はじめは、ライダーカードだったなあ。趣味 ２００３／５／１０
はじめは、ライダーカードだったなあ。
ライダースナックを買うとついてくるこのカードをひたすら集めたのは小学生になるかならないかの頃だったろうな。
しかしまあ正確にいえばこれはこのカードを集めたというよりも、ラッキーカードがでた時にもらえたカードアルバムが欲しかったからひたすらスナックを食いつづけたというのが正解だろうなあ。俺、結局初期型のカードアルバムは手に入れることはできなかったんだな、今でもちょっと思い出すとちょっとくやしいね。
次は、めんこだった、かな。
当時はやりのロボットアニメもののめんこよりも、価値のあったのは左のようなほら、むっかしのやつね。力道山とか、てなもんや三度傘みたいなほら、見たこともないようなキャラクターのめんこ。これってすでに売ってなかったじゃん、おやじのお下がりみたいなやつ。これがほしかったんだなあ。こういうのもっているやつの家にいっては「くんない？」攻撃くり返したなあ。ほんと、けんかしたり泣かしたりもうわがままいいたいほうだい。そんでさ、こういうすごいめんこ持っているやつに限ってかみきり虫捕まえるのがうまかったり、ざりがにのえれえでっけーやつ捕まえたりしてほんと、うらやましくってしょうがなかったな。
俺、今でもあんまり遊びの才能ないもんなー。ざりのでっけーやつつかまえてみたいな、今でもさ。
でもって、やっぱ、
スーパーカーカードだな。
これは狂ったな、やっぱさ、「サーキットの狼」が良くなかったよ。ランボルギーニだフェラーリだ、ロータスだポルシェだデ・トマソだ、いやいや日本の名車トヨタ２０００GTだ、まあほんとやたら心の火をつけられて毎日駄菓子屋に行っては買い集めたなほんと。同じの何枚も持ってた。でもこうして今写真をみてみてもさ、やっぱかっこいいじゃんスーパーカー。ランボルギーニのフォルムの美しさはやっぱ惹かれてしまうよ今でも。車はなぜ車高が低けりゃ低いほどかっこいいのかねえ。まあドットクールがどどんと儲かったらさ、いつか買ってやるよカウンタックでもさ。リッター２KMぐらいだし工事現場なみの騒音まき散らしてさ、夢の実現でもしてやろうかね・・・。
で・・・さ・・・最近、
中古レコードなんだな。
最近火がついちまって困ったよ・・・。ＪＡＺＺのレコードなんてもういらないっしょ、ＣＤのほうがずっと便利だしさ、いらない人はさ、いる人がここにいるのでゆずってくんないかなあ。しかしさあ、こいつのおかげでここんとこ毎日ちょっと楽しいわけよ。中古盤屋にでかけてさあ、一日しゃがみこんでレコード探ししているのがねえ、なんだか宝探しをしているみたいで、これが妙にわくわくするわけよ。左のチェット、探しているんだけどさあだれか持ってない？
まあ最近気づいたのはこの世界もさあ、オリジナル盤とかにこだわっている人もいてさあ、ほんとまあ大変奥が深かったりするのよねえ。でもってライダーカードと違ってさ、ほとんど終わりがないからね、はまっちまったらほんと底無し沼、まあほどほどのバランス感覚でやっていかないときっと大変なことになるねえ・・・。
・・・
いやね、
こうしてみると昔っから、俺、集める系、好きだったんだねえ。
・・・
いや、
最近趣味ができてちょっと楽しいって話さ・・・久しぶりに。
「きれいなお月様だね。」
「うん。」
「人類が、あんなとこまでさ、・・・・・・いけるわけ・・・ないよね。」
「うん。」
「でも、どうなんだろ・・・。」
「・・・。」
「もし、ロケットで行けたとしたら、ロケットの端っこにさ、それこそ、ながーいひもをつけておけば、月と地球をつなぐ一本のひもができるわけだ・・・。」
「・・・。」
「そのひもは、空中から垂れてきていて、その片一方はあの月へとつながれているわけさあ。」
「・・・。」
