同時多発テロ事件 2001/10/5
3000年も昔の話。
地中海の東の果ての、肥沃な地域にアブラハムという男が国を建てた。男は唯一神の言われるままにここに国を建てたのだった。彼は妻を迎え、名をサラと言った。
アブラハムとサラの間には、子供が生れなかった。サラはそのため召し使いのエジプト人女性、ハガルをアブラハムに差し出し、やがてアブラハムとハガルの間に子供が誕生する。その子の名をイシュマエルと言う。
しかし数年の後、アブラハムとサラの間に念願の子供、イサクが誕生する。正当な継承者イサクの誕生を神と共に祝すと、、エジプト人混血のイシュマエルとその母は砂漠へと追い出されれてしまう。イシュマエルは砂漠で弓を射る人となった・・・。
なんの話だかおわかりだろうか。
旧約聖書のほんの一部、アブラハムに関する記述の要約である。この時アブラハムがつくった国がユダヤ教の国、現在のイスラエル、ここを追い出されて砂漠で弓を射る人となったアブラハムの子イシュマエルが、後のイスラム教の開祖マホメットの祖先である。
イスラエルの地は今から3000年前、イサクとイシュマエルの時代からユダヤ教、イスラム教の双方にとって重要な地であったのだ。この地はそれから現在まで3000年もの間、双方にてとりあいが続く。ダビデ・ソロモン時代、ローマ帝国時代、十字軍時代、セルジューク・オスマントルコ時代、そして1948年、米国主導の国際連合の承認を受け、ユダヤ教の国イスラエルが誕生した現在に至ってさえ・・・。
なぜそんな小さな土地を3000年もかけて取り合うかというと、やはりそれはイサク・イシュマエルの時代から延々と続く、ユダヤ教とイスラム教の対立故に他ならない。これには宗教的な対立以外のなんの理由も存在しないのだ。
さて・・・。
オサマ・ビン・ラディンは「イスラエルに対するアメリカの支援をやめない限り、テロ活動を続ける。」と断言している。
要は、3000年の間繰り返されてきた失地回復闘争を、今後も続けるのだ、と断言したに他ならない。
対し、米国ブッシュ大統領は、闘争する一部の過激なイスラム教徒を、テロリズムと言葉を置き換え、新しい邪宗教に対し世界で団結してこれに挑むのだと宣言している。テロリズム?そんなイズムってこの世にあったっけ?これはね、完全に言葉の置き換えなんだね。
もう、簡単なのだ。これは疑いもなく、宗教戦争だ。
NEW WAR?ちゃんちゃらおかしい。国をこえた宗教対宗教の、3000年も前から何度も何度も執拗に繰り返された、宗教戦争なのだ。まったくもって古りー古りー、神代の頃から今まで続く、途方にもなく長い物語の一幕なのだ。
・・・
・・・
・・・
さてさて、日本はいったいどうすればいいんだろう?もうはっきりしているのだ。
そんなもんにそうそう首をつっこんじゃいかんのだ!だってよ、闘う理由なんて何もありゃしない。旧約聖書のわずかな記述が、どんなけ重要かなんて俺達、なまんだぶの国の人間にはまったくもってわからんぜよ。国際社会から孤立のどうのこうのって言われるけれどね、それはアメリカの造っただいそれたつくり話であってだなあ、本質は宗教戦争なんだからそうそう関わらない方が懸命なんよ。まあ、いろんな事情があるからだなあ、ちっとは関与する素振りを真剣にしてだなあ、あとはいつ引けるか引き際を考えていたほうが懸命だな。だって闘う理由がわかんねえんだもんまったくもってさあ。テロリズムって何イズムなんだよ、それ。わけわかんねえものと闘っているような暇ねえんだよ今の日本はね。まあ、イスラム教と闘いたい一部の過激なキリスト教徒が、義勇兵でも募って敵地に乗り込むのが筋だと思うねえ・・・・・・。
「テロ」は手段である。主義ではない。
ブッシュ大統領は「この戦争はテロリズムに対する戦いだ。」と言い、イスラム教徒との戦いではないことを強調した。我が国の小泉首相は、「我々はテロリズムと闘わなければならない。」と宣言し、有事立法まで実行し自衛隊を派遣する予定だ。英国、仏国、独国、また先進国とよばれるすべてがテロリズムと闘う用意があるという声明をだしている。
それでは、もはや世界共通の敵となった「テロリズム」とは果して何であろうか?
「テロリズム」直訳すれば、「恐怖主義」だ。主義というなら、その背景に思想、哲学がなければならない。資本主義にマックス・ウエーバー、共産主義にマルクスがあるように。
「恐怖主義」に思想はあるのだろうか。ふふ・・・俺は考えてみたのだ。あったあったこれなのだ。・・・ちょっと考えてみてよ。
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それはね、「ショッカー」だ。あの仮面ライダーの敵の組織だ。あのショッカーという組織の親玉は、「世界を恐怖で制服するのだ、恐怖こそ素晴らしいのだ。うひうひうひ・・・。」と恐怖に恍惚を覚え、世界征服を企てる。世界が恐怖におののいていること自体に魅力を感じ、子供をさらったり、無差別殺人をして喜ぶのだ。実は世界征服などどうでもいいんだな、世界中に恐怖が満ちていれば。金でも労働でもない、恐怖こそ素晴らしいという明確な思想が、単なるテロ行為を思想・主義に高めている。
仮面ライダーは、その「恐怖主義」を愛と正義で打ち破るべく単身で立ち上がる。まあ、アメリカみたいにまわりをみんな味方につけて、君は正しいよと言われないと行動できず、その上北部同盟とやらと組まないとおっかなくて悪の組織に立ち向かえないのとは大違いで、一人ぼっちで戦いを挑むところに子供たちは魅力を感じたんだな。まあ俺も、ガキのころにはライダーキックを飛ばしたもんだ。
では、ブッシュが言うように、オサマ・ビン・ラディンは果してショッカーなのか?
