スポーツ観戦記。

☆2003. 4.12     ☆2003. 4.19     ☆2003. 8. 9
☆2003.11.29      ☆2003.12.10     ☆2003.12.20
              

ぷろぐらむにもどる



☆ 2003.12.20
      第83回天皇杯全日本サッカー選手権4回戦
               アルビレックス新潟 VS ジュビロ磐田(ヤマハスタジアム)

 半年以上振りのジュビスタ、いや何時のまにやら名前が変わってヤマハスタジアムでの観戦。早めにチケットを入手したがが用事ができ、一緒に行く仲間が見つからなくて困っていたらが「一度生で観たい。」と言う。長期入院中もTV観ながら「行け〜!そこだ〜!」と何がそこだか判らないが叫んでいた母。よし、ここはひとつ親孝行しようとスタジアムに連絡し、車椅子の母の観戦を依頼。了承を得たが、ハテ?ヤマハスタジアムの身障者席って何処だっけ?と思いつつスタジアムに行くと、スタッフパスを手渡されて案内されたのは何とピッチサイド。すぐ横にはアルビレックスベンチがあって、反町監督がカッコ良く立っていてビックリ! トイレは何処?と聞けば本部席裏だし、ハーフタイムにはピッチの芝生を触ったり(中には入らないよ)こりゃ凄ぇ!!と興奮してたらが「アンタ、何興奮してんの?」と事の重大さが解ってない(^_^;)。ただし1つ残念なのはピッチサイドでの写真撮影はマスコミ以外は禁止とのこと。せっかく目の前(ホント2m先)をMF13川口が走ってくのに。
 さてさて日本全国寒波に見舞われ、他会場では雪掻きのためにキックオフが遅れた今日の試合。つくづく遠州はええとこやのぉと思いつつの今日の注目すべきは来期J1昇格を決めたアルビレックスとの一足早い対戦であること。その実力は如何に?と思いをはせていると、キックオフ前に驚かされたのはアルビ・サポーターの応援の凄さ。レッズ・サポの野太い怖さとも違う、2・3年前までのエス・サポと言う感じ。統率されていて一体感があって綺麗だしカッコいいなぁ。それに比べて我がジュビ・サポは人数少なめだし、ゴール裏とバックスタンドに分かれている。悪いとは言わないが、もう少しなんとかならんか?
 閑話休題、キックオフ後からジュビロ優勢。まもなくFW8グラウが先制するし、MF13川口もゴールを決めて押せ押せ。前半は目の前でゲームが展開されて喜んだが、後半は反対側。せっかくFW9中山が後半途中で出て来ても遠くてよく見えず少々がっかり。アルビ選手がボールキープしての1対1の局面でもジュビロ側がいとも簡単に、いや本当に簡単にボールを奪っていく。結局4対0でジュビロ勝利。今期危なげない戦い方でJ2優勝したクラブもJ1トップクラブとはこんなに実力差があるのか、と驚かされた1戦だった。2・3年後にJ1を18チームに増やすことが検討されているらしいが、あまりに実力差があるのもいかがなものか。逆に12チーム程度にし、Jリーグ創生期のようにホーム&アウェーの2ステージ制の方が実力伯仲で盛り上がるような気がするなぁ。
 今年最後のホームゲームを快勝。例年相性が悪い(と言うより集中力が切れている)天皇杯だが、今年は未だ無冠だし、柳下監督に有終の美を飾って欲しい!という気持ちが表れた戦い振りで期待が持てる。何はともあれ、初の生観戦では大満足でした。来期気候が良くなったらまた連れてってあげよ。

←試合終了後だからええじゃろと隠れて撮ったジュビロ君


☆ 2003.12.10
      東アジアサッカー選手権2003 第3日
               日本 VS 韓国(横浜国際総合競技場)

