「小説書きに100の質問」への回答

 この質問は「小説書きに100の質問」です。サイトはこちら。→  
 面白かったです。ありがとうございました。

なお、これは王国暦13年(西暦2003年)8月22日時点での回答です。
+ 小説書きに100の質問 +
1 まえがき(あなたの意欲をどうぞ)。

 うちのサイトにはすでに「国王に質問!」という同様のコンテンツがあるので、これを持ち出してよいものか悩みましたが、まあどういう質問を考えるべきか参考になるだろうとも思ったから、正直に答えましょう
2 あなたのペンネームを教えてください。

 ペンネームC。意味不明なペンネームですが、12歳のころにはすでに使っていた気がするので愛着はあります。
 ただし、商業誌に投稿するときは「増田淳」という名前です。
3 小説の中の人物として○○○○(←あなたのペンネーム)を描写してください(自己紹介)。
 
 ペンネームCは、意志が強そうだと誤解される太い眉をひそめた。
「どうしたんだい?」
 テーブルをはさんで向かい側にいる彼女が、オーバルタイプの眼鏡の奥にある瞳に憂いの色を浮かべていることに気づいたからだ。
「……あなたの事が信じられなくなったの」
「どうしてだ! どうしてそんなことを言うんだ! G(仮名)さん!」
「答えて。あなたが好きなのは私? それとも眼鏡?」
「それはもちろんメガ……」
 脊髄反射としか思えない早さで返答し、ペンネームCは小太りの身体を硬直させた。
「ちがう! 違うんだ! いまのはただ……!」
「さよなら……」

(この物語はフィクションです)
4 あなたの職業は?

 バイク便です。現在はね。腰が回復しなければやめざるを得ませんけど。
 ヘルニアが発覚してから一年経ちますが、どうも症状はよくなりません。参りました。
5 あなたのバイト遍歴を教えてください(あれば)。

 郵便局員→コンビニ→警備員→バイク便。
 バイク便と郵便局員はバイトではないけど。
6 小説書き歴は。

 小学校6年の時にはノートに鉛筆でスペオペっぽい話を書いていました。でも10ページも書かずになげだしては別のを書き、また投げ出すということを繰り返していたので、果たして小説書きだったといえるかどうか。その頃から数えると15年。
7 小説書き以外の趣味を教えてください。

 うーん。バイク。漫画読み。あとインターネットも趣味になっちゃいましたね、結局。
8 好きな小説のジャンルは。

 SFです、広い意味の。富士見や電撃のSFっぽい話も十分にSFである、という意味のSF。
9 好きな作家は。

 SFでは、山田正紀とか、秋山瑞人とか、三雲岳斗とか、麻生俊平とか。葛西伸哉さんも好き。
 架空戦記では三木原慧一さんが好きです。ミステリでは古処誠二さんが一押しかな。
10 尊敬する作家は。

 なんでも書ける、葛西伸哉さんのことを尊敬しています。決して芸術家気取りにならないところ、エンターテイメント性とテーマ性をとてもうまく両立させているところが好きです。
 あと作家を目指すきっかけをつくってくれた人として、嵩峰龍二さんのことも尊敬せずにはいられません。
11 好きな小説は。

 葛西伸哉「エシィール黄金記」
 麻生俊平「ザンヤルマの剣士」
 水無神知宏「鋼鉄の虹 装甲戦闘猟兵の哀歌」
 三枝零一「ウィザーズ・ブレイン」とくに2巻
 小川一水「導きの星」
 渡瀬草一郎「パラサイトムーン」
 古処誠二「少年たちの密室」
 などなど。
12 好きな映画は。

