毎秒160発の弾幕を有効に活用する
はじめに
はっきりいって、BearCat
は射撃が苦手です。
一撃必殺で命中弾を出せるパイロットを見ると、とっても羨ましくなってしまいます。
ただ、射撃が下手といっても命中弾が少ないという意味ではありません。
射撃が下手でもハリケーンの毎秒160発の強力な火力にモノをいわせて、命中させてしまえば良いのです。
ここでは「狙って撃つ」スナイパータイプの射撃ではなく、そのあたりに「弾をばらまく」シカゴマフィアタイプの射撃を解説します。
ですから、一撃必殺の射撃ができるパイロットの方にこの方法を使うことはお薦めしません。
ということで、ひとつよろしくσ(^_^)
ハリケーンの火力について
すでに「ハリケーンの特徴」の項で詳しく述べているので、ここでは簡単にハリケーンの火力の特徴についてまとめてみます。
つまり、ハリケーンの火力の特徴は、たくさんの弾をばらまいて濃密な弾幕を張ることができる点にあります。
ハリケーンでの射撃戦術
射撃戦術というと大げさですが、BearCatの考える射撃の方針です。
といっても、これが一般的な考え方かどうかは、BearCatは知りません(いい加減なヤツ)。
必中の距離はどれくらい?
いったいどの程度の距離から射撃すれば命中するのかというのは、かなり個人差のある問題だと思います。
BearCatの場合、最も苦手とするのが見越し射撃です。つまり、弾丸が飛行する間に敵機が飛ぶ距離を予想して、照準機の中心よりリード(見越し)をとって射撃する方法です。苦手といってしまうとそれで終わってしまいますが、おおよそ射撃を行なう見当は以下のようにしています。
ヘッドオンでは距離1000以内。
格闘戦中、旋回中は距離600以内。
格闘戦中、敵の後方をとった場合は距離400以内。
BnZで離脱する敵機に対しては距離800〜1000以内。
ヘッドオン時の距離が最も長いのは、敵機との距離が一気に詰まるため、ある程度離れたところから撃ち始めないと間に合わないからです。
次に距離が長いのが、BnZで離脱する敵機に対する射撃。ヘッドオン時と同じく敵機の機動が安定しているため、比較的命中させやすいからです。
旋回戦中の攻撃距離は約500以内ですが、この距離であれば敵の進路にうまく弾幕を張ればかなり確実に当てることができます。特に、敵機が自機の進路を横切る状態であれば、敵機がこちらに向ける面積が広い分、どこかに当たる可能性も高くなります。
最も距離が短いのが敵の後方をとった場合。旋回中より距離が短いのを意外と思うかも知れませんが、敵機がこちらに向けている面積が少ない分命中の確率が低いのと、敵機を確実に仕留めたいという理由からです。この場合は、距離300以内でしか発砲しないというのではなく、できる限り敵機に近づいて一気にカタをつけるというイメージ。実際には敵が回避機動に入った場合はこれより長い距離でも命中させることが可能です。
必中の距離となると話は別で、上記の距離の約6、7割だと考えています。
特に後ろに食いつけた場合は、距離を300程度まで詰めて後は打ちっ放し状態です。
自衛隊の戦闘機パイロットであった服部省吾氏の著書「操縦の話」で述べていますが「至近距離から狙って撃てば、射撃が下手でも、撃った弾丸の何パーセントかは必ず命中する」という話を、BearCatは座右の銘にしています(ぜんぜん参考になってない...)。
どこに弾幕を張るか
基本的には敵の進行方向です(当たり前過ぎる...)。
とはいえ、実際には機銃は機体に固定されているため、どこに弾幕を張るかということは、常にどう操縦するかという問題と隣り合わせです。
格闘戦に入った場合、敵の背後をとることができればそれに越したことはありませんが、現実にそう簡単にできるものではありません。だとすれば、射撃のための機動(実際には微調整になります)があるはずです。
ここでは、BearCatなりに考えた格闘戦中の「射撃のための機動」と弾幕の張り方を説明します。
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距離 59。 必殺の距離ですが進行方向はほぼ90度で交差しています。 この場合、機首を敵機に向けなくても敵の方から飛び込んできますから、即座に射撃を開始し、敵機の目の前に敵機の翼幅より少し小さい輪を描くつもりで弾幕を張ります。 ここで機首を敵機に向けたいという誘惑に負けてはいけません。 操縦に余裕があるのなら、この輪を描くような小さいロールをすると、かなり立体的な弾幕を張ることができ、命中する確率もぐんと上がる上、敵機の背後がとりやすくなります。 |
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距離 157。 完全に敵機の頭を押さえた状態で、進行方向も一致しています。 最初のパターンと同様にここで射撃を開始して敵機が弾幕に飛び込むのを待つのもひとつの方法です。 なお、敵機はやや左旋回気味ですから、やや敵の左上を狙うのがポイントです。 |
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距離 154。 完全に後ろを取り、必殺の距離。 これではずすようなら何をやってもダメです。 問題はどうやって当てるかではなく、どこに当てるかということ。 そこで、機首を上下させるのではなく、敵機の機体を包み込むように弾幕を張ります。 |
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距離 159。 距離は申し分ないのですが、このまま敵機がこちらへ機首を向ければ、逃げられてしまいます。この時点では進路も交差していません。 たくさんの弾を当てるという期待を捨て、どこでもいいからとにかく当てるつもりでいくしかありません。 ここでは敵機を切る刀をどこで返すか、すなわちどのあたりで敵機の進路上に交差するかがポイントになります。 |
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距離 596。 命中させるには少し距離がありますが、当たらない距離ではありません。 ここでも敵の進路上に機首を持っていき、敵機を「斬る」パターンを使います。 |
まとめ
弾幕射撃のパターン
最後に、弾幕射撃のパターンをまとめてみます。パターンの名前はBearCatが勝手につけました(^^ゞ
・撒水ホースパターン
ホースで水をまくように機首を上下させ、敵機の進路上に弾丸をばらまく方法で、最も命中弾数を稼ぐことができます。
敵機の進路と自分の進路が重なっている時に有効です。
・辻斬りパターン
敵機の進路上に直線的に弾丸をばらまく方法です。
このパターンのポイントは、敵機の前方から後方へ、あるいは後方から前方へ、敵機の動きより速く機首を動かすところ。
多くの命中弾は期待できませんが、射撃の補正が容易です。
敵機との距離が離れている場合に有効です。
・トンボ取り回転パターン(ぐるっと回ってにゃんこの目...にしようかと思ったんだけど)
敵機の機体を包み込むような弾幕で、主翼への命中弾を期待した方法です。
敵機の6時をきれいにとった場合(滅多にないでしょうが)に有効です。
敵のブレーク機動によっても命中弾を出せるメリットがあります。
だいたい、こんなカンジですね。
でも、「下手な鉄砲数撃ちゃあたる」方式はあんまりカッコ良くないので、ちゃんと見越し射撃も練習しましょうね<ってそれはオマエだ〜
おそまつm(_ _)m