 10日前にめっちゃ寒かったから防寒対策は万全にして家を出る。今日は1人。前日まで一緒に行ってくれる人を探したが、ウィークデーではなかなか見つからず。隣の席は少々値のはる“物置き”になりそうだ。
 早く来て新横浜ラーメン博物館で遊ぼうかとも思ったが、1人じゃあね。結局時間はキリキリ。新横浜で降りて競技場まで声をかけてきたエスパルス・サポーターと一緒に歩く。いつもなら口を利かない(?)他チームサポと仲良くできるのも代表戦のいいところである。10日前にはうなだれながら帰った道。そして呆然としたスタンドである。あらためてピッチを見ると、芝が奇麗だし(あくまで)2階席からは観やすい。しかしゴール裏はスタンドとピッチが離れているなぁ
 席につくと、ピッチでは中国代表香港代表の試合が行われていた客もまだまだ少なくざわついてる。日本戦じゃないから仕方ないとはいえ、ちと選手たちがかわいそうだな。もっとも得点は3対0、点差も動きも一方的に中国。こうなると純粋にスポーツ好きななべとしては香港代表を応援したくなる。さすがに声援は送らなかったが、「せめて1点!」と思いを込める。それは僕だけじゃなかったようで、香港が後半に目が覚めるようなミドルシュートを決めると、会場から大きな拍手が送られてました。3対1で中国が勝利。3位が中国、4位が香港
 試合後の3位と4位の表彰式の最中に韓国選手がウォーミングアップに出てきた。韓国サポーターが声援を送ると同時に、ホームである日本サポーターが応援を始める。純粋にスポーツ好きななべとしてはせめて表彰式の間は静かにしていて欲しかった。

 さてさて、なべにとって始めての国際試合となる今夜の日韓戦。国際Aマッチデー(FIFAが定めた国際試合優先日のこと。選手が所属するクラブは代表召集を断ることはできない)ではないので所謂「欧州組」は不参加。でも唯一MF10藤田俊哉が参加したのが嬉しい。試合前から大きな日の丸や対極旗が登場したりして、両国サポーターの応援にも熱が入る。
 席はホーム側の角というか、ゴール裏とバックスタンドの間というか、そういうとこの2階。でも代表戦ならここでもサポーターが大騒ぎかなぁと思っていたが、騒いでいたのはゴール裏の1階席のみ。ちょっとがっかりだった。韓国代表の選手紹介ではエスパルスなど、Jリーグ所属の選手に大きいブーイングが起きて国際試合らしい。一方日本代表の選手紹介では俊哉の時にはひときわ大きい声援と拍手! もっとも以前から俊哉の代表入りを説いていた僕としては「何を今更…。」である。中田俊輔小野稲本を“黄金のカルテット”と呼ぶが、僕に言わせると「たかが先にヨーロッパに行ったってだけじゃん。」となる。特に中田俊輔は二人ともパサーだから、敢えてどとらかを外して2列目からの飛び出しが得意な俊哉を入れるべきだと思ってたからザマーミロって感じである。あっ、話がそれちゃった。

 残念ながら我らが俊哉はスタメン入りならず。とりあえず前2試合勝ったメンバーでということだろな。ジーコ監督も真価が問われる試合で気合が入っていることだろう、と思っていた前半15分にFW大久保が競り合いで足を高く上げ過ぎてイエローカード。オイオイッ、Jリーグでラフプレーや暴言が多く、カードばっかりで川渕キャプテンから怒られたばかりだろうが。気をつけんかいな、というスタンドのざわつきも治まりきらない3分後、今度はシュミレーションを取られて2枚目のイエロー、退場である。バカたれ!! まだ前半の早い段階でPKもらいになんかいくんじゃねえよ! せっかくの試合をぶち壊しやがって!! 今日は負けはもちろん引き分けではダメ、勝たなければ優勝はない。それなのにこの後70分間も1人少ない10人で戦わなければならない。大久保は事の重大さが解ってんのか? しばらく代表にはいらないな。おおいに反省せい!!

 ところがサッカーってのは分からないもので、大久保退場後の方が日本代表の動きが良くなった。特に後半我らが俊哉が投入されてからは、1人少ないなんて思えない動き。俊哉が周りを鼓舞しながら動き回れば、MF福西もそれまで遠慮がちに守備ばかりだったのが嘘のように前線に絡んでくる。韓国代表もいい攻めを見せるがGK楢崎の好セーブの連発! さすがは日韓戦、競技場が一体となって盛り上がるが、結局両チームともゴールを割れずに90分が過ぎて引き分け。東アジア選手権は韓国の優勝となった。あ〜1人少なくなかったらなぁ。
 でも’06ドイツW杯アジア予選が楽しみになってきた。これで俊哉が代表を外れることも無かろう。また代表戦観に行きて〜!!