これは明確に異なる。彼はアラーを喜ばせるために行動する、敬虔なイスラム教徒にすぎない。イスラム教は恐怖で世界を征服することが目的の邪宗教ではない。ビン・ラディンはテロを、イスラム社会から異教徒を追放するのに有効な手段として、アメリカ国内で行使したにすぎない。テロという手段は持つが、恐怖主義者なんてショッカーみたいな奴ではないのだ。
早い話、「恐怖主義」なんてものはナンセンスすぎて、この世に存在しないのだ。悪の組織ショッカーなんてのは、仮面ライダーの世界にしかありえない架空の世界で、そんなもんが現実の世界に存在することはありえない。
ブッシュ米大統領は、イスラム原理主義という言葉を、テロリズム=恐怖主義と置き換えた。そう、イスラム原理主義はショッカーだからみんなで叩き潰そうと、仮面ライダーの物語に話をすり替え、アメリカの正義は勝つ!と全世界に宣言したのだ。そして、「この戦いは我々自由を求めるアメリカにつくのか、テロ側に付くのかすべての国は選択しなければならない、中立はありえない。」とものすごい発言だ。ショッカーにつくのなら正義のアメリカ仮面がやっつけるぞ、というこれこそめちゃくちゃな脅しなんだなあ。おかげで世界はどこもかしこもアメリカ賛辞で大変だ。我が国日本なんか急な事だったもんで有事立法だなんだかんだ大忙しでアメリカのご機嫌とりなのだ。
あーあ、また振り回されてやんの。
・・・
さて、この戦争・・・
そんなことわかっているさ、という方には、今更言うまでないけどね、マスコミも全く言わないから、ここではっきり言っておくけどさ、
簡単なことなんだな、前回も述べたけどさ。
イスラエルの取り合いなんだね。
ビン・ラディンは明確に言っているのだ。「イスラエルからユダヤ人が出ていけば、テロを止める。」と。
アメリカはじゃあ中東のユダヤの小国イスラエルなんかに援助するのを止めりゃいいじゃんか。チッポケな国だぜアメリカに比べりゃ。ところが止められないのだ。そんなへんてこな正義を振りかざして戦争するより、ユダヤ人に対する援助をやめりゃ済む話なのだ。ところが、できない。
まあ、ここを読んでくれよ、イスラエル大使館が発表している正式な情報だ。まあ、こんな具合にアメリカとイスラエルは民事上も軍事上もぐっちゃりとくっついていて、もはや離れられない関係にあるんだな。
なぜかって?そりゃあ知らんよ俺は・・・まあいろんなうわさはあるな。一つはアメリカの武器商人がイスラエルに武器をさばけなくなるという「死の商人」説、また一つはアメリカの政府関係者の中には大量のユダヤ教徒がいるという「ユダヤ教徒つながり説」、そして、アメリカ資本のダイヤモンド会社、○・ビアス社が作った、南ア、イスラエル、香港のダイヤモンドシンジケートをイスラムに壊されるわけにはいかない、という「ダイヤモンド利権」説・・・・・・。そんなところはよくうわさにのぼるところではあるね。
アラーの言葉に従って、パレスチナの要地イスラエルを手にいなければならないビン・ラディン対、旧約聖書に記された聖地エルサレムをわたすわけにはいかないユダヤ人とそれを支持するアメリカの戦い。これは明確な宗教戦争だ。それにしてもアメリカは食料や医薬品を投下なんてさあ、ひでえパフォーマンスだな。そりゃ、もうすでに何万人というサウジ国民がパキスタン国境に非難するというほど充分人々に恐怖を与えているのだ。ちっとはいいことしないとそれは同時テロの犯人以上のテロリストになっちまう。それにしても中にには何が入っているのかな、バンドエイドとマクドナルドくらいかなあ。まあ爆弾で足ふっとばしてもそれで治るか。同時テロの犯人もちょっと医薬品でもつんでから貿易センターにつっこめばよかったね。
わっかりやすい宗教戦争なんだね。でもさ、なんでみんなそう言わないんだ・・・。
俺や、言っちまったぜ、おい。
なんで、言わないんだよ、みんなさ・・・。
寂しいじゃんか・・・俺。
俺、中立で、いたいんだけど。
こんな宗教戦争、勝手にやってて欲しいんだけど、さあ。
なんで、言わないんだ?ねえ。
・・・
・・・
・・・
まずかった?これ。
寂しいCOOLに応援のメールは、こちら。
10/9日本経済新聞から抜粋すると、
「見えない敵」「相手にするのは主権国家ではない。指導者の所在も支持層も未だ定かではないネットワークである。」「その広がりは60ケ国に及ぶ。」「国際テロリストネットワークとの戦いは総力戦である。」「21世紀型戦争」・・・・・
まあ日経に限らず、どんな新聞もマスコミも、今回の戦争はテロリズム対国際社会だ、テロ組織をせん滅するまで続けられる終りない正義の戦いだ・・・との論調で満ち満ちている。
なぜそんな論調になったかというと、ブッシュ大統領がそう言ったからであり、ラムズフェルト国防長官がそう言ったからであり、英国ブレア首相が「テロ対国際社会」であることを断言して戦争に参加したからである。あまりに何度もTVでこの言葉が繰り返されるため、みんなそれを信じてしまった。
・・・
まあ、今、非常に貴重な時間を経験しているなあ。
戦争が始まる時はさ、こういう風に、情報操作は行われるのだなあ、と。
だいたいよう、見えない敵とけんかできるわけねえじゃんか。見えない奴とけんかってさあ・・・・・・そんなアホなことってありえないだろう?ねえ。うひょひょひょひょ・・・あほかってもんだよ。じゃあ写真の透明人間とけんかしてみろよ勝てねえとおもうぜ。ところがさあ、ブッシュだブレアだラムズフェルトだが出てきてもっともらしく語るとさあ、みんな信じちまうんだなこれが。信じちゃう。子供が考えたっておかしいと思う、ありえないことさえ信じちゃって、国際テロネットワークなんて形のないものに対する戦いだから、長期戦になっても仕方ないのだ、と誰もが思ってしまう。
はあ・・・まったくうまくいっちゃうもんなんだなあ。
・・・
じゃあ、めんどくさいから、答えね。
今回の戦争は、アメリカ同盟軍対、タリバン政権だ。はっきりしているのだ。決して見えない敵と闘っているわけではない。
ましてテロネットワークとの戦いではない。他国のイスラム原理主義者を超法規でつかまえたり、IRAやバスク開放同盟や、日本赤軍や他のテロ組織を壊滅するために動いているものではない。