「どうだ、ロマンチックだろう。」
「・・・・・・すると、私がチョンチョンとひもを引っ張ると、あなたはチョンチョンと月からかえしてくれるわけね。」
「まあそうだね。」
「ケーブルカーをつくれば、月までゆっくり、快適な旅が楽しめるというわけね。」
「そういうことさ。」
「ひもの行く先をよーーくみてみれば、手をふっているあなたが見えるかも知れないわね。」
「なんなら、うさぎのものまねでもしてみようか・・・ぴょん。」
「・・・。」
「どうした？」
「月は自転とか公転とかしているわけでしょ。」
「地球もね。」
「じゃあそのひもは月や地球にぐちゃぐちゃにからみついてしまうわね。あなたの計画、うまくいきそうにないわね。」
「・・・だから、そもそもあんなところまで、いけないって。」
「でも楽しかったわ。今の想像しちゃって。」
「そう、たった一本のひもでも、つなぐことは結構むつかしいんだよね。」
「清水市、なくなっちゃったね。」
「うん。」
「寂しい？」
「別に・・・。」
・・・
「ところでさあ、」
「ん・・・。」
「合併の瞬間、イベント会場にいたんでしょう？COOLさん。」
「うん、うしろでキーボード弾いてた、バンドで。盛り上げ役だね。」
「そう、その瞬間、なんて言ったの？その合併の瞬間よ・・・。カウントダウン、したんでしょう？なんて叫んだのよみんなで？」
「なんだっけな・・・？」
「大勢の人がいて、３・・・２・・・１・・・・・・合併！！・・・って変よねそれ。なんだか間抜けだわね。」
「・・・。」
「３・・・２・・・１・・・・・・結合！！ってのはどう？」
「どうって・・・ちがうよそれ、それじゃあできそこないの合体ロボみたいだよ。」
「３・・・２・・・１・・・・・・結婚！！」
「それじゃあ離婚する可能性もあるってことですかい、んなわけないよ・・・。」
「じゃあ、はやく思いだしてよCOOLさん。いったいなんて言ったのよ？歴史的な瞬間だったのよ。」
「・・・ん、 ３・・・２・・・１・・・なら普通は 『ダー！！』 だろうな。」
「春一番さんでもゲストに来たの？？そう、それはそれは盛り上がったことでしょうねCOOLさん、好きですものね・・・。」
・・・
・・・
・・・
あっ、思い出した。
こんな時、便利な言葉、あったっけ。
３・２・１・・・おめでと。
こんな話をきいたな・・・。
人が幸せを感じるのは、幸せホルモンが分泌されるからだ、と。
脳の中に幸せホルモンがドパッっと分泌されると、人は、ああ幸せだなあ、と感じる、幸せなんてそんなメカニックなものだ・・・と。
・・・
俺さ、この仮説、賛成ね。案外単純なことなんだね、幸せなんて。
・・・
でもって、俺は、不幸なことに、
このホルモンの分泌が非常に悪い。わりーんだこれが、ちっとも出てこない。
例えば、「ああ今日はいい天気。とっても幸せ！」なんて言っちゃうやつとか、「いやあ海を見ると心が和むなあ」とか、「キンモクセイの香りが今日はとっても素敵！」とか、天候や自然なんかで感動できる人なんかは実はとっても羨ましかったりするわけね。そんなもんじゃ俺の幸せホルモンはピクッっともでてこないわけよ。
ましてTVのワイドショーだ、連ドラだあ、そんなもんじゃむしろ出るもんもでなくなっちまう。スキーやスキューバやったって世界が変わるどころか疲れちまってもう勘弁状態だなきっと。ラフティングじゃ昔ほんと死にかけたしもうほっといてくれ・・・といい続けていたら最近じゃあみんなあきらめたみたいで、ほっとかれているなあ、たまには誘ってよ。
まあ要するに、俺はたいへん不幸ってわけさ。
だいたいおいて人生、ほんとつまんねーし、くだらねーことがいっぱいあるし、つまんねーことで満ち溢れていてそんな中で生きていたってもう大変なだけじゃんねーそうは思わないかい？幸せホルモン出てこね－んだなそう簡単にはさ。最近じゃあ中古レコード屋と店をいったり来たりだけの毎日、ほんと暗ーい人生よ。
