パウエル前長官、フジテレビ出演 北の核、重大脅威 制裁には慎重
(産経新聞) - 3月7日2時39分更新
パウエル 2005 3/10
まあCOOLがパウエルと言えば普通バド・パウエルなんだけどね、
米、パウエル元国務長官の言葉が面白いから、つい書きたくなったわけね。
パウエル前米国務長官は五日、フジテレビの番組「報道2001」(六日朝放送)に出演し(フジテレビ提供)、北朝鮮の核兵器保有宣言は「世界、特にアジアに対する脅威」と言明し、北朝鮮に協議再開に応じるよう六カ国協議参加国の圧力が重要と指摘した。
これは、表向きの言葉ね。協議の上平和的解決するのが重要である、と。
ただ、拉致問題で日本が検討している北朝鮮に対する経済制裁については、日本に慎重な対応を求める姿勢を示した。
これは超本音なのだ。日本が北朝鮮に経済制裁されてはアメリカは困るのだ。なぜなら、COOLは今まで語ってきたので説明するまでないかもしれないが、アメリカは北朝鮮に、
みたいなセクシーダイナマイトをのし紙つきでたくさん送り込んでいるからね、もう北朝鮮の要人はアメリカの言うなりさ。
アメリカに言われたとおり、人質を一部日本に解放したり、あるいは偽の遺骨を送ったり、核をちらつかせてみたりさ、日朝は常に付かず離れずの緊張状態を作り出しているわけよ。北朝鮮は全部アメリカの言うとおりにしてきたのに、ああそれなのに大事な日本に経済制裁されたらそりゃー話が違うわ、どうしてくれるのってことになっちゃうよね。
パウエルはわざわざ来日して、報道2001に出演、しっかり日本にメッセージしたのだ。経済制裁は、困る、と。
「米国は北朝鮮に対し、攻撃、侵攻する意図はないことを伝えている。ブッシュ大統領や六カ国協議の他の指導者は政治的、外交的な解決をめざしている。金正日体制を転覆するということではない」と明言。「北朝鮮の核の野望をなくし核兵器を破棄させることが重要だ」と語った。
これは、事実をそのまま語った。米国は日本よりむしろ北朝鮮と強固な同盟を結んでいるわけだから、金正日を転覆させるはずはない。核兵器など見せ金にすぎないのだから、脅威になりえないのが事実だ。.
拉致問題で、北朝鮮への経済制裁を求める声が日本国内で高まっていることについては、「制裁というのは効果があがらない限り、適用すべきではない。北朝鮮に対して、きちんと答えるように働きかけることが重要だ」と、日本側に慎重に判断するよう求めた。
とこれが本音さ。イラクやアフガニスタンに対しては問答無用の波状攻撃をしかけたアメリカがだぜ、大量破壊兵器も何にも無いのにイラク政府を転覆したアメリカがだぜ、北朝鮮のたかが経済制裁は慎重になれと言う。ここんとこがCOOLは腑に落ちないわけよ、いいじゃねえかあれだけの破壊を繰り返しているアメリカなんだからさ、「おおジャパンよ北朝鮮はわりーやつだ、やっちまおうぜブラザー!」とくるのが普通だぜ。それがさ対話が重要だちゃんと説明して議論して・・・と急にぬるいことを言い出すのだ。そのこころ、経済制裁されては、アメリカは困るのだ。日本の世論に水をさした。たのむよわからんちんなこと言わないでよ日本のみなさん。一生懸命北朝鮮とお芝居を続けているんだからさ。アメリカ人は日本に対して、よくこうした指導的立場をとる。
日米同盟については、「戦後、われわれだけでなく、アジア地域にすばらしい成果を築いてきた。あらゆる努力でこの関係を強化していくべきだ」と今後の緊密な日米関係の重要性を強調した。
そう、今までどおりアメリカの指導を仰ぎなさいと言う事だ。このとおり北朝鮮は怖いから、駐留米軍の強化をみとめ、予算をいままでどおり確保し、北朝鮮への経済制裁なんて筋の通らないことはやめなさい、と。これが日米の関係強化ですよということだ。
日米安保条約に関して「日本の憲法九条の制約がなかったらいいと感じたことがあるか」との問いには、「実際には(憲法九条が)あるのだし、それは日本の憲法だ」と語りながらも、言外に憲法九条の再検討の必要性をにじませた。前長官は昨年八月、憲法九条に関して、「日本が国際社会で完全な役割を果たし、国連安全保障理事会の完全なメンバーとしての義務を負うのであれば、九条を再検討する必要がある」と主張している。
と、国連常任理事国になりたきゃ9条を廃棄してもっと軍隊を置きやすい環境をつくれ、と言っている。まあストレートな物腰だこと。
・・・
ああ、またまたぶつぶつつぶやいちゃった。
必死になって経済制裁を止めさせようとしてるもんでね。
彼はなぜわざわざ日本にやってきたのか。それがなぜ日本の世論が北への経済制裁に傾いた時だったのか。
