ボビーとともだちグリゼット Bobi et son amie Grisette (2004.5) | ピエール・プロブスト 訳 やましたはるお BL出版 |
犬のボビーとねずみのグリゼットはルームメイト。2人は何をするのも一緒。犬を擬人化して描き、ほのぼのとした日常の姿はとても可愛らしい。傘をさしてお買い物(店主は猫)にいったり、自転車にのって猫を追いかけたり…。この作者、いじわるするとバチがあたるよ、というのが好きなパターンなのかしら(汗)
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プフとノワローたのしいキャンプ Pouf et Noiraud Campeurs (2004.4) | ピエール・プロブスト 訳 やましたはるお BL出版 |
猫を擬人化して描いた絵本。黒猫のノワロー、白猫のプフはキャンプに出かけます。キャンプ禁止の場所にテントをはり、一晩を過ごそうとすると色々な邪魔が入って・・・(猫なのにフンコロガシを嫌ったり、ネズミに負けたり。パジャマは着るのに日中はハダカ)でも、最後はみんなと仲直り。とても可愛らしいプフとノワローだけど、ちょっと悪い子、なのねぇ。
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ねこがすき、くまがすき CAT AND BEAR (1998.11) | 文 キャロル・グリーン 絵 アン・モーティマー 訳 前沢明枝 徳間書店 |
仲良しの女の子をぬいぐるみのクマにとられた猫が、あの手この手をつかってクマを追いだそうとするのだけれど・・・やさしい猫のおかげでいじわる(?)なクマも心を入れ替えハッピーエンド。美しい細密画で描かれた猫(ヒマラヤン)がとても可愛い。(作品に登場するリアルな女の子の顔を、チビがとても怖がる(^^;;)
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スイッチョねこ フレーベルのえほん7 (1975.8) | 文 大佛次郎 絵 安泰 フレーベル館 |
秋の夜、子猫のしろきちは大きなあくびをしてスイッチョを飲み込んでしまった。するとお腹のなかから「スーイッチョ!」という声が聞こえだして、しろきちはびっくり。この作品は大佛次郎の「猫のいる日々」(小説にて紹介)にも収録されていますが、安泰の水彩画で描かれた猫たちがとても素敵なので、おすすめです。
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みけねこキャラコ (1998.1) | 作・絵 どいかや 偕成社 |
みけねこのキャラコは、自分の三毛模様が気に入らない。前脚の下にかくれて見えない小さな茶色模様を気にしてばかり。ある日、くろねこばあさんに言われた一言で、すっかり気分が変わり。。。小さな子猫が、身体的コンプレックス(?)を克服していく姿を描いたもの…とでもいいましょうか。色鉛筆で描かれた、ほのぼのタッチの絵が可愛らしい。
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ねことまほうのたこ KIT AND THE MAGIC KITE (1988.5) | 文/絵 ヘレン・クーパー 訳 掛川恭子 岩波書店 |
ある日、飼い猫のキットは木にからまった魔法の凧を助けます。そして、お礼にとその凧に乗って冒険に出かけますが…。今の生活が嫌、と家を飛び出したものの、やはり自分の家が一番よかった、というよくあるお話。それが猫と凧、という不思議な組み合わせなところが面白い。
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こねこのみつけたクリスマス A PUSSYCAT'S CHRISTMAS (1994.10) | 文 マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵 アン・モーティマー 訳 中川千尋 ほるぷ出版 |
こねこの過ごしたクリスマスイブを、五感に訴えるよう、ごく幼い人達のために書かれた作品(人の感覚がもっとも鋭いのは5歳のときだそう)。ん〜、だから私にはよくわからなかったのかな(汗)確かに音を表す言葉は多いけれど…。というか、訳が。。アン・モーティマーの繊細で素晴らしい猫の絵に魅かれて手に取った作品ですが、登場する猫はちっとも“こねこ”じゃない。なぜ?と思ってタイトルを英訳してみると、pussycatで、猫、またはかわいい人、という意味があるそう。だから直訳するとタイトルは「かわいい人のクリスマス」。それを「こねこ」にしちゃったら、絵のイメージが台無しよぉ。子供に読み聞かせるなら、翻訳物の絵本はやめたほうがいいのかも。
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夜猫ホテル HOTEL YORUNEKO (1997.12) | 文 舟崎克彦 絵 落田洋子 パロル舎 |
猫のヴーは、飼い主の童話作家について語ります。昔は女あるじだったと吹聴する縞猫のルイ・ルイ、ひかえ目なガラ、若くて高飛車なブチ猫フーガが、その話に加わって…すべては幻?挿絵というよりそれ単体で独立したような油絵と、描かれている内容。真っ黒の背景。これ、本当に児童向け??(汗)
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ミーノのおつかい (2003.8) | 絵 広瀬弦 文 石津ちひろ ポプラ社 |
おじいさんにおつかいをたのまれて、お魚を買いに出かける猫のミーノ。お魚を食べたい気持ちを、おさえられるでしょうか?そしておじいさんは??パステル調のやわらかい色使いに、アニメチックなイラストがとても可愛らしい。私も猫が持ち帰った魚を食べて、若返りたいなぁ〜?