アメリカ同盟軍の戦争の目的は、タリバン政権の崩壊とイスラエルの現状維持であり、タリバン政権の目的はイスラム原理主義政権の維持と、イスラエルの奪取である。中東の問題は決して複雑ではない。
アメリカ同盟軍の戦争の手段はアフガニスタンに対する武力行使であり、タリバン政権はアメリカ国内におけるテロである。
以上。
はっきりしているのだ。
・・・
一つ疑問に残るのは・・・ラムズフェルトはなぜ、戦争が長期化すると言ったか、である。
アメリカがタリバンを潰しちゃえば、戦争はすぐ終るじゃないか・・・。
・・・
これも、答えね。
タリバンは、強えーんだ。めっちゃくっちゃ。
その昔、ビン・ラディンが所属したムジャヒディーンという組織は、アフガン戦争で長年の戦闘の末大国ソ連に事実上勝利しているんだな、それっくらい強い。その後崩壊したのはアフガニスタンではなくソ連の方だった事実を忘れてはならない。分裂したムジャヒディーンの後アフガンを統一したタリバンがどんなもんかしらんが、アフガンの軍隊はアメリカには脅威だと思うよ。
湾岸戦争で空爆しかできなかったアメリカ軍を見て、ビン・ラディンはげらげら笑っていたんだな、「この臆病モノ!」と。
現在も空爆をみながら、着々と地上戦に備えていると思うぜ。なんせ、知り尽くしたホームでの戦いなのだ。
そりゃ、長期化するのだ。ラムズフェルトは当然それを知っている。だから長期化すると言ったのだ。国際テロネットワークという形のないものに対する戦いだから、長期戦になっても仕方ないということではない。
これから血をみるぜ、俺や、かかわりたくねーよ。
ごめんねまたテロ事件ネタで・・・つまんねえなと言う人もいるかもしれないね。しかし、なかなかない機会だからさあ。
・・・
ブッシュ大統領は10/11の記者会見でね、こう言ったのだ。
「『タリバン後』のアフガンでは国連主導で新政権を組織するのが適当だ。」
「アルカイダを裁きにかけるまで戦いは続く、長期戦となるだろう。」
「軍事行動に対するアラブ・イスラム世界の反発を考慮すると、中東和平問題では『パレスチナ国家』の創設が必要だ。」
「イラクの指導者(フセイン大統領)は悪人だ。非常に注意深く監視している。イラクは大量破壊兵器の国際査察を受け入れるべきだ。」
・・・・・・ということだ。こりゃ、言うもいったりだな。 詳しくはこちら
さて、ここまでの戦況と、上のインタビューから、私の乏しい歴史知識を駆使してひとつ表を作成するね、わかりやすいから。
第二次世界大戦 | 同時多発テロ事件 | |
戦争のきっかけ | 日本軍による真珠湾攻撃(奇襲) | ニューヨークはじめの航空機突入による同時多発テロ |
戦争のスローガン | リメンバー・パール・ハーバー(奇襲・・・テロリズムに対する批判) | テロリズムに対する正義の戦争 |
経済封鎖 | ABCD包囲網 | 米国主導による大規模な資金凍結と経済封鎖 |
戦争の構図 | 植民地支配(連合国)対大東亜共栄権 | 宗教上の理由によるイスラエルの奪い合い |
戦争の終結 | 原爆投下 | ??? |
戦争責任 | 東京裁判による処刑 | アルカイダを裁きにかける(ブッシュ) |
戦後 | GHQに憲法を定められた日本国の創設 | 国連主導による『パレスチナ国家』の創設 |
今回の戦争は、湾岸戦争でもベトナム戦争でもない。第二次世界大戦に状況は酷似しているのだ。
もうこれは、戦争のはじまりから酷似しているけれども、もっとスゴイのは、米国は戦争の終結後の国家設立まで念頭に入れており、そこまで実現しようとしていることだ。ブッシュはインタビューで、「国連主導で、パレスチナ国家の創設が必要」だとはっきり言っている。
ブッシュがアフガニスタン再建と言わずわざわざパレスチナ国家創設と言った訳はね・・・
パキスタンとイラクはもう、じきにアフガニスタンと共闘するだろう、と読んでいるんだね。パキスタンでは既に何万人という人が参加したデモが各地で行われ、クーデターの気配すら感じられる。またイラクのフセインは不気味なまでにだんまりを決め込んでいるね。反米のフセインがアルカイダに武器供給を始める日は近いかもしれない。戦争の規模は、必ず大きくなる、とブッシュは予測している。ならば、今のうちからパレスチナ全土を叩くことを前提に戦争を考慮しようということだ。そして戦後はこの3国をまとめて新パレスチナ国家にして、国連主導、まあいわば米国主導で平和憲法でも作っちゃって、二度と抵抗できない組織にしちまいましょう・・・ということなんだな。国連のアナンにノーベル平和賞が授与されたね、これは偶然ではない、これからこうして、国連の権威はどんどん高められていくと思うよ。
要するに、米国はパレスチナに「第二の日本」をつくるつもりなんだね。
二度と抵抗できない、牙を抜かれた、情けない国家をつくり、
イスラエルを守り抜くつもりなのだ。そしてアメリカは更に正義の国として世界に冠するってわけだ。
さて・・・
上の表に一個所だけ「???」があるね。
二次対戦は原爆で終結した。しかし今回は原爆では終結しない。
なぜならパレスチナも核を保有しているからだ。日本は持っていなかったんだね。
さて、どうなるのだろう。
不気味だな。しかし、わからんのだ。
・・・
・・・
・・・
もう、こんな話、飽きちゃったかな。
でも今度は、「アメリカにとっての最悪のシナリオ」について、書くね、許してね。
米軍のカブール空爆後すぐに出された、ビン・ラディンのビデオ声明は、当初すべてが同時通訳で放送されたが、今は全く放送されることがなくなった。
今後の同時テロに対する暗号が隠されているから、検閲して放送するように、とブッシュが圧力をかけたらしいけれども、これは笑ってしまう言い訳だね。今じゃああの時の声明の要約を見つけることすら困難だ。どうして放映しなくなってしまったのか・・・?聴いた?私はあの同時通訳、朝5時ごろまで懸命に聴いていたから覚えているよ。彼はアラーをたたえた後にね・・・
・広島、長崎に落とした原爆をみればわかるように、アメリカは子供、大人、男、女の区別なく無差別な殺人を行う国だ、我々は同じ手段を行使することができる。