それがなぜアフガニスタン、イラクとマスコミの露出度の高い元、長官パウエルで、ライスでなかったか。
六カ国協議なんていう表舞台の裏で、米朝はいったいどんな密約をかわしているのか。推理しようじゃないか。
さるみたいな顔ののやつがさ、猿芝居してるもんでさ、ついね。
バリー・ハリスの「LIVE AT DUG」を聴いていた。
この盤は92年、東京のライブハウスDUGで行われたその録音で、ドラムが渡辺文男さんなのだ。バリーの超一流のプレイはもちろんだが、それを彩る文男さんの華麗なドラミングが冴える一枚だと思っている。COOLは来月文男さんといっしょにライブするわけだが、いやあ研究しておこう今のうちに・・・。そういえば以前文男さんがいっていたっけ、「DUGのライブさあ、俺何もできなかったんだよ、バリーの凄さを知っちゃった後だったからね、若い時のいけいけでできないからね今わさ・・・。」これで何もできなかったって言うんだからうーん、俺はどうすれば・・・なんて考えていた時、一つ疑問が頭に浮かんできたのであった。
「ねえ・・・お彼岸って、何なの?」
「先祖の供養じゃない?お墓参りよ。」
「いや、そうじゃなくて、彼岸の意味ってのはさ?」
「春分の日、秋分の日のことよ。他に何か?」
・・・
・・・
「いやその、お彼岸というのはどういう日か?ということだよ。」
「祝日よ、お休みお休み。」
「・・・」
「春は牡丹にちなんでぼたもちを食べるの。秋は萩にちなんでおはぎを食べる。」
「詳しいね、ほんと。」
・・・
・・・
「いや、そうではなくてさ、お彼岸というのはどういう日かってことでさ。」
「暑さ寒さも彼岸まで。だからご先祖様を供養しないと。そういう古くからの大切な日よ。線香の一本くらいあげてみたらたまには。」
彼岸会は『到彼岸』の意味とされる。すなわち現在、我々が住んでいるこの迷妄の世界は此岸(しがん)であり、仏菩薩の悟りの世界である彼岸に渡ることを目的とするのが彼岸会の仏教的な意味です。
『到彼岸』は原語のサンスクリット語(梵語)では、パーラミーターと言います。
●春分・秋分の日に行われる彼岸会は、仏教的行事となる以前は日本人の農耕生活に深く根付いた行事であったと思われます。
●此岸から彼岸へ、すなわち悟りの世界へと入るための六波羅密とは
1.布施
財施(財を施すこと)・法施(真理を教えること)・無畏怖(恐怖を取り除き安心を与えること)の三種
2.持戒 戒律を守ること
3.忍辱 にんにく・苦しさに絶えること
4.精進 常に仏道を修するための努力をすること
5.禅定 心を安定させること
6.智慧 真理を見抜く力を身につけること
以上六つの徳目のことです。
●彼岸の7日間の間に『日の伴』とか『日迎え日送り』をする行事は近畿地方一帯にあった。これは、朝の日の出る東の方のお宮やお寺にお参りして日中は南の方のお宮やお寺に参り、農耕の安全と農作を祈り、これを節目として祖先の霊を祀るのです。きわめて原始的な太陽崇拝ともいえますが、彼岸会が太陽と農耕と切り離せない関係にあると思われます。
●彼岸には太陽が真西に沈み、その方向に向かって念仏すればかならず極楽に往生ができるとされています。
●彼岸会は春分の日を中日として前後3日間、計7日間にわたって営まれる法要ですが、仏教行事でありながらインドや中国には同じような行事が見当たりません。彼岸会は日本独特の仏教法会であるといえます。その始まりははっきりしたことが分からず聖徳太子が企画構想したものであるという説もあります。
●彼岸会の時には在家では仏壇を丁寧に掃除し、また墓参りするのが習慣であり団子をつくって供えることは日本中広く行われています。おはぎはお彼岸の時どこの和菓子屋の店頭にも並ぶものですが、春に作るものをボタ餅、秋につくるものをおはぎと呼ぶという説もあります。
と、そういうことのようだ。いや、常識しらずなもので、突然何々だろうと。ジャズだけじゃだめだよ、ホント。
こんな話をどこかで聴いたことがある。
・・・
名人が鉄砲で鳥を打つ。
精神を集中し、
弾をこめ、
構えてもう一度呼吸を整え、鳥が落ちる瞬間をイメージし、
引き金を引く。
・・・
すると、鳥が落ちる。
彼は名人だ。
もう一度同じことを試みる。
名人が鉄砲で鳥を打つ。
精神を集中し、
弾をこめ、
構えてもう一度呼吸を整え、鳥が落ちる瞬間をイメージし、
引き金を引く。
・・・
すると、鳥が落ちる。
何度も同じように鳥をしとめるうちに、百発百中の名人はあることに思い当たった。
鳥を打ち落とすとは、いったいどういうことなのだろう?
鳥打の本質とは、いったい何か?
