一日目 |
出発したのは08:45頃。 今日の目的はとにかく長野県の木崎湖キャンプ場。 ちょっと場所を説明しておくと白馬のちょっと南の大町市。 そこにある仁科三湖の一つが木崎湖。(後の二つは青木湖と中綱湖) 其処に向かって出発した訳なんだけどルートはいつもと同じく52号線から20号線、 それから松本〜糸魚川を繋ぐ148号線を走って木崎湖まで。 要するにひたすら北上するわけですな。 ま、良く通る道なんで特筆すべきコトは特に無し。 私が好きな山間を走る道なんで途中の景色を楽しみながら走る。
で、お昼頃に諏訪近辺を走っていたのかな? どうせだからご飯は名産品をと思って、道沿いの蕎麦の店を探していたんだけど 適当な店が無い(T_T) 蕎麦以外にも名物ってあるだろうし店だって探せばいくらでもあるとは思う。 なんだけど、本格的に探して走っている時以外ってたとえ見つけても かなり前からでないと「ま、いーか次ので」って気分になっちゃうんでね(笑) 結局そのまま諏訪を走り抜け松本も過ぎてしまった。 前は昼ご飯ぬいても全然平気だったんだけど、どーも最近は駄目でこの辺りから 少しふらふらしだす。 さらにいつの間にか予定していたルートの148号線から離れてるし(笑) 同じ方向に向かう道だったからこの事は別に平気だったんだけど、さすがに まずいなと思って本格的に探し始め、ようやく一軒の店に入ってお昼ご飯。 すでに13:30になってました。(ここまで休憩なしだったりする(^^;;) この時のメニューは天ざるそば1300円也。 高いよ(T_T) 手打ちだし粉とかにもかなり気を配ってるらしいんで宜(むべ)なるかなって所だけどね。 さて、お味の方はというと……美味しいとは思ったけど腹の底からって訳では 無かったって事で。 もちろんお店のせいではなくて私が麺類いまいち好きじゃないから良さが 分からないだけなんだろうけど(笑)
空腹は解消。 店のおばちゃんとの会話で機嫌も上々。(大したことは話してないけどね(笑)) 再び走り始めたんだけどこのまま行くと結構早めにキャンプ場に着いてしまう。 それじゃあ面白くないんでどっか寄ってこうかなと思った目に入ったのが 「←穂高高原」という標識。 何があるか知らないけどとりあえず行ってみようかと相棒をそちらに向ける。 あいにくと天気は曇りだったんだけど、安曇野がいい感じで見渡せる。 うぅむ、いいねぇ(^^) そうやって気分良く走らせているとよく看板を見かけた「ART HILL」 という所にたどり着く。 なんとなく惹かれどんなトコかなと思って看板を見てみるとガラス細工と オルゴールがあるとのこと。 これは入るしかないでしょう!!(実はガラス細工とオルゴールはかなり好き) そしてしばし館内を見て回って呟く。 「やう゛ぁいぞ、これ。帰れねーよ(T_T)」と。 お抱えの職人さんがいたりしてガラス細工も凄いんだけど、オルゴールも凄い量。 約600種類って書いてあったなぁ。 特に凄いのが(値段は)250万円からって書いてあった巨大なオルゴール。 実際に聞けるんだけど音が流れるとその前から動けないのよ、綺麗すぎて(^^;; いや、困ったなぁ。 そのせいで他のでいいからどうしてもオルゴールが欲しくなったんだけど、 初日にこういうの買うわけにもいかなくてねぇ。 仕方なくオルゴールのCDを買ってそこから逃げ出したよ(^^;; で、再びガラス細工の所に戻ってきたんだけど、そこでも心惹かれるものに出会う。 ちっちゃいのが十二個集まってできた風鈴。 これがまたいい音なんだ(T_T) でもやっぱり初日にガラス細工の物を買うわけにはいかなくてこっちは泣く泣く 諦めたよ(T_T) それなりにちゃんと包装してあったんで大丈夫だろうとは思ったけどね。 他にも綺麗なのがあったんだけど、これ以上居たら本格的に危険だと判断して そこから逃げ出す(^^;; で、外に出てみたら少し雨が降り出してる。 お陰で外の売店(?)で売っていたアイスクリームも食べれなかったよ(T_T) 高原に行ってアイスクリームを食べずしてどーする?! え〜い、この借りは必ず返すからな!!(T_T) と、ぶつぶつ呟きながら走っているとすぐに雨が上がる。 い、一体何したってんだ〜〜!(T_T) 時間的にもまずかったんで戻るに戻れず。 ぜ、ぜったいにまた来てやるぅ〜〜(T_T)<しつこいデス
小雨が降ったり止んだりするなかその後走っていったんだけど、途中晩御飯の 買い出しの為ちょっと大きめのスーパーに入る。 と、そこで地酒も売ってたんでラッキーとばかりに仕入れて店から出たんだけど。 僅かな間に外は大雨。おまけに雷付き。 そりゃないぜセニョリータ(T_T)<……セニョリータ(^^;; しかたなく雨宿りしてると夕立だったらしくてすぐに雨は止む。 (後で聞いたところによるとこの辺って夕立は名物(?(^^;;)らしい) なんだかまだ降りそうな気配があったんで本格的に雨装備に切り替えて 走っていって16:30頃キャンプ場に到着。 が、管理人不在。 書いてあった連絡先に電話すると17:00頃には来ているらしい。 そのままそこに居てもつまらないんでツーリングマップルで見つけた近くの 湿原に向かう。 有名な所でないんで詳しいルートは分からなかったんだけど「多分こっちな気がする」 で走りまわって10数分後到着。 