仏像彫刻展(第20回仏師瑞雲流仏像展)

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三賞 佳作賞 奨励賞 講師作品 その他作品 第20回展ハイライト

2011年度仏像彫刻のテーマ 彫る喜び 講師作品


受賞作品発表展2010年9/7〜9/12(船橋スクエア21)

講師仏像彫刻作品

阿弥陀如来像 坐像

宗家 松田瑞雲
京都平等院の阿弥陀如来坐像(平安時代 定朝作 国宝)を参考に彫刻しました。この阿弥陀如来像は仏像の父ともいわれる仏師 定朝の作で現存する唯一の作品とされています。 この作品と似た像に大分 富貴寺阿弥陀如来坐像(重文)があります。お顔は丸く螺髪(らほつ)も小粒で眉は三日月型、切れ長の細い伏し目、そしてなで肩で丸みのあるお体等、定朝様式の優れた作品です。
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仏像事典 阿弥陀如来像
 

 鬼子母神像微笑仏

また、今回アート仏像で仏教の三大天女、吉祥天女弁財天女鬼子母神天女も出品しました。左画像は鬼子母神像で、日本では平安時代頃から信仰されていて、子供を抱き、子宝のシンボルでもある柘(ザクロ)榴を右手に持っている絵画や彫刻が作られました。地蔵菩薩にも子安子育て地蔵菩薩という子供を抱いたり連れている仏像彫刻がしられていますが鬼子母神像にならって造られるようになったので、この天女さまは子育ての神さまの元祖ということになります。

吉祥天浄瑠璃寺型

仏師 中村瑞
吉祥天は、功徳天とも呼ばれる。 古代インド以来信仰されていた天部で、母は、鬼子母神(天女形の鬼子母神は訶梨帝母カリテイモといいます)、毘沙門天の妃で、子には善賦師童子がいると言う。 早くから仏教にも取り入れられ一切の福徳や五穀の豊穣など司る女神となった。
 数年前、浄瑠璃寺で吉祥天を拝観し、いつか自分の手で模刻したいと思った。 何分にも宝冠、瓔珞、蔽膝など細密な服装のため、難解ながら一部デフォルメして制作した



仏像事典 吉祥天
浄瑠璃寺型吉祥天
 
 

薬師三尊

仏師 佐々木瑞朝
2008年に東京国立博物館の国宝薬師寺展で薬師三尊の日光菩薩・月光菩薩を拝見し一度は彫ってみたいと思っていました、日光・月光といえば神護寺や醍醐寺等々が有りますが、今回私が彫刻したのは松田先生の薬師三尊と醍醐寺の薬師三尊を参考にしました、日光・月光の寸法が比較的小仏で彫刻をしたので少々彫りずらい面もありましたが資料等を良く見ながら慎重に彫刻をしました。

仏像事典 
 
 

十一面観音像法華寺型

仏師 湯浅 瑞鳳
歌人會津八一が「ふじはらの おほき きさきを うっしみに あひみるごとく あかきくちびる」唇の瑞々しい美しさを詠んだ十一面観音は平安時代初期の傑作です。
 法華寺十一面観音の魅力は豊かな肉ずきを見せる女性的な美しさに加え、髪や天衣を翻しながら右足を踏み出したお姿。光背は、像の美しさを引き立て、数ある十一面観音像の中でも屈指の名作だと思います。


仏像事典
法華寺型十一面観音像

私流の仏像彫刻を彫る喜び

仏像彫刻の技術が飛躍的に向上

早いもので展示会は今年で20回目を迎えました。仏像彫刻教室が綾瀬と京葉教室の2カ所だけだった20数年前は習志野の小さな画廊で展示会を始めたのが第1回展でした。その後、教室が増えるにつれて出品者も増え技術の向上に著しい進展が見られるようになりました。今年は特にプロ級の彫刻技術ではないだろうかと思える生徒さんも出てきました。皆さんが一体一体努力して仏像を彫るごとに彫る喜びを感じ、日々成長されている証拠ではないでしょうか。

大黒天を彫って彫刻をマスター

今、私が仏師として独立するもっと前、仏像彫刻を始めた頃を懐かしく思い出すことがあります。私は決まった仏師さんに弟子入りしたわけではないので、ずいぶん苦労もあったんです。最初の作品は、趣味で彫った観音像でした。小刀一本で彫りましたから粗末な出来でしたが坊さんの師匠のお兄さんである大観先生が「本格的に仏像彫刻を習ったらどうか」と勧められたので、色々な仏師や彫刻家の先生を訪ねては自分の仏像彫刻の腕を磨く、そういう日が10年続いたんです。幸い私が修行するお寺には仏像が鬼子母神像をはじめたくさん祀ってありましたので、大黒天三面大黒天を百編見ては一体の仏像を彫りました。特に大黒天は仏像彫刻の基本が詰まった仏像なので大変勉強になりました。教室でも最初に習う全身像が大黒天ですね、この大黒天がしっかり彫れれば数ある全仏像の半分は彫刻できたようなものなんです。

観音様からのご神託「己を無にして彫りなさい」

 ある時期、壁に当たって仏像を彫っても、なかなか仏像にならない、彫れば彫るほど悪くなっていく、お顔が思った通りに彫れないので、そこを一生懸命にいじくると余計におかしくなるという具合で困り果てる有様でした。すると大観先生を通じ観音様からご神託がありました。「己を無にして自然に彫るように」とのお諭しで、それからは自分の心を無にして彫っていましたら、ある日、ふと気づいたんです。「ああ、そうか、仏像はこうして彫れば良いのだ」と一つ開眼出来ました。

地蔵菩薩や魔利支天、鬼子母神、馬頭観音が自由に彫れるようになった

 それからは、地蔵菩薩六観音毘沙門天鬼子母神馬頭観音など思い通りに彫れるようになったんです。特に地蔵菩薩と不動明王、聖観音菩薩はたくさん彫りました。私は色々な仏像を次から次と一体だけ彫る、というようなことはしませんでした。例えば毘沙門天を彫ったなら必ず満足のいく作品が出来るまで毘沙門天を何体も彫るのです。弥勒菩薩や魔利支天などは動きがあって難しいお姿ですが、そうすることで色々資料を集めて自分流の魔利支天を彫れるようになりました。どの仏像も納得のいくまで追求して自分のものにしてきたつもりです。これが私の仏像を彫る喜びでありました。

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