 チェコの「ダーク・ブルー」という映画がよかったです。
13 好きな漫画・アニメは。

 いろいろ。
 今面白いと思ってる漫画は、オールマンの「太平天国演義」、ヤングサンデーの「Dr、コトー診療所」、ヤングアニマルの「セスタス」「ああ探偵事務所」、スーパージャンプの「狂死郎2030」、チャンピオンの「ななか6/17」(あの終盤には納得がいきません)、同じくチャンピオンの「しゅーまっは」(終わっちゃいましたよ)、サンデーの「金色のガッシュ」、マガジンの「魁! クロマティ高校」「クニミツの政」、マガジンスペシャルの「天空の覇者Z」(終わりました)、マガジングレートの「QED」、ヤングマガジンアッパーズの「鋼」。ジャンプの「Mr、フルスイング」「マジシャンズ・スクエア」(あっという間に消滅……)などなど。あっそうそう、ヤングキングアワーズの「トライガンマキシマム」「コミックマスターJ」も忘れてはいけません。
 アニメは、エヴァンゲリオンとか、エルハザードとか、リヴァイアスとか、ガンダムXとか、カードキャプターさくらとか。
14 好きなドラマは。

 実写のドラマは見ません。
15 良く聞く音楽は。

 岩男潤子さんの「手のひらの宇宙」。
 んー、声優以外では……んー……
 ZABADAKとか、筋肉少女帯とか(我ながらすごい取り合わせだ)
16 心に残る名台詞と、その出典は?

 「権利ではない、それはあなたの義務だ、ザンヤルマの剣士!」
 麻生俊平・「ザンヤルマの剣士シリーズ 『フェアリースノウの狩人』より
17 月に何冊くらい本を読む?

 小説は10冊くらい。
 雑誌までいれれば3、40冊にはなると思います。ただ、雑誌はすべてを読むわけじゃありませんが。
18 小説以外ではどういう本をよく読みますか。

 漫画とか、軍事関係の資料とか、歴史の本とか。
19 読書速度は速い方ですか遅いですか。

 ちょっと遅いほうだと思います。富士見ファンタジア文庫とかに慣れて以来、とくに遅くなった気がします。
20 あなたは自分を活字中毒だと思いますか。

 思います。常に何か読む物を探してますから。
 と思っていたんですが、本当の活字中毒はもっと身を削るようなもののようです。
 私はまがいものです。
21 執筆に使用しているソフトは。

 iTextです。
22 初めて書いた小説のタイトル・内容。

 なにしろ遠い昔なので確認はできませんが、「宇宙パトロール隊」とかなんとか、そういうのだと思います。スペオペです。
 確実に覚えているのが、その次くらいに書いた「FRIの工作員」というシリーズです。これもスペオペです。軽い男ときまじめな異星人と、変なコンピュータのトリオが超高速宇宙船を乗り回して大活躍するアクションものです。当時はまっていた斉藤英一郎「ハイスピード・ジェシー」シリーズ(ソノラマ文庫)の影響を受けてました。今にしても思うとまったく似てませんが。
23 小説のタイトルはどうやってつけていますか。

 電波のおもむくままに。
24 あなたが書く小説のジャンルは。

 やっぱり、広い意味のSFですよね。
25 一人称と三人称、どちらで書くことが多いですか。

 三人称のほうが多いと思います。
26 短編と長編、どちらが多いですか。

 一時期は短編に狂ってましたが、この5年くらいは長編メインです。
27 どのくらいのペースで小説を書いていますか。

 現在は、年に1本長編を完成させるかどうかというペースです。一番早かったときは一月で一本長編書きました。でも、それは働いていなかったときの話です。
28 ストーリーと登場人物、どちらを先に決めるか。

 まず間違いなく、ストーリーです。
29 ストーリーはどういう時に思いつきますか。

 他の人の本を読んでる時に「おお、これはいい!」と……
 それは思いついたんじゃなくて盗作ですね。
 でも、実際本を読んでるときにバチンという感じで脳内に場面が浮かんできて、その場面を実現させるべくストーリーを組んだということが何度となくあります。
 あとは仕事中。
30 ストーリーはどの程度決めてから書き出しますか。

 その時々によります。
31 人物の名前はどのように決めますか。

 架空世界の場合、その世界の命名ルールを決めてから決めます。
 裏に意味をこめることもあります。
 既存のゲーム・小説・アニメとは可能な限り名前がかぶらないように気を付けてます。現実世界を舞台にしていると名前の種類が限られるから、限界はありますが。
32 資料をどのくらい集めてから書き出しますか。