・イスラエルから米国の支援がなくなり、ユダヤ人が消えない限り、我々はテロを止めることはないだろう。
・・・・・・と言ったんだ。
もうわかったと思うけど、
こんなこと世界に放送することはできないのだ。
まず、広島、長崎でアメリカが無差別な殺戮を行ったのは事実だ。だから同じ行為をされても文句はないだろうというのは全くもって説得力のある話。ビン・ラディンに共鳴する人が出てきてもおかしくないね。それはどこの国の人間でもない、この日本人が一番身にしみてわかる話だ。
それから、イスラエルに対する支援を止めろ、ユダヤ人を消せ、とテロの目的も語っている。イスラエルをパレスチナ人に空けわたせ、とはっきり述べているのだ。米国はこの論点を上手にはぐらかし、テロリズムに対する戦いとちょろまかしている。イスラエル支援を論議の中心にされては困るのだ。だから、放送できないんだね。
さて、そこを踏まえた上で、ここからはCOOLの描く米国にとって最悪な、しかし確率あるんじゃないかっていう作り話ね。
・・・
・アメリカ同盟軍は都市と平地では圧倒的な力を誇るが、機動力を制限される山岳深くに陣を広くはるアフガン・ゲリラに対して、非常にてこずる。アフガン戦争を経験している山岳ゲリラのスペシャリストが多くタリバンに加勢したせいもある。被害がそれほど大きなわけではないが、それでもアメリカ兵の戦死者も出始め、1年、2年と経つうちに捕虜として捕らえられるものも出てくる。ビン・ラディン、オマル氏共に所在さえわからず、つかまることもない。
・戦況を見ていたイラクのフセインは、長引く戦争を見て耐え兼ね、タリバンに武器供給を始める。更に長期戦の様相を呈する。
・長引く戦争と、米国人の戦死者のため、全米に反戦の声が上がりはじめる。ノー・モア・ベトナム!あたりがわかり易くていいかな。
・反戦の声が高まったころ、米国内において新たな大規模テロが行われる。フットボール会場に航空機つっこむ、とかね。そして今度は犯行声明がだされる。イスラエルに対する支援を止めろ!ビン・ラディンより、とね。そう、反戦の声がある中でのテロの方が人々はより混乱するだろうね。また、米軍捕虜が切り刻まれて箱に詰められている写真などがネット上で明らかにされたりする・・・。
・米国内でイスラエル支援に対する是非を問う議論が活発化する。なんでユダヤ教の国をそんなにサポートするんだ?俺たちゃキリスト教じゃねえか、関係ねえじゃん、とね。恐らくこれこそ今アメリカが一番恐れていることだろうと思う。世論に後押しされて米議会は大混乱・・・・・・。
後は、知らんよ。
ジャーナリストがもしこのHPを見ていたら、言っておくけど、
今一番危険な書物、すなわち、クリントン政権より一層強化された、イスラエルと米国の関係を民事上、軍事上の両面から徹底的に調査し、なぜアメリカがそうまでしてイスラエルを支援するのかを徹底的に解明する本を出版してみないか?。そしてこの戦争がテロリズム対世界同盟軍ではなく、タリバン対イスラエル・アメリカで決着する問題であることを明らかにして、世界にもう一度どちらにつくのか、それとも中立を守るのか、問うてみるのだ。どう、やってみない?これははっきりしなくてはいけない問題だ。命狙われるかもしれないけどさ、まあやりがいはあるだろうな・・・。
日本はね、
今こそ平和憲法をたてに、戦争に参加しないようにするのが望ましい。だってアメリカさんがつくった憲法じゃないか。戦いたいんだけど法治国家である以上僕ら闘えませんから・・・といって逃げて来ちゃうのが正解だね。まあちょっと協力するふりをしてだな、帰って来ちゃえばいい。それにしても小泉の目が以上に真面目なのがちょっと気になるな。間違ってもこれをきっかけに憲法改正論議なんかをおこしちゃいかんのだ・・・。
戦争の話は、もうこのへんにしておきましょうかね。面白かった?つまんなかった?
ところで、最後に・・・
「COOLはどっちの味方なんだい?」
「中立だよ、勝手にやっててくれよ。」
「そんなこと言ったって、お前巻き込まれたらどうするんだい。」
「自分の闘うべき相手がはっきりしたら、闘うさ。」
扁桃腺炎にかかって5日間も寝込んでしまった。これ、なんせ高熱が出るのだ。39度が三日間続いた。
高熱でフラフラのまま近所の内科に出かけると、待合所でなんとおやじが話かけてきた。ふらふらだっちゅうの。備え付けのテレビではアフガン空爆を報じていた。
「や・・・にいちゃん・・・や、タバリンだかタリバンだかしんねえけど、や、こんな戦争やめりゃあいいやな、まったく景気悪くてしょんねえや、な・・・。」
「・・・・・・。」
・・・おい、その、タバリンだかタリバンだか・・・ていう冗談聞かせたくておめえ、話かけて来てんじゃねえだろうなあ・・・。タリバンというより先にタバリンと言ってのけるところを見ると、おめえそりゃ、仕込みじゃねえか。おめえ俺で何人めだ、それ使うの・・・。俺やな、39度5分でふらふらだっちゅうの、人見て話しかけろよな、このはげおやじ・・・。
「・・・・・・。」
「まったく、止めりゃあいいんだよな、こんな戦争。かかわっちゃいけねえよまったく。まったくよ、便所だかオマルだか知らねえけど、や・・・。まったくよ、出てきて話つけろっちゅうの、や、にいちゃんや。景気悪くてしょんねえちゅうの・・・。」
・・・おい・・・もういいかげんにしてくれよ、おめえこれまた完全に仕込みじゃねえか。便所だかオマルだか・・・てさあ、おめえそんなにそれ人に聞かせたくなるしゃれかよ、それ。おめえ俺が笑える状況に今あると思うのか?こんにゃろ。あのな、ふらふらなんだよふらふら。39度5分が三日間続いて死にそうなんだよ俺は。おめえの最悪の冗談につきあっている場合じゃねえし、おめえ今度うちの店来てそれ言ってみろよ、ど無視だど無視。あっちいってくれ、もうそろそろ・・・。
しかし・・・
・・・・・・
戦争に対する意見は俺と同じじゃねえか・・・・・・。
恋人を失い、
妻を失い、
子供を病気で失い、
家族を交通事故で失い、
財産を失い、
リストラで職を失い、
うらぎりで友人を失い、
片目を失い、
地位と名誉を失い、
平和なひとときを失い、
・・・・・・
その他、ありとあらゆる大切なものを失った時、
最後に残るものは何ですか?
