1999年11月第5週 USB化計画その4+α
USBってホントは大変...
7ヶ月ぶりの日記更新
なににつけ、7ヶ月ぶりの日記更新です。
だいたい、こんなコンテンツ誰も読まないよなぁと思いつつ書いてたのですが、案外ついでにみる方がいるのにはびっくりしました。
で、その7ヶ月間にうちの PC に起こった出来事...
6月 SCSI カードの BIOS
書き換えに失敗しガラクタ化
I・Oデータ製の SCSI カード SC-UPCI の BIOS
をアップデートしようとしたところ、更新プログラムがクラッシュ。SCSI
デバイスが使用できなくなりました。CD-ROM
以外の外部記憶装置はすべて SCSI
接続だったので、その瞬間にうちの PC
は単なる高級置物と化したのでした(TT)
まあ、翌日には新しい SCSI
カードを入れたんですけどね。
7月 8GB の HDD を増設
ハードディスク容量が心許なくなってきたので、8GB の
HDD
を増設。これでしばらく持つかと思いきや、今の時点で残り
2GB を切ってるので、冬には増設が必要かと思われます。
7月 セカンド
PC の組み立て
PC
を増強するうちにほぼ1台組める程度のパーツが余ったため、セカンド
PC を組むことにしました。
購入したのはケース、HDD、FDD、CD-ROM ドライブのみ。CD-ROM
ドライブは8倍速の中古を友人から購入したため、かかった費用は2万円程度でした。
7月 キーボード・マウス切換器購入
メイン PC とセカンド PC
とキーボード、マウスを共有できないものかと切換器を購入。ところが、切換がうまくいきません。というより、メイン
PC の電源が入らなくなります。
メイン PC
のマザーボードが、マウスに常に通電しているのが原因らしいのですが、現在でも解決していません。
8月 Windows2000β3の導入と
LAN の設定
7月末に行われた Microsoft の技術者向けカンファレンス
Microsoft TechEd '99 で Windows2000β3を入手したので、早速これをセカンド
PC にインストールしました。Windows2000
は起動に時間がかかりますが、β版にも関わらずかなり安定しており、動作もきびきびしているので気に入っています。正式版が発売されたら、セカンド
PC の OS として導入を検討してみようかと思っています。
また、これに伴い 100BaseT の LAN
カードを2枚購入し、メイン PC と セカンド PC
でネットワークを構成しました。
ざっとこんな感じでしょうか。キーボード・マウス切換器の問題はまだ解決していないので、その話はまた後日したいとおもいます。
IntelliMouse Explorer が欲しい!!
IntelliMouse Explorer (以下IMExp)は、すでに6月くらいから雑誌に記事が掲載されていたので、ご存じの方もいるかと思いますが、以下のような特徴を備えています。
・マウスパッドが不要な光学式
・Internet Explorer に対応したボタンが二つ追加
・USB と PS/2 で接続可能
・先進のエルゴノミクス・デザイン
・発光ダイオードでおしりが光る
光学式のマウスの利点としては、トラックボールがないため、回転を検知するローラ(もちろんこれもありません)にゴミがたまることがなく、メンテナンスが楽なところ。欠点は専用のシマシマが入ったマウスパッドが必要なところ。
しかし、IMExp
ではこの欠点が克服され、専用マウスパッドはおろか、マウスパッドすら不要です。マウスパッドに凝っている人にとっては寂しいかもしれませんが、別に使っても問題ありません。使う意味がないだけで
また、親指の位置に2つのボタンがくっついてるのもなかなか良さそう。たしかロジクールのマウスにも同じようなボタンがついてたので、これは最初というわけではありません。
いずれにせよ、新しモノ好きとしては、これだけの要素が揃っていれば欲しくなること間違いなし。まあ、ケツが光るのに何の意味があるのかは疑問の余地が大いにありますが...
探して買ってインストール
発売日の10月22日、会社帰りにIMExp を購入するべく、静岡の街の PC
ショップに駆け込みました。が、周辺機器売り場に行っても見あたりません。
事前に Microsoft の HP
で確認してあったので発売延期って話はないだろうし、と店の表から順に探していきます。たいてい、Microsoft
の新製品は発売当日は山積みしてあるんですが...
