図書館日記 > ネコ関連 > 写真・フォトエッセイ

「ミルクとまいにち」 (2008.3) 内田彩仍 MCプレス
 ネコの本?それにしては、とてもシャレた作りの写真&エッセイ集だわ〜、と手に取ったのがこちら。後で、著者はナチュラルなファッションやインテリア等で女性誌やファッション誌にも登場している女性と知りました(しかも、愛猫と登場している著者が、とても若々しいのに自分より年上と知ってびっくり(^_^;;)。タイトルに「ミルク」とあるのに、最初から登場する猫の名は「クリム」。???と読み進むと、愛猫ミルクとの思い出や闘病生活の記録が…。可愛らしいネコの姿だけでなく、インテリアや手作り雑貨等、素敵な生活の一面を切り取ったような、見ていてほっこりと優しい気持ちになれる一冊です。(11.04.19記述)
「本日のスープ 2」 (2009.7) 写真・文 大久保ゆう子 求龍堂
 表紙の不思議なボケ写真のネコにひかれて、思わず手に取りました。すべてがモノクロ写真の、黒猫2匹の写真集、というべきでしょうか。スープの瞳が、どの写真もまん丸真っ黒なので、いつもビックリしたような顔に見えてしまうのがまた面白いです。それにひきかえ、先住猫のパンさんは、わりと瞳が細いものが多く。黒猫さんっていいなぁ〜と思える1冊です。途中、iBookG4が登場してます♪(10.01.22記述)
ハコネコ (2008.10) 写真 板東寛司/文 荒川千尋 文藝春秋
ハコネコ  もう、むちゃくちゃ可愛いです。たまりません。カメラマンさんが一般家庭を訪れての撮影なので、作られた写真がないのがイイ。本当に猫ちゃんたちが噛んでぼろぼろにした(汚い)箱や、いつも使っているカゴや紙袋、空き缶まで・・・。カバーの折り返しが段ボール紙にネコの爪あと噛みあとがある写真になっているのも、とってもイイ!猫好きさんなら、思わず「うへぇ〜〜〜♪(デレデレ)」となってしまう事、間違い無しの写真集。オススメです。文藝春秋『ハコネコ』特設サイトもあります。(09.06.26記述)
猫はキッチンで奮闘する (2008.1) 羽田詩津子 早川書房
猫はキッチンで奮闘する  ココシリーズの作品には、数々の特製料理が登場します。それらを、シリーズの翻訳者自らが実際に作って試食、作品の内容とともに紹介したレシピ集です。試してみようかな、って思えるレシピはなかったけれど(すみません、手のかかるおしゃれな料理が苦手で(^ ^;;)カラー写真入りなので、見ているだけでも楽しいです(黒っぽい神秘的なソースがチョコレートだったとは想像つかなかったです…)。あと、著者が毎回猫を飼っている方向けへのアドバイスを載せているのですが、そこに登場する著者の愛猫“ジョーンズ”の話がとても面白い。(08.10.27記述)
こねこ・ねんね (2006.12) 板東寛司  廣済堂出版
こねこ・ねんね   『ねこねんね』の続編として刊行された本作は、猫専門のカメラマンが5年間かけて撮りためた究極?の仔猫たちが勢揃い。ただでさえ可愛い仔猫なのに、その寝姿ばかりを集めてあるのだから、もうたまりません。ちっちゃいミミに、ちっちゃなキバ、ほそ〜いツメ。仔猫独特の、濃青灰色の瞳。思わず「いゃーん♪(身悶え)」とする姿ばかり。どんな動物でも赤ちゃんは可愛いものだけれど、ダントツで猫の赤ちゃんが可愛い!と思うのは、ネコ好きだから?(07.06.24記述)
となりの猫の晩ごはん −簡単レシピつき写真エッセイ集−  (2005.4) 写真/板東寛司 文/荒川千尋 文春文庫plus
となりの猫の晩ごはん  この本、大のお気に入りです!なかなか手放せなくて、貸出し延長し続けてもう数ヶ月手元に置いてあるくらい(買えよっ(^^;;)。小さな子猫たちの写真にメロメロだったり(思わず「きゃぁ〜」って声が出てしまうくらい、とにかく小さくてフワフワなのです。はぁ〜♪)、“人用おとりわけレシピ”までついた「猫のための手作りごはんレシピ」。笑えるのは「風呂猫特製架空広告」。コラムもいい。って、とにかく全部イイのだ。猫好きのかたには、是非一度お手にとってご覧いただきたい一冊。
板東寛司氏の公式サイト「風呂猫スタジオ」(http://www.furoneko.com/)で、選りすぐりの猫写真が見られます。ポストカードやバッグなどの通販も。(この本の表紙モデルもんたちゃんのバッグ&ブックカバー欲しい〜)(06.4.28記述)
ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし  (2005.6) 平松謙三 ブルース・インターアクションズ
ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし  猫友のブログで「素敵な本」と紹介されていたので、早速予約して読んでみることに。掲載写真も素敵ですが、デザインが凝っていて楽しめる1冊です。特に猫を連れて海外旅行に出かけよう、という人にはお勧め。エアラインの選び方や検疫の受け方等々、とても詳しく書かれています。あと、猫を旅行に連れていけるように育てる方法も(これは生後3ヶ月までにマスター出来なければダメそうですが…。猫の性格上、黒色系の子が向いているように私は思います)。 この本は、Webサイト上で「ノロの夏休み2002」として旅先よりリアルタイムで更新されていたものをまとめた作品で、現在もノロの日記は毎日更新されています。(http://hortensia-azul.com/)#ちなみに著者はMac使い。
この本を読んで思ったことは、ヨーロッパの国々はペット(犬猫)に優しい社会ということ。ほとんどのホテルが犬や猫と一緒に客室を利用できるのが当たり前。飲食店もOKというのだから羨ましいかぎり。それは“きちんとしつけが出来ている”ということの裏がえしと著者も言っているけれど、日本ではどうなんだろう…。いずれそんな時代がやってくるのかどうか。そうなってくれたら嬉しいけれどね。(06.2.11記述)
捨て猫マーブルの毎日が日曜 (2002.5)町田直子 国際通信社
 「なんちゃってアメショー」の“マーブル”。その日常をモノクロ写真とイラスト、エッセイで綴った作品。マーブルの行動は猫と暮らしている人なら「あるある。」と頷けるものばかりだけれど、でもやっぱりその姿は可愛い。ちらりと写ったMac(ポリタンクG4かな?)とそのモニターに載っているマーブル、猫ってモニター好きよね…。左隅のページ数が、イラストレーターな著者さんが描いたマーブルのパラパラ漫画になっているのがイイ。※HPではカラーなマーブルが見られます(http://www.kawachi.zaq.ne.jp/moon