☆ 2003.11.29
     
’03 Jリーグ・デヴィジョン1 2ndステージ最終節
               横浜F・マリノス VS ジュビロ磐田 (横浜国際総合競技場)

 半年振りのJリーグ観戦! それが混戦模様で優勝がかかった最終戦なんだから家を出た時から気分はかなり盛り上がってるよ。レプリカ・ユニ等応援グッズをバックに詰め込んでいざ出発!!

 JR新横浜駅に着くと凄い雨。せっかくの試合なのに、選手にはベストのコンディションで戦って欲しいものだが、こればかりは仕方が無い。横国は観客席に屋根あるし。陸上競技場での観戦では2階席に陣取ることにしているので、会場入りとともに2階席に直行する。すると座席のほとんどが雨に塗れている! 屋根があるのに!! 要するに屋根が高すぎて雨が吹き込んできているのだ。まぁ反対側のホーム側ゴール裏は1階最前列でも塗れていないようだったけどね。これじゃ何のための屋根じゃい?と疑問が湧いてくる。W杯の規定に準じてのものだろうが、日が当たらず風が通らず、あげくに雨避けにならないんじゃホントに無駄だよなぁ。
 で、散々文句言った割に屋根で雨を避けるべく2階席上部に陣取る。雨は避けられるが風が冷たい。やはり浜松よりこっちは冷えるな。スポーツ観戦には辛い季節の到来だ。「ビールいかがっすか〜。」と売りに来たが、飲みたいけどすっごい悩む。「どうしよっかな〜。」と考えていると、「熱燗いかがっすか〜?」と来た。おいッホンマか? 決して上質な酒ではなかったが一口飲めば身体がぽかぽか(^0^)。

 キックオフ前の段階で2ndステージ優勝の可能性があるのが我らがジュビロ磐田の他、鹿島横浜市原の4チーム。首位のジュビロは勝つか引き分けなら無条件で優勝である。そのジュビロ横浜F・マリノスとの直接対決。携帯片手に鹿島、市原の試合状況をチェックしながら、いよいよキックオフ!!
 などと言っているうちの前半2分、FWグラウの見事なシュートが決まり先制! さらには前半6分、そのグラウ横浜GK榎本のゴールキックを邪魔しに行き(これ自体はキーパーチャージとしてグラウのファウルと判定)、これに怒ったGK榎本が20m疾走したうえでグラウを突き飛ばして1発レッドカードの退場! 「うわぁ〜横浜自滅じゃん!」と誰もが思った。いや、僕自身も。そこが全ての始まりだったのかもしれない。前半はそれでも攻めていた。雰囲気は完全に行け行けドンドン。少し固いかなぁと思ったが、それでも不安感はほとんど無かった。そのまま前半終了。同時進行の鹿島市原もリードしながらも点数は伸びていない。これなら例え引き分けでも得失点差の争いで勝てるなぁ、と安心して熱燗をお替りする(おいおいっ)。
 その安心感は後半が始まっても持続する。サポーター連もほんわかムード。これは後半5分にCKからマルキーニョスに決められ、同点に追いつかれても続いた。ジュビロはより一層中盤でボールをまわし、時間を稼ぎ始める。いつもなら「攻めろ!!」と叫ぶ僕ですら「よしよし。」とほくそえんでいた。時間は刻一刻と過ぎていく。途中MF川口FW西野の投入も全く気にせず。いつもなら「逃げの状況で何故に川口?」と疑問に思ったろうに…。これなら怪我あがりのFWゴン中山は温存していけるかな? と思いつついよいよロスタイムに入る。ファールを受けたDF山西が大袈裟にのた打ち回る。このプレーには後でいろいろ異論が出たようだが、僕は否定はしない。時間を進ませるため、プロならこのくらいは当たり前。問題はロスタイムに入って心の隙ができたことか? 間もなく試合終了、と思った矢先、横浜GK下川が蹴ったボールが大きく弾み、一人経由した後、ジュビロDF陣と競り合いながらFW久保がヘッドで合わせる。その球が前へ出てきていたGK山本の頭上をフワフワと越えてゴールに吸い込まれたのだ。逆転! 湧き上がる横浜ベンチとサポーター。反対側の我々ジュビロサポーター席は静まり返る。直後にFWゴン中山を投入するもこれは無意味。すぐに試合終了のホイッスル。オーロラビジョンには浦和鹿島の埼玉スタジアムの映像が映る。いつのまにか浦和が同点に追いつき、横国の結果を知ってか知らずか、鹿島セレーゾ監督が叫ぶ姿。しかし間もなく試合終了。横浜F・マリノスの2003Jリーグの完全制覇である。