そんな俺にさ、
「おういCOOL、なんかおもしれーことない？」とか聴くなよ。無いんだから。
・・・
・・・
・・・
そこまで言うならさあ、
ようしじゃあ説明してやるよ、人生なにが楽しいのか、ほんとにおもしれーことは何なのか。
・・・
４拍子ってあるだろ。１小節に４分音符が４つあるということだよ。よくあるリズムだね。
その４分音符を半分に割ったら８分音符、４つに割ったら１６分音符、さらに・・・なんてことは音楽の時間にならったね。まあ３等分したら３連符・・・きりないね。
音楽はそうした音符や休符でかかれて表現されることが多いね。４分音符を分割したり結合してみたり。そんな考え方から音楽が成立したりする。４分音符が記譜のもう中心にどかっと座っているわけだ。ところがさあ、
音楽は時間の芸術さ、時間軸があればそのどの位置に音が存在したって実はいいわけだな。４分音符にしばられていると、音を置く位置が非常に不自由になるのだ、これが。自由になるためには、どうすればよいか・・・。
それは、「揺らぐ」のだ。４拍子の中で揺らぎを発生させる。ゆらゆら揺らぎながら音を出せばいい。もっと簡単にいえば、「いいかげん」に音を置くことを極めればいいのだ。そしてその揺らぎの中に美しい音が存在していると思う。その揺らぎのことを、レイド・バックと言う人もいるし、リズムとビートを別に存在させるという人もいる。
だから、パーカーやドルフィーは速く聴こえ、スティットはそれよりすこし遅く、エバンスは耽美的に聴こえる。すべてその揺らぎ方の違いによっておこっていることなのだ。そしてミュージシャンが渾身の音をだし、そんな揺らぎが感じられた時にさあ・・・
俺の、幸せホルモン、どぴゅーーーなのだ。
どうだ、わかんねーだろー。いいよ、ほっといてくれ、ばいばい。
「ねえマスター、リクエスト、いい？」
「・・・どうぞ。」
「ＴＡＫＥ ５って曲あるでしょ、かけてよ。」
「（でた、日本の超リクエストソング、ＴＡＫＥ ５！まあリクエストというやつの５人に一人、あるいは３人に一人がＴＡＫＥ ５だな。ポール・デスモントとデイブ・ブルーベック。知ってるよもちろん知ってるよ、３つの頃に聴いてはや３７だよ俺。だけどさあブルーベックもデスモントも、グルーブしねえんだよなあこれが、俺、ピクッ・・・とも反応できないわけよこれが。しかも５拍子で構成もなんだかだらだらドラムソロが続くし、まああのＴＩＭＥ ＯＵＴっていうアルバム自体なんかトルコ風ロンドとかとりあげていてこう鼻につくというか、だめなんだよなああいうの。でもさあこうしてリクエストくれたしこたえてあげたいなあ・・・） ごめんなさい持ってません、なんか他にあります？」
「うーんじゃあ、キース・ジャレットのさあ、ケルン・コンサートかけてよ、すきなんだなあ・・・。」
「（またまたでました日本三大リクエストのひとつ、ケルン・コンサート。このアルバム曲名ついていないからなぜかアルバムタイトルでリクエストはいるんだなあ。まあもう１８年程前になってしまうのかなあ、、このアルバムは冒頭のピアノが耽美的で有名だけど、俺はさあ、２枚目のＢ面の曲、あれがすきでさあ一体なんどきいたんだろうね・・・当時はレンタルレコード屋で借りてさあＴＤＫのカセットテープに録音して何度も何度もラジカセで聞いたわけよ。ちょっとコピーしてみたりしてうまくいかなくてさあ、まああんなことはキースっくらいピアノを弾く能力が熟達していないと説得力でないだろうねえ、まあおまけに言えばこのアルバムに感動したピアニスト崩れがさあ、表面だけキースの真似してリズムもしっちゃかめっちゃかのくせに、自己陶酔型のピアノをひきまくっているのをみるとほんと腹がたってくるねえ・・・） ごめんなさいそれも持っていないんです・・・なにか他にあります・・・？」