・・・
・・・
・・・
私にはジャズが残る。
あなたは?
・・・
救済 (続き) 2001/11/14 前編はこちら
おい、COOL。
お前、「俺にはジャズがある。」なんて、ずいぶんかっこいいじゃねえか。
え。まあかっこつけるのも結構だけどよ、おれは知ってるんだぜ。
・・・
ばらしちゃうぞ、今日はよ。
・・・
奴が出てくると、よ、
お前、子供みてえに目をかがやかして、
左手のこぶし、握りしめてるじゃんかよ、いまだに。なんてこった、当年とっていったいいくつになったんだよ、こら。
TVに向かっていっしょに ダーなんて言っている姿を見せてやりたいよ、まったく。
まだBI砲なんて呼ばれてよ、馬場が脚光を浴びてた時以来、体の小さな奴の方を応援し続けてよ、
けんかの決め技にコブラツイストを使ってたのは遠い昔の話だっていうのにさ、
ホーガンのアックスボンバーがエプロンサイドの奴に炸裂しIWGP逃した時お前、呆然実質で一晩眠れなかったよなあ。
関節技のプロフェッショナル藤原嘉明が奴にアキレス腱固め極めた時、「そこじゃない、ここだ、ここ。」と指差してポイントを示した奴を見てお前うれしくってぼろぼろ泣いてたじゃんか、なあ。
TVじゃ物足りなくて実物見に行って、でも金がないもんでバイトで潜り込んで、若手に怒鳴られながらリング設営をしながら、しかしお前の目線は会場内を星野勘太郎といっしょにランニングする奴に釘頭毛だったじゃんか・・・よう、なつかしい話だろ。
今でも、お前さあ、
イベント企画する時、つぶやいてるだろ、「この道を行けば、どうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道は無し・・・」と。
奴ならどうするだろうか・・・というのがお前のやり方じゃんかよ。
・・・
お前、信者だろ、やつの。
知ってんだぞ、俺はさ。
最後には、奴じゃあねえのかい、ホントは。
・・・
・・・
・・・
おい、お前、誰だ・・・あんまりばらすな。いいじゃんか好きなんだから、どうしようもねえんだよこればっかりは・・・。
いやいや、このHPも40000HITを達成、なかなか続いて参りましたねえ。
このページを始めたのが 1998/9/30からだから、まあ3年と2ヶ月あまり続けてきたことになるのかな。まあだらだらとやり続けることがこんな活動の基本ですね。おかげであいかわらず、楽しく更新しています・・・よ。
当初に比べ更新のペースは落ちてきたけれど、堪忍してね。書く時は書くからさあ。
・・・
さて、20000ヒット以来、なんか面白い話書けたかな?
こんな話、とかこんな話、けっこう読み物として面白くない?お気に入りなんだけどね。
じゃんけんチュウチュウゲームは参加したいと言う人が大勢いました。こんな歳になっちゃったし、もう、できるかなあ?
言葉の分数、これ、意外にうけたね、なぜ?
チーズはどこへ消えた?まあこんな物語を読むと、ついつい腹が立ってしまって・・・いやあ、大人げない反論だったかなあ?
想像力・・・異色作だったんだけど、どう?
6月の不思議なこと、これ、結論でました、成体のまま冬眠しているそうです。春になると起きだして、ゲロゲロ・・・と。
そして、テロ事件を考える・・・まあ、私の考えたところを書きました。最後まで読んでくれた人、ありがとう。
そして、
今後ともだらだらと続けていく所存でございますので、末永く応援して下さいませ。もちろんリアルなお店の方ともども。
なんか感想をお持ちでしたら是非聴かせてくださいね。できればお店でね、お酒でも飲みながら、盛りあがっちゃいましょうね。
セブンイレブンでスピードくじをひいたら、左のものが出た。
だからよう、
くじだろ、これ。
あたりなのか、はずれなのか、はっきり書けよ、おい。
思わず店員に聞いちまったじゃんか、これはなんなんだってよう。なんでくじを引いたら応募券が出てくるんだよ。
どっちなのかわからねえじゃねえか、捨てていいのか、とっておくのか。
うらに名前と住所書いて応募してくれだあ、そんなまわりっくどいこといってんじゃねえよ。スピードくじだろ。
まったくなんでも灰色に染めたがりやがる。世の中白黒はっきりつけにゃあ、先へ進めねえだろ、おい。スピードくじくらいはっきりさせろよなあ。
・・・
前にも書いたけどよ、
寿司屋でくじ引いたら3等が出て、携帯電話があたりましたときた。あたったのでここで契約してくれだあ、そりゃあおおはずれだろ、それを3等なんざ、いったいどういうことなんだい?まったくそんなやり口で携帯契約しちゃうやついるのかねえ、信じられねえよ。
これ考えたやつよう、もう一回商売考え直した方がいいな。わけわかんねえサービスするんじゃねえよ。わかりやすく、素直に物事考えにゃ、まったくまどろっこしくてしょうがねえや、なあ。
働くこと、職業についての作文コンクール 2001/12/20
マクドナルドでいつものセットを頼んだら、トレイの下にしかれていたものが左のものだった。
「働くこと、職業についての作文コンクール」
ほう、子供らもいつかは働く気でいるんじゃねえか。どいつもこいつもずっとすねかじって生きていたいんじゃねえかと思っていたぜ、どれどれ・・・
青森県の金田一さんは「教師になりたい」かい。理屈の通んねえ子供相手にものを教えるなんざ、このいかれた現代やめたほうが無難だぜ、まったく。
茨城県の木田さんは、「働くことは夢を追うこと」かい。こいつに限らず仕事=夢の実現と考えている奴は多いな。大人になればそんなことみんな一気に放棄しちまうのにな。仕事は仕事、なんてね。まあ、プール付きの家を持つことが私の夢です、ぐらいの奴が一番たくましいだろうな。
岡山県の伊藤さんは「主婦という職業」かい。なんだよくわかっているじゃねえか。いいお嫁さんになりなよ・・・
・・・