 呆然とするジュビロ・サポーター連。選手の健闘を称える拍手もまばらにあったが、僕は呆然としつつ怒りを感じていた。「何故もっとアグレッシブに攻めなかった?」 そして「サポーター(僕自身も含めて)は何故もっと必死に応援しなかった?」 タナボタ的な優勝争いに緊張感が無かったのか、それともあまりに勝つことに馴れすぎて感覚が麻痺していたのか…。
 以前『週刊プロレス』でしょっぱい試合を報じた時、見出しに「こんな試合をしやがって!」と言うのがあった。今日の試合はまさにそんな感じだった。

 ジュビロ選手たちに、「こんな試合をしやがって!!」
      そして、僕自身を筆頭に、ジュビロサポーターたちに、「こんな応援しやがって!!」

 天皇杯、そして2004Jリーグだ。


☆ 2003. 8. 9
     
ブンデス・リーガ 2003−2004シーズン 第2節
               VFLボーフム VS ハンブルガーSV (ドイツ・ルールシュダシオン)

 昼過ぎにボーフム駅に到着。ここからスタジアムへはトラム(路面電車)に乗るのだが、乗り場が何処かも切符の買い方も分からない。ほとんど某携帯電話のCM状態であたふた。しかしフと見れば青いVFLボーフムのユニフォームを着たサポーター連がゾロゾロと電車に乗っていく。あっ、これやこれや。後に引っ付いて乗ると車内はすでに応援歌の渦。いいねぇ、気温と同じで熱いよー!

 ボーフムはドイツ北部、ルール地方(炭田で有名)にある街で、この地方にはボルシア・ドルトムントなど強豪チームが多く、“ルール・ダービー”はかなり盛り上がるらしい。当然サッカーファンも熱い。その街をホームとするVFLボーフムは、近年はエレベーターチーム(1部と2部を行ったり来たり)化しているようである。ついでに高原移籍によって日本で名が知れたハンブルガーSVも説明しとくと、リーガ発足後1度も2部降格経験がなく、70〜80年代には欧州チャンプになったが現在は中堅チームという、日本で言えばジェフ市原のようなクラブである。
 さて当然初めて訪れた「ルールシュダシオン」はキャパ33,000人全席屋根付きのサッカー専用。キャパの半分が立見席という不思議なスタジアムである。いきなり自由席というのも身の危険を感じるので指定席を購入したら、バックスタンドのホーム寄りの席になってしまった。ここでハンブルガーの応援しててええん?と思ったが、隣にハンブルガーサポの家族(男の子が可愛い)もいたしせっかくだしとユニフォームを着込む。が、ハンブルガーのユニフォームを持っていない(後日購入。これって無駄使い?)ので、ジュビロ応援時のいつもの出で立ちになり、ホテルで作ったお手製のボードを持つ。準備万端、さぁキックオフ!!
 FW32高原以外のメンバーを知らずの観戦ながらそこはヨーロッパサッカー。少しずつ気分も盛り上がってくる。やはり個々の技術やパスワークは見事なもの。攻守の切り替えもスピーディである。そしてついにハンブルガーの先制! しかも決めたのは高原!! 反対側のゴールだったので入った直後は「え?誰?誰?高原?」という状態だったのはとっても残念だったが、のゴールを生で観れたのは最高の思い出になる、嬉しいな。
 で、サッカーというのはどちらかが点を取ってから試合が動き出すもの。ましてアウェイが先制すれば、ホームチームは目の色変えて攻めてくるもの。これはJリーグよりヨーロッパの方が顕著。したがってボーフムの怒涛の攻めが始まり、前半終了直前にコーナーキックからボーフムの同点弾! それに合わせてスタジアム中が割れんばかりの大歓声に包まれる!! これが凄かった。鼓膜が破れそうな程の歓声と唸るような地響き。いや大袈裟ではなくてホントに地響きがしたのよ。これはまさにその場に居合わせなければ体験できないものだ。浦和レッズ清水エスパルスのサポーターなんか目じゃない。これが体感できただけでもここまで来て良かった。もっともハンブルガーを応援する者としては悔しくもあり、隣の男の子はひたすら「Boo!ボーフム!」と叫び続けていたりする。
 後半は両チームとも必死の攻めでますますヒートアップ。ハンブルガーFW7マハダヴェキアの動きの良さが目立つ。背は低いがちょこまかと。さすがアジアで痛い目に合わされただけのことはあるよ。こりゃW杯予選が思いやられるよ。試合はこのまま1対1でドロー。勝てなかったのは残念だが、今シーズン初の勝ち点1。これをきっかけにして優勝争いして欲しいものだ。
 帰り道は電車に乗らず、多くのサポーターと一緒に駅まで歩く。ハンブルガーボーフム問わず、コアなサポーターはジュビロのユニフォームを着た日本人を見て「Oh! タカハラ!」と声をかけてくる。ドイツ語か英語が話せず、語り合えなかったのが本当に残念。でも楽しく、貴重な1日でした。