「えーーー！じゃあさあ・・・・・・グレン・ミラーの真珠の首飾り・・・ききたいなあ・・・ジャズでしょ、あれ？」
「（そうだよもうジャズもジャズ、白人のスイング・ジャズを代表する名曲中の名曲だよ。もうグレン・ミラー物語でジェームス・スチュアートが名演するからもう歴史的な曲にすらなってしまった感があるね・・・。まあミラーに限らずだけど３０年代のこうしたスイング・ジャズがなかったらさあ、ビ・パップも無かったわけで、俺の愛して止まないパーカーやパウエルも存在し得なかったというわけだねこれが。だからさあ俺も実は、こうしたビ・パップの礎となったスイング・ジャズなんかをこれからちょっとづつ聴いてみようかなあなんて思っているわけですよ・・・。まあレスターやコールマン・ホーキンスあたりから徐々にって感じですけどね・・・。しかしそれにしてもＴＡＫＥ５にケルン・コンサート、そしてグレン・ミラーっていったいどういうつもりなんだろうね・・・、まいっちゃうなあでもありなんだろうね、きっと。） ごめんなさい、それもないんです、いやあまいったなあ・・・お客さまもするどいなあ・・・・・・。」
「え！ほんと？そりゃーないよマスター。ねえ一体何があるの・・・ここ。」
・・・
・・・
ＴＡＫＥ ５も、キースも、グレン・ミラーも・・・・・・そう、ＤＯＴＣＯＯＬには、実は何もないのだ・・・。
あっ、今はあるよ。
・・・グレンミラーは、ないか・・・やっぱり。 ・・・・
いっぱい集めよう！精進しよう！ジャズバーの親父として。
昨年春、我々を大笑いさせてくれた神舟３号は、その後のＣＯＯＬの独自調査で、実は当方に明らかな認識不足があったことが判明した。
・・・・・・
まず、やかんそっくりの宇宙船を写した問題の写真
これにはカラー写真が実在した。
どうだあざやかな写真ではないか。
こげ具合が鮮明でよけいに使い込まれたやかんらしく見えないでもないが・・・。
そしてなんと、打ち上げ時の写真も入手
おう、かっちょいいロケット！ちょっとレトロか・・・。
発射！なのだ。
宇宙へ。
モンゴル直行ってことは・・・ないだろうね、これなら。
そして
記念切手も発売された。
こうした中華人民共和国あげての大イベントだったのだ。
さて・・・
無人だったはずの宇宙船の中にはなんと乗組員が・・・・・・
おう・・・誰だお前？
ダミー人形か・・・。
お前がやかんの中に、ひそんでおったのか。
いったい何故に、微笑んでいるのだ・・・。
中華のみなさん、笑い話にしちゃってごめんなさい。
けっこうマジな、計画だったのね。
しっかしよう、
このプロジェクトからかもしだされる、なんともいえない笑い臭はいったい何なのだ・・・。
俺が、間違っているのか？それとも中華の仕事が間抜けなのか？
中華４０００年の謎かけなのか・・・。
そして、神舟、いったい何を成し遂げようとしているのだ・・・。
（終）
ある日のタクシー運転手との会話・・・
「しかしー、何ですね。」
「・・・。」
「今のー、人たちはー、ほんと大変ですね。」
「不景気ですしね。」
「大変なのは今の衆ですよ。実は私なんか不景気大歓迎なんですよ、なんたって物の値段は下がっちゃってほんとなんでも安いでしょ。私なんてリタイヤ組みで、６５になりますけれどねもうすぐ、もう一生食べていくに困らないくらいの蓄えはあるわけですよ。だからこうして不景気になって、なんでも安くなればホント、イイ世の中なんですねえ。」
「・・・・・・。」
「サラリーマンは実は途中でやめて、なんたって大変だったものですから。2年くらい旅行したりなんかしたりで、遊んで暮らしていましたけれどもう飽きちゃってね、こうしてタクシーの運転手になったわけです。こっちの方も時間があってホントなかなかいいもんですよ。」