ふと思い当たった名人は、哲学し、
鳥打の本質を追求すると、一つの真実を発見することになる。
そして、実験の時がきた。
名人が鉄砲で鳥を打つ。
精神を集中し、
弾をこめず、
構えてもう一度呼吸を整え、鳥が落ちる瞬間をイメージし、
引き金を引く。
・・・
すると、鳥が落ちた。
名人はあることに気づいた。そして次の実験に入る。
名人が鉄砲で鳥を打つ。
精神を集中し、
弾をこめず、
構えてもう一度呼吸を整え、鳥が落ちる瞬間をイメージし、
引き金を心の中だけでそっと引いた。
・・・
すると、鳥が落ちた。
名人は確信した。
鳥を打つことの本質は、鳥を打つという意識の流れだ。
正しい意識の流れこそが鳥を打つということだ。
問題はその意識の流れを、どんな時も正確に行うことだ、と。
そして最後の実験に入る。
名人が鉄砲で鳥を打つ。
彼は何も持たず何も構えぬまま、
飛び行く鳥を見つめ、そっと、心の中で引き金をひいた。
すると、鳥が落ちた。
・・・いやね、
COOLの尊敬するあるピアニストがね、ある時こう言ったのさ、
「ソニー・クラーク・ピアノ」の中の「BE−BOP」という曲は
ソニー・クラークの心の動きそのものに聴こえる、と。
その時COOLは名人の話を思い出し、思ったのだ。
あの曲の中で、ソニー・クラークは、実は、
ピアノを弾いていないのではないだろうか、ということだ。
ピアノを弾くという行為から出てきた音にしては、どうも美しすぎる。
弾くとという行為にとらわれているとは、とうてい思えないのだ。
彼は、ピアノの前にすわり、フィリーとチェンバースという最強のリズムセクションを聴きながら、
じっと念じた。「美しい音とは何か」と。
ソニー・クラークの心の動きそのもの、それが記録されたのが、上記のアルバムである。
俺が言うのもなんだけど、
鳥打名人の話がわかってくれる人なら、
ソニー・クラークの心の動きに触れることができると思う。
RVG刻印入りブルー・ノート・リバティ盤で聴きたい方は是非DOTCOOLへお越しくださいね、スゲーよ。
ブルノートオリジナル盤 NEWYORK23の文字
「あ、COOLさん、こんにちは。」
「・・・・・・。」
「今日は?」
「今日は?じゃないでしょ、中古レコード屋に来て、レコード買う以外にいったい何があるの?」
「見に来ただけとかよくあるじゃないですか、目の保養とか言って。COOLさん特に。」
「・・・。」
「・・・。」
「何か面白いもの、入ったわけ?」
「入ってないですね。」
「相変わらず商売っ気ないね・・・。」
・・・
「でもさ、そこにジミー・スミスのすごいのあるじゃない。それ¥7,500てなんでそんなに安いの?」
「あ、これ・・・きずものなんですよ聴いて見ます?・・・ほら、飛んじゃうでしょ、だから安くしちゃいました。」
「きずもん?レコードできずもんじゃあ、¥3,000くらいで妥当じゃないの?」
「¥3,000なら売らずに僕が持ってますよ、だってこれ、どオリジナルですよブルーノート1500番台の、ほら見てくださいよ住所だってNY23・・・。」
「でもきずもんじゃあさあ。でもさ・・・。」
「でも?」
「針圧を1gくらいに下げてみてよ、案外飛ばないぜ。」
・・・
・・・
「・・・・・・。なるほど、飛ばないですね。毎日そんなことばっかやってる人は知ってますねそこそこ。」
「ところでそのきずもん売ってよ。¥3,000くらいでいいと思うなあ、たのむよ。」
「そっちのエルモ・ホープの方がいいんじゃないですか。COOLさん好きでしょそういうの、安くしますよ。」
・・・
「で、いくらなの、そのジミー・スミス。」
「どうしてもこれなんですか。」
「・・・・・・。」
「¥4,000でどうだね。ゆずるよ。おれも納得、あんたも在庫回転、いいじゃんもうそれで。」
「・・・・・・ごめんなさい。たばこ吸わせてもらっていいですか。」
・・・
・・・
「そういやCOOLさん、うちでの買値、他でばらさないでくださいよ、ホント。」
「ばらしちゃいかんの?」
「そういうのまじ勘弁ですよ、まったく・・・。」
・・・
「で、いくらなの?」
「¥6,000で買って下さい!もうそれで終わりです!」
「じゃあ中をとって¥5,000でどう?」
「¥6,000で買って下さい!!わかります!?」
「・・・・・・わかったわかった。大きな声出すなよもう・・・。」
「やられましたよ・・・今日は。」
買う。
スーパーやコンビニと、中古レコードはちょっと違う。
まあ、ちょっとだけ、何かが違う。
このHPも100000HITして、OFF会開催もほんと現実のものとなった。
しかしまあ、
このところのCOOLのHPのやる気のなさといったらどうだ。
月に一度更新があればいいほうじゃないか、ええ!?
・・・
とお嘆きの方も多いと思うが、
COOLのこのていたらく、これはさ、ちょっと許してやっちゃくれまいか。
なぜなら・・・
スイングしちゃってるのよこのところのテング・バンド!!
スイングすりゃ全部OKなのだ、それだけが俺の人生さ、ごきげんだぜ。
聴きにおいでよそんなさあ、こんな汚こいHP見て店に来た気分に浸ってないでさ、
毎週金曜よる9時半からもう怒涛のスイング・&グルーブなのだ!!さあもう皆様に愛をとどけるよ女性を中心にコルトレーンのようにさ・・・!
ちまちまこんなワープロしてられねえよホント、書を捨て街に出るのだみんな、頼むよ待ってるよ!!