まあ、子供にけちをつけるのはともかく・・・「働くこと、職業についての作文コンクール」か・・・いっちょ俺も書いてみるか。
「バーテンダーという職業」 COOL
私は脱サラしてバーテンダーになりました。
別にバーテンダーにあこがれていたとか、バーテンが好きだとかいうことはありませんでした。できれば夜の仕事は体に悪そうなのでやりたくありませんでしたが、このままサラリーマンとしてよくわかんない人たちに使われることが耐えられなかったのと、ジャズピアノを思い切り弾ける環境を手にいれたかったから、思い切ってこの道を選択しました。
やってみると案外この仕事は面白いことがわかりました。疲れた人、元気な人、若い人、かわいい人、お歳をめした人、すった人、儲けた人、素直な人、疑い深い人、賢い人、上品な人、エッチな人、やくざな人、神信深い人、チョロチョロする人、スケベな人、はげた人、かっこいい人、・・・ほんともう、めっちゃくちゃいろんな人が毎日バーの前にやってきます。どんな人にも私は酒を出し、そして話しをします。おもしろい話もしますし、おもしろくない話をすることもあります。酒をのんだ上での話ですから、多少話は膨らんだものになっていたりしますが、心と心がふれあう瞬間も多く、同情したり、共感したり、まあ涙することはあまりありませんが、それでもしらない間に、感じる心が豊かになっている自分に気付き、驚かされることになりました。
しかし私はジャズをやりたくて、この夜の職業を選択したわけです。
自分がミュージシャンとして活動することに終始する予定でしたが、いざはじめてみると、人の音楽活動をバックアップするようなことをはじめてしまいました。当初まったく予想していませんでしたが、ストリートジャズはなんと次回で10周年を迎え規模も少しづつ大きくなり、今では25ものバンドがステージにあがり素晴らしい演奏を聴かせてくれます。演奏する側も聞く側も最高の気分になれるこのイベントはそのすべてがボランティアによって支えられており、この活動のおかげで、ボランティア活動の重要性を学ぶこともできました。また、その他にも様々なイベントを企画し、本当にたくさんの人達に楽しんでもらうことができました。
自分は、ジャズというキーワードがあればなんだって、誰にも、どこまでも協力してあげようと思っています。それがなんとなく、神様が与えてくれた自分の道であるような気がするからです。たとえいくら困難な道であろうと、それが私の進むべき道であるから、私は進んでいくしかありません。自分がどこへ行こうとしているのか、それは神様のみがしっていることで、生かされるのか殺されるのか、それはまったくわかりませんが少なくとも、なにも導きがない人生よりは幸福なんじゃないかと考えて前進しています。愚かな一人の人間が、そんな道を歩くのですから、悩んで苦しんで、時にはどうしようもない思いにとらわれることもありますが、それでも進み続けることだけは止めないようにしたいと思います。それにしても・・・
もう少し、お金にならんかなあ、この生き方。
・・・
なんだか普通の作文しちまったぜ。落選かなあ、この文章じゃ・・・。
雪印がオーストラリア牛を和牛と称して販売した。
「ひでえな、また雪印かよ。」
「そう・・・。」
「そう・・・てさあ、お前、雪印は何の反省もしてねえじゃんかよう、この前食中毒やったばかりじゃねえか。ひでえと思わねえのかこの会社の杜撰なやり口・・・。」
「でもね・・・。」
「・・・。」
「あのオーストラリアの牛、和牛ととても仲良かったらしいよ。」
「仲良かった?」
「日本牛語も理解していたみたいだし、そんやそこらの和牛よりもずっと和牛らしかったって、近所でも評判だったらしいわよ。友達もみんな和牛で、日本文化にも詳しくって・・・。まあ和牛として考えてもおかしくないというのがその筋の意見らしいわよ。」
「でもオーストラリア牛であることは間違いないんだろ・・・?」
「何言っているのよ、目の色だって肌の色だって、全く同じただの牛よ。それをねえ、あなた、たまたまオーストラリアから来たっていうことでそうやって差別して、つめかえたからどうのこうのなんて言われたら牛だって文句言いたくなるわよ。あなただってねえ、愛知県出身で静岡で商売してるわけでしょ、同じ日本人に、あんた静岡人じゃないからえらそうなこと言うなって言われたら頭くるでしょ、それと同じよ。」
・・・
・・・
牛だろ。
どこの牛だって牛じゃねえか。
狂牛病だなんだ、騒ぎすぎなんだよ。
あまっちまった牛の肉を、なんとかさばこうとするのは、そりゃよ、人情じゃねえか。商売やってるやつにゃ、わかるだろ。
マスコミはよ、騒ぎすぎなんだよ、神経質だな、おまえら。
この不景気によ、お前等騒いで迷惑している会社がいっぱいあるんだよ。デリカシー持てよな、ちっと。
更新ないがしろになって、投げやりになったわけじゃあねえけどさあ、
まあ、許してやろうぜい、今回はさ。
まあああしてあやまっているわけだし、この不景気の折り、そうそうお互い責め合っちゃあお互い気まずくなるだけじゃねえか。ここはおおらかに、まあ、もうやるなよ、ということで・・・。
・・・
・・・
なに、許せない?
許せないって?
・・・
ほう。
なんで?
なんで許してやれねえんだい?
今回の事件は、すべて 「狂牛病」 が大騒ぎとなったためおこった事件だ。雪印の悪行も、よく考えれば、牛肉の売り上げの突然の大幅な落ち込みに対するそれこそ苦肉の策である。
そこでな、そんじゃ聞くけどな、そもそも狂牛病、ってあんた見たのか?え、ホントにそんなもんあるってちゃんと見たのかよ。あの映像の狂った牛、ホントにいるのか?私は狂牛病患者ですう、って人、日本にただの一人でもでたのか?じゃあいったいこの事件で一体何人の人間が死んだんだ?何人の人間が今後10年の内に、脳みそがすかすかになるんだよ?