 大量に集めますが、書き出したとたん「ああ、この方向性なら集めた資料は意味ないな」と気づきます。
33 小説を書くときにあなたが気をつけていることは。

 読んだ人間の心に深く突き刺さるように、もっと深く、もっと深く。
34 小説を書く能力は、どのように磨きますか。

 書いては批評をもらい、書き直しては批評をもらい……
35 ネタが無いときはどうしますか。

 小説とか漫画とかを浴びるように読みまくります。すると電波がネタをもたらしてくれます。無意識のうちに盗作しているのではないかと自分でも疑惑を抱いているので、思いついたネタは原形をとどめないまでに改造します。
36 あなたが小説を書く上で影響を受けたものはありますか。

 これまでに触れてきたあらゆる小説、漫画、アニメに影響されてます。
37 他の人の書いた小説を読むとき、ついつい注目してしまうのはどういうところですか。

 この台詞かっこいいなあ。おお、こういう心理表現のやりかたもあったのか。主にこの二つです。
38 これから書きたいテーマは。

 テーマは、そうですね、「バカってかっこいいよな?」。うまく表現できないのですがたぶんこれです。
39 感想はどのように得ていますか。

 ネット上に小説載せて、メールや掲示板とかもらってます。嬉しいです。
40 批評されても良いですか。

 大歓迎です。
41 あなたの未来予想図、22世紀の世界はどうなっていると思いますか?

 おそらく、ドラえもんはいないでしょう。残念ですが。ガンダムならあるいは。
42 ますます発達する科学。人間のクローンについてあなたの考えは。

 私は、どんどん作るべきだと思っています。
 男と女がセックスして出来たわけではない子供が増えてくれれば、「男と女」「夫婦」「親子」などに関する世の中の常識が揺らいで、窮屈に感じていた人達が少しだけ楽になると思うからです。
43 超能力やUFOを信じますか?

 超能力は信じます。ただし、見たことはないし、テレビでやってるようなのは信憑性にかけると思います。信じているというより、あって欲しいと願っているという感じですか。
 UFOに関しては、本物の宇宙人だとしたら妙な点が多すぎると思うので、ほとんど信じてません。宇宙人に関しても「いて欲しい」と思い、「宇宙のどこかには確実にいるだろう」と信じています。ですが、それがUFOという形で地球を訪れているかどうかは疑問視しています。
44 世界の終末はどのように訪れると思いますか。

 ある日突然、核ミサイルがドーンと。
 今でもそうなる可能性はまだ残っていると思いますよ。
45 世界平和は実現しますか。

 完全に戦争のない状態は無理だと思います。 
46 最近の凶悪犯罪についてどう思いますか。

 統計によると、殺人事件の件数は最近になって増えてなどいないそうです。また少年の軽はずみな殺人についても、40年前にも同じようなことがあったそうです。というわけで、凶悪犯罪そのものは悲しいことであり犯人は許せないと思いますが、それを「今の社会や教育の問題点」に結びつけようとする論法を、私は信用しません。
47 政治家に物申す!

 言いたいことがあるなら投票で示せばいいと思っているので、ここには書きません。
48 宗教についてどう思いますか?

 神様が自分を見ているとかなんとか、そういう考えは私の中にも間違いなくあるので、あまり否定はできません。また、宗教を信じている方々と話をすると、あまりに純粋なその想いに圧倒されます。
 しかしそれはそれとして、私は特定の宗教には関わりたくありません。
49 一日は二十四時間ですが、ほんとは何時間くらい欲しいですか?

 24時間でいいです。ただ、充実した24時間であった欲しいです。
50 現代に生まれてきて満足ですか。現代以外ならいつ頃生まれたかった?(過去・未来どちらでも)

 100年遅く生まれていれば宇宙で生活できたかもしれませんなあ。しかしそうなればそうなったで、「ああ、あと100年早く生まれていれば」とか思っていたことでしょう。
51 「ファンタジー」とは?