☆ 2003. 4.19
     
’03 Jリーグ・デヴィジョン1 1stステージ第4節
               清水エスパルス VS ジュビロ磐田 (静岡スタジアム・エコパ)

 静岡ダービーマッチである。サッカーにおけるダービーマッチとは同じ街をホームタウンとする2つのクラブの激突のことである。海外では試合数週間前から街を2分して殺気立って盛り上がるらしい。自分の好きなクラブを応援することが凄く身近で街を代表するクラブだと思うと、同じ街の他のクラブをえらく敵対視したりするわけだ。日本でのダービーマッチはと言うと、厳密な意味では数年前までの横浜マリノス横浜フリューゲルス(ともに横浜市がホームタウン)しかなかった訳である。東京V1968(調布市)とFC東京(東京都全部)が同じ味の素スタジアムがホームスタジアムということで近い感じ。大阪ダービーは名前は同じだがC大阪は大阪市で、G大阪はえ〜と何処だっけ? とにかくホームタウンが同じ街ではない。ジュビロエスパルスもホームタウンは別なので厳密にはダービーとは言えないのだが、その殺気は日本唯一と言ってよい。マスコミ(県内のだけど)も試合前からええ感じで盛り上げていて期待感が高まる!
 で、ひっさびさのエコパである(開幕戦行きそびれたので)。試合前からスタジアムが殺気立ってダービーマッチらしくていいなぁ。お客さんも3万人を超えてけっこう入ったし。でも両チームとも調子悪いのでいつもとちょっと違うかな。何せジュビロは前節やっと勝ったとこ(↓下の項参照)だし、エスパルスにいたっては未だ未勝利、DF陣崩壊でエスパルスサポーターからもザル守備と呼ばれる始末。おまけに今日負けたら最下位の可能性もある。ち〜と心配だが、でもオイラはジュビサポやもんね。一生懸命応援してジュビロに勝っていただきましょ♪。