おいしいネ 不思議な猫の国(3) (1983.12)夢月みどり アン・萌夢 偕成社
 下記とシリーズの写真集。ロココちゃんとチャイチャンが、タルトを食べるお話。チャイチャンがキウィを食べているのに驚き!二人の満足そうな顔に、思わず微笑んでしまいます。

小さな恋人たち 不思議な猫の国(2) (1983.12)夢月みどり アン・萌夢 偕成社
 猫たちに洋服を着せ、小道具を持たせ、ポーズをとらせた写真集です。メルメルちゃんとチャイチャンの小さな恋人同士が、デートでコーヒーを飲むけれど…というストーリー仕立てになっています。背景の小物類がとても凝っていて素敵。哺乳瓶をくわえたまま眠るチャイチャン、幸せそうです。

THE CAT SHOW ザ・キャット・ショウ (2001.6)猫の手帖編集部・編 どうぶつ出版
 雑誌「猫の手帖」の投稿写真によって構成された、ちょっと笑える写真集。ギャグのセンスはどうか…?、と思うけれど色んな猫ちゃんが、色んなことしてて楽しい。

猫の哲学ノート ニャフォリズムの落書き (2004.3)武藤慧(写真・文) 講談社
 猫の写真にあわせて、有名な哲学者の言葉をそれぞれの猫たちが解説(猫の哲学:ニャフォリズム)している。にんまり、笑える一冊です。

85枚の猫 85 CHATS PAR YLLA (1996.11)イーラ 新潮社
 モノクロの猫写真集。どの猫達の瞳にもキレイにキャッチが入っていて、それがとても印象的。40ページのドアップな猫の顔半分が一番のお気に入り。子猫の空中写真も面白いけれど、ちょっと虐待入っているぽくて私は嫌(高いところに向かって放り投げて、落下してくるところを撮影したもの)。動物写真家の岩合光昭さんが、子供の頃からの“お気に入りの写真集であり教科書”として紹介されていた本。

