセージであり、素直になれた僕自身の心の中から湧き上がるメッセージなのでしょう。死ぬまで唄い続け、作り続けるを目標に、新たな青春を迎えています。

そして新たな挑戦として、1000日間、一日も休まずライブをしてみたい。

 2003年1月1日から続いた1000日連続ライブは、449日連続で終了しましたが、挑シンガーソングライター・高橋忠史はめげません。

 2004年3月26日をスタートとして、もう一度 1000日連続ライブに挑戦します!

高橋忠史・プロフィール

1952年 5月31日大阪市西成区で生まれる
 69年 ラジオ大阪のアマチュアオーディションに合格、ラジオ出演
 70年 ラジオ大阪の番組「ハットでヤンヤン」に4月〜9月までレギュラーで出演
 71年 浪速日立家電に就職、同年退社。「ハットでヤンヤン」にレギュラー出演
 72年 ニッポン放送主催のコンテスト「ビバ唄の市」でグランプリ受賞
 74
76年秋、上京、二日目、マージャン屋でコロンビアレコードのディレクターと出会い、レコードデビューの話が始まるが、貧困の時代が続く
 77年 才谷音楽出版に所属 アルバム『遥かなる大地へ』(コロムビア)でレコードデビュー
     「サウンドインS」「銀座ナウ」などにTV出演
 78年 アルバム『26夏』(コロムビアレコード)発売
 79年 レコードが廃盤になり、目標を失い、自分自身をも見失っていた
 80年 1〜6月 新宿駅西口でストリートライブ、が、道交法違反で追い出される
     6〜9月 自転車ライブツアー(東海道、中国、四国)完走
     自主制作アルバム『メイデイ』(新宿ストリートライブ)発売
 81年 4〜5月 自転車ライブツアー(東北)完走
     アルバム『東京』(トーラスレコード)発売 単行本「俺の歌を聞いてくれ」(東亜音楽社)出版
     テレビドラマ「仙八先生」に2度出演
 86年 音楽活動開始 9月 自転車ライブツアー(九州)完走
     自主制作アルバム『メッセージ』 発売
 87年 6〜7月 自転車ライブツアー(北海道)完走
 88年 おひねりライブ(出前)始める 自主制作テープ『36ライヴ』 発売
 89年 静岡県磐田市、「とんぼカントリーソング」シングルCD磐田市限定発売
 91年 労音ミュージカル「青春の歯車」、音楽を担当
     アルバム『証明』(トーラスレコード)発売
 92年 4〜8月「120日間ウォーキングライブツアー」1700Km完歩
     アルバム『for your Good Days』(トーラスレコード)発売
     11月 全国青年大会オープニングコンサート
 93年 日本青年館発行「ザ、セイネン」28月まで随筆連載
     5〜6月「東海道53次ウォーキングライブツアー」500Km完歩
     9月 滋賀県主催青年の船(講師)
 94年 8〜9月「ウォーキングライブツアー心の旅」200Km完歩大阪〜和歌山〜奈良〜三重県飯高町
     9月 滋賀県主催青年の船(講師) 自主制作CDアルバム『普段着のままで』 発売
     12月 静岡県主催青年の船(講師)
 95年 6〜8月ウォーキングライブツアー「限り有る未来を夢見て」600Km完歩、京都〜広島
     8月 「琵琶湖一周平和行進」200Km
     9月 滋賀県主催青年の船(講師)

     12月 静岡県主催青年の船(講師)
 96年 2〜4月「ウォーキングライブツアー 四国遍路八十八ヶ所」1200Km
     5月 「奈良県青年団50周年記念ウォーキングライブツアー」250Km
     6月 「静岡県青年の交流を深めるウォーキングライブツアー」150Km
     9月 北海道長万部町応援歌シングルCD「シャマンの里/冬の花火」発売
       滋賀県主催青年の船(講師)

     12月 静岡県主催青年の船(講師)
 97年 5〜8月 「ウォーキングライブツアー奥の細道」1600Km
     9月 滋賀県主催青年の船(講師)

     12月 静岡県主催青年の船(講師)
 98年 1月 自主制作アルバム『闘う人』発売(CD)
     8月 鹿児島県青少年育成事業(講師)
     1011月 ウォーキングライブツアーin鹿児島「高橋忠史と夢リレーin大隅」270Km
 99年 3月 自主制作アルバム『明日に続く道』発売(CD)
    5〜6月 ウォーキングライブツアー「明日に続く道」・東京〜静岡 300Km
    6月より、静岡県周智郡春野町勝坂の廃校になった小学校を、音楽活動の拠点とする
    7〜11月 静岡県西部地域の音楽情報誌ハピネスに、エッセイの連載
    8月 磐田青年会議所の作ったアニメ映画「天平の風」のテーマ曲を発表する
    11月 ビルマのノーベル平和賞受賞者アウンサン・スーチーさんの応援歌を作り発表する
    12月 自主制作アルバム『時は流れ人は生きている』発売(CD)
2000年 4月 日本ベトナム文化交流南ベトナム開放25周年記念コンサート、ベトナム、ハノイ市に招かれる
    9月〜10月 ウォーキングライブツアー「天竜川を歩く」220Km
    テレビ信州にて、12月初旬1時間番組として放映される

    11月 静岡県春野町の商工会青年部を中心にして製作した、シングルCD「僕のふるさと」発売
2001年 5〜10月 静岡新聞社SBS学苑でカルチャー教室「誰にも出来る作曲」講座を持つ
      11月 自主制作アルバム『BALANCE』発売(CD)
2002年 12月 自主制作アルバム『高橋忠史ベスト Vo.1』発売(CD)

2003年 365日連続ライブ達成

2004年 昨年に引き続き1000日連続を目指すが、3月25日にアクシデントがあって、449日目で終了

1000日連続ライブを3月26日再スタート

 5月8日 自主制作シングルCD「ランナー」発売

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