それでも見つからないので、店員さんにどこにあるか尋ねてみました。すると、店員さん、「あれ、もう売り切れたかもしれませんよ」とか、恐ろしいことをいいます。「あるとすればこのあたりなんですが...」と場所を教えてくれました。
「ああ、最後の一つですね」といいながら、一回り大きめの赤地の箱を出してくれました。
渡された箱を手にとって値段を見ると、なんと9千円超えてるじゃん。けど最後の一つ、今買わなくていつ買うんだって気になって購入を決意しました。それにしたって、マウスが9千円以上するなんて、ちょっと高すぎ。怪しいメーカーのビデオカードが買えてしまいます。
さて、購入してそのまま家に帰ってインストールしたかというとそうではなく、とりあえず入手できたので安心して、お酒を飲みに金曜の夜の街にくりだしたのでした。合掌。
翌日土曜日、いよいよ待望のインストールです。
接続は USB と PS/2 のいずれかが選べますが、ここは迷わず
USB。
USB の方が転送速度は明らかに速いし、CPU
への負荷も小さい。おまけに USB
ハブにはまだ空きがありますから。
ちなみに、IMExp は USB 主体で、PS/2
で接続するには付属の変換コネクタを利用します。
でもって、USB
ケーブルをハブに接続すると直ちに新しいハードウェアを認識し、ドライバを要求してきます。そこで、IMExp
に付属していた CD-ROM
を入れてドライバをインストール。いつもながら、簡単に終わります。
最後に再起動が必要な旨が表示されます。USB
なんだから、再起動なしで使えるようにしてくれよと思いながら、再起動。
再起動すれば、これで IMExp が使えるようになる...と思いきや、そうは問屋がおろさないようで、いきなり「一般保護違反が発生しました」といったメッセージが表示されます。しかも、ふつうの一般保護違反ではないらしく、「コンピュータは停止しました。再起動してください」と念の入った内容です。
なんんんじゃこりゃぁ(松田優作風)
俺がなにしたっていうんだぁ。Microsoft
の 純正マウスのドライバ入れると OS
が停止するんかぁ、おい。
まあ、仕方がないんでCTRL+ALT+DELを押しましたが、反応なし。さらに仕方がないんでリセットスイッチで再起動。
ところが今度はブルー画面で HDD
のチェックを始めてしまいます。強制的に再起動したときのあの画面です。しかし、ここのメッセージにもいつも腹が立ちます。「この画面を出さないためには
CTRL + ALT + DEL ではなく、スタートメニューから Windows
の終了を選んでください」って感じのメッセージですが、
終了できないから
CTRL + ALT + DEL 押してんだよ!!
文句あるならもっと頑丈な
OS つくれってぇの!!
って、血管ブチ切れ寸前です。
さて、長々とした HDD のチェックが終わると Windows
が起動します。とはいえ Safe
モード。 もしかしたら、たまたまエラーになっただけかもしれないので、ここはそのまま再起動。しかし、それは希望的な観測だったようで、また同じ現象が再現します。
こうなればこっちも意地で、Windows98
の再インストールからやり直す覚悟。
必要なファイルをバックアップ後、土曜日1日を費やして
Windows98 を再インストールしたのでした。
でもって、再度
IMExp
のドライバをインストール。ところが、やはり同じような現象が発生します。
この時点で、USB
接続をあきらめ、変換コネクタを使用して PS/2
で接続することにしました。
PC
の電源を落として、それまで使用していた IntelliMouse
をはずして、IMExp を取りつけます。
PC を起動してマウスを動かしてみると、USB
接続のトラブルが嘘のように、何事もなく動きます。いったいあの苦労は何だったんだろう...