あ、OFF会たのしくやろうね、よろしくね。
たとえばこういう優れたアーティストが、
圧倒的なグルーブをもって俺たちを感動の渦に巻き込むと、
COOLはこんなことを感じるのだ。
・・・
きっと天国は、
争いも、殴り合いも、誤解も、うそも、憎しみも、何もなく、
本当に気持ちのよい、快楽そのものばかりが満ち溢れているのだろうな、と。
それは3連のリズムをもって、どこまでも沸きあがってきて、
途絶えることなく、まるで大きな川のように静かに流れ続けていくような気持ちよさなのだろうな、と。
この世は、
争い、憎しみ、うそ、誤解、戦争・・・そんなもので満ち溢れていて
生きていくのはほんとうに困難な世界さ。
毎日は苦しい、それが普通。
しかし、
選ばれた人間たち、アーティストと呼ばれる人たちが、
天国にある至上の快楽を地上に降ろしてくれる。
絵画であり、詩であり、音楽、彫刻、美術・・・・・・
それは3連のリズムをもって、限りなく躍動的で、
どんな人々にも心地よく、生命力に満ち溢れている。
富士の湧き水のようにみずみずしく、マイク・タイソンの左フックのように力強い、
そんな永遠の快楽。
アーティストとは天国の天使たちの密やかな戯れを、こっそり地上に降ろしてくれる、選ばれた人間たちのことだな・・・と。
俺は、ピアノ弾きだけど、
神に選ばれた人間かどうか、そんなことはわからないけれど、
アーティストがこの世に降ろした快楽を味わうことはできる。
それはもう最高さ、そのスケールから何からこの世のちっぽけな快楽とはわけが違うからね。
それが味わえるだけでも十分幸せさ。しかし、
願わくば俺も、天国の天使たちの遊びに、いっしょに参加して、
いっちょごそっと、やつらの密やかな遊びをこの世に降ろしてやりたいと思うよ。
・・・
夢想だね。でも最近確信にちかいな、これ。
DOTCOOLを1.5倍くらい楽しむ方法 2005/5/29
苦節3年・・・
COOLのオーディオとの格闘も一応の決着がついた。
試行錯誤とふところ勘定との大変な作業だったが、これもすべてゴキゲンなジャズと出会うためさ。
いやね、
ジャズのうんちくがあんまり意味を持たないように、オーディオのうんちくなんかほんと何にも意味が無いに等しいけどね、
数多くのオーディオ自慢のHPがあるように、
せっかくシステムが一応の完成をみたのだから、発表してみようかと思ってさ。
ほら、
カウンターでいつも苦々しく思っているでしょみんな・・・。
数字と横文字の連発でCOOLが宇宙語をしゃべって・・・わかんねえよ、それ・・・ってさ。
実はこういうことをしゃべっているわけよ。
まずスピーカーシステム。
下の大きな○のユニットがね、JBL130A。38センチのウーハーだ。
強力な中低音はここから出る。
その上の、四角いのあるでしょ、あれが中音域を担当するホーン、JBL LE175DLH。
ゴキゲンなトランペットやSAXのサウンドはここからもうビシバシさ。
そして、箱の上にのっかっている小さな◎状のものがね、ツイーターJBL2402。
ドラムのシンバルの気持ちいいサウンドはね、実はここから出ているのだ。
それらを収納している箱は、ココでつくってもらって、実はCOOLが塗装したのだ。ココに製作過程がでているよ。
専門的な話だけど、ネットワークはJBL純正のもので、1200と7000で切っています。
次はアンプ。
これは実は掲示板でもおなじみのながさか氏が提供していただいたものを修理して使っています。
これがゴキゲン。プリアンプがLAX CL34 パワーは同じくLAX MB−3045
両方とも管球式。真空管を使っているのね。
MB−3045は60Wのハイパワー。それを2台使用しています。
スイングしたな・・・と思ったら偉人たちばかりでなくこのアンプもほめてあげてね。
レコードプレーヤーはトーレンスTD124/U
アームはSME3009
カートリッジは現在シュアーV15 TYPEV
・・・しかしここはこれからも要実験なのだ。カートリッジはころころかわるよこれから。
まあみなさんもCDやMP3なんて時代遅れのものはもうやめて、レコードに切り替えてみたら・・・。
ほう。わりにかっこいいじゃん。
まあ、自慢ですわよ自慢、ホホホ。
ほーんと、簡単に解説しましたが、以上を若干覚えておくと、
COOLの宇宙語が理解できて、面白いかも、1.5倍くらい。
幾分古ーーい機材に鞭を打って使っているからね、たまに不機嫌になる時もあるけど、
許してあげてね。この機材たちともども今後ともよろしく。
ひさしぶりに実家へ帰省し、おばさんの家に立ち寄ると、TVが地上波デジタル対応となっていた。
デジタルハイビジョン。60インチほどの大画面で番組を検索し、石原裕次郎の古い映画を観たのだが、
これがびっくりなのだ。
美しい。
その場面場面のすべてが美しい。びっくりした。
海も山も、人物も乗り物もなにもかもが絵画のように美しい。光と影のコントラストの妙とでも言おうか。
俺は今まで古い日活映画の、いったい何を観てきたのだろうか?というかほとんどそんなもの観たことはないのだが、たいしたストーリーでもないこの映画を、食い入るように最後まで観てしまったのは、そこに展開される風景があまりに美しかったからであった。昭和30年代の美しい日本の風景、それに思わず引きつけられてしまった。
それはまさしくデジタルハイビジョンの威力だった。従来の民放やビデオでは伝わらなかった大きな変化がそこにあった。
いや・・・
そうではない。
これは、
もとのアナログフィルムが実は、とんでもなく美しく画像を記録していた、ということに気づいただけだ。
昭和33年10月29日に封切られた裕次郎主演「嵐の中を突っ走れ」がほんとに美しい日本の風景を記録している、ということに気づいただけだ。
デジタルハイビジョンは、昭和33年のアナログフィルムの美しさの一部を、昭和80年になって、ときの人々に伝えた、ということだ。
むむ。
これは一体なんだ?
昭和33年の人々は、次々に配給される日活映画を、映画館の大スクリーンで観ていたわけだ。夫婦で、恋人同士で、あるいは家族連れで。街でお茶しながらそれこそ大画面で裕次郎を楽しんだ昭和33年と、家でみるデジタルハイビジョンとどちらが幸せか?
