検証!多発テロ。 2004/4/25

tero.gif (20590 バイト)2001年の9/11に同時多発テロがあって、COOLはさすぐ10/5からこのHPで同時多発テロに関する考察をはじめたのね。まあこちらに長めの連載があるから、興味のある方は読んでもらうといいけど、COOLはまあこんなことを書いているのね。

・これは、ユダヤ教徒がイスラエルを支配する上で生じた、イスラム教徒の失地回復である。

・見えない敵と戦っているのではなく、タリバン政権対アメリカである。

・テロは戦いの手段であって、主義ではない。

・パキスタンとイラクはアフガニスタンと共闘する。

・この戦いの構造は第二次世界大戦に酷似している。アメリカは抵抗できない第二の日本、すなわちパレスチナ連合国家の建設をめざしている。

・・・

とさ、まあざっとこんなことを書いているわけよ。じゃあ実際どうなったかというと、

・アフガニスタンのタリバン政権は崩壊し、アメリカはアフガニスタンの民主化に乗り出した。しかし指導者ビン・ラディンは見つかっていない。

・イラクは大量破壊兵器の存在を理由にアメリカに攻め込まれ、フセイン政権は崩壊したが民主化には程遠い混乱状況をきたしている。パキスタンは静観した。

・9/11以来のパレスチナとイスラエルの闘争は過激度を増し、パレスチナは執拗なまでの自爆テロを繰り返し、現在ではイスラエル側はミサイル攻撃等に留まらずアラファトの殺害も辞さない構えである。パレスチナ国家の建設などとても不可能な状況となっている。

・・・

とこんなところか。

まあ俺の予想はさ、あんまりあたらなかったかもしれないけどね、

あのビルにさ、旅客機がつっこんで、世界が混乱しているときに、

イスラエルとパレスチナの激突を予想したところは、まあ大当たり!ってところだね。

いまじゃあガザにミサイルは打ち込まれるは、何百人が殺されるテロがイスラエルで頻発するは、もう混乱をきたしているしね、しかし

ここにすべての本質がある。ユダヤとイスラム、これは解決しない問題だからさあ、あんまり首突っ込んじゃいかんと思うよ。

テロに対する戦い!ってもうそんな言い方いいかげんやめようよ、おかしいんだからそれ。

 

 

さて、

スペインもイラクから撤退かあ、俺たちもさ人質とられてたいへんだったわけだし、

いいだろそろそろ。パレスチナだユダヤだの問題に俺たち仏教徒が口をはさんじゃ筋違いだろ、

帰ろうよ、自衛隊。

アメリカが作った平和憲法もあるわけだし、戦えないからさあ、

そろそろいいんじゃない、ごくろうさん。


変だな  2004/5/1

sake.jpg (26972 バイト)ある日の午後、妙な自分に気づいた。

・・・

あれ、

何だろう、どうも、そわそわするな。

なんだ、もう、座ってられねえな、レコードでも買いにいっちゃうぞ。

・・・

落ち着かねえな。

どうしたんだ、なんか目の前にあわあわが浮かんでるぞ。

立つのがおっくうだ。どこかに手をそえないと立っているのもつらいぞ。

きっと、ここんとこ、歓送迎会シーズンだったし、やっぱ休まなきゃな。

うーん、まだ仕事まで時間もあるし、ちょっと寝ているか。

・・・

・・・

肩が凝るなあ。

ひでえ凝りかただ。

そういやかなり疲れもたまっているなあ最近、休んでいないからかなあ。

明日、マッサージにでもいってみよう。

・・・

・・・

・・・

 

 

 

仕事がはじまり、お客様に勧められて、

一杯飲んだら、うそのように症状がすべて消えた。

・・・

やば!こりゃ、やばいぞ!


看板  2004 5/10

kanban2.jpg (14724 バイト)

 

やられた!

まったく、もう、どこのどいつだ。

 

・・・

 

というわけでしばらく看板は出ておりませんが

営業はしております。よろしく。

 

ぐすん。


看板2  2004 5/16

kanban3.jpg (24233 バイト)

へへ。

新しい看板なのだ。

前の看板ぶっ壊されて頭にきて、

ようし、どうせなら、

おしゃれなの自作してやろうと思い立ち三日間、

もう渾身の図画工作だったのだ。

どう、かっこいいでしょ、

看板見に、一度遊びにきてね。

 

 

 

いやあCOOLさんいい看板ですね、とほめてね。


チェンジ  2004/6/3

あこがれの175DLHを持つCOOL、ん?

175dlh.jpg (4632 バイト)いや、そんな気はまったくなかったのだ。

いや、思い起こせば一昨年のストリートジャズが終わった時にね、ようしこれが終わったらまあそこそこのスピーカーでも入れてみよう、なんて考えてはいたわけだ。まあCDたくさんあるし、そこそこ鳴ってくれればいいや・・・と。それまでは10センチくらいの2wayで、設置場所も店の右と左、みたいにめちゃくちゃなところで・・・いやそれでも満足して、CDかけながらJAZZを語っていたわけです。

そうストリート・ジャズが終わったところでオーディオ検討してみようと思い、岩手県の一関の有名なジャズ喫茶「ベイシー」に行ったのが今思えばすべての始まりだったか。2トンを超えるといわれるエンクロージャーのなかで、JBL 2220B×4 375に巨大なレンズをつけ、 名機075ツイーター というスピーカー群をマルチアンプで鳴らすそのシステムはそりゃーもう足元ぐらっと揺らすような、まさしく大砲のような「ズドン!」がでるしろもので、本物をこえるであろうJBLサウンドにまったくやられて帰ってきたんだな。そんな時でも僕はベイシーの菅原さんに、CDでまあそこそこのシステムを組みたいんです、なんていっていた。菅原さんは、「デジタルならデジタルだけで組んだほうがいいよ。」といっていたのを思い出す。

帰ってくるともう、体が勝手に動き出すのがわかる。菅原さんが、「マランツのプリメインアンプはやすいけどいい音するよ。」の一言で私はマランツのPM17を購入、そして置き場所をつくってもう心はJBLだ。オーディオのことなんかまったく知らない私はあのJBLのバッフルのブルーにやられ、JBL4312MK2を購入、いやあもう配達されてくる前の日は一睡もできず、すみやに入荷するのを近所の喫茶店で待ち、入ったと同時にとりに行き取り付けにかかったわけだ。

最初にのっけたのは「ベイシー・イン・ロンドン」CDをまわして飛び出した音はまあゴキゲンなサウンドで、規模は小さいがあの一関ベイシーできいたJBLサウンドに間違いないと思った。押し出しの強くはりの在る音。感動したね、もうこれでいいと思った。店のCDが宝の山に見えた。さあてこれから片っ端からかけて、感動しまくるぞ!なんて思ってブルーノートもリバーサイドもコンテンポラリーもプレスティッジもともかくめちゃくちゃにかけまくった。いやあ音楽って本当に素晴らしいですねえ!

ところが、

すべてがまた変わったのは、ある日思い立ち、大学時代に使っていた安物のターンテーブルをつないで、音を出した瞬間だった。

レコードからでたその音は、CDのそれと明らかに異なる、なにか音の本質を表現していた。

口では表現できないが、なにかこう、「本物」なのだ。

そう思うともうだめだ。もうなんとかいいレコードプレーヤーがほしくて、DENONのDP900を中古で購入、幸いにもカートリッジーに103Rがついておりしょっぱなからかなりゴキゲンだった。大学時代に聴いていたレコードを60枚ほど持ってきて鳴らしてみたらやはりゴキゲン、そうなると足りないのはソフト、レコードだ。もうそれ以来中古レコード屋にいりびたり狂ったように買いまくった。自分で言うのもなんだがモダンジャズは詳しい方なので、はずれを買うことはなかったがCDと違い盤質をチェックしてから買わないと針飛びしたりするから大変だ。しかしいったい去年一年で何枚のLPを購入したのだろう?あとで現金出納帳チェックしてみるか。

・・・なんて買いまくっていると今度は「発売当初のレコードはアーティストの思いやエンジニアの思いが違う、従って当然、再発のものより音がいい。」ということになってこれに手を出すと湯水のようにお金が無くなる。しかし本当に効きたい盤はオリジナルを買うというまた一つの楽しみを知ったりする。いやまあ奥の深い世界ではある。

すると今度は少しでも音を良くしたい欲求がうまれ、スピーカーケーブルを代えカートリッジを代え、中でも圧倒的に変わるのはいい?ここだけだけの話伝授すると、昇圧トランスと電源だ。ここにこだわるものはきっとオーディオを制するな。昇圧トランスに関してはまたこのHPで詳しく書くことになると思うが、まあそんなことで本当にアナログサウンドは生まれ変わる。本当に別物になっちまう。そしてどんどんいい音になっていく。CD?ちゃんちゃらおかしいぜよ。10010001000100001111100001010100100・・・・・・て音かい?暗号かい?