・・・
農水大臣、首かもしんねえらしいじゃんか。
ほんじゃよう、もし今後10年で日本に誰一人、狂牛病によるかすかす脳みそ人間がでなかったとしたら、農水大臣の対応は正しかったということになるわな。もしだぜ、そうだったとしたら、今回の大騒動の責任は、いったい誰がとるんだ?
政府の対応は正しかった。にもかかわらず大手の雪印食品がつぶれ、農水大臣が首になり、数々の農家と牛肉関係者が大損害をこうむったこの責任を、とるのは一体誰だ?
・・・
俺はね、
世の中の意見が全く一つの方向に動いている時、そこには嘘があると思う。
朝日、毎日、NHK、雑誌、TV民放各社どいつもこいつも雪印をたたき、狂牛病で大騒ぎ。関係者は大損害を被って、しかし結果誰一人かすかす脳みそ人間がでなかったら、この責任は一体誰が取る?
騒いだのは、誰だ?責任者、でてこい。いいか雪印、そいつを糾弾する権利はあるぞ。
狂牛病、こいつはとんだ茶番だ。
こんなあほな情報戦に負けて、外国資本に牛肉をやられようものなら、目もあてられん。日本人として全くはずかしい。雪印、がんばれ!俺はおまえんとこの牛乳のむぞ、牛肉食うぞ。でも反省はしとけよ、ちっとはな。
正義の味方 2002/2/14 関連はこちら
正義の味方は、、突然あらわれる。悪いやつがでてくるとね。
・・・例えば、
ウルトラマンは、遠い遠い光の国から、わざわざ地球を守るためにやってきた。
ところで、なぜ、
それこそ星のかずほどある星の中から、この地球を選んで、
異星人が、わざわざやってきて、この星を救う必要があるのだ。考えたことあるかい?彼はなぜ、やってきたのだ?
???・・・
俺はウルトラマンじゃないからね、ホントのことはしらないが、たぶんね、
彼は、「闘いたかった。」 のだな。
そりゃ、あれだけの能力を持つ男だ。殺ってみたくもなるだろう。
スペシウム光線だって、うってみたいだろう。おれなら、うちまくるな、気持ちよさそうだもん。
人ん土地だし、いいや、多少荒れたって。
地球に怪獣が出ると知るや、いちはやく嗅ぎつけて、わかんないように地球人に化け、怪獣があばれるまでそっとひそんでいたんだな。怪獣が暴れたら最後、スペシウム光線で大爆破だ。木っ端微塵にふっとんで一環のおわり。いやあ食い物なくて困っちまったもんで・・・とか怪獣側の言い訳はお構いなしだ。ともかく、正義の味方だ。それだけでカッコイイし、正しいのだ。
・・・
いや、まあね、
雪印騒動はさ、ほんと、ウルトラマンごっこだな、と思っちまったもんでね。
「消費者無視」 って言葉が今回の雪印批判のキーワードになっているけどさ、おい、ちょっと考えてみてくれよ、今回は消費者は始めから関係がないだろ。豪州牛肉を政府に和牛と偽って金をせしめたことに、消費者はなんの関係も持っていないだろ。今回雪印は政府をだましたわけであって、消費者をだましたわけじゃないだろ。なのになんだ「消費者無視」 ってのは。まったく朝日新聞はじめ言葉に責任を持つはずのマスコミがなんたる過ちを平気で犯すのだ。まったく平気でこういう書き方をするから信じられないのだ。
それから、朝日の紙面上でさ、雪印乳業の社員であるジャンプの原田も言っていたけどね、「雪印乳業と雪印食品は全く別の会社」 なんだな。組織も、場所も、決算も、事業内容も、全部異なる全く別の会社。それをな、前回の反省もなく言語道断なんていう言い方をすることは全く持って信じられない。これは、すべて前の食中毒とは別の会社がやったことなのだ。そういう厳密な区別なく、みそもくそも一色にしてふざけた糾弾をくりかえすマスコミはよ、ほんと一度な、頭を冷やさなきゃいかんぜよ。ジャイアンツがもし不正をはたらいて、読売新聞、お前責められたらどうする?おかとちがいだっていいわけするだろうが。おまえらのやっていることの本質はそういうことだ。もうちっと考えてからものしゃべれってんだ。
怪獣とはいかなかったが、狂った牛の出現により、マスコミは突如ウルトラマンに変身したのだ。
おかとちがいの 「消費者無視」 攻撃、みそもくそも一色にした「違う会社も同じ」 攻撃、もう、なんでもいいのだ。序盤からスペシウム光線を乱射し、ひたすら騒ぎを大きくして、いたるところ破壊してしまったおかげで、焼き肉屋は未曾有の大不況に陥り、農家は首をくくり、農水大臣の首も飛びそうで、超大手の雪印グループはすべてが経営危機に陥り、外資との提携話もでて、牛肉、オレンジ、米と守ってきた政府もいよいよ危機にたたされた。雪印食品は法でさばかれ、しかるべき裁きを受けるというに、それでもなお追求の手を緩めず、帝国の最後くらいの言い方をして、一企業をつぶしにかかっている。
おもしろいのは、出現した狂牛は、いまだ何もしちゃいないのだ、なーんも。もーーーーくらい言っているのだろうか。
怪獣をやっつけたしかる後、ウルトラマンは飛び去る。シュワッチだ。
いいかマスコミ、シュワッチはゆるさんぞ、これは、ごっこじゃないんだからな。
お前等が騒ぎを大きくして、尋常じゃない被害をいろんな人にあたえたんだからな。例え法律で裁くことができなくても、俺は忘れんぞ。お前等のウルトラマンごっこのおかげで、ホントにな、つぶれちまった会社があるんだぞ。もしもな、今後狂牛病患者が誰一人として日本にでなかったら、この騒動のすべての責任はマスコミにあるのだからな。デスクも記者も、そりゃウルトラマン世代かしらんが、ガキころの夢を再び追ってんじゃねえよ。そんなになりたきゃ、公園にでもでかけて子供の相手でもしてやれよ。気持ち悪がられるのが関の山だろうけどな。しかし、お前らのやっていることの本質はそういうことだ、覚えとけ!