まあ、とりあえず問題が解消したので、よしとしましょう。
Intelli Mouse Explorer の使用感
さて、実際に IMExp を使った感想。
まず、形状。
従来の Intelli Mouse
より一回り大きい感じですが、手にしっくりなじむので、かえってちょうどよい大きさに思えます。
今まで手のひらがマウスに触れることはなかったのですが、IMExp
では「マウスに手を置く」という感じで使えるので、長時間使っても疲れはなさそう。
親指のあたりに追加された二つのボタンの位置も、ほんの少し親指を動かすだけで操作できます。
また、Intelli Mouse
に比べて、グリグリ(失礼、ホイールのことです)はきびきびと動くので、回しすぎたりする心配もなさそうです。
さて、その追加されたボタンですが、これは通常のマウスドライバだけでは利用できません。付属の
Intelli Point というソフトを常駐させる必要があります。
デフォルトでは、Internet Explorer
の「進む」、「戻る」に対応していますが、私はこの機能をそれほど使わないので(別ウィンドウを開く方が好み)、他の機能に割り当てることにしました。
しかし、好みのキーの組み合わせにできるわけではなく、あらかじめ用意された選択肢の中から選ぶ形式になっています。できれば自由にキー操作を割り当てられる選択肢が欲しかったところ。使いやすくデザインされたボタンだけに、とても残念です。
とりあえず、もっともよく使うキー操作 ALT + TAB
(ウィンドウの切換)と最小化を二つのキーに割り当てました。
ここで問題発覚。ALT + TAB
でウィンドウが切り替わるのですが、ALT を押した状態で TAB
を何回も押すという動作が再現できません。つまり、2つのウィンドウを切り替えることはできますが、3つ以上のウィンドウを切り替えることができないのです。これじゃ、あんまり意味がありません。この機能、かなり期待していただけにがっかりです。
でもって、泣いてばかりいても仕方がないので、ブラウザの戻るに対応した機能を割り当ててしまいました。
IMExp
の大きなウリの一つは「マウスパッドが不要」になったことです。
実際、それまで使っていた 3M
製の高級マウスパッドを使用せずにマウスを動かしても、何の違和感もなくマウスカーソルが追従してきます。というより、思った通りの位置にぴったりポイントでき、今までのマウスは何だったんだろうっていうくらい、よくできています。そこで早速いろんなものをマウスパッド代わりに使ってみました。
(1)
ズボンの上
綿 100%
の部屋着のズボンの上でマウスを滑らせてみましたが、これが案外いい感じです。
しかし、ちゃんと動くからといって、膝の上でマウスを動かす意味はあんまりありませんね。
(2)
ディスプレイのブラウン管
これは全くだめです。まあ、マニュアルにガラスの上なんかはだめだと書いてあったので仕様通りなのですが。
これが OK
なら「マウスを画面の上に持っていってください」って説明されて、ホントにマウスを持ち上げてディスプレイにくっつけるようなユーザーにも対応できるんですが(おいおい)
(3)
印刷したハガキの上
全然問題なく動きます。ただし、ハガキがマウスと一緒に動いてしまうとダメ。
とりあえず、紙がマウスパッドの代わりに使えることが判明しました。
ということなんで、ガラス製の机を使っていない限り、マウスパッドなしで机の上で使う分には何の問題もありません。
もし仮にそんな机で PC
を使用している場合でも、新聞紙か何かをマウスパッド代わりできちゃいます。ただ、新聞紙をマウスパッド代わりに使うのはやめた方がいいですよ。手が黒くなりますから。
Intelli Mouse Explorer のせいじゃないんだけど...
さて、IMExp をセットして、自分の PC
にちょっとした問題があることがわかりました。
Windows の終了を選択して電源を切っても、IMExp
のおしりの発光ダイオードが光ったままになります。つまり、通常の
Soft Off では、マウスに通電したままの状態ということ。
実は、キーボード/マウス切換器は2台の PC
が別々に起動されるタイミングで PC
を認識するため、どちらか一方が通電されたままだとうまく動かない仕様になっています。ということは、切換器がうまく動かないのはこれが原因なのでしょう。
これについては BIOS
の設定をいろいろ変えてみて、マウスが通電していない状態にして対処したいと考えています。まあ、この話は後日あらためて。
ということで本日の教訓
好奇心は猫をも殺す
かな(^^ゞ 本日はこれまで