仏像彫刻展(第15回仏師瑞雲流仏像展)
2006年度その1

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今年の仏像彫刻テーマひらめきと輝き

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講師作品
作者

八大竜王像

松田瑞雲作(講師)
コメント
難陀竜王 跋難陀竜王 娑羯羅竜王 和修吉竜王 徳叉迦竜王 阿那婆達多竜王 摩那斯竜王 優鉢羅竜王の8体を総称して八大竜王といいますが、中でも難陀竜王が筆頭です。この作品を見たくて関西からわざわざお越しいただいた方が非常に感銘を受けられ、仏像展後もう一組8体の八大竜王を彫ったんです。

仏像事典 八大竜王
 以下、瑞雲流仏師の作品  

不動明王像

中村瑞隆作(講師)
コメント
運慶の不動明王立像とりわけ浄楽寺像は、忿怒相が控えめですが、それがかえってこの像の凄味を増しています。肉付き豊かで柔らかみのある体躯、四肢も太く全身に力が漲って魅力あふれる作品です。

仏像事典 不動明王

将軍地蔵像

岡田瑞慶作(講師)
将軍地蔵は我が国独特の地蔵菩薩で鎌倉時代から武士の間で信仰されたと言うことです。馬を大きく作ってはリアルすぎて地蔵菩薩が弱くなりますので、その大きさの調節が難しいです。

仏像事典 将軍地蔵

見返り阿弥陀如来

湯浅瑞鳳作(講師)
来迎印を結び左後方を振り返る姿は阿弥陀如来が菩薩たちとともに往生者を極楽浄土に連れて行く様子を彫刻したもので絵画の来迎図に多く見られます。

仏像事典 阿弥陀如来
十一面観音像

佐々木瑞朝作(講師)
滋賀 向源寺の十一面観音は蓮肉部分から頭頂まで像高が195cmもある一木彫りの仏像です。昨年上野の国立博物館平成館で開催された「一木にこめられた祈り」展で本物を見ました。

仏像事典 十一面観音

彫る悦びを味わう仏像彫刻

「無心に彫る」ということは、心身を若返らせ、心にさとりを、人生に希望を与えてくれます。
当方の仏像彫刻教室は最も大切な基礎(小刀の使い方)に始まり、仏足、仏手、お顔、仏頭、全身像という具合に進みます。観音菩薩、釈迦如来、阿弥陀如来、不動明王など短期間に彫れようになります。通常は、月に2回の講習のため2年弱で一通り彫れるようになっており、熱心な生徒は1年足らずで観音様などの立像を彫ることも可能です。入会お考えの方は下記の案内へお進みください。

造像の功徳 霊験記3仏像彫刻の御利益を歴史から

三井寺の地蔵菩薩像を修理した供奉(いぐぶ)が、夢に地蔵菩薩が仏像を作った仏師、修理した者を擁護していることを告げられ感涙した話。
  
 今は昔、供奉が阿弥陀如来像を造ったおり、帝釈天像梵天像七福神の修理が終わった後、古い地蔵菩薩像を修理した。
その時、夢に14,5才くらいの端正な小僧が現れ「わしは、古い地蔵菩薩像の地蔵菩薩なり、わしを造った仏師を擁護している」と告げられたので涙を流して尊んだ。
 思うに、心を込めて仏像を造らせた人がご利益をいただけるのは当然だが、信仰心がなく代価をもらって仏像を造った仏師にも地蔵菩薩さまはご利益を施されると知り、尊んだと伝える。
(今昔物語巻17の12)

造像の功徳 地蔵菩薩霊験記2仏像彫刻の御利益を歴史から

播磨の国、極楽寺の僧公真(こうしん)が父の重正地蔵菩薩造像の功徳によって生き返った話。
  
今は昔、播磨の国、極楽寺の僧公真は重病にかかり死んでしまった。死後、閻魔庁につくと、そこは、ひどい責め苦で泣き叫ぶ罪人の声が雷のようであった。
 そこに一人の小僧が現れ公真に「お前の父重正は不動明王お釈迦様鬼子母神像を彫る傍ら私の像を造り開眼供養をしてくれた。すでに、重正は擁護しているが、お前も助けてやろう。」と告げて閻魔王庁の門外に連れ出し「すぐ人間界に返り、深く三宝を敬って善い行いをしなさい。二度とここには来ないように」と諭されたと思った瞬間生き返った。
 その後、公真は発心し仏師にたのんで地蔵菩薩像をお造り申し上げ日夜朝暮に供養し奉った。
 この極楽寺にある地蔵菩薩像がこれであると伝えている。
(今昔物語巻17の20)

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