いやね、溝に針を落とすと音が出るっていうのは、これはもう神が地上に与えたみごとな物理特性だと思うのね。たとえば西暦3000年の人類がレコードを発見してなんじゃこれ・・・と思ったところで、やっぱりそいつを回して溝に針をおとすことぐらいすると思うのね。それくらい単純な仕組み。しかしCDを発見して、1001010001010110111101000100というシグナルを発見しても人類はそれを音に変換できるのかねいったい。現代のコンピュータはビットとバイトという単位が根底にあってそれが組み合わさることで表現し、プロセッサで演算するわけだけど3000年にもなりゃデジタルの規格は根底からくつがえっていておかしくないね。ましてMP3他の音楽フォーマットなどいったいいつまで存在するやら。だってすでにたった20年前のファミコンはプレステ2で再生できないだろう?だからCOOLは2000年におけるアートをデジタルという媒体でのこすのは非常に危険な行為であると考えているわけね。この西暦2000年近辺の急激なデジタルの進歩はね、この時代の文化をそっくり失うことと裏腹のような気さえするのね。

そうこうしているうちにあの1950 60年代の音を本当に欲しくなり、

買っちまった。JBL130Aと175DLH。まってくれエンクロージャーこれから作るから。できたらもう当然、吼えるようなJBLサウンドをもう思う存分聴かせてあげるからね。もうちょっとの辛抱だ。いま自宅に転がっているよ、歴史的名器がさ。

するとこんどはネットワークが問題となって、これがちょっとだけ電気の知識が必要となるわけよ。コンデンサーだ抵抗だコイルだアッテネーターだ、公式や数式がでてきてもう頭が痛くてねえ、こんなことがなんで音楽と関係するんだ?はやくこんなことからはほんと開放されたい。好きじゃねーんだよこういうの、はあ、もうちょっとがんばってやってみよう・・・。

・・・んまあ、長くなったけど、

要は俺、つい2年前には、こんなこと微塵も考えていなかったわけよ。

ジャズプレーヤだし、ばかばかしい・・・、と。

いつのまにか音楽にはまり、ジャズにはまり、自分がプレーヤーであることも忘れて没頭した2年間だったな。俺はチェンジした。いや人はチェンジする、それを恐れてはならない・・・とでも今日はしめておくか・・・。CD派の人ごめんなさい、反論しないでね、されても困るからさ、今度CDの素晴らしさを店でたくさん聞かせてね。


世界の中心で愛をさけぶ 2004/6/11

tyushin.jpg (5933 バイト)営業中、バド・パウエルの「ザ・ジーニアス・オブ・バド・パウエル」を聴きながら考えていた。

 

・・・2004年にさあ、まあ俺はこうしてジャズ・バーをやっていて、いろんなジャズを生で聴いて、またいろんなレコードを聴いて、そりゃあもう一日8時間くらい、浴びるように聴いていてさ、まあ俺なんかは営業が終了してからも居残って聴き足りないアルバムをターンテーブルにのせたりして、ほんとたくさん聴いたりしているわけだな。好きだよまったく。そしてさ、数はそんなに多くないけれど日本人にだって素晴らしいピアニストがいることだって知っているし、2004年という、もうハード・バップが全盛の頃からは途方もない時間がたってしまった現代においても、世界には優れたアーティストが少なからず存在していて、おそらく歴史にのこる演奏を展開しているのだろうな・・・・・・。

しかしな・・・・・・このバド・パウエルはいったいなんだ!?この圧倒的なグルーブ・スイング!このレコードのA面はさ、まあソロピアノなんだけど聴いた後の感想はさ、「いやあスゲートリオでしたね!」になってもおかしくないわけよ。ソロ・ピアノなのにトリオをしのぐ大迫力とスイング。もう圧倒的なスピード。いや、だからさ、もし地球がひっくりかえったって、こんなピアニストはもう出現しないだろうよ・・・。このアルバムのハイライトは「二人でお茶を」かもしれないけどさ、「パリの目抜き通り」だって「ハルシネーションズ」だってそりゃーすごい・・・。それがさ、いたって普通に、すごい。リラックスの中ですごいとでも言おうか・・・。うねるははねるは、速いは立ち止まるは、もうすべてがあって心地よい。いや・・・もし、もしだぜ、この演奏がこのさ、DOTCOOLのピアノで行われたとしたら、いったいどうなっちゃうんだろうね。みんなひっくり返って立ち上がれなくなっちゃうんだろうないや、おおげさなことではなく、ほんとうにさ。普通に、たちあがれない・・・

「COOLさん!」

「ん・・・。」

「お客いるのよ、ここに。」

「うん。」

「今日、映画見てきたのよ。」

「へえ、何を?」

「世界の中心で愛をさけぶ・・・よ、知ってる?」

「ああ、なんだか話題のやつでしょ、確か日本映画だっけ。」

「・・・」

「あれ、違った?」

「イタリア映画でしょ、知らないの?」

「ああ、そうなんだ。そうだねタイトルからすると・・・なんかミラノあたりが舞台で、ロマンチックで、わかるような気がするなあ。」

「まったく面白いわね。新聞とか読んだことあるのあなたは。」

「え、違うの?・・・ベニスが舞台・・・だったとか。」

「韓国映画に決まっているじゃない。知らないのほんとに。ギャグでいっているの?」

「ああ・・・あの・・・ペ・・・ペ・・・ペ・ヨンジュンとかいうあの話題の、有名な、あれですか・・・。」

「そう、奥様たちのアイドルのあれ、ね。その通り。・・・で、あなたね、」

「はい。」

「その路線いいと思うわ、私はね。そのまま行って欲しいと思う。かすみでも食っていきているわけ本当は。」

「いや・・・その、ジャズのことなら何でも聴いてくれれば・・・まあ最近はオーディオも少し・・・。」

「・・・まあ、一生その路線を突っ走りなさいさいよ。もう誰も止めることはないと思うわ。・・・。」

・・・

 

おれはこの、ちっぽけなジャズの店で、

今きっと、世間から大きく取り残されて、生きている。

でも、少しでも、

正しい生き方をしたいと、思う。


街  2004/7/24

kabuki.jpg (9104 バイト)

遠い記憶だが、松田優作が探偵物語の最終回で、

女を駅に見送る途中で、女からこう聴かれるのだ。

「探偵さんはこの街に来て、何年になるの?」

・・・

・・・

工藤(優作の役名)が何を話したか・・・たしか、この街に来て5年、そして、はげた奴、ちょびちょびした奴、いろんなのがいてまあこの街は面白い・・・とか言っていたかな。

その後街に住む工藤の友人達が皆殺しにあい、彼は殺した奴らに復讐し、悩み、まだこの街で探偵を続けると決心するが・・・まあ結末は知ってのとおりだ。

・・・

いや、COOLはね、工藤が街を歩きながら、「この街」について、女とぼそぼそ語るこのシーンがさ、結構好きなわけ。

探偵も、バーテンも、街そのものを生業にしているんだな。

街に、生きている、街に、生かされている、そんな状況がさ、所詮俺たちの居場所なのかもしれん。

俺、よく男と女が語るシーンをコラムで書くでしょ、ひょっとするとこのシーンの影響大きいかもなんだね。

・・・

・・・

ん、まあ、わかると思うけど、

当然、COOLもやってみたいわけよ、このシーン。

 

 

 

「COOLさんはこの街にきて、何年になるの?」

「19年かな。」

「この街で、何をしていたの?」

「最初は、ポルノ映画を観てた。居酒屋で飲んで、くだまいて、女のケツを追っかけてた。」

「今は?」

「ジャズを聴いて、酒を出し、ジャズみたいなことをやってる。」

「楽しい?」

「ん、まあね。」

「この街は面白いの?」

「・・・・・・、うん。せこいのもいるし、はげたのもいるし、ちょびちょびしているのもいて、結構楽しいよ。」

「へえ・・・いつまでこの街にいるつもりなの?」

「・・・そんなことは、わからないさ。でもしばらくは、いると思うよ。」

「この街、好き?」

「・・・・・・。」

 

 

 

 

・・・

なんてね、なにげない会話・・・

いや、このシーン、やってみたかっただけだよ。


静岡県ホームページグランプリ 2004/8/6

contest.gif (30611 バイト)義理、人情という言葉がある。

あいつは、義理がてーやつだ。というのはほめ言葉として使われるし、

あいつは、人の情けがわかるやつだよ、なんてのもほんとほめ言葉だね。

・・・

まあ、わかると思うけど、

COOLは、この義理、人情という言葉があまり好きではない。

・・・

ついつい、真実が見えなくなるからね、この義理、人情のおかげで。

アーティストだからね、

どんな義理がてーミュージシャンでも、スイングしなきゃ良くないし、

人の情けが深くても、スイングしなきゃー意味無いね・・・という感じだよ、COOLはいつも。

・・・・・・

 