名前は居谷里湿原という山と山の間にぽつんとある湿原。 具体的な大きさはさっぱり掴めてなかったんだけど、回りきれない大きさだったら 適当なところで戻れば済むことだしってんで歩く。 他に誰もいないため聞こえてくるのは鳥の声、虫の羽音、そして小川のせせらぎ。 フィットンチッドっていうんだっけ?木々の匂いの中「あぁ、やっぱりこういう 場所好きなんだなぁ」と改めて噛みしめながらじっくりと。 有名な所は有名な所でいいんだろうけど、有名じゃない所もまたいいよね。 人手はほとんど入ってないし、入っていても本当に手作りって感じがして。 此処を知れたのは結構収穫だったなぁ。 結局30分程で一周。 時間がちょうど良かったし、ちょっと雷もなってたんでキャンプ場に戻ることにする。
着いたのは17:30頃。 この日の走行距離は258.5q。 今度は管理人さんが居たんで入場の手続きをとってからテント張ってキャンプ場内 をふらつく。 湖畔のキャンプ場でちょっとした林の中でもあるんで気分良く散歩してたんだけどさ。 マナーの悪い連中がいてねぇ。 共同で使う水場を占領してそこでご飯作ってんのよ。 おまけにその場で食べてるし。 (翌朝見たら食器とか置きっぱなしだった) (その時点では)他に人がいなかったし、自分の食事は近くの温泉に行ってからに しようと思っていたから何も言わなかったけど、結構頭にきたなぁ。 今アウトドアがブームらしいけど、流行に乗る前に常識を覚えて欲しいよ……
ま、この連中の事は頭から締めだして散歩続行。 その後18:00頃温泉に向かおうと思った途端、再び雷付きで雨が降り出す。 ななななんちゅーこっちゃ(T_T) ……な〜んてね、良くある良くある。どーせこの雨もすぐ止むって。 慌てずテントの中に避難している時職場から入電。 そーか、大変だなぁ。ま、がんばれや。<もはや人ごと(爆) お陰でいい暇つぶしになったダスよ(ヲヒ) 結局さっきの雨と同じく10数分で雨が上がる。 ふ、見切った通りだな(爆) そこで必要な荷物だけもって温泉へ。 場所はキャンプ場から僅か1.2分の所にある木崎湖温泉。 湯〜とぴあ木崎湖とかいう所だったかな?500円払って入館。 実は今回生まれて初めて温泉に入ったんだけど(マジ)なんか銭湯と区別が つかないってのは暴言でしょうか?(笑) ま、そこには露天風呂もあったんで初めての温泉を堪能できたけど、お湯そのものは あまり、ねぇ(^^;; あ、後サウナも初めて入ってみたりして。 今回は初めてづくしだねぇ(笑) 一日の汚れを落としゆっくりお湯に浸かってから、温泉から上がって汗が引くまで ソファーでぼんやり。 その間コーヒー牛乳は基本でしょう!(笑) もちろんポージングは黄金なアレで。 昼間のリベンジとばかりにソフトクリームまで食べたりしながら、ついてたテレビを 見てたらなんとK−1の特集が! いやK−1好きなのよ(笑) ヘタしたら(おそらくは2時間くらいあるであろう番組を)最後まで見てしまいそう だったので、CMになったところで逃げ出す。 (しかしなんかから逃げ出すこと多いねぇ(^^;;) と、駐輪場に戻ってみるとバイクが濡れてるぞ? そか、雨降ってたんだ。 雨の露天風呂って良さそうだから残念だなぁ。 まぁこればっかりは巡り合わせだからね。次の機会に期待って事で。
キャンプ場に戻ってみると19:20。 少し雷が鳴っているなか夕飯開始。 食べていると温泉に入っている間に到着した三河から来た赤毛のハーレー乗りさんに 話しかけられる。 彼は今年入った新人に3日間で無理矢理仕事覚えさせて、二ヶ月休みとって北海道に 向かう途中とのこと。 うらやましーぞ(T_T) っていうより新人君がかわいそうだぞ(笑) 「来週自分も北海道に行くんで、向こうでも逢えたらいいねぇ」 とか他にも色々話してたんだけど。 ここでちょっと白状します。 実はハーレー乗りには偏見ありました。 「なんかちょっと違うかな?」って。 でもやっぱり仲間だなって分かりました。 バイクが好きで、ツーリングが好きで、こうして仲間と話すのが好きなんだって。 かなり反省しております、ハイ。 外見で判断しちゃいけないよなぁ…… 自分だって外見アレなんだし(爆笑)
バカな話とかもして盛り上がってたんであっという間に20:30。 彼はもう寝るっていうんで私は今回の本命「蛍見物」に。 サントラを聞きながら、手には”百年の孤独(焼酎)”の入ったフラスコ。 キャンプ場から離れていくたびに増えていく蛍の光を眺めながら小一時間ほど ふらふら真っ暗な湖岸の道を歩いて。 「蛍……」だの「万葉〜〜」だの呟きながらね。 う〜む、まさしく危ない人だ(自爆) 他にもイロイロ呟いていたんだけど、なんて呟いていたかはご想像にお任せ。 が、結構マジな事も考えていたとは言っておきますか(笑) 充分蛍の光を堪能してからキャンプ場に戻る。 その後はやっぱりいつもの曲を湖岸に半ば寝そべりながら。 キャンドルランタンつけて地酒を呑みつつ。 いつもは一回聞けば気が済むんだけど、今回に限って堪らず二回連続で聞いたなぁ。 さっき色々考えてたもんで左側がちょっと、ね(内緒) この日寝たのは23時過ぎ。 疲れていたのであっという間に寝てしまいましたとさ。 |