ボクらがマイケル (1986.7)小林ノリ子(写真・エッセイ)小林まこと(写真・イラスト) 講談社
 『What's Michael?』のモデルともいえる猫たちが登場、原作者夫妻とその飼い猫の面白可笑しいドキュメンタリー。元祖マイケルともいえる文太ちゃん(1歳で失踪(^^;;)は茶トラでマイケルそっくりだったけど、本当のモデルになったのはアメショー親子だったのね。さすがに踊る姿はないけれど、漫画になった話しには実際こんなエピソードがあったんだ、とうなずける話しがいっぱいです。#って今頃(2004年)初めてマイケルを読んだ私…。

ニッポンの猫 (新潮文庫)(2003.8)岩合光昭(写真と文) 新潮社
 動物写真家の岩合さんが、北海道から沖縄まで日本中を歩いて撮影したニッポンの猫(『SINRA』誌連載の「ニッポンの猫」を再編集)。その時の様子をまとめた文章つき。文庫本サイズの写真集って求めやすくていいですね。以前この「ニッポンの猫」写真展が横浜のランドマークタワーで開催されていて、表でチラシだけ貰ってきた記憶が…(^^;;

little cat (1994.8)ひかり出版
 雑種の子猫達ばかりの写真集。どの子も、きれいに身繕いされてる。子猫の無邪気な姿が可愛い。いつも思うけれど、雑種でモデルになった子猫達ってこの後どうなっているのかしら?誰かの飼い猫になっているのかなぁ??

ニャンコの手相 299(肉球)ぷにゅぷにゅ (2003.2)森田米雄 講談社
 足裏を見せるように遊ぶ子猫を中心に撮影した写真集。肉球とは関係なく、まっすぐになって寝ている子猫の姿が可愛かった。やっぱり子猫はどんな格好をしていても可愛いね♪

なごみねこ写真術 かわいく撮れる15のヒント (2002.11)板東寛司(写真)荒川千尋(文) 文化出版局
 猫専門の写真家が15のキーワードと豊富な写真をもとに、猫撮影のコツを伝授。この本に出てくる猫達は、すべて一般モデル。掲載写真はどれもとっても可愛いものばかりで、写真集として見ているだけでも癒される一冊です。著者の風呂猫ホームページ(http://www.furoneko.com/)でも、猫モデル募集中です。うちの子をプロに撮影してもらうチャンス!

君のニャは、 KIMINONYAWA (2002.8)八二一 ワニブックス
 町の中に存在している、けれども気付かれないもの。そういうものに興味を持って写真を撮っている、男女二人組の写真家。下町の人々の営みの中で生きている猫達の、様々な仕草がとらえられています。カメラ目線の可愛い子が多い。カメ太にそっくりな猫が載っていた。
※HPでは猫の写真が毎日更新されているそうです(http://i821.com

海ちゃん ある猫の物語(新潮文庫) (1996.11)岩合光昭 岩合日出子 新潮社
 動物写真家岩合光昭氏と日出子夫妻の長女、海(カイ)ちゃん。その十六年間の一生を写真と文で綴った一冊です。子猫のうちから、あちこちに連れて歩いて写真を撮っていたら、慣れるものなのかなぁ(最後にはカメラを向けると嫌な顔をする、と書かれていましたが)。

猫たちよ! MY DEAR CATS! (1986.6)浅井愼平 サンリオ
 猫のドアップな写真ばかり、それぞれにその猫たちからのコメント(というのだろうか?)が添えられています。ブレた写真も一つの作品となるのは、プロならでは。うちのクムちゃんに、よく似た猫ちゃんがいました。

そとねこ ものがたり (2000.2)shimada kenji ハート出版
 CDサイズの小さな写真集。ある港を縄張りにしたファミリーたちの写真に、ひとことずつ言葉を添えて絵本のように作られています。そこにある猫たちのありのままの姿、精一杯生きている姿。小さい本であるけれど、色々と考えさせられる1冊です。

ネコ好きのためのデジカメ120%活用術 (2002.4)ぐみ オーム社
 デジカメの選び方から、撮影方法、画像の加工、HPに写真を公開するための基礎知識まで、とても為になる1冊です。厳選ネコサイト集も掲載されていて、ネコサイトを作ろうと考えている方にはオススメの本。私もやっぱり光学ズーム付きのデジカメ、欲しいなぁ…。