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トスカのクリスマス (1991.10) | 絵 アン=モーティマー 文 マシュー=スタージス 訳 木原悦子 講談社 |
猫のトスカはクリスマスが嫌い。みんな忙しそうで構ってくれないし、猫の私はプレゼントも貰えない。そんな夜、トスカに素敵な出来事が…。クリスマスカラーな可愛い絵本。美しい細密画で描かれた、モコモコのトスカはまるで写真を見ているよう。
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ねえ だっこして (2004.5) | 文 竹下文子 絵 田中清代 金の星社 |
飼い主に赤ちゃんが生まれた。大好きなお母さんのひざは、今は赤ちゃんの場所。「わたしだって おかあさんに だっこしてほしい ねえ おかあさん おかあさん」お母さんと赤ちゃんをみつめる猫の切ない気持ちが一杯で、ちょっと涙がでた。うちの子たちも、こんなふうに思ってる?
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ねこの船 The Pussycat Boat (2002.5) | 文 こやま峰子 絵 渡辺あきお 英訳 スネル博子 自由国民社 |
アムステルダムに実際にある「ねこの船」が設立されるまでのお話。戦争がもたらした、少しせつないお話です。どこの国でも、こうしたボランティアの施設があるんですね。「ねこの船」一度行ってみたいなぁ。
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ノミ、サーカスへゆく (2001.8) | 文 金井美恵子 絵 金井久美子 角川春樹事務所 |
「ふかふかのもりの(猫の)うち」「ノミ、サーカスへゆく」「ホッグの初恋」「豚」の4篇が収録されている。猫、というよりノミが主役?の話ですが、猫の絵が多いので。「ふかふかのもりの(猫の)うち」では、本文の中にちょこちょことノミの絵が描かれていて、読んでいて本物の虫のようでとても気になります…(面白いけどね)。
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いつでもどこでもネコ町物語 すてきなネコ町ナーゴ (2003.8) | モーリーあざみ野 NHK出版 |
人と猫が共存する小さな国NEARGO(ナーゴ)。そこで暮らす猫達のなかから、いくつかの猫の話をまとめた小さな絵本。作者さんのナーゴのHPはこちら。
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いつでもどこでもネコ町物語 ちいさなネコ町ナーゴ (2003.8) | モーリーあざみ野 NHK出版 |
人と猫が共存する小さな国NEARGO(ナーゴ)。そこで暮らす猫達のなかから、“赤ちゃん月”(生後3ヶ月以下の子猫)前後の猫の話をまとめた小さな絵本。とにかくイラストが素敵♪作者さんのナーゴのHPはこちら。
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ちいといっしょに (2003.8) | ウエダミカ 新風舎 |
小さな絵本です。「ちいのいちにち」「ちいのおきにいり」の2作収録。フェルトペンを使って描かれたちょっとぎこちない感じの絵ですが、普段よく猫が見せるポーズをとらえていて、なんだかほのぼのする作品です。“もうふ 〜かみかみすると うれしく なる”が可愛い♪
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もっぷでやんす (2002.6) | 中島みゆき 小学館 |
知らずに借りたのですが、歌手の中島みゆきさんの絵・文による小さな絵本です。もっぷのようなシッポの猫が「生きてりゃいろんなことがある〜」と力づけてくれます。
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ドラ・ミケ.たま ねこの絵を描いてみよう (1993.7) | 視覚デザイン研究所 |
色々な猫達の様々なポーズを撮った写真や、プロの画家さんの猫絵とコメント、実際に鉛筆で描く白い猫の描き方がのってます。猫の絵を描くなら、やっぱり猫をよく観察して、仕種から気持ちまで理解する事が大切のようです。
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猫語練習帳 LET'S CHAT WITH YOUR CAT! (2002.8) | 伴田良輔 朝日出版社 |
なんと、猫語の練習帳です。おまけに英語訳までついてます。それぞれのレッスンにはニャン(難)易度や禁句度、仕様場面、猫単ワンポイントに解説まで。この本片手に、猫と会話・・・できるかなぁ??この作品には著者の描いた、素敵なひとふで描きのイラストレーション(もちろん猫)が沢山載ってます。楽しめる一冊。 ※下記「ピカビアーノさんの玉尻猫」ミハイルのHP(http://picabiano.hop.to/)でも、著者のひとふで描きイラストがご覧になれます。
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いつでもどこでもネコ町物語…ナーゴ (2001.10) | モーリーあざみ野 NHK出版 |
人と猫が共存する小さな国NEARGO(ナーゴ)。ナーゴの主役はもちろん猫達。この町に住む数千匹の猫達の中から猫語を話せる著者が102匹だけチョイスして、猫達のイラストや猫達から聞いた話しをまとめた本。とにかく、猫のイラストが素敵。ココでこの世界をいくつかのぞけます。
