INTERVJU/INTERVIEW

注:以下は私、ゆずるが訳したものです。誤訳、意訳等はご容赦ください。



Dejan Stankovic

"TEMPO" Broj1859 18/02/2004

やっとここに来て、すでに5試合に出場した。楽ではなかったよ。土曜日に契約にサインして、日曜日にはすぐに試合。 たった一回トレーニングしただけで、翌日のシエナ戦でプレイしたのは本当に大変だったし、感傷的になる暇もなかった。 僕はすこしナーヴァスになって、緊張していたけれど、すべてが上手くいった。

・すぐに火中に身を投じて、良かったのかな?

僕は、監督がすぐに僕を使ってくれるのを望んでいたんだ。遅かれ早かれ、デビューしなくてはいけないから…。

・2〜3日前までは、君がインテルに移籍するのか、わからなかったよね。ユヴェントゥスの名前も挙がっていたし…。

僕も最後の数分までわからなかったんだよ!僕の契約は、移籍期限の終了する1時の5分前に提出されたんだから。 土曜日に、なにも見えないまま、代理人とミラノに行ったんだ。すべてが終わるように祈りながら。 僕の移籍を望んでいるインテルのフロントと会って、僕らはラツィオと合意したんだ。

・君にとっても重要な決定が「数分」で決まってしまうのは、少し不思議だね…。

僕はこの方法でラツィオを助けたんだ。助けたんだと思う…。契約満了で去ることもできたけれど、 僕の移籍によって、ラツィオは400万ユーロとマケドニア人のパンデフの保有権を得た。 それはラツィオへの僕の贈物だ。19歳の僕を信じてくれたラツィオには感謝している。 5年間で6つのトロフィーを獲得できた。ラツィオでは本当に素晴らしかったと思うし、僕に対して良くしてくれた。 それは僕ができる、とてもささやかなことだ。

・そんな歳月を過ごした後に去るのは、楽なことではないのでは?

楽ではなかったよ。それでも…。たぶん、すべてがこんな風に速くかたづいた方が良かったんだ。 もし夏に出て行ったなら、きっともっと辛かったと思う。すぐに新しいクラブに移って、そこには新しい義務、 戦い、結果がある。ラツィオを去ることを考えているよりも、今インテルにいる方がより集中できるからね。

・ラツィオはずっと君を引き留めようとしていた。

それでも、ラツィオは僕を売らざるをえなかったと思う。 今は良いけれど、その時は僕の去就が、結果やティフォージに影響を与えていたから。 結局、落ち着くところへ落ち着いたんだよ。

・あちらには今ミハイロヴィッチだけがいて、君達は離れらない仲だったね。

先週僕がローマにいた時、会ったよ。彼は不思議だと言っている。僕も本当に不思議なんだけど、 TVでラツィオの試合を見て、僕がチームにいないことがね。
5年半、僕らは離れられないほど、親友になった。すでに何回も言っているように、彼が僕に対してしてくれたことすべてに、 心から感謝している。特に最初の1年間、イタリアに来たばかりで、言葉も、街も、文化も、イタリアのサッカー事情も、 本当に何も知らなかった時のこと。ミハは、当時僕にとって最初の、本当の助けになってくれたんだ。

・今、インテルで親しいのは誰?

今は僕は独りだけど、ゆっくり全員とコミュニケーションをとるまで、仲良くなるまでは、それでもOKだと思うよ。 皆、素晴らしい人たちなんだから。

・なんて呼ばれている?

デヤン、デジャン…

・インテルのサイトでは、ファンが君の新しいニックネームを選んでいるね?

そう、ここでは皆、ニックネームを持っていて、試合を放送するインテル・チャンネルで使うんだ。 イバン・コルドバは「カフェ・コロンビア」って呼ばれている。僕はまだニックネームがないけれど、どうなるかな。

・インテルのティフォージは君を最初から快く受け入れてくれたね。

ここ最近の3〜4ヶ月、かなり僕について「来るのか、来ないのか」と書かれていて、その時僕はインテルに行きたいと言ったからね。 最初の試合で僕は良いプレイをして、勝って、すべてが楽になったよ。なんて言ったらいいか、扉が少し開いた感じかな。

・君のプレイには、君のインテル移籍が、君と君の新しいクラブにとって正しい選択だったと、証明しようとしているのが感じられる。

僕は最初の試合で本当に良いプレイをして、クラブの人たちはそのことを今とても満足している。 チームメイトは僕をサポートし、励まし、僕が彼らに対してそうであるように、僕を信頼してくれる。 新しい環境に来た時に、気持ちよく受け入れてもらえるのは、とても大切なことだよね。 インテルには本当に、感謝の言葉しかない。クラブがいつもなにかトラブルを抱えているとか、緊張感があるとか 言われているけど、そんなことはないよ。この2週間、そんなことはほとんど感じなかったけど…。

・インテルをラツィオと比較すると?

インテルはビッグ・クラブ。ここに来れば、すぐにそう感じるよ。違いは確かに感じられる。特に今のラツィオは 問題を抱えているから。クラニョッティがいた時の、忘れられない2年間とはもう同じではないんだ。 当時は本当に完璧だった。そして下り始めて、今日ではその変化が見えている。僕はラツィオの素晴らしい時、そうでない時の 雰囲気を感じていた。インテルは違う。いつも必要と思うものを与えてくれる。 すべての問題を解決してくれるなら、サッカーのことだけ考えていられるよね。

・ザッケローニ監督とは、ラツィオで良く知った仲だね。

彼とはすでに8、9ヶ月仕事をした。彼は本当に僕をわかっているし、彼の許で、謂わば僕は自分のキャリアを始めたようなものだからね。 彼は僕をスタメンで使ってくれて、それから僕は外れることがなくなった。

・君のことを信頼しているのは、彼だけじゃない…。

もちろん、マンチョも。いつでも僕を助けてくれた。誰も僕のことを信頼してなかった時に、彼は僕をフィオレンティーナに連れて来ることを望んだ。 彼には監督としても、本当に多くの恩があるんだ…。

・その君のフィオレンティーナ移籍は、当時目立つことはなく、ミハイロヴィッチの移籍の方が話題になっていたね。

僕は当時、ミハよりも前に、フィオレンティーナとの契約をすべて終えていたんだ。遅れてその夏に彼も契約して、 二人ともフィレンツェに移るはずだった。チェッキ・ゴーリの事件の後、移籍はなくなったけれど、その時は喜んで マンチーニの許へ行きたかったんだ。様々な事情で、再びラツィオで僕達は出会った。 去年、僕達は一緒に素晴らしく機能していた。彼は監督として、僕は選手として、大きな貢献をして、 とても素晴らしいシーズンをすごした。誰も予想していなかったチャンピオンズ・リーグ出場もきめた。

・最後に、トータルすると、君は友好的にラツィオを離れたのかな?

そう。その5年間は美しく、忘れられないよ。最後の6ヶ月は記憶から消し去るだろう。ティフォージのこと、起こったすべてのことを。 彼らのしたことは理解できるよ。彼らにも僕のことをわかって欲しかったけれど…。 でも、もういいんだ。僕は笑顔で去ったのだから。サッカーとはそういうもの。去るのは僕が最初ではないし、最後でもない…。




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