1999年7月5日〜1999年9月5日
Z360 レストア日記 その3
7月5日以降9月5日まで いろいろやりました。
ほとんど毎日、何かやってたのですが、まったく更新してなかったので、まとめて日記をつけることにします。
塗装は、元がグリーンで、マルーンを上塗りしてあり、まだ艶はある。部分塗りも考えたが、錆びの状況からオールペンしかないと判断し、塗装をはがしにかかった。左フェンダーをはがした時点で、この調子だと何年かかってもできそうもないと思われたので、上塗りオールペンに作戦変更した。
まず、はずせるものは、はずました。
リアのランプ・バンパーをはずしてみると、水がたまりやすいのか、かなり腐食が進行してました。
そこで、ノックスドールとPOR15を通信販売で購入し、ワイヤーブラシでこすってPOR15を塗りました。
PORは指や爪につくと、何日もとれないので気をつけましょう。特に爪は、そのままにしておくと平気で何週間も石のように貼りついているので、黒いマニキュアをしているかのようになってしまい、職場の同僚などから変な趣味に走ったのかと誤解を受けるので注意が必要です。もっとも、旧車自体変な趣味かも。
同様に、フロントもはずします。フェンダー内側も腐食してました。袋状になっている部分の内側がぼろぼろだったので、針金を加工して、錆びを退治してたら、車内に通じてしまう穴があいてしまった。
仕方がないので、錆転換剤のスプレータイプのものを内部に吹き込んで、ウレタンを発泡させて強度を出すようにした。こんな処理でいいのかわかりませんが、これしか思いつかなかった。
フェンダー下側の、穴が開いていた部分はPORをしみこませたガラスクロスを裏から3重に貼りつけ、表側をパテで整形して形を整えました。
ミラー取り付け部分の錆びは、思ったほどひどくなかったので、錆び止めしてパテ修正。それよりも、ミラーの内部のバネ部分の腐食がひどいので、メタルレディという主にガソリンタンクなどに使用する錆取り液に1日つけて化学的に処理した。今考えるとサンポールで処理するのもいいと思います。
ルーフの本来溝のある部分をパテ埋めしてあるところがもっこりいっちゃっているため、サンダーでパテを削り落とした。かなり膨れていたので、穴が開くくらいを想像していたが、それほどひどくなかったので、ここも得意のPOR15で錆止めして、ウレタンをつめてパテで整形した。


リアのスカート部分は二重構造になっていて、その内部は、ドロと錆びで埋まっていた。サンダーでガンガン切り取ってパテで整形した。最初にうかつにもノックスドールを吹いてしまったため、脱脂がなかなかうまくいかず、今でもちょっと心配なところです。
ガソリンタンク内部も激しく腐食していることだろうと、コーティングキットを購入したのだが、穴からのぞいた限りでは、内部にほとんど錆びを発見することはできなかった。せっかく購入したので、予防の意味も込めて、念のためコーティングしておいた。

車内がくさい! きっと、シートがカビ臭いのだろうと、リアシートをはずして、水で洗浄した。針金が錆びて切れていたが、別に見えるところでもないので無視することに。リアシートの下には水がたまり、一部は地面が見えるほど腐っていたので、ガラスクロス+POR15で塞ぐように処理。綺麗に仕上げても誰も見ないところなのでそれなりに適当に処理。

ドアのうちばりをはずして中をのぞいたら、泥やら錆やらでえらいことになっていたので、洗浄してPORを 塗りまくった。
POR大活躍です。
サイドシルも同様なので、サビチェンジャーを吹いてウレタンを発泡した。こんなのでいいのかな。
一通り、錆び取り、パテ埋めもできたので、プラサフを吹く前に、ペーパーやスコッチブライトで、いわゆる足付けという塗料がのりやすいように、表面を荒らす作業をした。ある程度つやがなくなるぐらいでいいんじゃないでしょうか。
さあ、いよいよ塗装ですよ。