 さてキックオフ。両チームとも攻めてはいてもボールが枠にはいかない。エスパルスにしてもDF陣がザルとは思えない守備を見せている。なかなかいい試合だ。とは言えサッカーってゲームはどちらかが1点を取ってから動き出すもの。引き締まってはいるが…。そのまま前半終了。前節と同じで負ける気はしないが(エスパサポの皆さん、すんません)、スコアレスドローは勘弁して欲しい。やっぱり延長無しってつまらないのぉ。
 トイレ休憩(?)をはさんで後半開始。決定的チャンスをFW8グラウが外したりとそろそろベンチは動いてもいいころか? FW18前田MF13信男出てこ〜い!と思い始めた後半20分、MF10俊哉MF11西とのワン・ツーパスから先制!! MF10俊哉は相変わらず動きがいい。空いたスペースへ2列目から走りこむ技術はかなりのもの。これで何で代表に入れないんやろ? ね、何で? ジーコさん? あ、話しがそれた。
 後半24分には「もう代えろよ〜。」と思っていたFW8グラウが追加点! その後FW18前田MF13信男若手が交替出場して磐石な体制。FW9ゴン中山日韓戦の疲れをもろともせず点は取れないまでもいい動きしていたし、勝ち点3ゲット、連勝して1stステージ中盤に向けて上昇していけそう。逆にエスパルスは今日の敗退で最下位。DF陣も持ち直しそうで、いい試合はしていただけに今後の復調に期待したい。
 それにしてもMF7名波は動きが悪い。全く走れてないし、パスの精度も悪い。周りとの息は合っているが、これでは優勝戦線に絡んでいくのは難しいんじゃないか? 心配…。


☆ 2003. 4.12
     
’03 Jリーグ・デヴィジョン1 1stステージ第3節
               ジュビロ磐田 VS 浦和レッドダイヤモンズ (ジュビロ磐田スタジアム)

 雨である。雨中の観戦は何時以来かなぁ。ポンチョを探し出すのに一苦労。まだまだ寒そうなので防寒対策も万全。でもこれじゃせっかく新調したレプリカ・ユニフォームも披露できず終いになりそうである。
 ジュビ・スタ来るのもひっさびさ! やはり生観戦はいいのぉ。例え雨中でも芝の緑がまぶしい。それに雨だと観客がポンチョを着るのでスタジアム全体が色とりどりになって華やかになる(写真撮りたかったが雨降っていたので残念、故に写真無し)。特に今日の相手、レッズのチームカラーは。寒色系のジュビロに相対する暖色系でさらに華やか(^0^)。と気分良くなったのもつかの間、いきなりレッズ・サポーターの声が聞こえてきた。「ジュビロ! ジュビロ! くそったれ!」
 …最悪。ジュビロ以上にスポーツが好きな僕としては、相手が悪質なプレーをしたのならともかく、無意味に相手チームを罵倒することは絶対に許せない。前々から感じていたが今日で心に決めた。僕は正真正銘レッズ・サポーターが嫌いである。彼らをサッカー、そしてスポーツを愛するものとは思わない。周囲の人間のことはお構いなしに、ただ単に自分の欲求を満たそうとしているだけ。質としては海外のフーリガンと何ら変わることはない、最低だ。

 さてキックオフ。ここ数試合大量失点での敗戦が多く、守備崩壊!という感じだったので心配していたが、始まってみると守備陣がんばってるじゃない。何だ心配して損した、と思いつつ、これは持ち直したのか?それとも相手がヘボいのか(レッズただ今最下位。もっとも今日負ければジュビロ最下位の可能性もある)。おそらくその両方だろう。だってレッズ選手のボールトラップ下手だもんなぁ。MF11西などそれを見越してか、サイドライン沿いにロングボールをやたらに入れてる。例え前線につながらなくても、レッズ選手はトラップをミスしてスローインを得る。という訳で0対0で前半が終了した時も「スコアレス・ドローは勘弁してくれよ〜。」と心配はしても負ける気は全くしない。後は如何に攻撃を組み立てるかである。
 で、後半。やはりジュビロが優位に試合を進める。そして後半13分についに我らがMF10俊哉が先制弾! これがゴール前のスペースに入り込んでの芸術的なもの。巧いよな〜。これで何で代表入りできないんやろ? それはさておき、欲しいのは追加点。しかし攻めても攻めても点は取れず。と言うより慎重になり過ぎているよ。FW9ゴン中山にしてもFW18前田にしても決定的な場面でもたついて相手DFにカットされてしまった。試合はこのまま終了してリーグ戦初勝利となったが、これをきっかけにして来週の静岡ダービーではもっとアグレッシブなサッカーを観せて欲しい。


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