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『夢の島通信』
主催イベント第6弾!!

ジュビロ磐田応援ツアー2005

静岡ダービー in エコパ


例年になく大型補強をした我らがジュビロ
代表クラス獲得に注目しがちですが、ユースからも6人を昇格、
王座奪回、世界へ向けての戦いだけではなく、長期的な視点での補強もしています。

ジュビロが輝きを取り戻すと同時に、“
ダービー”も
見るに耐えない横断幕などはなしに、昔のお互い認め合った上での
良い意味で殺気だった、日本を代表するダービーに戻って欲しいものです。

そんなわけで第5回に続いて
ジュビロ磐田応援ツアーを企画しました!


Jリーグ ディビジョン1
ジュビロ磐田  清水エスパルス
開催日 : 平成17年4月2日(土) 午後3時キックオフ
会 場 : 静岡スタジアム エコパ


※ 現在諸事情により画像UPができないため、文字のみです。
いずれ画像も掲載します。

 

 前回に引き続き、まささんてっぺいちゃんが参加してくれた。感謝。

 チケットをまとめて購入したおかげで主催者用意の駐車場の駐車券をプレゼントしてもらったので車で出掛ける。道すがら、W杯アジア最終予選での日本代表の戦いっぷりをそれぞれ評価。展望は暗いのぉ。
 開場前に現地についてお酒でも飲みながらサッカー談義をする予定だったが、諸事情により出発が遅れた上に国道1号線が大渋滞(ToT)。さらには駐車場の入り口が分からず右往左往して、着いた時にはすでに開場後だった。予定通りに一気に2階席へ。陸上競技場併設のスタジアムで観戦する時は、残念ながらゴール裏1階席では観にくいことこの上ない。試合見れなくてもゴール裏で応援できれば良いという熱い(?)サポーターは別にして、ちゃんと試合を把握しながら応援したいという人は2階席で観戦すべきである。すでにホーム側自由席はジュビロサポーターでいっぱい。空いた席を探してウロウロし、バックスタンドとの境最上段の席を確保。ピッチは見やすいが、背後が吹き抜けのため風通りが良すぎて寒い(ToT)。

 席に着いて飯を食いながら、両サイドのゴール裏を観察する。最近の静岡ダービーでは両チームサポーター(主には清水側からだが)から下品で作成者の人格を疑うような、観るに耐えない横断幕やゲートフラッグが掲出されている。せっかく楽しみに来たのに不快な思いはさせられたくはないからね。ジュビロ側には純粋にジュビロを応援するものばかり。一方清水側には…、相変わらず下品な幟などが乱立している。「狙うは磐田の首ひとつ」(ジュビロに勝てばあとは全敗でいいってことか?)、「さぁアホ共」(自分たちのこと?)、「ジュビロイタタ」(レベルの低い駄洒落だ)。
 そんな清水側サポーター席と冷静なジュビロ側サポーター席(加えて自分たち)を見比べて、もしかしたらジュビロのサポーターは「静岡ダービー」というものに特別な思いが無くなったのではないか?という疑問が沸いてきた。 ジュビロ磐田が黄金期を過ごしていた頃、清水エスパルスは運営会社の経営難によりクラブ解散の危機にあったりもした。あの段階でジュビロのサポーターは清水エスパルスをライバル視しなくなったのではないか? 考えてみればここ数年盛り上がったのは「静岡ダービー」よりも、鹿島アントラーズ戦や横浜Fマリノス戦だった。鹿島戦に至っては「日本ダービー」などとも称された。そんな中でジュビロサポーターは「静岡ダービー」には“熱く”はなれなくなったのかなぁ。てなことを3人で話しているうちにキックオフ、である。

 過去の栄光は現在のチーム状態には何ら関係ない。2週間のリーグ中断の間に如何にチーム状態を立て直すかに注目をしていたが、今日のジュビロにははっきりとした改善点は見当たらず。相変わらずパスが繋がらない、ルーズボールが取れない。そもそもお家芸のパスサッカーはいいのだが、パスを空いたスペースに出して受け手を走らせるのではなく、受け手の足元ばかりに出していてはスピーディではないし、手間ばかりかかって一向にゴール前にボールはこない。もっとも清水もベストの状態とは言い難く、一貫してジュビロの中盤を徹底的にマークしてボールを奪い、カウンター狙い。でもやろうとしていることがはっきりとしていていい。さらには前線で1トップのFW9北嶋がいいタメをつくるので、今のジュビロにとっては実に効果的なのだ。
 そんなんで前半33分、自陣ゴール前中央やや左側の絶好の位置からDF11森岡にFKを決められて先制点献上。まぁこれは事故みたいなもん。だって誰が考えても(清水サポも含めて)森岡があんな素晴らしいFKを蹴られるとは思わなかったもん。さりとて1点ビハインド。今のジュビロには重い1点である。

 で、後半。相変わらず動きが悪い。後半14分にFW8グラウに代わってMF13川口信を投入(遅すぎ)して打開を図る。その直後、シュートを放ったFW9北嶋が膝を抱えてうずくまり、MF10沢登と交代する。これがジュビロにとって幸いする。前線でのタメがなくなったおかげで清水のカウンターの威力が鈍ったのだ。そのためジュビロが攻勢に転じる。何度もシュートが清水ゴールを襲う。と言ってもワクに飛んでる訳ではないが。とにかくジュビロは動き出しが鈍いのだ。こりゃこのままか? そんな空気がスタジアムに満ちてくる。また清水のペナルティエリア内でのハンド(スタンドからはそう見えた)等、PKが2回主審に流されたことでジュビロ側サポーターから大ブーイング! 我々3人はW杯アジア最終予選イラン対北朝鮮戦での騒乱になぞらえて、「こら椅子外して投げな!」と冗談を飛ばす(応援しろよ)。

 その空気を破ったのがMF27菊地清水DF陣を振り切ってゴールエリアに突き進み、折り返したボールをFW22カレン・ロバートがシュート。これが清水DFに当たってコースが変わり同点! 盛り上がるジュビロサポーター。されどここから一気呵成に攻める力は今のジュビロには無かった。

 試合終了後の感想としては「色褪せた静岡ダービー」である。ジュビロだけでなく、清水も正直Jリーグ制覇を狙える状態じゃない。チャンピオンシップを闘った’99とは雲泥の差である。やはりまず“強豪だった”頃のイメージを捨て去ること。そして敢えて若手を登用した方がいいのではないか、そんなことを考えた試合だった。

 今回はわずか3人で決行した観戦イベント。次回はもっとたくさん参加してね〜!!

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