「・・・・・・。」
「まあ今の衆にはほんと信じられない話かもしれませんが、昔はボーナス１０００万円なんてことがチョクチョクあったんですよ。もう儲かっちゃって儲かっちゃって仕方がないんですよ。信じられないでしょ。給料はいいしボーナスはすごいし、もう何の苦労もありませんでしたね。まあバブルっていうやつですね。そんなのに乗じてまあ儲けた儲けた・・・。」
「・・・へえー凄いですね。」
「でもね、一番儲けたのは、あれですよ、・・・株。」
「・・・。」
「もう買えばすぐ上がりましたから。二週間や三週間ですぐ倍になる。そりゃーやりましたね、ありゃー儲けたなあー。まあ4,5年の間の出来事でしたけれどね。」
「・・・飲み屋の話題といえば株と先物だった時がありましたよね。」
「・・・でもやらないやつがいっぱいいたんですよ。やらないやつのほうがはるかに多かったと思いますよ。儲かればすぐ貯金。まったく日本人だなあ・・・って思っていました。投資するということを知らない。」
「・・・私みたいな人が多かったってわけだ。そういうことには手を出したくないですから。」
「でもねーお客さん、アメリカじゃあほんと一般の人も株をやるわけですよ。そういうことに国民全体に理解がある。なんたって儲かった、やらない奴はほんとバカじゃないかって思いましたねえ。いやー今の人たちは、ホントたいへんだあ。」
「いまさら株に手をだしたってねえ・・・まったく。」
「いやあほんと、今の人たちは大変だなあー・・・。」
・・・
・・・
・・・
バブルを享受した人もいるってことね・・・。いやー腹たてないようにしよ・・・。
伊代は１６ではなかったが、１９か２０のころ、私はバックで踊ったことがある。
バイトだった。静岡第一TVにジャンジャンサタデーだかという番組があって、例によって警備員となってバイトをする予定だったが、今日は青葉公園からの生中継で松本伊代がゲストに来るという。私はジャズが好きな硬派な少年だったので、それがどうした・・・と決め込んでいたが実のところイヨちゃんは河合菜保子と並んで私の中の二大アイドルで、ナオコちゃんの握手会にこっそり伊勢丹の屋上に行ったのは先月のことであった。まあアグネス・チャンから始まって山口百恵、イヨちゃん、河合菜保子くらいまでが私のアイドル好き時代で、その後高橋由美子が若干気になったりしたが妄想にちょっと使ったくらいでたいしたことはなかった。
青葉公園は今にも泣き出しそうな曇り空だった。ステージを組み上げ、照明、ＰＡをセッティングして休憩をとっていると、ＴＶ局のスタッフから呼び出された。なんと今日バイトのみなさんは松本伊代のバックで踊って欲しいという。・・・そんな俺は踊りなんて・・・ギゼにもキンクイにも行ったこと無いぜ俺・・・と思ったのは見当違いで、地下駐車場に用意してある怪獣のぬいぐるみを着て、イヨチャンのバックに並んで適当に体を動かしてくれればいい、ということだった。
俺
ぬいぐるみだあ？・・・それじゃあせっかくＴＶにうつっても誰だかわからんじゃんか、と思いつつ地下駐車場に行ってみるとそこには懐かしの円谷プロの怪獣たちがオンパレードだった。レッドキング、エレキング、バルタン星人、ベムラー、ケムール星人、スカイドン、ウルトラマン・・・いやーどの着ぐるみ着てもいいのかいね、と思って私が手を取ったのはエレキングだった。いやーこいつの人形が昔欲しかったんだよなどと思い出しつつ、かぶってみたらとなりのウルトラマンと戦ってみたくなった。思い思いの着ぐるみをきた我々バイトは地下駐車場でそれはもう怪獣大進撃となり、ウルトラマンに総攻撃をくわえたりして遊びながら出番を待っていた。