今日はこむつかしい話かもよ、だらだら語るからね、別に読みたくない人は読まなくていいよ、長いし。
なんの文献も使わず俺の記憶から語るからね、まあちっと間違いもあるだろうけど、大目にみてや。COOLはまあ、だいたい毎日こんなことを考えていて、こんなバーテンに興味のある人がいたらどうぞじっくり読んでくれい。
・・・
約50年前、フランスにサルトルという人がいて、彼は「実存主義」というものを唱えた。
「実存主義」というのはね、まあ、簡単にいうと、
たとえば「鉛筆」ってのは「ものを書く」ということを実現するために、人間が創り出したものだ。つまり先に、「ものを書く」という本質があって、そのあとで鉛筆は実存するってわけだ。わかる?もういっちょ例をあげるとね、消しゴムは「鉛筆で書いたものを消す」ために人間が創り出したものだ。つまり、「鉛筆で書いたものを消す」という本質が先にあって、そのために消しゴムは実存する。つまり、すべてのものは、本質が実存に先立つ、ということになる。面白いでしょ。
しかしサルトルは考えた。「人間は、どうなんだろうか?」
人間は、神によってこの世で何らかの役割を果すために、神が造ったものだ、と考えれば、「この世で何らかの役割を果す」という本質が、「人間の存在」という実存に先立つ。道具と同じように、本質が実存に先立つなら、人間は、おのおのの役割を果すために、神によって造られたのだ、ということになる。
サルトルは違うと言い出したんだね。「いや、人間においてのみ、実存が本質に先立つ。」
人間は役割を与えられる以前に、まず存在するのだ。まず実存する。だからこれを実存主義というのだ。つまり彼は、神の存在を否定したんだね。人間は神によって定められた運命をしょって生きているわけではないんだよ、と必至で世界に訴えたのがサルトルだ。大学で仏文を専攻したCOOLもね、やはりこのサルトルの考え方の影響をかなり受けているとは思う。
まあかっこよくサルトルなんかを引き合いに出したけどね、わかりやすく言えば、僕らには生れた時から科学の子鉄腕アトムがいたし、時速250kmで突っ走る新幹線があって、ドラえもんはなんでもかなえてくれるマシンを次から次へとポケットから出し、怪獣に立ち向かうのは科学特捜隊で、雑誌を開けばリニアモーターカーが突っ走る科学の結晶のような21世紀の風景があり、まあ科学っていうものがなんでも未来の人類の夢をかねてくれるという幻想はほんと昔から無意識のうちに抱いてきたのですよ。
その科学ってものの本質は、まあこれは俺の独断かもしれないが、「神の否定」なんだな。だってよ、神を認めれば、どんな自然界の現象だって、「それは神がやったことでしょ。」で終ってしまう。科学にとって神の存在を認めることは、敗北を認めることなんだな、きっと。心理学っていうやつだってさ、人間の行動様式を数値化して研究する統計学みたいなものらしい。俺達はそんな科学の驚異的進歩と共に、現在こうしてパソコンなんか使って、ちょっと主張してみたりしているわけだ。やっぱさ、そんな土壌がしっかりしているから、森前総理なんかが、日本は神の国なんていうと、それが失言とされて、失脚してしまったりするわけだと思うよ。
・・・
ところがさ、
・・・
21世紀になって、世界に最初に勃発した問題はなんだったかい?
・・・
敬虔なイスラム教徒が、アメリカの力象徴のワールド・トレーディング・センターに突っ込んだ、という事実だったね。
これが、イスラエルをめぐる、ユダヤ教とイスラム教の対立であることは、以前説明した。読んでいない方かたはどうぞ、長いよ。
結局、一神教の神と神のぶつかり合いが、21世紀のワールド・オーダーを決めようとしているのだ。そこには科学の「か」の字もみあたらないぜ。アメリカがどんなに強力な爆弾を落としたところで、テロの恐怖は消えないし、ビン・ラディンもオマル氏も見つかりゃしない。世界を動かす力に成り得ているのは、結局、宗教であり、神の力じゃんかよう。
終戦記念日に戦没者の慰霊にすらいけないほど神から遠ざかってしまった日本の政治家なんかよう、ブッシュが「テロに対する戦い」といえばそれを信じてしまって支援協力の約束をしてしまうし、まあなんでユダヤ教とイスラム教の戦いに俺達日本人が関係しなくちゃならんのか、いったい説明つくのかい?「テロ」は武力を持たない者の、戦争の一手段だろうが。だから武力をもつアメリカはテロに対して強大な武力でのぞんだわけだね。なぜ「テロ」をするのか、そしてどちらが正しくて、どちらに味方すべきなのか、そこには一神教の神と神のぶつかり合いがあるということを果して日本の政治家は理解しているのか。今の状況は、単に強えーと思われる方に巻き込まれただけじゃねえか。
うーん。また愚痴っぽくなったよ。
まあちょっと、いいたいことはね、この際、
神様はいるのか、いないのか、もう一度考えてみましょうよ、ってことですわい。
サルトルにゃ悪りーが、ひょっとすると神はいるかもしれん。
じゃないと今後世界でおこることは、さっぱり理解できなくなるぜい。
・・・
しかしなんでも発言できるこのインターネットというメディアはすごいね。ありがーてーこった。科学のおかげだね・・・。
ソファーに寝転がり、もの思いにふけり、
ピアノにむかい、ハノン(指の練習)を少々。
再びソファーに寝転がり、HPのネタを考える。
・・・・・・まだか・・・・・・
ピアノにむかい、練習中の曲を弾いてみる、暗譜、できたかな?
コーヒーを入れて、台所をかたずけ、
新聞に目を通すのは、これで3度目か・・・
・・・うーん・・・
スイング・ジャーナルを読み、「あ、今度このCD買お・・・。」
またまたピアノにむかい、左手のトレーニングをして、
ソファーに寝転がっていると・・・
「マスター・・・何、暇じゃん、今日、お休み?」
「いやいや今日はお客様の貸し切りでお待ちしておりました。たくさん飲んでいってくださいねえ・・・。」
お客様のいないDOTCOOLでCOOLはいつもこんな感じ。知らなかったでしょ。