仏像彫刻展(第17回仏師瑞雲流仏像展)
2008年度 佳作賞

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今年の仏像彫刻テーマ 木への祈り



受賞作品発表展2008年9/16〜9/21(船橋スクエア21)
佳作賞
佳作賞

薬師三尊像
高木 穆作(中級科)

今回、はじめて三尊形式の仏様に挑戦しました。中尊となる薬師如と両脇侍の日光・月光菩薩とのバランス、特に両菩薩が左右対称となるようにまたお顔が同じになるようにと留意したのですが、難しくて思ったようにはできませんでした。
でも今、あらためて出来上がった三尊を眺めてみるとやはりやってよかったなと思っています。
仏像事典 薬師三尊
佳作賞

十一面千手観音菩薩像
梶原 典夫作(中級科)

通信講座に入会して4年目で、無謀にも今年還暦を迎えた家内の守り本尊である千手観音という難しい仏様に挑戦してしまいました。 半年以上かかりましたが佳作賞を頂き光栄に感じております。
今回の挑戦で更に多くの課題にぶつかり大変勉強になりました。今後もいっそうの技量の向上に向けて頑張りたいと思います。ありがとうございました。
仏像事典 千手観音菩薩像
佳作賞

不動明王像
芳尾富士子作(中級科)

仏像事典 不動明王
佳作賞

聖観音菩薩像
筑紫 哲彦作(初級科)

仏像事典 聖観音菩薩
佳作賞

釈迦如来像
名西 徹作(初級科)

今回の受賞理由は「左右のバランスが取れています」でした。嬉しい賞です。釈迦如来見本石膏のどっしりと落ち着いた感じ、胸は張っても肩に力が入ってなく、印を結んだ手もゆったりした感じで座禅とはこんな感じかなと思いました。
 初心者にどこまでこの感じを出せるか、まず正面の中心線は絶対はずさないことを鉄則に進めました。見本の釈迦如来像と「似ている」と自分に言い聞かせながら仕上げました。
仏像事典 釈迦如来
佳作賞

仏頭
原田 明作(初級科)

教室に通って2年、彫刻は大変に難しい。先輩たちが十数年以上も続けているのには驚いている。私はパワーがないのでゆっくり進みたい。先生の彫刻は、その圧倒的な彫りに感動して意欲的にさせてくれ、実になめらかで美術的である。

彫る悦びを味わう仏像彫刻

「無心に仏像を彫る」ということは、心身を若返らせ、心にさとりを、人生に希望を与えてくれます。当方の仏像彫刻教室は最も大切な基礎(小刀の使い方)に始まり、仏足、仏手、お顔、仏頭、全身像という具合に進みます。観音菩薩、釈迦如来、阿弥陀如来、不動明王など仏像が短期間に彫れようになります。通常は、月に2回の講習のため2年弱で一通り彫れるようになっており、熱心な生徒は1年足らずで観音様などの立像を彫ることも可能です。入会お考えの方は下記の案内へお進みください。

造像の功徳 霊験記1今昔物語から

三井寺の僧浄照(じょうぞう)が11,2才の時戯れに地蔵菩薩像を彫った功徳で、30歳の時、一度死んぬが、また生き返った話。
   
 今は昔、三井寺の僧浄照は11,2才の時戯れに地蔵菩薩像を刻み仏壇に置いて拝むまねをしていたが、その後出家し立派な僧になった。
 浄照が30才の時、病を得てついに死んでしまった。死後、浄照は何ものかに深い穴に落とされ、どこまでも深く落ちていく間、「私は死ぬんだな」と思いながら観音さまと地蔵菩薩さまを念じていた。
 しばらく落ちて着いたところは閻魔庁で責め苦を受ける罪人が泣き叫んでいたが、そこに一人の小僧が現れ浄照に「お前は私をしっているか?私はお前が幼いとき戯れに彫った地蔵だ。いつもお前を見守ってきた。」と言って閻魔王に願い出て許してもらった、とその瞬間に生き返った。
 その後、浄照は固い菩提心を起こし諸国を巡って修行をした。
 戯れに地蔵菩薩の像を刻み、正式の供養をしていなくても地蔵菩薩さまのご利益はかくのごときである。まして、発心し地蔵菩薩像を造ったり描いたりする功徳はいかばかりであろうか。
(今昔物語巻17の19)

造像の功徳 地蔵菩薩霊験記2

播磨の国、極楽寺の僧公真(こうしん)が父の重正地蔵菩薩造像の功徳によって生き返った話。
  
今は昔、播磨の国、極楽寺の僧公真は重病にかかり死んでしまった。死後、閻魔庁につくと、そこは、ひどい責め苦で泣き叫ぶ罪人の声が雷のようであった。
 そこに一人の小僧が現れ公真に「お前の父重正は私の像を造り開眼供養をしてくれた。すでに、重正は擁護しているが、お前も助けてやろう。」と告げて閻魔王庁の門外に連れ出し「すぐ人間界に返り、深く三宝を敬って善い行いをしなさい。二度とここには来ないように」と諭されたと思った瞬間生き返った。
 その後、公真は発心し仏師にたのんで地蔵菩薩像をお造り申し上げ日夜朝暮に供養し奉った。
 この極楽寺にある地蔵菩薩像がこれであると伝えている。
(今昔物語巻17の20)

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