出演１５分前、さあ、スタンバイだ、地下駐車場を出よう・・・と怪獣姿のまま坂道を登ろうとすると、これがえらくしんどかった。エレキングは見てのとおりけっこう足が短いうえに筋肉質でこれがたいへん歩きにくい。坂道を歩いているうちにこれがもう猛烈に汗が噴き出してくる。坂道の途中で、出番の終わったかわいらしい静岡のオニャンコギャルズが声をかけてくれる。「がんばってください、怪獣のみなさん！」がんばって手を振って答えてみたが彼女たちに伝わった気配はなかった。足も長く運動能力が高いウルトラマンやバルタン星人を選択したやつはかしこかった。４つ足のスカイドンは坂道の途中でピクリとも動けなくなっていた。おい、笑かすなよ。そんなの目に見えてたことじゃんか・・・と思っていたらスカイドンはスタッフ４人に抱えられ、まるでガメラが宙を飛ぶように舞台袖に送り込まれていった。
生放送だった。ＣＭの１分３０秒の間に舞台に整列しなければならない。屋外の狭い舞台だ。舞台下で控えているとディレクターからＧＯサインがでた。さあ舞台によじ登ろうとしたがこれがなかなか上りきれない。あせびっしょりになりあせってがんばっていると舞台上からクールなバルタン星人がはさみを差し出していた。私はバルタンのはさみにつかまって一気によじのぼり、イヨチャンの後ろに整列した。
イヨチャンは・・・それはもう後姿だが・・・なんと足が細かったことか。折れてしまいそうだ。ホント小枝のような足だなというのがもう第一印象だった。お得意のメドレーを歌い続ける中、我々は必死に踊りつづけた。シェーー、シェーーーーとか繰り返したが果たしてどんな風にＴＶにはには映っているのだろうか。イヨチャン、イヨチャン・・・なんて心の中でくりかえしつつ、この過酷な重労働に私は耐えつづけた。
さあ、入れ替えのＣＭだ。今度は１分しかない・・・舞台から降りるぞ・・・と勢いあまった怪獣たちは次々に舞台から転げ落ちていった。舞台下に折重なって墜落している怪獣たちの上に、４つ足のスカイドンが最後に飛び降りその衝撃とともに我々の仕事は終了した。イヨちゃんはマネージャーたちに囲まれ、いち早く車にのりこみ次の仕事場に向かっていた。あーあ、冷たいなあ、これが舞台裏かあ・・・。
この話、以前書いたことあるんだけど、いつのまにか消えちゃったからリメークしました。面白かった？
おもいっきりDOTCOOL売上倍増プロジェクト ２００３／６／２６
今日は驚きの研究発表です！
なんと、ジャズは健康にいい！
COOL氏もこう申しております。
医学的根拠もしっかりしています。
そして、更に・・・
さあ皆さん、ジャズを聴かない手はないですよ！
ようし、これでおじいちゃんもおばあちゃんも、おかあさんも皆さんも、DOTCOOLで大騒ぎだ。不況知らずで突っ走るぜDOTCOOL！
（この話に根拠はありません・・・。）
「COOLさん、そういえば、最近さあ、ストーカーって騒がなくなったわね。」
「そういえば、ね。」
「最近は、鬱病とか、ひきこもりとかが、にぎわっているわね。」
「なるほど。」
「と、いうことわね・・・。」
「ん・・・。」
「ストーカーは、引きこもって、鬱病になったってことかな、COOLさん？」
「え・・・。」
「ストーカーしたりして、『俺はもうだめだーこんなんじゃー。』ということになって、引きこもって、鬱病になったということで。」
「なるほど、ストーカーにも天罰が下ったってことだね。」
「うーむ、なかなか世の中、うまくできているわね・・・。」
・・・
まあ、最初はジャズバーなんてやろうとしてなかったよな、あのマスター・・・
まあ、なにかい・・・ちょっとおしゃれなバーなんか作って、よしゃあいいのに思えばかっこつけてたっけなあ。
・・・
どこで、どう間違っちまったのかねえ、ホント
俺、この目でね、全部見てきたんだよ。
いつの間にか、店ぶっ壊して、グランド・ピアノなんか、いれてさあ、