スーパーモデル・キャッツ SUPER MODEL CATS (1997.3)データハウス
 2匹のチンチラと真っ白なおデブ猫さんが、本当にスーパーモデル並のポーズ決めてます。洋服や小物を身につけて、ピシッとカメラ目線の猫さんたち。色んな職業のスタイルに扮しているのがおかしい。モンプチの高級CMのようなショットもあります。

かわいい猫になる100の方法 猫の撮り方 (1998.5)柳原久子 株式会社アクセラ
 かわいい猫を撮るための100の“コツ”が紹介されています。半分くらいは、可愛い猫のスナップ写真。普通のカメラを使いこなす方法や、カメラの仕組みなども、わかりやすく載ってます。ちょっとお勉強できたかな?

猫 TOKYO WILD CATS (1996.3)竹田花 中央公論社
 屋外にいる猫たちばかりを撮影した、モノクロの写真集。エッセイも12話掲載されています。写真は猫中心というより、風景のなかに溶け込む猫たち、という感じ。私は墓石につかまって伸びをするトラ猫の姿が、一番気に入りました。

もう捨て猫じゃない! 幸せになったにゃんこたちのフォト日記 (2001.8)ペット里親の会編 グラフィック社
 もとノラたちの、今の幸せな生活ぶりを、写真・イラストにコメント付きで紹介。フォトギャラリーやコラムなど、簡単な猫知識も学べます。“哲学する猫”の著者、左近司さんがにゃんこ仲間で登場してます。(写真集とは少し違うのですが、写真メインなのでこちらに掲載しました。)

CAT'S HEART キャッツハート (2001.11)森田米雄 永岡書店
 近頃よく見かける、魚眼レンズを使って撮影された猫たちの写真集。魚眼レンズを通した子猫のドあっぷ写真は、何か別の生き物みたいで可愛い(^^;; 写真についてるコメントは、いらないかも。

地中海の猫 (2000.11)岩合光昭(写真・文) 新潮社
 野生動物写真家で有名な著者が、四年間で六カ国を巡り、地中海の国々で探した猫たちをまとめた写真集。瞬間をとらえた写真が多くて、さすがプロと感心してしまう(自分と比較するなって(^^;;)。「ひょっとすると野生動物を撮影するよりもネコを撮ることのほうが大変かもしれない、だって皆さんネコのことをよく知っているから見る目も厳しい。」と著者。…そうなのかぁ。

不思議な猫の国 (1981.8)夢月みどり/アン・萌夢(写真) サンリオ
 なめネコ(←分かりますか〜?)が流行ったころに出た作品でしょうか?猫たちに洋服を着せ、小道具を持たせ、ポーズをとらせた写真集です。つい手に取ってしまったのは、登場する猫たちの中にミィーシャンとチムの名があったから。麦わら帽子を齧るミィーシャンが可愛い。

(020510補足:実は、この作品がなめネコの元になったのだそうです!!)

チビのお見合い (2000.11)室井滋 文藝春秋
 女優の室井滋さんが飼猫のチビをモデルに写真、イラスト、文を書いて、とてもハデハデな写真集になってます。何だか中途半端なラストなんですけど...。

捨て猫ミーちゃん (2001.6)平間至 河出書房新社
 写真家平間氏の飼猫ミーちゃんの写真集。拾われたばかりの“きったない”ミーちゃんから、大人になったミーちゃんまで。表紙はMacなディスプレイの上でポーズをとってるミーちゃん。カーペットのほつれた糸で遊ぶ子猫の姿がたまらなく可愛い!私はこのミーちゃんを何度みても飽きないので、本を購入するつもりです。著者のHP(http://www.itarujet.com)で最新のミーちゃんも見ることができます。

江ノ島 ネコものがたり (1999.7)双葉社
 江ノ島で暮らす猫達の白黒写真に、“吹き出し”をつけたネコマンガです。所々にある、『江ノ島ノラノラ新聞』が面白かった。

Jean and Nana ジャンとナナ(1999)谷崎水紀 幻冬舎
 2匹の黒猫がメインのモノクロ写真と詩で綴られた本。ごみごみとした都会の町並みを、高いベランダの片隅から一生懸命背伸びして見下ろす黒猫の姿が何とも言えず気に入ってしまった。モノクロ写真っていいよね。


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