仏像彫刻展(第20回仏師瑞雲流仏像展)

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三賞 佳作賞 奨励賞 講師作品 その他作品 第20回展ハイライト

2011年度仏像彫刻のテーマ 彫る喜び 三賞


受賞作品発表展2011年9/6〜9/11(船橋スクエア21)

特別賞(テーマ賞)
稲葉 進作(中級科)
 
摩ご羅伽王  難陀竜王 

八部衆8体

まずはじめに、二十八部衆を見て何かを彫ってみたいと興味がわきました。阿修羅王を彫り、龍の彫り物に挑戦したいと難陀竜王を選び、次に2体では寂しいので乾闥婆王と3体制作しました。難陀竜王は、龍をいかにうまく持たせるかに苦戦。阿修羅王と乾闥婆王は、手のバランスに注意しました。
 その後、八部衆の存在を知り仏師 瑞雲先生からの助言もあって挑戦することにしました。残り5体の内、楽神で鳴り物を持つ摩ご羅伽王、迦楼羅王、緊那羅王。刀を交差して持つ五部浄、そしてバランスの難しい畢婆迦羅王。いずれも表情がリアルで魅力のある仏像でしたが、彫刻には苦労しました。摩ご羅伽王は五つ目で持ち物の琵琶を持たせるのに苦戦、緊那羅王と畢婆迦羅王はお顔の表情とバランスに注意しました。五部浄は手を交差しているところ、迦楼羅王は笛と手の位置など苦心の連続でした。 7体とも1ッ7分ですので、小さく細かいので気を遣いましたが、完成してみれば達成感があり満足しています。今、八部衆の真ん中に置く千手観音像挑戦し苦労して完成させたところです。毎日眺め、癒しを存分に味わっています。

仏像事典 八部衆(二十八部衆) 仏師 瑞尚(師範科・仏師推薦)

技能賞

吉祥天


梶原 典夫作(中級科)
浄瑠璃寺の美しい吉祥天を彫ってみたかったのですが、詳しい資料が見つからなかったので宝冠と瓔珞を模写してオリジナルの形で彫りました。女神を彫った経験が少ないので女性らしさを表現するのに苦労しました。
 特にお顔は難しく、まだ表情が硬い気がします。宝冠や瓔珞は写真で分かる範囲でできるだけ忠実に彫ったつもりです。”
仏像事典 吉祥天
芸術賞

3体の不動明王

(師範科) 佐藤 嶽夫
コメント
今年は、3体の不動明王に、各々、脇侍の二大童子を付けて計9体を彫ってみました。お不動様にも色々なタイプがあるのを強調したくて、
(1)運慶作の伊豆・願成就院(火炎光背をデフォルメ) (2)京都・浄瑠璃寺(思いっきり小型化) (3)円空作の日光・清瀧寺(なた彫りの作品自体がユニーク) を選びました。仕上げが荒いなどまだまだ未熟な私ですが、私の不動明王が瑞雲先生より「芸術賞」をいただくことになりました。毎回、懇切にご指導いただいている瑞鳳先生に感謝しつつ、居間に飾って、毎日楽しんでいます。今後とも精進していきます。
有難うございました。

仏像事典 不動明王

私流の仏像彫刻を彫る喜び
仏師瑞雲

仏像彫刻の技術が飛躍的に向上

早いもので展示会は今年で20回目を迎えました。仏像彫刻教室が綾瀬と京葉教室の2カ所だけだった20数年前は習志野の小さな画廊で展示会を始めたのが第1回展でした。その後、教室が増えるにつれて出品者も増え技術の向上に著しい進展が見られるようになりました。今年は特にプロ級の彫刻技術ではないだろうかと思える生徒さんも出てきました。皆さんが一体一体努力して仏像を彫るごとに彫る喜びを感じ、日々成長されている証拠ではないでしょうか。

大黒天を彫って彫刻をマスター

今、私が仏師として独立するもっと前、仏像彫刻を始めた頃を懐かしく思い出すことがあります。私は決まった仏師さんに弟子入りしたわけではないので、ずいぶん苦労もあったんです。最初の作品は、趣味で彫った観音像でした。小刀一本で彫りましたから粗末な出来でしたが坊さんの師匠のお兄さんである大観先生が「本格的に仏像彫刻を習ったらどうか」と勧められたので、色々な仏師や彫刻家の先生を訪ねては自分の仏像彫刻の腕を磨く、そういう日が10年続いたんです。幸い私が修行するお寺には仏像が鬼子母神像をはじめたくさん祀ってありましたので、大黒天三面大黒天を百編見ては一体の仏像を彫りました。特に大黒天は仏像彫刻の基本が詰まった仏像なので大変勉強になりました。教室でも最初に習う全身像が大黒天ですね、この大黒天がしっかり彫れれば数ある全仏像の半分は彫刻できたようなものなんです。

観音様からのご神託「己を無にして彫りなさい」

 ある時期、壁に当たって彫っても、なかなか仏像にならない、彫れば彫るほど悪くなっていく、お顔が思った通りに彫れないので、そこを一生懸命にいじくると余計におかしくなるという具合で困り果てる有様でした。すると大観先生を通じ観音様からご神託がありました。「己を無にして自然に彫るように」とのお諭しで、それからは自分の心を無にして彫っていましたら、ある日、ふと気づいたんです。「ああ、そうか、仏像はこうして彫れば良いのだ」と一つ開眼出来ました。
 それからは、地蔵菩薩六観音毘沙門天弥勒菩薩不動明王鬼子母神など思い通りに彫れるようになったんです。特に地蔵菩薩と不動明王、観音菩薩はたくさん彫りました。私は色々な仏像を次から次と一体だけ彫る、というようなことはしませんでした。例えば毘沙門天を彫ったなら必ず満足のいく作品が出来るまで毘沙門天を何体も彫るのです。弥勒菩薩や魔利支天などは動きがあって難しいお姿ですが、そうすることで色々資料を集めて自分流の魔利支天を彫れるようになりました。どの仏像も納得のいくまで追求して自分のものにしてきたつもりです。これが私の彫る喜びでありました。

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