エヴァンゲリオン 1999/5/8
エヴァンゲリオンは全部見た。劇場版も含めてすべて見た。
その上で言わせてもらうが、このアニメは面白い。分けがわからないところも数多いが、それも良いところだと思っている。なんせ型破りなロボットアニメだと思う。
しかし、困ったことが一つある。このアニメの面白さを人に、特に女性に伝えようとすると、どうしても妙なことになるのだ。そんな経験をした人は私だけではないだろう。
女:「そんなに面白いの?」
COOL:「うん。」
「どこが?」
「(どこがと聞かれると困るのだ。)う〜ん。なんせ、凄いんだよ。ロボットのくせにパイロットを選ぶのさ。それはエヴァンゲリオンの中にはパイロットの碇シンジの母親が埋まっていてね、碇シンジしかエヴァンゲリオンとシンクロできないんだよ・・・あ、シンクロっていうのはどれくらいエヴァと一体化できるかっていう数値のことでね、これが或る程度以上にならないとロボットは動かないわけだよ。その、母と子の人間模様っていうかさあ。」
「それが、おもしろいの?綾波レイ、じゃないの?」
「(畜生、綾波レイっていう言葉だけ知ってて、そう言や反応するおタクだと思ってるんだなやっぱし。)いや、綾波は碇シンジのお母さんのクローンで、だからエヴァとも或る程度シンクロできるんだけど・・・まあかわいいよね、だけど面白いのはそんなことじゃなくって・・・・・・。」
「ねえ、怪獣はどうして襲ってくるの。」
「(どうしてって言われるとこれまた困るんだけど・・・)いや、あの、怪獣じゃなくって使徒っていうんだけど、地球防衛軍みたいなのをネルフっていってね、その地下にアダムって言われる神様のかけらみたいなものがあって、そいつを狙ってくるんだよ、最初にアダムと使徒が接触したのはたしか2001年で、その時セカンドインパクトっていう大爆発がおきて、南極大陸がなくなってしまった。今度爆発すると地球が滅亡すると言われているから、エヴァがそれを防ぐっていう話なんだよ。わかる?」
「・・・わかったわかった。それで最後はどうなるの?」
「地球は滅亡する。」
「それじゃひどいじゃない。」
「しかたないさ、そういう話なんだから。」
「ねえ、COOL、エヴァンゲリオンのファンって、『エヴァ』って言うんだよね。へへ。」
・・・・・・
ああ、このアニメの説明をすると、納得してもらえない上に、オタクのレッテルを貼られて、さらに嫌われて、いいことなし。わかっちゃいるけど話をしてみたくなる。まったくたちが悪いお話だこと。