 運命的な主人公が、運命的な武器を手に入れ、運命的な勝利を勝ち取る。
 それがファンタジーというものだと、誰かが言ってました。
 つまり魔法も神様も出てくる必要はないのだと。
 意味がよくわかりませんが、妙に気に入ってる定義です。
52 何処かに引越しをするとしたら何処へ引っ越しますか。

 引っ越しは大嫌いです……
 もしそれを抜きにしたら、あったかいところがいいです。雪なんか絶対に降らないような。
53 旅は好きですか。何処へ行きたいですか。

 あんまり好きじゃないです。バイクでどこか遠くに行きたいなあ、と思いはします。ここ数年、ロングツーリングにでかけていないもので。
54 登場人物の死についてあなたの所見を。

 死というのは命を表現するためのきわめて重要で神聖な儀式であり、それをくつがえす、つまり「実は生きていた」というのは可能な限り避けるべきだと考えます。
55 メールや掲示板の書き込みなどで「顔文字」や「(笑)(爆)(死)」の類は使いますか?

 (笑)は使いますが、ほかは使いません。顔文字ってちょっとなじめなくて。
56 昨今の日本語の乱れについてどう思いますか。

 ペンネームC「まったく、最近は日本語が乱れている。実にけしからん。みんな正しく美しい日本語を使うべきだ」
 友人「眼鏡っ娘についてどう思う?」
 ペンネームC「爆萌えでハアハアでドッギャーンな感じだニャー」
 友人「で、正しい日本語がどうしたって?」
 ペンネームC「えーと、その、あの……」
57 社会に不満を感じることはありますか?どういう時ですか?

 小学生の時に感じていた不満
 「どうしてみんな僕をいじめるのか」
 中学生の時に感じていた不満
 「どうしてみんな僕をばかにするのか」
 高校生の時に感じていた不満
 「どうして僕の小説が認められないのか」
 20歳の時に感じていた不満
 「どうして僕は小説家になれないのか」
 現在の不満
 「どうして僕はうまく小説が書けないのか」
 というわけで、社会に対する不満はないようです。
58 小さい頃、将来何になろうと思っていましたか。

 天才科学者。
 突然「僕は天才科学者にはなれない」と悟ってしまった瞬間。それは忘れもしない小学校6年の時でした。
59 あなたの人生設計を教えてください。

 「人生設計というのはたてた瞬間崩れてしまう」というマーフィー的経験則を信奉しているので、未公開とします。
 っていうか、教えられるほどの計画はありません。
60 外はどんな天気ですか。風景も含めて少し描写してください。

 外はすでに夕闇に包まれ、おそらく月が雲の隙間からのぞいているのでしょうが、うちのアパートは窓の前に別の建物が陣取っており、空は全く見えません。
61 読書感想文は得意でしたか。

 わけのわからない、本の内容と全然関係ない屁理屈ばかり書いてあるもの……書いた本人だけは読書感想文だと思っている電波文なら、大の得意でした。
62 国語は好きですか?好きだった学科を教えてください。

 実は国語は苦手でした。
 好きだったのは物理と世界史です。
63 学校は好きですか。

 嫌いです。
64 運動は得意ですか。

 なんでこんな奴がバイクに乗って、あまつさえそれを仕事にまでしているんだ? と誰もが首をかしげるほどの運動音痴です。
65 鉛筆の持ち方、正しく持ってますか?

 たぶんね。
66  ああ自分は小説書きだなあ、と思うのはどんな時ですか。

 仕事中とかに小説の1シーンがひらめき、興奮のあまりそのへんで踊り出したりバイクのタンクをドラムのようにドカドカ叩いたりしたとき。
 思いついた瞬間は、全人類が涙するような傑作・名シーン・名文に思えるものです。
67 新聞はどこまでちゃんと読んでますか。

 現在はとってませんが、とっていた時は時間の許す限り読んでました。テレビをほとんど見ないので、あえていうならテレビ欄と株をのぞく全部です。
68 購読している雑誌は。

 歴史群像。これは必ず。電撃HP。必ず買っている小説の雑誌はこれだけです。あとはたまにドラゴンマガジンとかザ・スニーカーとか、SFマガジンとか。声優グランプリとかアニメージュとかもたまに買います。パソコンやネット関連雑誌もたまに買います。
69 本は本屋で買いますか?古本屋?図書館派?