 

 

静岡県ホームページグランプリというのがあって、

COOLも応募してみた。

DOTCOOLみたいなページが客観的にはどう評価されるか、ちょっと知ってみたいと思ったわけよ。

ページへ飛んで、個人/グループ部門で、音楽というカテゴリーをみるとDOTCOOLがでてくる。

キーワード検索で、DOTCOOLと打ってくれてもいいよ。

そのさ、

・・・

まあ80,000ヒットもこえてさ、DOTCOOLのHPも店もなんとか潰れず続いているのもほんと皆様のおかげです・・・。

今後ともよりよいサービスを提供させていただきますのでよろしくお願い致します・・・。

君と僕との仲じゃんね、ほんと、まあ貸し借り抜きでここまできたわけで、

まあその・・・いやお願いというわけではないわけではわけですが・・・

まあ俺は、義理とかまあ人情じゃんかとかそういうのは好きではない人間だが、

まあその、お願いという形でですね、

・・・

一票さ、投じてくれてはどうかね、ここで。

まあそういうことがさ、社会で人間関係を形成するのに重要なことであると、

一票投じることは・・・まあ頼むよ。

ここまで読んでくださったわけでしょ、うんじゃあ一票くらいさ、まあたのむよそこんとこよろしく。

義理、人情だよ世の中は。

 

 

間違ってグランプリとったら、そん時はドンペリのピンクで乾杯だ!間違え!!


MY静岡日本一 2004/8/4

myshizu.gif (24585 バイト)myshizu2.gif (11359 バイト)静岡新聞を見ていたら

MY静岡日本一というサイトがあることを知った。

まあこんなことを新聞の一面にのっけて、喜んでいる静岡新聞も暇だけど、

おれも暇に乗じて、ちょっと拝見。

 

静岡の日本一

日本一高い山  富士山。・・・いちいち書くなよ。半分は山梨。

日本一深い湾  駿河湾。・・・ほう。日本一汚いじゃなくてよかった。

日本一広い公園墓地  富士霊園。・・・ふむ。富士は宗教とやくざの総本山。

日本一速い  風速。・・・まあこれは愛知県もまけていないぞ。息吹おろしはつらいつらい。

作付面積日本一  ばら。・・・そういやホステスの誕生日に真っ赤なばらを贈るおやじは多いような気ががするなここんとこ。

日本一多い  旅館の数。・・・ということは静岡は日本一の観光地?

日本一多い  J1リーガー数。・・・もう静岡といえばサッカー、これなのだ。私の実家愛知のサッカー小僧は静岡といえば恐れをなしていた。

日本一多い  あゆつり人口。・・・そういやカウンターであゆや鮎つり用のさお置きの作成などの話題がのぼるな。

産出額日本一  茶・・・そりゃーもう。

漁獲量日本一  しらす・・・150号沿い由比のスマル亭のしらすのかきあげうどんは絶品。

出荷額日本一  レトルト食品・・・そういや大井川町に日清食品の工場があるな。

出荷額日本一  木製音響機器用キャビネット

 

 

ん、なんだ?

出荷額日本一  木製音響機器用キャビネット

 

 

 

・・・・・・

おい、それって、スピーカーBOX(エンクロージャー)のことじゃねえか。

まいったな、俺はさ、今度の新しいシステム導入のうえで、一番悩んだのがこのキャビネットだぞ。

ほんと、キャビネット一発で音が変わっちまうからさ、自作でいくか、購入するか、オーダーメードするかでほんと悩んでさ、結局長野の職人さんに頼んでつくってもらうことにしたのにだな、静岡が出荷高全国一とはどういうことだ!

130AとLE175DLHをあえてJBLの箱にいれないのだからさ、これはちょっと冒険なのだ。しかし一生もんなのだからちょっと想いをこめたくてね・・・それにしても、

灯台下暗しとはこのことか・・・。大井川の家具団地あたりを見学してから考えりゃよかったな。まったく。しかしこんなものが日本一とは、静岡もほんと捨てたもんじゃないな。

 

 

 

 

 

と落ち込んで、確認したら、

キャビネットとはこのとおり、オーディオ本体を入れる箱のことでした。またもはやとちり。しかも今日はCOOLの誕生日。


ギャグ  2004/9/24

kita3.jpg (3018 バイト)いやーまたミサイル騒ぎなもんで、

ほんと、さあ、

ホント、とほほな話が多いというか、もうやりきれない思いでいっぱいなんだけど、

ニュース書くやつもちょっと考えろよ、ほんとちょっとでいいから、

頭使ってから記事かいてほしいんだね、これ。

・・・

・・・

いいかい、まあ懸命な人ならもうとっくに気づいていると思うけどさあ、解説するよ、

kita1.JPG (10693 バイト)9/22朝日新聞一面

「極東超え指揮計画・・・米軍再編をめぐり米政府が、ワシントン州の陸軍第一弾司令部を日本に移すなど陸海空軍と海兵隊の司令部を日本に集め、中東、中央アジアにも展開する統合部隊の指揮機能をもたせる計画を、外務省などに伝えていることがわかった。」

・・・

まあ要するに、日本にもっとたくさんアメリカの兵力を置きたいので、金を出しなさいよ、ということなわけだ。

まあそう簡単にイエスというわけにはいかないよ・・・と思っているとさあ、さっそくこうなるのだ。

 

kita2.jpg (10210 バイト)9/24朝日新聞

「北朝鮮 ミサイル基地に動き・・・北朝鮮の弾道ミサイルの発射基地周辺に軍用車両や人員が終結していることが、複数の政府関係者のの話で明らかになった・・・防衛庁もイージス艦をを日本海に派遣し警戒と監視にあたっている・・・。」

・・・

・・・

・・・

COOLはさ、

この問題に関し、ここでさんざん語ってきたけど、

これはさ、もはや、ギャグだぜ、ギャグ。

子供だましにもほどがさ、ほんとあると思うんだけど、だれも気づかないのが不思議なんだけど、

アメリカが日本で兵力を増強しますよ・・・となるともう2日後に、北朝鮮はミサイルの準備をしてますよ・・・なわけだ。

ここんとこ何にも無かったのに、急にだぜ。

オリンピックだジェンキンスさんだかわいそうだ・・・なんて言ってたのに、急にだぜ。

・・・

・・・

俺さ、ほんとこれはまじめに思うんだけどね、まあこのいかれたご時世だからさあ、

スイングしないジャズライブに大勢のお客が流れ込む世の中だからさあ・・・

アメリカは北朝鮮に

kita4.jpg (5108 バイト)

 

 

 

みたいなのをほんとたくさん送り込んでいるな。

もう、得意さそりゃそういうことはおてのもんさ、そういう国だからさ。

誰とはいわんけど、北の政府高官はもうみんなパフパフな状態でさ、そのおかげでアメリカに

ちょっと、ミサイル基地に人集めてよ、といわれりゃすぐ集めるわけだこれが、はいはいはい!ってなもんだ。

そんな状況を日本のマスコミは大真面目に記事にして国民の不安をあおり、

アメリカは思い通りにことをすすめて大成功というわけだ。

kita4.jpg (5108 バイト)

だもんなあそりゃアジアのチンチクリンにゃあたまんねえよそりゃ、おおアジアのお偉い方なのねえ、愛してるわお金もいらないのよこれは援交じゃないのよ・・・なんていわれりゃあ、おおそうかいじゃあミサイル基地に人集めるよくらいのことは朝飯前さそりゃ。

・・・

・・・

・・・

俺、冗談じゃなくて、けっこうまじめにそう思うのさ。

俺たちはだまされないようにしようね、ホント。


デジタルとは何か  2004/10/7

deji.jpg (5883 バイト)今日も勝手に書かせてもらうけどね・・・。

最近、「デジタル」とは何かについてよく考える。

まあ昨今のデジタル化のおかげで、俺もこうしてただワープロするだけでさ、何人もの人にこうして自分の文章を読んでもらうことができるようになったわけだ。ちょっと前なら同じことをするならさ、同人誌でも作って売りさばくようなことをしない限りこういうことは不可能だったし、そんなことをしてみようかなと思っていたわけだ。インターネットの登場で、なんとなくその必要性も消え、こうして文章を書いているわけど、これも「デジタル」のおかげなわけね。

しかしそれは俺に限ったことではなく、例えば文章はこうして手書きからワープロにかわり、レコードはCDにとってかわり、買い物をすればお勘定はピッとバーコードが入力され一日の織り上げは科目ごとに自動集計され、レンジなんかの調理器はプログラムによって制御され、将棋やチェスはコンピュータを相手にさせるようになった。いやいやほんとうに便利になったもんだ。

そう、我々にとって、「便利」というのはね重要なキーワードさ。デジタルにすれば便利になるだろ。だからさ、

だからさ・・・。でもね、まあ今日はちょっと違った視点で。

いや、便利になることが果たしていいことか、どうかという議論ではなくてさ、

便利になる、まあそれはいいけど、まそんなことはこの大きな地球上でさ、ちょっと我々の暮らしが便利になったなんてことは別に生死にかかわる問題ではないし、実はたいした問題ではないとしたならね、昨今の急速なデジタル化というのはいったいなんだろうね、ということなのだ。そうした現象そのものを考察してみようというわけね。

「デジタル」の本質とはいったい何なのだろう、ということ。誰も気付かないデジタルの正体。ふふ、ちょっと面白くなったかな?