いや、思うのだが、
この50年間の技術の進歩とはいったいなんだったのだろうと思う。デジタルハイビジョンが最初に俺に提示した答えは、50年前のアナログフィルムの美しさは現代の記録方式より確実に感動をつたえたということだった。いや、俺は好きでもない裕次郎をつい全部見ちまったというだけのことだが、これがすべてだと思う。感動を、つたえた。これが映像のすべてだ。
記録はフィルムからデジタルになり、50年の時を経て、その美しさの一部を私は発見した。50年前の方がはるかに人々は感動をものにしていただろうということを発見した。
技術の進歩とはなんなのだ?技術とは、本当に進歩しているのか?進歩したと言われる技術は人間をほんとうに幸せにしているのか?人類はいったい何をしているのだろう。
今だから告白できることだけど、
まあ子供のうちは、野球選手になりたいとか宇宙飛行士なりたいとか、俺もたてまえでは言っていたわけだけどね、
幼稚園の時とか、将来の夢なんかにね、巨人の柴田が好きで赤手袋で背番号7の野球選手になりたいなんて描いたりしていたんだけど、
・・・
人には常に、絶対に言えないことがある。
実は、ここだけの話だが、俺は大人になったら、
大人になったらさ・・・
自動販売機になりたかった。
・・・
いや、俺だけではないと思うんだ。自動販売機に魅せられていた少年はさ、どう?
今さら自販機の魅力を語るのも全くおかしいのだけれども、もう自販機のすべてが好きだった。鉄製で、重くてがっしりしていて、夢のロボットに現実的に一番近い印象だった。街の人が集まるところにクールに立ち、好きな商品を選んでボタンを押すと商品が転がり出てくる。自販機の中に入った自分を想像するともうたまらなかった。お客がボタンを押したらそこを点燈させてみたらどうだろうとか、貧しそうな人がきたら30円で商品を出してあげようかな?とかね、自動販売機からは無限の想像が広がった。実は中に入っているのは俺なんだ、といつばらそうか、公園の入り口にある自販機知ってるでしょ、あれ俺なんだよ、といつ言おうかみんなびっくりして俺のこと尊敬するだろうな、といつも考えていたのだ。
ほんと、憧れだったんだ。
そして衝撃的な出来事がおこった。
いつもお使いで頼まれるスーパーマーケットの入り口にカップヌードルの自販機が設置された時のことだった。
その自販機は従来の比較的地味な自販機と一線を画した。黄色と青のド派手なストライプが自販機中を覆い、大きなCUP NOODLEのロゴをはじめ文字のほとんどが英語で、その外観からして子供を相手するものではなかった。俺はその自販機にくぎずけとなり、いったいこのスーパー自販機はどのような仕掛けとなっているのか、大人が使う時をじっと待った。30分ほど物陰にかくれ、そして一人の大人が使用するのを見つけた時俺は冷静さを失って飛び出し、その大人の後ろでじっと使用方法をみつめて、そしてまた度肝を抜かれた。
それは、カップヌードルを購入するだけのしろものではなかった。ボタンを押すとゴロンと本体が出てきて、その小さなカップの中には乾燥した麺が入っている。カップヌードルを見たのもそれがはじめてだった。しかしすごいのはそこからだった。お客はそのカップのふたを少しだけはがし、となりの小さな小窓にそのカップを置くと、じょろじょろとお湯が出てくるではないか!なんてことだ。ボタンを押すと商品が出る、という従来の自販機のイメージを根底から覆したのがこのカップめん自販機だった。それは私の中の自動販売機の可能性を100倍にも大きく膨らませた。湯がでる?中はどうなっているのだ?ガスコンロがありやかんがあり熱いお湯を沸かしている人が入っているのか?俺その役になれないかなあ・・・。しかもお客は更に横の小窓からわりばしを取り出し、麺がふやけるのを待って隣の椅子でラーメンを食べだしたのだった。お箸まで用意しておくこの完璧なサービス、自動販売機でラーメンが食べられる!?もう俺は舞い上がってしまい、決意した。そうこの時決意したのだ。明日から自動販売機になる、と。俺にならできる、とその時確信していた。
その足で私は自宅裏の街の電気屋に走り、冷蔵庫の梱包用の大きなダンボールを手に入れた。前から狙っていたのだ、これさえあれば自販機になれると考えていた。はさみとのりと画用紙とマジックを手に入れ、お金をいれる小窓と商品の出口をつくった。「じどうはんばいき」と大きく画用紙に書き、「なにがでてくるでしょう?」と下に書き足して自販機本体のダンボールに貼り付けたら、なにかそれらしいものとなった。何がでてくるかわからない自販機って面白いと思わない?と考えていた。しかし子供はお金を持っていないから、自販機の隣におはじきを置き、それをお金のかわりにすることにした。そのおはじきを入れるだけで何か商品が出てくるのだ。もう、最高のアイディアだと思った。そしておはじきのお金が入ったら、いらなくなった虫のバッチを出し、本当のお金が入ったら少し大きな昆虫のバッチを出すことにした。この仕組みで商品選択のボタンを設けなくても商品を選んでだすことができる、と考えた。そして、乱暴者が現れて自販機をめちゃくちゃにされてはかなわない。私は得意のぎんだまでっぽうに目一杯玉を詰め込み、パンパンと音が出るように火薬もつめこんで防犯体制も確実にした。自分の中では完璧だった。明日が来るのが待ちきれなかった。
野球をしようという名目で集まった4・5人の友達を前にして、私は初めて自販機になった。庭の片隅で黙って自販機の中に入り、お客がくるのを待った。しかし友人たちはともかく自販機の中に入りたがった。最初絶対にゆずらないつもりだったが根負けしてみんな自販機の中にいれてやった。しょうがないからシステムを説明して、私がお金がわりのおはじきをいれてやった。ころん、バッチがでる。いや、おれの目的はこの友達たちをあいてに遊ぶことではなかったのだ。こんな自販機ごっこをすることは何の目的でもなかったのだ。俺は本物の自販機になりたかった。それは実に簡単なことだった。
ひととおり遊び終えて、みんな帰った後からが私の時間だった。自販機セットを持って私は自宅向かえの公園に出た。夕暮れせまる公園の入り口の片隅に自販機とおはじきを設置し、自販機の中にこっそり入った時、私は初めて夢を果たした。人の集まる空間にクールに立つ。これが、自販機だ。
・・・
ひとりぼっちの時間が無限に続く。これが自販機として生きるものの宿命か。
その瞬間、もう子供の空間ではなかった。だれが来るかわからない。お金がはいったらどうするか。大嫌いな上級生のA君が来ちゃったらどうするか?私は銀球鉄砲を握りしめながらひたすら悩んだ。
悩んだ。
悩んだのだ、これが夢だったのか。
・・・
お客がくることはなかった。私は暗くなる前にあきらめ、自販機のダンボールを得意のライダーキックでめちゃくちゃに破壊して、バッチをもって家に帰った。
自販機になりたかった話のついでにさ、
俺が好きだった遊びを一つ。
・・・
左のようなたこを作成する。
ごみ袋とストローとセロテープでできる簡単で、とてもちっちゃなたこだ。
7×10cmの面長のひし形にゴミ袋を切り、ストローをテープで貼って出来上がり。
5分でできる。そしてこれを5つ作ろう。
連だこにする。
たこ糸には、ミシン糸を使用する。これがポイント。
ストローの交点をミシン糸で結んで、連だこに挑戦だ!