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ねこ 安泰 画集 (1980.12) | 安泰 童心社 |
童画家の描いた水彩画の猫たち。スケッチ帳のラフなデッサンや、絵本の挿絵などが載った画集です。猫の細かい仕草の一つ一つまでもが表現された、どれも素晴らしい作品ばかり。著者のエッセイの中にも「ねこのかわいらしさは、十分に観察したものをありのままに表現すること」だとありました。私もまた、紙とエンピツに戻ろうかな…?著書である絵本の“スイッチョねこ”“どこからきたの”も是非見たいです。
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ねこのシジミ (1996.9) | 和田誠 ほるぷ出版 |
ペンと色鉛筆で描かれた落ち着いた色合いの、子供も大人も楽しめる絵本です。“「ポリポリ」もすきだけど、おなじしゅるいのがつづくとあきる。”作者はきっと本当に猫と暮らしていたに違いありません。猫好きなら、うなずける事ばかり。おすすめの一冊です。
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猫だけが知っている (1997.5) | 俣野温子 ほるぷ出版 |
鉛筆&水彩画+エッセイの絵本です。猫らしい猫、擬人化された猫、様々な猫の姿が描かれていて、ほのぼのとしたイメージ。“猫好きは猫に似ている。”がとても可愛らしくて一番好き。“猫は言葉を知らなくても世界中の人に愛される。”本当に、その通りですね!
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猫の気持ち 小沢良吉画集 (1990.5) | 小沢良吉 平凡社 |
水彩画で描かれた擬人化された猫の画集。でも著者はネコが怖くて近よれないのだとか…、ネコではなく「おんな」を描いているのだそう。本書には松谷みよ子さんのエッセイも納められています。
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いちばん猫 (2001.2) | 加藤龍勇 朝日ソノラマ |
淡い色使いでほのぼのとした水彩画のミニ絵本です。「だれでもみんななにかがいちばん!」と“一番”を題材に、ちょっと独特な柄のある猫がいっぱい登場します。いちばん美しいう○こをする猫とか、いちばんわがままな猫とか…。ふざけているようで、なにげに猫の行動をとらえている所が笑えてしまう。
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ポケットの中のビビビ (2001.10) | 加藤タカ 文渓堂 |
絵本です。とっても可愛らしいビビビという名の白黒ブチ猫ちゃん(私の描く白黒猫とシッポの長さが違うだけだぁ)に魅かれました。色鉛筆で描かれたような柔らかなイラストは、Macを使用。文章は??でも色使いがステキ(紫系がお好み?)。著者のお仕事用HPはこちら。
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ねこのてからのおくりもの (1999.6) | 大野隆司 新潮社 |
版画で作った絵本です。だじゃれ満載、ブラックユーモア有、でも猫の手は可愛い!
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Wachifield タシルの街とフォーンの森Tachiel City and Forn's Forest (1998.11) | 池田あきこ ほるぷ出版 |
猫のダヤンで有名なわちふぃーるどの絵本です。ダヤンが住むタシルの街の全景から、その街で暮らすおなじみの住人達の暮らしぶりまで繊細に描かれてます。ダヤンは絵本の中が一番いいかも?
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CATHATS ねこぼうし (1994.6) | クリス・モズデル 谷川俊太郎訳 マガジンハウス |
猫をぼうしにして被ってしまう、「ほんとにミョウなニャウファッション」絵本です。残ったクリームもボールもなめてくれる“ケーキねこぼうし”が気に入った!ゲイシャガールがシッポでお茶をたてる“日本ねこぼうし”そういうイメージ?
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ピカビアーノさんの玉尻猫 (2000.11) | 伴田良輔 文藝春秋 |
ミハイルという名のボブテイルキャット4歳をモデルにした写真&イラスト、エッセイ付きの絵本。ミハイルギャラリーにある、写真を加工した作品がとても素敵。なんとその作品の中にiBookを見つめるミハイルの姿もあるのです。ピカビアーノさんは数学者で学者さんの描く猫論は何だか不思議。ミハイルのHPもあります(http://picabiano.hop.to/)ここでは、本に載っている作品のいくつかが見れます。
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わがはいはネコであるの法則 CAT PHYSICS (1993) | L.A メンデンホール 浅井慎平訳 飛鳥新社 |
絵本です。猫に関する法則が1枚ずつ56項目描かれてます。一番ウケたのは、『29.猫東洋絨毯嘔吐法則…ネコは気分の悪いとき最高級のじゅうたんの上でゲロを吐く。』猫と暮らしたことのある人ならついつい頷いてしまう法則ばかり、この本を最後まで読んだ人にはネコロジーの博士号を授与します、だって。
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