JBLのスピーカーは入れるはアナログプレーヤーにこだわるは・・・で、
ほんと、そんなてめえの趣味で作ったような店、儲かるなんておもっているのかねえ、ホント。
自分の秘密基地じゃないんだからさあ。それじゃほんと子供の遊びの延長だよなあ・・・。
・・・
・・・
おまけにジャズライブもがんがんやったりしてさ、
ちゃんと採算とれているのかねえ、心配になっちゃう。
まあ俺は全部聴けて、ほんと楽しませてもらっているけどね。
・・・
でもさ、
まあ、貴重だって言えば貴重かもしれんなあ。
まったくおりこうじゃないもんな、CDだデジカメだ地上波デジタルだなんて便利さを追求する世の中にあってさあ、
１９５０年代の古くっせージャズにこだわってそこから抜け出せないうちに、
古くっせー店作っちまった。まあ貴重だっていえば貴重だよ。これからもがんばって欲しいねー。
・・・
・・・
・・・
え、お前だれだって？
さっき姿見せたじゃんか。
俺だよ、おれ。
・・・あ、俺にもしさ、なんか言いたいことあったらさ、
マスターの悪口でもいいし、なんかお願いごとでもいいけどさ、
俺のポケットの中に紙に書いて入れといてくれ。必ずお返事するからさ。
お願いごとをかなえることが、みんなも知ってる、おれの仕事さ。
じゃあな。
携帯にカメラがついたおかげで、気軽に写真が撮れるようになった。
COOLはまあ、普段こんなことを考えながら街を歩いているということだ・・・。
１００円パーキング 「TO夢」
トム、と読む。いいのか、これは。
スナック「数利夢」
かずに利する夢でスリム。もうかりそうだな。
そういえば、昔うちのビルに愛に飢えた男とかいて、
愛飢男というのがあったな・・・。
静岡人宿町にある「新宿街」
たまたま見つけた居酒屋風「チャンス」
閉まっていた。チャンスだったのだが・・・。
トイレにあったポコ○ンの落書き
妙に写実的なのが気になった。
電柱脇にこんな看板
日常の、ふとした時に目にする
この文句が人をとらえて入信に導く。
いや、封筒にあるコピーが気になったのです。
「豊かな自然や歴史に培われた文化の中に人が行き交う交流文化都市」
・・・
豊か、自然、歴史、培う 文化、人、交流・・・
行政がお好きな文句が全部ちりばめられていてさあ・・・。
こういう言葉が、最も人に届かないと思うのであります。
いや、今日は「落ち」はないよ。読んでくれてありがと。
ネタもあんまり浮かばないので、前回に引き続き、COOLの視点パート２。
雑誌、はじめてのオーディオ入門。
これは「はじめてのオーディオ」か「オーディオ入門」でいいはずだ。
うーん頭痛が痛い。
静銀窓口にてみつけた、
売れなくなって民間にさばこうとしている国債。
以前は銀行が大量購入。
パブ「恋人形」
これ、絶対、ラブ・ドールと読ませるはず。
幻のアート・ベッパーのオメガ盤、THE ART OF PEPPERの第一集。
何かがおかしい。
そう、名刺の頭の文字が母音の場合、THEは「ザ」じゃなくて「ジ」のはずだ・・・。
バスの中で見つけたビアガーデンの広告。
回転寿司もある無国籍ビアガーデン。
多国籍ではなくて無国籍。
多いんだよこういうの。何にも所属しないやつ。
和でも洋でもないレストラン、ジャズでなくジャズ風な音楽・・・。
よく言えば個性的。悪くいえば・・・。
いやーなんだかね、ほんとに夏なのかね。
涼しくて、気持ち悪いね。ここんとこ。
パーカーは知ってのとおり、楽器を質にいれてヘロインを吸っていた奴だし、
マイルス・デイビスはヘロインを克服した後、すぐさまコカイン中毒になり、
ソニー・ロリンズはヘロイン中毒を更正するために自ら刑務所に何度も入り、
エバンスはフィリー・ジョーとスリク友達で、
バド・パウエルも、コルトレーンもヘロインまみれの生活・・・まったく、