・・・
なに、あがるのかって?こんな小さなたこが。
・・・
やってみな、信じられないくらいきれいにあがるから。
いやね、
このたこ、あまりに小さいだろ、
それによくあがるのだ、連だこにするとさ。
すると、ちょっと上げると、たこがすぐ見えなくなる。
そこがみそだ。
ミシン糸だけが、空中に上がっていっているように、見える。
糸が延々と宙に伸びていくのだ。
子供はもちろん、大人が不思議そうな顔をする。
どうなっているの?とか
何をしているんだ!などと言われたら、
「ユリ・ゲラー」に教えてもらった。
とだけ、言えばいい。
みんなぽかんと口を空けて糸の行く末を見つめる。気持ちいいのだ。
COOLがDOTCOOLをはじめて、9年程になるが、
まあ最初はおしゃれなショット・バーをやろうと思って、こじゃれた店作りに励んでいたわけだけれども、
たまたまそこにジャズがあったらおしゃれでしょ、くらいのノリではじめた店も、
今ではハード・バップを追求する硬派な店へと変貌してしまったのは結局自分には逆らえないということか。アナログにこだわりジャズにこだわる姿勢は自分で言うのもなんだが時代に乗り遅れているぞ・・・と。
じゃあまあ、今さら言うのもおかしいと思う方々も多いと思うが、COOLはそういえば自分の店をジャズの店というのを今までなんとなくはばかってきたので、
ここに一つ宣言しようじゃないか、俺もラクになるし。
DOTCOOL ジャズ・バー宣言
DOTCOOLはジャズ・バーであることをここに宣言致します。
ジャズを聴いて楽しみたい方、ジャズの雰囲気がお好きな方、ちょっとジャズを知ってみたい方、そんな方々はぜひ遊びにお越し下さい。1950年代の良質な黒人ジャズが中心ですが、他も数多くレコードを取り揃えていますので、どんどんリクエストしてくださいね。
ジャズの魅力をより深く知っていただける様、オーディオ機材もこだわっています。アナログレコードによるJBLサウンドを存分にご堪能ください。
毎週金曜日にはレギュラーの「ザ・テング・バンド」によるライブをお楽しみ頂いています。ピアノはCOOLですが精一杯スイングしますので是非聴きにお越しくださいね。レコードでは味わえない生の迫力をお楽しみ下さい。
またスペシャル・ライブも数多くおこなっております。豪快にスイングする素晴らしいミュージシャンの極上の演奏だけを厳選して行うようにしております。ジャズのもつ、スイングの持つ醍醐味をぜひ味わってください。きっと明日からの大きな力となることでしょう。
それでは、皆様お待ちしております、よろしくね。
・・・
あ、
DOTCOOLに出演希望のプロ・ミュージシャンへ。
これは、わりと難しいことかもしれません。
結構な数のデモ・テープを頂きますが、ここで基準を書いておきますね。私も断るのが大変ですから。
採用基準は簡単です。演奏がスイングしていること、です。
演奏がゴキゲンにスイングしていればDOTCOOLは一発採用です。ミュージシャンはただゴキゲンにスイングして下さい、お客様は店で集めますから気にしなくて結構です。また、よくある勘違いですが演奏に色をつける意味合いで女性ボーカルを入れてみたりとか、夏だからラテン・ジャズをやってみましたとか、お客様の要望にお答えしてヒット曲をジャズ風にアレンジしてみましたとか、そういうことは一切必要ありません。ただただゴキゲンにスイングして下さい、それでOK。スイングする音楽はそれだけで人を幸せにしますから。
できればデモ・テープに普通のスタンダード・ナンバーを、4ビート、ミディアム・テンポで一曲はいれておいて下さい。実は私、そういうちゃんとしたジャズしかしっかり聴いておりません。
あ、
DOTCOOLに出演希望のアマチュア・ミュージシャンへ。
まず、ジャズを愛して下さい。
チャーリー・パーカー、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、ドナルド・バード、リー・モーガン、ウイントン・ケリー、ビル・エバンス、エルビン・ジョーンズ、フィリー・ジョー・ジョーンズ、ポール・チェンバース、サム・ジョーンズ、グラント・グリーン、カーティス・フラー、エラ・フィッツジェラルド、カーメン・マクレー・・・もうそういう人たちを一杯聴いて、そしてまずDOTCOOLでお話しましょう、もうホント馬鹿みたいなジャズスキスキ話を。おれモブレー大好きだモンネーいや私マクリーンの方が好きこの人のこの作品大好きよ・・・いやいやこっちもすごいよほんとスゴイネーとかさ・・・もうそういう中からしか始まらないのです。そして熱をを感じさせて下さい、俺はこんなにジャズが大好きなんだ、という熱を。スイングがグルーブが、こんなに気持ちいいんだ!というジャズ大好き話を。
熱です、熱。ジャズスキスキ熱。それがないミュージシャンをCOOLは尊敬できません。
楽器を触るということは、その後にしましょう。
以上、今日からジャズ・バーとして営業するぞ!