 今は本屋で買ってます。貧乏だった頃は「本はブックオフで買う物。本屋は立ち読みする場所」と決めてました。
70 詩・短歌・絵など、小説以外で創作をしていますか。

 ロリロリで萌え萌えなイラストを描こうとしていた次期はあります。すぐに投げちゃいましたが。
71 恋人はいますか。

 三次元の人はいません。いたこともないです。これからはわかりません。
72 何をしているときが一番楽しいですか。

 小説を書いてる時。その次がバイクに乗ってるとき。三番目がネットやってる時。最近たまに順番が入れ替わるのが怖いです。
73 あなたの人生の支えはなんですか。

 今日はかわいい眼鏡っ娘に2人会えました。萌え。
 というのが私の半分(下半身?)を支えているものです。
 残りの半分は、「小説を書くのが楽しい」という思いで支えられています。
74 懸賞小説に応募したことありますか?その結果は?

 山ほどあります。
 1993年に朝日ソノラマのグリフォンという雑誌に掲載されました。
 つい最近、電撃大賞の二次選考を通りました。
75 日記は書いていますか?

 ネットをはじめる前は断続的にしか書いてませんでしたが、自分のサイトをもってから日記を書く楽しみに目覚め、書きまくってます。
76 今までで一番衝撃的だったことは。

 うーんなんでしょう。上位三つくらいはすぐ出てきますがそれ以上は絞り込めません。
77 睡眠時間は何時間くらいですか?

 働いている時はせいぜい5時間。暇な時は倍くらい寝てます。
78 夜、眠りにつく前に布団の中で何を考えていますか。

 小説のネタ……と言いたいところなんですが、ボーッとしてるだけです。
79 長時間電車に乗る時、車内で何をしていますか。

iBookをひろげて小説書いてます。
80 ネタになりそうな実体験を教えてください。

 よほど救いを求めているように見えるのか、とにかく宗教の勧誘には縁があります。嬉しくありませんが。
81 どうして小説を書くのですか。

 いろいろ考えたのですが、やっぱり反応があると嬉しいからです。書くこと自体も楽しいし、完成した時も嬉しいんですが、なにか感想が来たときは一番嬉しく楽しいんです。
 結局小説を手段として考えているに過ぎないのですから、小説家としては不純であると言われても仕方ないかも知れません。
82 小説を書いていて嬉しい・楽しいときはどんな時ですか。

 ひとつ前の質問と重なるんですが、読者が感想とか批評をくれた時です。
 それをのぞけば、ひとつの話を自分の納得がいく形で終わらせることができた時と。
83 小説を書くうえで苦労することはなんですか。

 人には価値観や感性の差というものがあり、自分が最高と信じて疑わなかったことが、ある読者にとっては最低かも知れないということ。実際、自分ではカッコイイと信じて疑わなかったあるキャラを「人間として最低」と評されたことがあり、あの時は全身の震えが止まりませんでした。しばらく自信を失いましたよ。
84 小説を書く時の状況は?(場所・時間・BGM等)

 自分の部屋で、主に深夜に、BGMなしでやります。
85 周りの友人や家族などはあなたが小説書きであることを知っていますか。

 知っています。あまり良い顔をしていない人もいますが、やめろと言う人は一人もいないので助かっています。
86 あなたの周りに小説書きはいますか?何人くらい?

 私と同じアマチュアの小説書きなら、ネットの内と外あわせて数人います。プロになった人もいます。何度かメールや手紙をやりとりした程度でもいいなら、はっきりとプロである人も三人ばかりいます。
87 スランプに陥ったことはありますか?どう乗り切りましたか?

