怪しい日記 西暦2005年3月
3月27日
 行きつけのニュースサイト「D.B.E三二型」が100万アクセスを達成しました!
 おめでとう! 
 この調子で頑張ってください!
 なんか知らないうちに21から32型になってますね。これはつまり3番目の機体に2番目のエンジンということです。
 ……それでいいんだったよな。
 零戦32型の資料どこだっけ。
 お、なんと「三二型」で検索するとD.B.Eがトップに来ますよ!
 私も「増田淳」で検索してトップにくるような身分(身分なの!?)になりたいですなぁ。
 ちなみに今のところ、「増田淳」で検索すると、私のサイトはかなり下のほうで、トップに出るのは同姓同名の橋梁設計エンジニアです。

 増田淳の経歴

 増田淳がアメリカでの修行を終えて帰国し、橋梁設計事務所を開いたのは
 (中略)
 卓越した経験と実績を有する増田の帰国は
 (中略)
 また増田淳という天才的なエンジニアが日本の橋梁史の一時期に忽然と現れ、

 うーむ、すごい人だったらしいです。
 千住大橋とか作ったらしい。
 今度から自慢しましょう。千住大橋は俺と同姓同名の人が作ったんだ!

 だから何だ。
 
 「だめてん」の第3章がやっと終わりまで来ました。
 「ぱんつはいてない」で有名な○坂(どっちですか?)先生を意識しつつ書きました(えー)。
 ここまでで200枚。第3章だけで116枚もあります。起承転結の承が終わってないのに。
 この小説、構成がおかしいです。
 瞬間的な面白さを追求すると全体のバランスが変になるという。
 いったい全部で何枚になってしまうのか、怖いです。いやマジで。
 リライトしつつ先に進むこととしましょう。
 
 最近読んだ本で面白かったのは、
 平坂読「ホーンテッド!」シリーズ、
 くげよしゆき「セルロイドヘブン」
 片山憲太郎「電波的な彼女 愚か者の選択」
 などなど。
 
 今日よんだ、「このライトノベル作家がすごい!」も面白かったです。もう最高。
 桜庭一樹、成田良悟、桜坂洋、豪屋大介、おかゆまさき……作家さんのインタビュー集ですね。
 ひとによって「どうやって書くか」「なにを考えつつ書くか」が全然違うのがメチャクチャ面白い。
 じつに刺激的な1冊です。
 豪屋大介の中の人は佐藤大輔じゃない! うそお!? とか。
 
 おかゆまさきインタビューなんてすごいですよ。

 おかゆ「(前略)ところがドクロちゃん第1話の書き方が技術的に再現できなかったんですよ。
 ドクロちゃんの第1話って、いろんなものが奇跡的に上手く回って、ギャグとして成立していたから。
 で、1年半くらいずーっとやってました。
 自分が書いたギャグを再構成しなおす……昔失われた技術……ロストテクノロジーを。
 担当編集「なにをたいそうなことを言ってるの?」
 (72ページより)
 
 ぷっヒャヒャヒャヒャヒャ。イタイタイイタイタイ笑ったら肋骨に肋骨いひびくぅ!! 肋骨にヒビが入ってる人間になんつーもん読ませるんだ。
 
3月23日
 こないだ交通事故を起こしました。
 20日、多摩センターの近くから厚木に向かうため、私は住宅地を走っておりました。
 そこに横から突っ込んできた(主観)乗用車!
 私は跳ね飛ばされ、バイクごと地面を滑っていきました。
 その時は怪我を感じなかったのですが、だんだん脇腹が痛くなってきました。
 次の日、病院にいってみたら「軟骨が痛んでるね」
 そのまた次の日にレントゲンを撮ったら「肋骨折れてるね」
 診断結果が悪くなってます!
 全治2週間だと医者はいいます。
 くしゃみをすると痛い。とんだりはねたりすると痛い。ねっころがった状態から起き上がると痛い。
 そしてなにより、笑うと痛い!
 そんなときに平坂読さんの「ホーンテッド!」とか読んじゃったもんだからさあ大変。
 ヒイヒイヒイ死ぬう。
 ホーンテッド面白いですよ。ギャグ小説の肝はキャラと文体! 独特の文体! あこがれるぅ! ってなもんです。

 しばらくバイク便のお仕事はお休みです。
 小説を書く時間がたくさんとれました、といいたいところですが、ぜんぜん書く量が増えません。
 困ったもんです。
 スラスラ書けていたときはどんな気持ちだったか思い出そうとして……うわあ何も思い浮かばない!
 比較的評判の良かった「まーち」なんかは、1行決めるのに2時間も3時間も悩んで書きました。
 だから、まあ早ければいいってもんじゃないのかもしれませんが。
3月12日
 こないだバイクのヘルメットがブッ壊れました。
 シールド固定してる部分が壊れたんですな。ネジが折れちゃって。
 かなり長く使ったし、まあ寿命だ、仕方ない。
 そう思って新しいのを買いにいきました。
 ところがなかなか良いのがない。
 なぜって、私、頭がデカいんです。
 幅はそうでもないけどやたら奥行きがある。
 なわけで、きついのなんのって。
 できるだけ大きいのを買ったんですが、かぶったりぬいだりするたびに「ごりごりっ」という痛みを味わう。もう、やってらんない。
 まあ、いずれ慣れるでしょう。
 ヘルメットってずっと使ってると中身が変形してゆるくなるもんですし。
 私の頭がヘルメットに合わせて変形するかも……
 あ、「私って頭がでかいんです。脳みそがたくさん入ってるんです」と言ったら「エニアックは30トンもあったらしいね」などと答えた某さん。
 どういう意味ですか失敬な。

 衝撃的ニュース。  ドラえもん新声優発表。
 うーん。私の声優知識はここ7、8年更新されてないので、かかずゆみと関智一しか知らないです。
 しかしこの2人だけで十分に衝撃的。
 関智一のスネ夫! 関スネちゃま!
 なんていうかもう。どんなすごいスネ夫なのかと。
 まあ、これでいいのかもしれません。
 タレントでそろえたりせず、声優というものを信頼してくれた。
 長いことやってる作品はどうしても配役交代って問題が付きまといます。
 ルパンも999も「声優が変わった! なんだこりゃ!」というファンの嘆きを浴びてます。
 いっそガラリと全員新世代、というのはいいことです。
 999も、いつかまた作られるであろう新作のときは声優がらっと変えて欲しいですね。
 じゃあ車掌さんも関智一で。(なんでー!? ハーロックとかじゃなくて!?)
 3月6日
 気がついたら誕生日になってました。
 参りましたね30歳ですよ私は。こんなダメな30歳見たことない。
 この10年はあっという間でした。
 10年前といえば地下鉄サリン事件、阪神大震災、エヴァンゲリオン……
 それがもう10年も昔! ついこないだじゃなかったのか!
 このぶんだと次の10年もあっという間に過ぎて「えー気がついたら40だよ俺」ってなことになりかねません。
 恐ろしいことです。
 そんな風にしないためにも、いまこうして小説かいてるわけなんですが。
 エネルギーがあるうちに一歩でもすすんでおくべし。
 などと、ディバイデッドフロント3巻(高瀬彼方、角川スニーカー文庫)を読みながら思うのでした。
 3巻は傑作でした。戦闘の迫力もたいしたもんですが、なにより、自分の中のだらけた部分、「まあ、明日やればいいや」を思い切り粉砕してくれる「極上のショック療法」でした。


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