新日本プロレスがかつて、なぜあれだけ面白かったかというと、それは「本気を演出した」からだと思う。
テロリスト藤原が長州を襲撃、血みどろの長州、そして報復にリング上で藤原をリンチ、しかしやられても立ち上がってくる藤原・・・もうどこまでも本気だった。首を痛めたタイガーに執拗なまでにヘッドパットをたたきこむダイナマイト・キッド、腰を痛めた藤波にさそりを極め続ける長州、そして鉄拳制裁で相手を血みどろに追い込む猪木・・・そこにあったのは「本気」だった。俺たちはその鬼気迫る男たちのすさまじさに感動し、その物語から目を離すことができなかった。
それでは今のプロレスが本気を忘れたのか?答えはNOだ。
さまざまな団体の統廃合を繰り返し、日本のプロレスがやっていることはやはり「本気」だ。新日がかつて大成功したことと同じことをしているのに変わりはない。アメリカンプロレス「WWE」とことなり、日本でできることはこの「本気の演出」しかない。体も小さく、国土も狭く、単一民族でアメリカのような異文化がぶつかり合うような魅力もない日本では、誰が見てもショーとわかるWWEのようなプロレス・エンターテインメントは成立しない。あくまでもそこに必用なのは侍魂、「本気」そのものだ。今でもそれは変わらない。
では、何故・・・つまらなくなったか?
その「本気」そのものが、命取りとなったのだ。
ストリート・ファイト400戦無敗の男、ヒクソン・グレーシーが現れ、新日出身、UWF最強の高田伸彦が彼に挑んだ。ロープエスケープもリングアウトもないガチンコルール、「PRIDE」には誰もが注目した。結果高田は2戦2敗。その後PRIDEは格闘の種類をこえて、最強の男を模索する。新日出身、パンクラスのカリスマ船木もヒクソンの得意技、腕ひしぎ十字固めに敗れた。ヒクソンは無敗神話を決定的なものとする。その後に続くのPRIDEリングにおけるプロレスの惨敗は枚挙にいとまがない。ガチンコではプロレス最強といわれたケンドー・カシンはハイアン・グレーシーにゴング直後にぼこぼこにされる。ミルコ・クロコップに一ラウンドハイキック一発で沈む永田裕志、同じくヒョードルに一ラウンドもつことのなかった永田、一度は霊長類ヒト科最強の男マーク・ケアーを破った藤田和之もミルコの膝とパンチの前に2連敗、頼みの小川直也もヒョードルの前になすすべなく・・・プロレスは連敗街道をばく進する。
プロレスは、弱かった、証明されてしまった。
その後のプロ・レスラーの態度がまた良くない。やられるとプロレスの枠のなかに引っ込んでしまい、PRIDEのリングにでてこようとしない。ハッスルだなんだ、自分たちの枠の中でもりあがっちゃおうなんてチンケな腹がよめてしまった。おい、本気ならPRIDEだぜ今は。戦う場所が違うんじゃないのかい?
「本気」がなぜ面白いかというと、その中の一番がやっぱ一番強えーからだ。昔の新日は誰もが本気で戦って、その強さの象徴に猪木がいて、もう世界一強えーのはやつらだという幻想をファンに与えたから面白かったに違いない。しかし今はもう、本当に強いやつは別にいることをみんな知っている。永田や中西がいくら自分たちのリングで必死に戦い、勝ちをもぎとっても、そんじゃあヒョードルに勝てんのかお前、やってみろよ、ということになってしまう。プロレスより他になかった昔と今では話しが全く異なるのだ。
もっと本気がある格闘の世界の中で、「本気の演出」は意味を持たなくなった。それだけのことだ。
ではどうするのだプロレスよ。
もうCOOLが提案しちゃうもんね、、もうこれしかないよ。
PRIDEのリング上で、プロレスやるしかないね。もう有無を言わせない超プロレス。ミルコ相手にコブラツイストやってみろよ、ミルコがコブラでギブアップする姿みたらみんなしびれるぜ、やはりプロレスは強えーーー!と。中西、PRIDEでアルゼンチン・バックブリーカーだ。ヒョードルをアルゼンチンで極めてみろよ、もう全格闘技ファンが涙を流して喜ぶぜ、待ってた、それを待ってたんだ俺たちは!プロレス最強!!と。永田、グレーシーにバックドロップだ。受身の取れないやつを一発お見舞いして、あのへらずぐちのきかないグレーシーの息の根を止めてくれよ、頼む一回でいいからさあ、俺嫌いなんだよやつらはもう大嫌い。
俺はプロレスの味方だ!プロレス最高、たのんだぜ!!