まあ言い換えれば、011010011110011110101110000101010101010000というような数の集合体があって、これを八個の数字づつに区切ってバイトという単位を作り、そのバイトを一単位にして画像や映像、音楽を表現し、制御そして思考までを実行しようとする試みとはいったいなんなのだろうかということさ。

・・・

・・・

以前に書いたことがあるけど、

サルトルが実存主義を唱えて以降、西洋の哲学は神との決別を目指すようになったわけだ。「人間に限っては、実存は本質に先立つ。」つまり人間は神によって役割を与えられこの世に誕生したわけではない。まず実存して、自分の力でその本質を実行するのだ・・・と。20世紀前半はこうした神との決別が哲学上の大きなテーマだったような気がするわけよ。そして構造主義が生まれ、もう文章だろうがなんだろうがその構造を分析するような思想が生まれ、まあ現代のカット・ペーストのように、切って貼ってものを作るなんてことが簡単にできるようになってきた。デジタルの力を借りれば今じゃ俺だってライブのポスターを簡単に作れるし、素人が簡単に作曲できちまう恐ろしい時代なのよ。それって一体何なのだろうと思う?

まあもったいぶってもしょうがないので、書くけどね、

COOLは、デジタルとは、神が創ったものの、人による再構築だと考えている。

人による再構築・・・まあ解説すると、

たとえば、溝に針を落とすと音がする、というのは神がこの世に与えてくれたみごとな物理特性だったわけ。エジソンだか誰だかがこれを発見して音をだして以来、まあDOTCOOLもまったく同じ原理と1960年代のJBLを使用してゴキゲンなサウンドを出しているわけだけどね(ちょっと自慢)そうした素晴らしい物理特性をすべて否定し、音を、011001111などという人が考えて作り出した規格に変換し、音を出すということに切り替えたわけだ。重要なのは、音を記録する方法は、CDが出る前にとうに存在していて、もうできているにもかかわらずわざわざ人はそれを自らの方式に置き直し、やりなおしたということだ。これは、サルトル以来唱えられてきた、神との決別の明確な実行だ。COOLはこれを再構築と呼んだまでさ。

ビデオの前には8ミリがあり、デジカメの前にはカメラがある。緩やかに変化するものもあれば急激に変化するものもあるが、すこしづつアナログはデジタルにとって変わっている。この現象をCOOLはね、神が創ったものの、人による再構築だと思うわけね。

人はそんな簡単に神に勝つことはできないからさ、そうするとホントとんちんかんな現象がでてくるわけよ。

例えばさ、80年代の後半にCDが出てきた時、もうこれはレコードをはるかにしのぐ素晴らしい製品だといって生まれてきたわけね、ほうらこんなにノイズが無くて、いい音で聴こえますよ、と。

しかしCDは最近でも、次々に改良を重ね、規格自体も変化しているわけだ。XRCDだ、24ビットだ、SACDだ、もう大変なのだ、なぜ開発側がこんなにあせっているかというとね、CDの音がいくらがんばっても、レコードに勝てないんだね。開発側がようやくそれに気付いた。勝てないどころか、その臨場感や迫力がまったくレコードに及ばない。周波数特性なんかを計測器で測定して、きれいにアナログに勝っている結果がでていても・・・さ。聴いてみると違いが歴然、もうあせりまくってたいへんな状況が昨今の新規格をみているとよくわかる。まあDOTCOOLにきたらわかるよ、アナログのすごさを教えてあげるからさ。(またまたちょっと自・・・)おいおいCDは素晴らしいんじゃなかったのかい。

人はそう簡単に神をしのぐことはできないんだね、しかしその状況を目の当たりにすると、もう憤然と神に立ち向かっていくのだ。いやあすごいなこの人の執念。デジカメしかりビデオしかり・・・。面白いのは炊飯ジャーがさ、完全デジタル制御で、キャッチフレーズが「かまど炊き」というのは面白いね。この開発者は最後に脱帽したんだね、おばあちゃんの凄さにさ。デジタルは単なるメディアにとどまらず、現在は不可能と言われた将棋の対戦プログラムだってあるし、チェスのプログラムはすでに人の知能をしのいでいるほどさ。もう、執念だね、人の執念。

まあCOOLはね、所詮、神には勝てないと決め込んで、昨日のこだわりを捨てられないで生きている人間よ。おかげでずいぶん時代はずれの店を作っちまったようだけどさ、まあ聴きに来てくれ、俺のJBL。


スウィングガールズ 2004/10/17

girl.jpg (71375 バイト)おいCOOL,ほら、例の映画について書けよ、という方がいらっしゃるので、まあ今日は書くよ。

DOTおなじみSAX、森ジャムの森師匠のところにも、ついに「シング・シング・シングできるまで教えてくださーい。」という若者が来たそうで、いやあおめでとう!そうならそろそろDOTCOOLにも、「映画観ました、ジャズ教えてくださーい。」という方々がおしよせてもおかしくないわけだ。いやもう教えちゃうもんねーグレン・ミラーだってベニー・グッドマンだって、普段レコードかけたことないけど、そりゃあもう素晴らしいバンドさ本物は。ここらあたりでドカンとジャズ・ブームがおきて商売大繁盛となればDOTCOOLにはマッキントッシュMC60とC22が導入されよりゴキゲンにジャズを楽しむことができるようになるって寸法さ。

まあさておき、この映画を語る前にさ、語る映画がある。

「ラウンド・ミッドナイト」というやつね。もう10年以上も前の映画になるのかな、DEX、デクスター・ゴードンが主役でさ、もうたいしたストーリーもなくDEXがごきげんなジャズを吹きまくっているだけなんだけどね、まあほんとにDEXが本物で、その本物のDEXをただ撮っているだけのような映画がかっこよく成立しているわけよ。まあ詳しくは語らないけど脇役にもハービー・ハンコックを使ったりとか、まあ本物のジャズがただそこで行われている、それだけのものがCOOLの目には実にかっこよく写ったわけね。

本当にヒップでクールでかっこいい奴がさ、そこに写っている、ただそれだけのいい映画。いいジャズが聴ける、それだけの映画。

そんな映像はなぜか心に残って消えない。俺の日常の延長にある映画なんだな。

・・・

・・・

・・・

音楽にはいろんな側面があって、

単にレコードを聴いて楽しんだりする以外にさ、

音楽を通した人間関係とか、音楽を通じたボランティア活動、音楽と情操教育、もういろんな側面が存在することは素晴らしいし、何も否定するようなものではないけどね、だからこそアマチュアバンドや、音楽教室なんかが成立し、みんな楽しく音楽をやっているわけね。

そこで、スウィングガールズなんだけど、

やはり描かれているのは、ジャズを通じた人間関係、人間ドラマであり、音楽を一生懸命にやることの素晴らしさであり、そのひたむきさゆえの感動であったりするわけだ。青春の、美しくもはかないヒューマンドラマ。それは、素晴らしいことだよ。俺も「踊る大走査線」の青島刑事殉職シーン(生き返る)で涙した男だよ。

しかし言い換えれば、それはヒューマンドラマであり、ジャズそのものの感動とはかけ離れたものなのだ。そういうものしか、撮れない。逆に言えば女子学生のほんとつたない演奏でも感動を与えるような素晴らしいヒューマンドラマを撮っているわけだ。ほんもののスウィングもグルーブもそこには存在していない。そういうと厳しいかもしれないが、どうせサントラ出ているだろうからうそだと思うなら、映画から離れた環境でじっくり聴いてみるといいよ。きっと耐えられない。それくらい、ジャズそのものの感動とかけはなれているのがスイングガールズなんだね。

似たような映画には「エレキの若大将」や「嵐を呼ぶ男」があげられるな。こういう映画はまあ日本映画の代表的なパターンなのかもしれん。いろんな物語があるけど最後は演奏会で華々しく終わってハッピーエンド。そこにあるのは「型」だな。スウィングガールズはまさしくこの日本映画古来の伝統的な手法に基づいた映画だといえる。

いや、そんなんばっかなもんでさ。ヒューマンドラマ大いに結構だけど日本映画は音楽を描くといった時、そういう様な撮り方しかできないのがね、それがいやなんだよね。ラウンド・ミッドナイトみてごらんよ、そこに本物のデクスターがいて、ただ吹いてるだけだから。要は本物がいて、本物の生活をただ撮っているだけなんだから。それだけで映画が成立する。日本にはそういう風に撮りたくなる、本物のミュージシャンはいないのかな?そこがつらいところなんだよね。ジャズの本質をむき出しにするような映像、そんなものがあったらみてみたいね。

・・・

・・・

・・  ・・・・・・

 

気づいた?