俺の好きな音楽はほんと、麻薬や覚せい剤の中から生まれたようなもんじゃんか、これ。
・・・
いいのかよ、こんなんで。
でも結果的に、彼らの音が歴史に刻まれたのだからさ、皮肉なもんだぜ、ホント、これ事実。
・・・
いや、今日の話はそんなんじゃなくてさ、
その、
「休肝日」って言うじゃない。
お酒は一週間に一日、控えなさい、なんてね。
・・・
あのさあ、考えてみてよ。
そいつ、週に６日、酒のんでるんだぜ、
一週間に、６日酒飲んでるやつが、一日だけ酒ぬけるか？
そんな規則正しく酒止めることなんてできるのか？まったく。
そんじゃ言うけど、一週間に６日タバコ吸ってる奴が毎週、週に一日だけタバコやめられるか？
毎日スリクやってる奴が週に一日しっかりやめられるようなもんなら、誰だって自分で更正できちゃうよなあ・・・。
・・・
休肝日、なんておかしいいんだなあ・・・これ。
・・・・・・
まったく、寝つきわるいぜ。
今日、おれ、酒抜いてみたんだよ・・・ちょっとイラだってる？俺・・・。
♪たけやーさおだけーーー♪
「ねえ。」
「ん？」
「たけやーさおだけーーーって株式会社だったのね。」
「うそ？」
「何聴いてるのよ、よーくあの拡声器の声、聴いてみてよ。」
♪たけやーさおだけーーー・・・にほんで千円。株式会社やまやのさお竹は二十年前と同じ値段で二本で千円・・・・・・。」
「ほんとだ。」
「しかしねえ・・・。」
「ん・・・。」
「株式会社ってどうしてなんか、他の会社より『えらい！』って感じするのかしらね？」
「それは、多分・・・。」
「・・・。」
「人生ゲームだな、ほら、がきのうちからあれで売るだ買うだ、あがっただ下がっただってやるじゃない、あれの影響強いと思うよ。」
「なるほど。」
「今の人生ゲーム、ほら負けたやつが行くとこさあ、『貧乏農場』って言わないって知ってる？」
「そうなの？」
「やっぱ億万長者になるか、貧乏農場へいくか？だよね、あのゲーム。子供ながらに貧乏は農場で働くんだなんて農家に対してものすごい偏見をもったりしたもんなあ。今は『開拓地』とかいうらしいよ。言葉はどんどんきれいになっていくね。」
「♪たけやさおだけーー♪は２０年前からかわらないみたいだけどね。」
「ま、かわらないもんもなきゃね。おれもはやりすたりで、店やっちゃいられねーよ、めんどくせーもん・・・。」
NHKの「おしゃれ工房」という番組で、素敵なクリスマスカードの作り方を紹介していた。
素敵なクリスマスカードでしょう？どうやって作るかというとね、
まず、白インクを使ってトレッシングペーパーに図案を書き写すのね。
結構細かい図案だよ。でもかっこよくね。
その後は色付け。白鉛筆でろうそくを塗ってみよう。一定方向に塗ると色むらが出にくいよ。
次はエンボス加工だ。エンボスパッドに載せて、エンボス加工をしよう。
きれいに濃淡をだしてね。
フトペン、ホソペンを使い分けて美しく・・・ね。
目打ちできれいに穴をあけて、
刺繍ばさみを使ってれいに穴をあける。
ピンキングばさみでまわりの余分な部分をきりおとしたら出来上がりだ！
うまくできるかな？
挑戦してみる、がんばってね。
ん？
ＣＯＯＬが突然、なにかわいいお話、してるんだって？
そんなめんどくせーことしてられるか・・・と。
クリスマスカード、なんてのは
の使ってさあ、パソコンでやりゃあいいじゃねえか、と
思ったでしょ。
思ったでしょ。
このめんどくせー作り方の説明見て、思ったでしょ。
・・・
うそだあー。おもったよ、ぜったい。
ＣＯＯＬも思ったんだよ。最初。
そんな怨念のこもったようなクリスマスカード、作ってどうすんだ、と。
なんでも
こんなんでつくれちゃう時代だからさ。
しかしよう・・・
記念日は記念の日なんだから、これくらい大切にして当然なんだよな、ほんとは。忘れてたよ。