ラジオ番組をやることになったわけですよ。左記の放送局で。
いや、月1の番組ですけどね、ジャズを思いっきり語っていいということで、もうお引き受けしたわけですよ。
このHPのファンの方には朗報かと思いましてね。まあお前の声を聴きたいわけじゃないという方も多いかとは存じますが、
「DOTCOOL」を公共の電波で再現するわけです。
「いらっしゃいませ、ジャズバーDOTCOOLへようこそ・・・。」なんてラジオでやっちゃうわけです。
しかし知ってのとおり、
皆にわかりやすく、ジャズを説明、とか、
初心者にやさしい、ジャズ入門なんてのはCOOLはとても苦手なわけです。
真実はシンプルで、難しいものなのですから。
だからラジオだろうがゴジラだろうが?いつものとおりぶっとばしてジャズを語ろうかな、と。
聴取者がわかろうがわかるまいが、COOLのもえたぎる情熱だけ感じていただければそれでOKかな、とそんな番組を作っていきたいと思います。
・・・
さて、
こんなことを以前書いたこともありますが、
COOLは深夜放送世代でね、「オールナイト・ニッポン」や「星空ワイド今夜もシャララ(誰かしっているのか?)」なんかに憧れて、
それこそ平成元年の就職活動では放送局を正面からアナウンサー志望で受けて撃沈してきた男なわけです、実は。
中部日本放送(CBC)などでは最終面接まで行き、ドウランを塗られてカメラチェックまでしておっこってきたわけですよ。
COOLのマスコミ嫌いはそんなところに端を発していたりするわけですがまあ今回の、
ラジオ番組レギュラー出演というのはまことに輝かしい出来事でありまして、
月並みにいえば、「少年の夢が実現した。」ということになるといってよいわけですよ、ホント。
そこで、
やっぱDJやりたいわけよ、当時の。
深夜放送のりのさ、DJ。今流行の皿回しDJじゃなくて、ディスクジョッキーさ。
だからさ、
おはがき紹介したいわけ、おはがき。
「それでは次のおはがき。ペンネームお口の恋人さんからです。COOLさんこんにちは・・・こんにちは・・・実は私・・・・・・」
とかやりたいわけよ。頼むよみんな、おはがきくれない?
もう、ジャズだなんだ関係ないから。感想でも文句でもひやかしでも恋愛相談でもなんでもいいからさあ、おはがき紹介したいねえ。
書いてよ、俺がたのみごとするなんてのはそんなにない事だしさ、感謝するよホント。
80年代ディスクジョッキー再びだよ、さあ楽しみだ!みなさんよろしく哀愁!!
番組名「Sound Area B★BTown」
コーナー名Blue Moon Lane
第一回放送10月15日(土) 午後5:40分くらい。(生放送のため2〜3分の前後あり)
毎月第3土曜放送
静岡市葵区紺屋町15-4静岡新聞別館1F FM−HI Blue Moon LaneのDOTCOOLまで。
それでは皆さん CHECK IT OUT!! ラジオでお会いしましょう!
こうご期待。
ジャズピアノを始めたいとか、
ジャズボーカルをやってみたい、と相談に来られるお客様がいらっしゃると、
COOLは決まってこう答える。
「やめたほうがいいよ。」
せっかく相談にこられたのにね、入門方法でも教えてあげればいいのにさ。どこかの音楽教室でもさ。
しかしCOOLは知っているのだ。
ジャズピアノなんか、弾けるわけがないことを。
弾けねえよそんなもん。そんな素人が簡単にできるもんじゃねえんだよ。
俺だってまだなーんも、できてやしない。
だってプロだってさ、
んじゃあ聴くが、だれがウイントン・ケリーのようにゴキゲンにスイングできるのよ。
エバンスみたいに、完璧にスイングするのよ。
バリー・ハリスのように、バド・パウエルのように、どこか遠い彼方からきこえてくるような極上の音を奏でられるのよ。
日本に、いる?N・Yにいけば、いるわけ?
いないわけさ、ジャズピアノなんか、できない。
言い換えればね、
楽器を始めるということは、まず初めに絶望を経験する、ということなわけです。
うっかり楽器をはじめてしまうばっかりに、絶望の奥底に叩き落される、そんなこと経験する必要ないんじゃないかな、とCOOLは思うのですよ。
ましてボーカルなど、日本人はみな無防備でミルコのハイキックを食らいに行くようなもので、もうナンセンスですらあるでしょう。
絶望の淵に叩き込まれなければ、いけない。でないと、希望は全くみえない。
できないということを、知らねばならない。できないということは、ほんとうにできないということだ。それは一般の人がわざわざ手を出す領域とは思わないよ、COOLは。
だから音楽をやろうなんてことは思わないほうがいいと思うわけです。
片や、
音楽を聴くということは、これはもう最高なわけです、だれに対しても。
パーカー、モンク、ガーランド、コルトレーン、ウエス・・・もうどれも極上!生きるということに素晴らしい彩を添えてくれる。
人生も捨てたもんじゃないよ、だってこんなに素晴らしいものがこの世に存在するのだから。
しかし中途半端に音楽をやると、
やれ譜面がどうだとか、ツー・ファイブが重要だとか、リズムがどうだとか賢しらだってまともに音楽を聴くことさえできなくなる。
もう最悪なわけです。だからこそ音楽はやらない方がいい。
ホント、100害あって一利もない。やめましょうそんなことは。
意味がない、無駄だ。
人生の落とし穴に、わざわざはまりに行くようなものだ。
はっきりいいましょう。
音楽をやるなんて、おバカな選択だ!!
やめなさい。
ふう。
まあCOOLの正直な気持ちだよ。
しかしね、
それでもやりたければ、やればいいのさ。
誰もあなたを止めるものはいない。ただの一人もいない。
一人孤独な道を、黙って歩きはじめればいいのさ。
歩くことに、相談はいらないよ。
そして、
絶望の淵から、わずかな光を手がかりに、
歩き続ける者に、COOLはやさしくいたい。
歩いているあなたのその姿を、見せて下さい。