え、COOLはホントに「スウィング・ガールズ」観たのかって?

その感想ならあらすじだけで書けるだろう・・・。

お前昔から、本のタイトルだけで読書感想文書くの得意じゃねえか・・・って。

「人間失格」なら、人間は皆失格だ・・・とか書いて、「暗夜行路」なら人生はすべて暗夜行路みたいなものだ・・・とかいつもよく書けたなそんなんで。

ホントにみたのかあ?

 

 

 

・・・

みたんだよ。今日男性1000円の日だったから。台風吹き荒れる中楽しかったよ。


達成感 2004/11/1

tassei.jpg (5251 バイト)「ねえCOOLさん。」

「ん。」

「COOLさんが達成感を味わう時って、どんな時なの?」

「なんで?」

「だって、そういうの味わいたいから例えば仕事したり、趣味に没頭したりするわけでしょ。達成感って重要だと思うのね当たり前だけど。COOLさんはさ、はたからみるといつも結構奇妙なことやっているように見えるわけ。この暗い店に閉じこもってごそごそやってさ、いったいどんな達成感を味わっているのか知ってみたいと思ったわけですよ、教えて。」

「ん・・・まあ昔話しでいえばだな・・・ねこやなぎって俺たちが呼んでいた雑草のさ、先端だけ残してかえるの口の前にたらしたらさ、かえるがぱくって食いついた瞬間だな。かえるを雑草で釣り上げた瞬間にエクスタシーというか、達成感を味わったな。」

「・・・・・・他には?」

「うーん、最初にスーパーマリオでピーチ姫に会った瞬間かな。不可能だと思っていたんだ。しかし、累々たるマリオの屍の山を乗り越えて、ピーチ姫にご面会できた時は、至上の達成感だったな、ホント」

「・・・・・・なんかまともなのないわけ?」

「・・・うーん・・・俺さ、例えば夏休みの宿題だってさ、まあ7割くらいやっておいてね、中途半端じゃねえかと先生に指摘されたらさ、まあ7割だけど一生懸命やりましたとか言い訳してうまく切り抜けるタイプだったな。まあ昔から口が勝負だったしね、でもね子供ながらに思っていたんだ、この分量は多すぎると。毎日一ページづつ、しめて40ページという安易さで大量の事務仕事を義務づけるんじゃねえよ・・・と。適正でない分量を押し付けているわけだから必ず交渉の余地がある・・・と。しかしなんにもやらないで通そうとした奴はほんとえらいなと思った。通す奴はほんとそれで通すからね。だからいつも達成してないわけよそういったものでも。」

「・・・」

「今でもさ、例えば店作りにしたって、思いついたままにやっているだけでさ、いい音でなきゃ出して見たいと思うしそうすれば自然と手が動いているだけなんだよね。ジャズだってさ、もうちっと気持ちよくなりたいなと思うとなんとなくピアノの前に座っているだけの話しでさ、べつに口で言うほど上達したいとか、極めたいなんて思っているわけではないんだね実は。まあだからだめだと言えばだめなんだけど、何十年と付き合っていくわけだからさ、自然にやっていないとね、疲れちゃう。」

「達成感とか、ないわけ、そこには。」

「あるかもしんないけどさ、案外どうでもいいことだと思う。」

「じゃあどうしてやってるわけ?COOLさんの仕事って、いったいCOOLさんの何?」

・・・

・・・

・・・

しらねえよ、君はどう思うのよ、教えて。


アクセス数アップ! 2004/11/4

このHPもいよいよ90000ヒットを超え

ついに100000ヒットオフ会の開催まで待てぬ距離ではなくなってきた。

まあHPのアクセス・アップに興味はさほどないんだけどね、

友人が、いい方法がある、と提案してきたので、やってみるか。

 

楽天 ライブドア 仙台 米大統領 ブッシュ ケリー 共和党 オハイオ 中越地震 新潟 土砂 ボランティア ジェンキンス 香田さん アルカイダ 星条旗 ネット サマワ イスラエル パレスチナ FC東京 初V 浦和 ジーコジャパン NBA 田臥 サンズ 介護保険 引き下げ CO2 排出権 大リーグ 井口 中村 イチロー 262 ゴールデングラブ 松井 大道芸 サハリン沖 天然ガス 郵政公社 ヤマト 東京モーターショー スーフリ 早稲田 アダルト ロリコン プレステ 攻略 無料 動画 ・・・・・・

 

どうだ。

これだけの仕掛けでヤフーなど検索エンジンからのアクセス数は100倍となり、一気に100000アクセス突破となるわけだ。

デジタルワールドなど所詮そんなものだ。

わっはっは。


Mr.PC  2004/11/20

mrpc.jpg (5636 バイト)ジャズは、知識をひけらかすことにも、

テクニックを競うことにも、

ジャズを通した人間関係づくりをすることにも、たいした意味はない。

・・・

そりゃそうさ、楽しく聴くためにジャズはあるのだ。

・・・

といつもCOOLは言っていて、まあ毎日スイングして遊んでいるわけなのだけどね、

まあ、ジャズ聴き始めの女の子のとなりでさあ、

このプレーは誰だとか、何年の録音だとか、言い出して、女の子困らせる奴(COOL?)が、いるとするじゃない。

いるわけね、悪しいことにさ、

そんなことどうでもいいのにさあ、まあ知識ひけらかして喜ぶのはまあ傍から見てあんまりカッコのいいことではないよ。

・・・

でね、今日は、初心者でも、

この手の親父を一発でギャフンと言わせる方法を伝授しようと思うのね。

いい、たとえば有線でもCDでもレコードでもなんでもいいのさ。

BGMでジャズがかかっていたとする。

隣の親父が、ああこのトランペットは何年の誰々みたいな感じだなあ、昔なんたらのジャズ喫茶で、東京で・・・なつかしいんだなあ・・・君ももっとジャズみたいな素晴らしい文化に触れた方がいいよ今の人たちはほんと素晴らしい芸術に触れることが・・・・・・とか始まって、

これで舞台は整った。こっちは超ジャズ初心者、さあどうする?

この迷惑親父を一発で打ち負かしておいしい酒を飲む方法、それは、いいかい・・・・・・

 

 

この演奏の、ベースを聴くのだ。

ベースは、普通、ブン・ブン・ブン・ブン・・・・・・ブンブン・・・と鳴っている。

ここに意識を集中ね。

そして、今から一つだけ勉強しよう。

ジャズベース界には、1950年代を中心に活躍した圧倒的なスーパー・ヒーローが存在する。

無数の録音を残し、数多くの光り輝く名盤を残したヒーロー。

マイルス・デイビス ウエス・モンゴメリー ウイントン・ケリー・・・もうホントあらゆるジャズ・ジャイアンツたちと競演し信頼されていたこの男は、

ジャズの伝説、ジョン・コルトレーンをして、こう呼ばしめた。「Mr.PC」

さて、ここからだ。

彼のベースにはね、実は大きな特徴があって、いいかい、

ブン・ブン・ブン・ブン・・・・・・ブンブン・・・となっているでしょ、ベースって、

その中でね、

ブン・ブン・ブン・ブン・・・・・・ブンブン・・ミンミン・ブンブンブン・・・ミン・・・ブンブンブン・・・・・・・

いい、このミン・・・を発見するのだ。

彼は何本かのベースを持っていて、その一本はなんかどこかが故障していて、ブン、とならずに、ミン、となる場所が存在する。

これはね、もう笑っちゃうくらい、ミン、となるのだ。突然「ミン」我々はこれを彼の「ミンミンベース」とよんでいるが。

いい、このミンミンベースを発見したらね、「ああこのトランペットは何年の誰々みたいな感じだなあ、昔なんたらのジャズ喫茶で、東京で・・・なつかしいんだなあ・・・君ももっとジャズみたいな素晴らしい文化に触れた方がいいよ今の人たちはほんと素晴らしい芸術に触れることが・・・・・・」親父にがっぷり寄られたところで、一言だけ言い返してみよう。

 

「あ、でもベースはチェンバースですね。」

 

必殺の一言、これでおわりだ。CDやレコードならジャケットを親父に見せてやるといい。

Paul Chambers(b)

 のクレジットがその時親父の目を深く差し込むだろう。

ピアノだ、トランペットだはちょっと当てられても、ベーシストを当てられたら親父はギャフンだな。あとは黙っていればいいのだ。

おいしくお酒を召し上がってくださいね。

 

 

 

 

うめーけどどうもつまらんトランペットだなあ、と思ったら、

「ウイントンだね、これ。」と言うてもあります・・・かな?