 1997年から1999年までの間、「どうしても小説を完結させられない。すぐに投げ出してしまう」という状態に陥ってました。
 不思議なことに、転職して収入が増えると同時に治りました。やはり物質的充足は精神の余裕にも影響を与えるのでしょうか。
88 長時間パソコンと向き合っていると目が疲れませんか?対策はしていますか?

 目は別に疲れません。腰は気になってます。
89 最近難解な漢字を使用する作家が多いようですが、あなたはどうですか?

 あまり使わないようにしてます。一時期、小難しい表現をするのが偉いんだと思っていたんで、その頃に対する反省をこめて。
90 こういう小説は許せない!

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
 ビカアアアアアアアアアアアッ!
「な、なにいっ!」
 ズッガアアアアアアアアン!
「ぐわあああああああっ」

 とかそういうのはあまり好きではないです。
91 自分の小説に満足していますか。

 まるっきり不満です。
 
92 他の人のオンライン小説、どれくらい読みますか?

 実は、あまり読みません……
 ごめんなさい……自分はオンライン小説やってて、筋の通らない話ですよね。
93 同人誌に参加したことはありますか。

 15年くらい前からずっと参加してます。
 最初の4年間は「FLANO」という同人誌で小説書いてました。ここでリアクションがもらえたので、私は小説書くのが楽しくなったんですね、たぶん。その後は「LOOP」という同人誌を主宰してます。ここんとこ活動が不活発ですが。
94 将来的にプロ作家になりたいですか。

 もちろん。
95 それはどうしてですか。

 楽しいじゃないですか、ずーっと小説書いてられるのって。
 自分の小説が本屋さんに並ぶのも想像しただけでわくわくしますしね。
 たくさんの人に読んで貰えるのも、それで金がもらえるのも、すべてがわくわく。
96 あなたの自作小説を一つだけ薦めてください。

 「天才! 松戸才子まーち」。
97 構想中のネタをこっそり披露してください(言える範囲で)。

 えーとですね。
 ある星があってですね、その星は王家によって治められる平和な星だったんですけどね。その星に、すごく科学技術の進んだ異星人が攻めてくるんですよ。で、その異星人は「降伏して我々の支配下に入れ」って脅してくるんです。そいつらは自分たちを優良人種だと思っていて、そいつらの支配下に入ったら差別され、屈辱を味わうことは間違いないんです。でも命は助けてもらえる。あくまで抵抗するんなら戦争になりますが、科学技術が違いすぎてとても勝ち目はありません。連中はこっちの星の人間なんていくら殺しても構わないと思っているようで、最悪の場合絶滅させられることすら考えられます。
 王家は、「どうせ戦っても無駄死にを出すだけなのだ。ここはおとなしく降伏し、民衆を守ろう」と思って、降伏しようとするんですよ。
 ところがその星の中にはそれでは納得しない人達がいた。「やりもしないであきらめるな!」とか「もしここで戦わず屈したら、我々武人は何のために生きてきたのか」とか「命より大切なもの、それは誇りだ。どうせなら戦って死ぬことを選ぶ」とかいろいろな理由で、徹底抗戦を叫ぶ勢力が現れるんですね。で、彼らは独自に異星人に対して敵対行動をとったり、王家を倒そうとする。
 星全体が「降伏か、抗戦か」で真っ二つに割れてしまう。
 このままでは「降伏の意志なし」として、異星人に攻撃されてしまいます。しかも仲間割れしてるもんで全力で抗戦することすらできないでしょう。
 どうにかして意見を統一することはできないか?
 あるいは、「無条件降伏」でも「徹底抗戦して死ぬ」でもない第三の道を見つけだすことはできないのか?
 という話です。
 言わなくてもおわかりでしょうが、幕末の動乱をモチーフにした話です。
 「あ、こいつは新撰組だな」「こいつは坂本龍馬がモデルだな」という感じのキャラがドバドバ出ます。
 史実と同じ結末になるとはかぎりませんが。
98 いつまで小説を書き続けますか。

 書けなくなる日まで、ずっと。
99 読者に一言。

 いつも読んでいてくれてありがとうございます。これからもがんばります。
100 あとがき。

 かなり頭を悩ませる質問が多かったです。

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