センサー   2005/1/13

sensa1.JPG (6407 バイト)COOLは今年40の大台に乗る。

年のことを考えることはまず無いのだけれど、40を前にして、

身体の状態を正確に計測するセンサーが2つとりついた。

・・・

これがさあ、正確に動作するのだ。

 

一つはね、左手首に。

まあピアニストには多いと思うが、軽い腱鞘炎でさ、

これが体の調子が悪いと、正確に痛む。

センサーだからね、体の調子が悪くなると痛むというより、痛んだら、体の調子が悪いということだ。

おかげで、今役にたっている。左手首が変に痛んだら葛根湯をのんで寝るようにして、何度か風邪を防いだ。

 

もう一つは、右の鼓膜。

これがオーディオを前に、正確に動作する。

COOLは大音量派なのだが、体調の悪い時、一定の音量を超えると、

右の鼓膜が異常に振動して、きこえがわるくなる。

「ビリ、ビリビリ・・・」という感じだ。

センサーだからね、鼓膜が大きな音を受け付けなくなったら、黄色信号、

葛根湯を飲んで、早めに寝るようにしているよ。

 

 

 

要は体が以前のように、いつも元気一杯というわけではなくなってきたわけだ。

刺激対してちっと敏感になってしまったわけなんだね、きっと。

40かあ・・・。

これからもセンサーがとりつけられていくわけね。利用するとするか。


ここんとこのCOOL  2005/1/20

kaosu.jpg (9650 バイト)「今日はね・・・COOLさん。」

「・・・・・・。」

「私思うのね・・・最近COOLさん我慢しているんじゃないかって。」

「なにを・・・。」

「『ジャズ』をに決まってるじゃない!あなた最近なんかびくびくしていない?ほら、このHPだってさ、なんかこう、ジャズについて語らないように語らないようにしているように見えるわけ。どうせ独りよがりになるからやめとこ・・・ってな感じでさ、ひろく一般にわかりやすいことを書こう、書こうとしてないほんとのところ。ジャズについて書いたにしてもさ、なんかたとえ話なんか使って、わかりやすいようにわかりやすいように言い回しを考えたりしてるじゃない。別にそれでもいいんだけどさ、あなた『おたく』なんでしょ、おたくはおたくらしくおたくの言葉でジャズを語ってみれば。今日はね、言っちゃってみたら。ほんと言いたいんでしょ、あなた毎日この牢屋みたいに狭くて暗い店の中でジャズのことしか考えていないわけでしょ、吐き出さなきゃ体に悪いわよほんと。」

「・・・・・・。」

「といってもさあ、私だって朝まで話されたりしたら困るわけ。例えばさあ、バド・パウエルについて話してよ、なんていったらきっと朝までコースになるわけでしょ。」

「朝までとは言わないけど、二時間はほしいな。」

「でしょ。映画でもないのにあなたの一方的な話今から二時間聴く元気は無いわよ。だからね、お題を選ぼうかと思うの。あなたも思い切って話せる。私も聴ける・・・。」

「そんなものがあるのかな?」

「あるわよ。考えれば世の中必ず妥協点が存在する。」

「ほう。」

「セロニアス・モンク・・・じゃ長くなるわね。」

「バド並だね。」

「マイルス・・・じゃあ?・・・。」

「三日かよってもらう必要がありそうだね。」

「・・・・・・・んんん・・・・・・ん・・・・・ん・・・・・・・マル・ウオルドロン・・・って感じでどう?」

「マル・ウオルドロン・・・?」

「決めた!!それにしよ、マル・ウオルドロン。ついでにさあ、NGワードも決めるね。レフト・アローン。その曲の作曲者ということが私の知っている彼についてのすべてよ。ようし、マル・ウオルドロンについて、レフト・アローン抜きでさ、さあ、思い切って語って頂戴。すっきりするわよ!」

「まいったな。マル、ねえ。俺はほんと、マル・ウオルドロンというピアニストは過小評価されすぎていると思うのね。この2000年において最も理解されにくい大ピアニストの一人。音の数が少なく、正しく、とつとつと繰り広げられるマルの世界は俺ほんと、パーカー以来の革新的なジャズを、最もプリミティブな形で表現していると思うわけ。『MARUー4』とか聴くとね、もうソニー・クラークなんかがやったバップの世界をね、もっと音数を減らして、もっと揺れて、もう極限までシンプルに、原初的にして表現している。ビル・エバンスなんかがバップの概念を拡大解釈して乗り越えていったのと対照的に、マルはそれをよりシンプルな形に極めていくことによって自分のものとしたのね。それ故に・・・。」

「・・・さすがにべらべらきたわね。そうその調子。」

「だからそれ故にバップがわかりやすくなって彼の音楽が受けいられやすくなったかというと案外違ってね、あんなこと誰だってできるじゃねえかこのいんちき野郎!ってことになっちまうんだな。まったく聴く側は勝手だからね。まあ2000年という時代は派手で、こ難しい音がキラキラ羅列するほうが好まれるみたいだからさ。そこであえて言わせてもらうけど、マルの演奏、絶対誰にも真似できないからね。やれるもんならやってみせて欲しいよ。あれはね、苦悩の果てに生まれた彼の芸術に聴こえるよ俺には。まあ彼は最初サックス奏者でさ、パーカーを聴いてピアノに転向したらしい。俺、わかるんだけど、すべてのサックス奏者はさ、パーカー見ちゃったら、『俺、どうしよう、どうしよう?』と思うと思うんだな。そしてパーカーの偉大さに敬服しつつ、自分はどうするかを模索する・・・1950年代のNY JAZZというのは、すべてそういう風に成り立ったのだと思う。美しい音とは何か?の答えをパーカーがいきなり正解をだしたからね、みんなどうすればいいのか、自分であるためにどうすればいいか、マルはサックスを捨ててピアノで挑戦したんだなきっと。まあドルフィーの『ファイブ・スポット・・・』を聴いたって、ミンガスの『直立猿人』を聴いたってほんとその中にあるマルのピアノはバップそのもの、シンプルに、ダイナミックに俺たちのハートに迫ってくる。それをさ、ほんとにテクニックのうわべだけを批評して、たいしたことないだの、いんちきだの批評するやつらは、一回DOTに来たほうがいいな。正座してマルを聴いてもらいたいよ。ほんとこういう人たちはさ、まず間違いなく晩年のバド・パウエルも批評したがるんだな、いわく、ボロボロだ・・・なんてね。そりゃ体はクスリでだめだったか知らないけど、バドの演奏のどこがだめなのか、あの究極のバップの表現を一言ボロボロなんいうあんたの耳がオンボロ・・・・・・。」

「守った。」

「え・・・。」

「守ったじゃない。ジャズを守った。」

「・・・・・・。」

「今のCOOLさんのべらべら、一言でいえばジャズを『守った』のよ。気づかなかった?」

「なるほど。」

「誰がお題でも守るの?」

「いや、マルだったからだと思う。」

「じゃあさ、」

「・・・・・・。」

「『ウエス・モンゴメリー』だったら?」

「かっこいい!!って褒めちぎる。」

「『チャーリー・パーカー』だったら。」

「神とはなにか、について話す。」

「ジョン・コルトレーン」

「出会い、だな。エルビンとの。」

「オスカー・ピーターソン」

「軽く流す。」

「バーニー・ケッセル」

「ケニー・バレルの方が好きだもんねーーーという話。」

「キース・ジャレット」

「彼の中に息づく『バップ』について。バップとバッハにの関連性について。」

・・・

・・・

・・・

「COOLさんて、案外複雑ね。ジャズっていってもいろいろあるんだなって感じたわ。」

「・・・」

「ところで、COOLさん?」

「なに?」

「最後に一つ質問ね。『自分のピアノ』について語れといわれたら。」

 

 

 

「かばう、かな。」

 

 

 

 

 

 

 

・・・

そりゃーもうかばうかばう・・・。もう俺自身が傷つかないようにもう猛烈にかばっちゃうね。あれはほらあん時は法事とかで練習不足だったからできがたまたま悪かったんだよとか、もうできの悪い子を持った教育ママがわが子をかばうみたいにもう猛烈にかばうね、演奏にけちつけられるとさもうほんと落ち込むもんね・・・・・・しかしさカッコ悪いから、なにも言わないんだけどね・・・・・・。


2・8 2005/1/28

dotlogo.JPG (15410 バイト)最高のDOTCOOLについて語ろう。

・・・

店には、

定員をひょっとするとオーバーするかな、くらいのお客様が溢れ、

ファースト・ステージが終了し、お客様はライブ後の余韻をは楽しみはじめる。

我慢していたたばこの煙がたゆたいはじめ、男女の話声が聴こえてくる。

会話の内容は、きまってこうだ。

「いやあ、今日のライブはごきげんだなあ!」

そして、

スイングするライブの幕間には、必ずお客様のお酒がすすむ。

COOLはめずらしく一生懸命にお酒をつくる傍ら、レコードの選定に余念がない。

ロリンズの「WAY OUT WEST」をかけて、JBL130A 175DLH 2402から例の艶めいたテナーが語り始めた時、

誰か一人、お客様がこう言う。

「マスター、妙に生々しいね、このテナー、いいねえ・・・。」

・・・

と、セカンドステージを楽しみにこのわずかなインターミッションを楽しむ、俺も、お客様も。

実はCOOLは、この時、「ああ、店をやっていてよかったな。」と思っている。

 

・・・

 

最低のDOTCOOLについて語ろう。

その日、JBL130A 175DLH 2402は絶好調、

バドは吼え、コルトレーンは叫び、バレルはうたい、

ほんとエルビンのシンバルはさえまくり、

チェンバースは飛び出してくる。

もうジャズって最高、生きていてよかった、そう感じる瞬間だ。

これでエリントン楽団が美しく鳴ったらいいな、いや、ベイシーにしてみようかなと

わくわくしながら、次の針を落とす。

 

 

・・・

しかし、店にはCOOL一人。

うむ。さみしい。

 

 

 

 

2・8(ニッパチ)かあ・・・。

水商売暇な月。

よく言ったもんだなあ。

 

たのむよみんな、案外寂しがりやなんだからさあ、COOLを一人にしないでくれよ、お願い!


防衛出動前でもミサイル迎撃…自衛隊法改正案を決定



 政府は15日午前の閣議で、日本に向けて発射された弾道ミサイルなどをミサイル防衛(MD)システムで迎撃する際の手続きを定めた自衛隊法改正案を正式決定した。

 改正案が成立すれば、第三国の武力攻撃に対する防衛出動が発令されていなくても、自衛隊が迎撃ミサイルを発射することができるようになる。政府は改正案を今国会に提出し、早期成立を目指す。(読売新聞) - 2月15日

 トホホ・・・ 2005/2/18

kita3.jpg (3018 バイト)昨日TVで、石破元防衛庁長官がさ、

北朝鮮がミサイルを撃ってきたら、迎撃ミサイルで打ち落とす、と熱弁していた。

イージス艦と本土から、迎撃ミサイルで打ち落とすシステムを配備するのだ・・・と。

いや、おおまじめにだったよ。抑止力だ、と。

上記の記事のように、自衛隊法も改正されるみたいだし、

いやおおまじめに、政府は迎撃ミサイルを配備するらしい。

石破元長官が言うには、一通り配備するに、やく8,000億円かかるということだ・・・。

 

・・・

 

ほんとさあ、まあ音楽業界だけでなく、

政治もなんだって、みんな頭がおかしくなっちゃたみたいだ。

 

 

なにをそんなにびびっちまってるんだろうか?

ミサイルをさ、ミサイルで打ち落とすなんて絵空ごとに、8,000億もだしちゃう神経はいったいだれの発想なのか?

だいたいさ、まだどこの国も成功しちゃいないんだろそれ、アメリカもつい最近失敗したって言ったばっかりじゃないか。

 

8,000億あればさあ、

銀座のクラブに金正日をなんど接待したって金あまるぜ、それ。

だいたい日本人は接待得意なんだからさあ、もう北朝鮮の政府高官から何から全部よんで接待して、銀座からロッポンギ、そして最後にDOTCOOLにでも連れてきてくれればさ、ホント全部丸く収まる話じゃないかと思うわけよ。隣の国同士じゃないの、ほんと仲良くしようよ、喧嘩する理由なんてなんにもないじゃない実は。サッカーだってスポーツマンシップにのっとって楽しくできたわけだし、みんな仲良くできるよ本当はさ。うらみっこなしで、一度楽しくお酒のもうじゃないか、ホント。

だいたい北朝鮮と日本が喧嘩しなきゃならない理由なんて、実はなんにもありゃしない。

民族間の対立もない。宗教間の争いもない。金の貸し借りだってなんの問題もおきちゃいない。なにかあるのか、教えてくれよ。

政治のテーブルにつけなんていう前に、お互い一杯の酒をくみかわそうじゃないか、といえばいいのさ。

仲良くして、国交を開いて、お互い自由に話し合って、アジア人同士なかよく、なぜできないのか・・・。

なぜできないのか・・・。

なぜできないのか・・・・。

なぜ、8,000億円の、ミサイル配備なんて、とんでもない話になってしまうのか。

 

 

 

 

・・・

それは、誰かがこの問題を、作っているからだ。

北朝鮮が攻めてくるぞ、攻めてくるぞ、大変だぞ・・・・・・と執拗にあおり、

この問題をでっかくしなきゃならない奴が、いるからだ。

この問題をでっかくして、でっかくして、日本にたくさんの軍隊を駐留させ、8,000億円のミサイルを売らなきゃならない奴が、いるからだ。

 

もうそろそろ、目をさまそうぜ!


ビル  2005/2/23

bill.jpg (7250 バイト)いや、ずっとわからなかったのだ。

ホント、COOLはある意味悩んだんだ、どうしてなんだろう、謎だ、と。

なぜなのか。なぜあそこだけ、違うのか。

 

何かって?

それは、ビル・エバンスのアルバムの中で、リバーサイドの例の4枚(ワルツ・フォー・デビー/サンデー・アット・ザ・ビレッジ・バンガード/ポートレート・イン・ジャズ/エクスプロレーションズ)が、明らかに他のビル・エバンスと異なって聴こえるということに決まっているさ。

俺ね、実はずっと考えていたんだ。なんであの4枚だけビルはあんなんなっちゃたのだろうか、と。限りなく耽美で、空間が満ち溢れ時間がよどみなく流れ、一言で言えば美しい。50年代にさ、黒人差別の中から生まれたのがメイン・ストリームのジャズであり、グルーブであったとすればね、その黒人メインストリームの中で差別された、東海岸の白人、いやユダヤ人のさ、耽美な、エロチックなサウンド、そんなものがあの4枚の中に凝縮しているように聴こえるんだ。

いや、エバンスの作品中最も有名なのがあの4枚だからね、エバンスは概ねああだろうと勘違いする人がいるかも知れないが、デビューから没年まで全年代にわたって彼の作品を聴いてみるとね、逆にあの4枚だけが特殊であることがわかる。それはもう、顕著に違う。

初期の、「ニュー・ジャズ・コンセプションズ」なんかはさ、結構愛聴盤だけどもうバドばりのバップでさ、信じられないかも知れないがポール・モチアン(ds)なんかアート・ブレーキー(ds)ばりのダイナマイト・サウンドで、そんな中でエバンスはバップしているわけよ。ハード・バッパー・ビル・エバンスのもう真骨頂。「エブリバディ・ディグス・ビル・エバンス」なんかもっと凄くて、フィリー・ジョー(ds)なんかともうごきげんなサウンドでね、これがあの耽美なエバンスか?と思うようなハード・バップなわけ。

ただ、なにかその、バド・パウエルの枠と言おうか、ハード・バップの枠から抜け出そうという意志が感じられることは事実だ。例えば、「ファイブ」なんて曲はいったい何拍何連かわからないけど、ものすごいタイム感の曲でね、エバンス以外のミュージシャンが演ったのを俺聴いたことが無いんだね。後世ジェレミ・シュタイグとジミー・コブのエバンス・トリビュート・バンドなんかが「ファイブ」をとりあげてやっていたけど、さびがルバートになっていたりして、明らかに「逃げて」いるわけ。そう、彼しかできない、そんな凄いものもある。パーカー並のリズム感を持った唯一の白人じゃないか、とCOOLは思うわけ。

そして、時は60年代初頭、例の4枚を録音するのだ。その中でも例の2枚・・・

所はN・Yダウンタウン、地下のライブ・ハウス、ビレッジ・バンガード。日曜日の、お昼さ。

ブランチを楽しむお客たちの会話と共に、録音された、あの音・・・。

グロリアーズ・ステップのあの美しさ、エロティシズム・・・。

あれこそが、至上最も贅沢な、「昼飯」だったよ、きっと。

筆舌に尽くしがたい、至高の芸術。

隠されていた「音」の真の姿が明らかになっていく瞬間を僕らは今でも目の当たりにすることができるよ、レコードでね。

 

なぜだ、

なんであんな凄いことになっちまったんだ。

ビレッジ・バンガードのオーナーがさ、ブランチだからおとなしくやれ、と命令したからだとか、まあいろんな説があったけどね、

違うと思った。そんなことでミュージシャンは自分の音楽を変えたりできるわけがない。

俺さ、ほんと悩んでいたんだよ。

あの時だけなんだよ。ホント、ビルがあんなんなっちまうの。

 

 

 

もうCOOLが何というか予想もついた方も多いかと思うけど、

いや、俺、最近気づいたんだよ、実は。

ほんとに。つい最近なんだ。

スコット・ラファロ(b)との出会いがすべてだったということにさ。

 

ラファロの描く「空間」は、

明らかに、他の優れたベーシスト達とも、一線を画す。

無論チャック・イスラエル(b)とも、もちろんエディ・ゴメス(b)とも。

エバンスの「間」はラファロを開放し、ラファロの「間」はエバンスを開放する。

互いの間と間が何か特殊な化学反応をおこし、お互いがお互いを開放しあっているのだ。

バップを追求し、そして出会った二人の選ばれし天才の「出会い」

音楽は本当に、凄いと思う。天才同士の間ではこうした奇跡が現実におこりうるのだ。それを享受できるだけで、我々は本当に幸せさ。

 

ラファロを交通事故で失い、

エバンスは再び、もとの姿に近くなっていく。

前述のイスラエル、そしてラリー・バンカー(ds)との「トリオ65」や「タイム・リメンバード」もいいけど、あの化学反応はおきていない。

むろん、ゴメスとの後期の作品は、むしろしゃかりきにピアノと格闘するエバンスの姿が印象的だ。

なにより、「耽美」さに欠けるのが決定的なのだ、COOLの中ではね。

 

「出会い」さ。

マイルス(tp)とパーカー(as)、コルトレーン(ts)とエルビン・ジョーンズ(ds)、ボビー・ティモンズ(p)とアート・ブレーキー(ds)・・・そしてエバンスとラファロ。

ジャズには天才どおしの決定的な出会いがあって、人と人は化学反応をおこし、物語を造っていく。

そんな瞬間をね、レコードを通して垣間見れるだけで、我々は十分幸せさ。


オスカー・ピーターソン  2005/3/4

oscar.jpg (5732 バイト)オスカー・ピーターソンはあまり聴かない。

聴かないんだからあまり好きではないわけだから、それはそれで黙っていればいいのだ。聞く理由、好きな理由ならいくらしゃべってもいいと思うのだが、聴かない理由、好きではない理由についてくどくどしゃべる理由はあまりないと思う。だいたい世の中にはピーターソン好きの方の方が、嫌いな方よりずっと多いにきまっているさ。それに、俺、今から20年も前、大学時代なんかはさ、ピーターソンがアイドルでさ、ほんとこればっか聴いていた時代もあったわけで、そんなアーティストについてけなしたりするのはほんと人として良くないことだよね。数あるアルバムの中でも特に左のTHE TRIOなんかはさ、もうオスカーが大ブレークしていて、「ウイスパー・ノット」なんかはそのあまりのかっこよさに、楽譜を手にいれてフルコピーしたこともあったんだよね。間違いなく愛聴盤であったわけだ。

それが、いつのまにか全く聴かなくなった。

理由は実は明白なんだ。COOLは「バップ」の毒にやられてしまったんだね。チャーリー・パーカー、セロニアス・モンク 、ソニー・クラーク、バド・パウエル、スリー・サウンズ、フィニアス・ニューボーン・JR・・・・・・ピーターソンにないとてつもない魅力を持った神々たち・・・。彼らにあてられてCOOLは本物のグルーブを体験してしまって、もうオスカーに戻ることができなくなっちゃったんだな。

まあ、ああだこうだいいながら、ピーターソンの何が不満なのか説明するとね・・・。

わかると思うけど、ピーターソンが嫌いというより、そのスタイルが若干苦手なのだ。ピーターソンのスタイルはね、チャーリー・パーカーがジャズ史上に登場する以前の「スイング・スタイル」に根ざしているのだと思う。テディー・ウイルソンや、アート・テイタムといった、最高だけど、ビ・バップの影響を受けていない大ピアニスト達のスイング・スタイルを踏襲しているのだ。いや彼らはビパップの影響を受けていないなんて実はおこがましい言い方で、実は彼らは逆にビパップに多大な影響を与えた偉大なミュージシャンなんだけどね。だいたいパーカーなんかはテイタムのピアノが聴きたくてN・Yに来たということらしいからね。

ビパップ以前のジャズ、それは、軽快で、子気味良く、テクニックに溢れ、楽しい。誰にでもわかりやすいし、そのため2005年の現在でもファンは数多いと思う。

しかしな、

ジャズはさ、もっと色濃くて、揺れて、自由なのだ。COOLのいうバップはね、脳みそがこう、ぐらぐら揺れる感じ。時間と空間がぐにゃっとよじれて異次元空間に包まれる感じ。あのね、COOLは大げさな言い方をしていないよ。時間と空間がほんと音一つでよじれるのだ。そんなものを体験してしまう。あれはいったいなんだろう?とよく考える。しかしCOOLは最近、ちょっと考えを変えたよ、それは、この現実が間違っていて、あのバップのサウンド自体が真実なのだろうと理解するようにした。この世は何かわからないけどいろんな理由でひん曲がっていて、その中で正しいことが行われるとそれが歪んで感じられるのだ、と。間違っているのはこっちの方なのだ、と。いつの世も正しいものは時間を、また空間すらも超えて成立する。民族や宗教、老若男女や国境を乗り越えて成立するのだ。そんな瞬間をバップは我々に突きつける。だからね、やめられなくなっちまった。

COOLの尊敬する偉大なミュージシャンがね、以前こんなことを言っていた。「ソニー・クラークの『ソニー・クラーク・ピアノ』ではね、ソニーは実はピアノを弾いていないんじゃないか?」と。あれは「ソニーの心の動きそのものだ。」と。俺、それすごくわかるんだ。アルバムで、ピアニストが、実はピアノを弾いていない。こう思ってあのアルバムを聴いてみると面白いよ。ソニー・クラークはあのアルバムでは、彼はピアノの前に座って、ただじっと念じているだけだ。あの音は彼の心の動きそのものなのだ。ソニーの心の動きそのものがあのアルバムに念写されたのだ、と思って聴くとみごとにそういう風に聴こえる。感動も倍になる。それがバップさ。

だからね、バップにはまると、他が聴きにくい。

だから、ピーターソンを聴かなくなった。

・・・

 

 

 

というわけで今日もブルーノート1500番代オンパレード行こうか!じゃあ最初に先ほどのソニー・クラークの「ソニー・クラーク・ピアノ」おーこれはスゲーぞこれこそソニーの心の動きそのもの!!次はジョニー・グリフィンのブロウイング・セッションVOL.2だ。これさグリフィンさパーカー並に速いよね。それにトレーンがさバップしてるんだよたまんねーな。おークリフォード・ブラウン、メモリアル・アルバムだ。ブラウニーはさ一部ドッ速くてさ好きじゃないのあるけど、やっぱトランペッターの中で一際抜き出た存在なのだ、そう輝き方が違うぜ。太陽のような、さ。そう思うとマイルスは「毒」だな。しかし毒に魅かれる場合も多いよな。このアルバムはアンサンブルも美しくてブラウニーの魅力たっぷりだよ。よしチェンバース聴くか。「ベース・オン・トップ」やっぱビートはチェンバースでしょ。もう残像剣のように、ここにいるかと思えば次に移動しているMR.PCのベースを堪能するならこのアルバムだな。やっぱベース界のチャーリー・パーカーと評するにふさわしい・・・・・・

 

「マスター。」

「ん。」

「疲れちゃった。何か違うの、かけない?」

「例えば?」

「うーん、軽いやつ。B・Nはいいけど、特に1500番代はいいけどさ、そればっかじゃ疲れるよ。」

「だから、例えば?」

「んんん・・・・・・。ピーターソン、とかさあ。」

・・・

・・・

 

「いいじゃんたまには。かけてみなよ。」

・・・

 

 

かけたのだ、プリーズ・リクエスト。それがさあ、みごとにスイングして聴こえた。やっぱ偉大だよ彼は。すげーよ。