二日目後半

 

昼食後。

満腹なお腹を宥めながらなるべく海沿いを富山・氷見と走り抜ける。

途中高岡市でいつもの激情に駆られ(笑)”万葉歴史館”と言うところ

に寄ってみたり(中には入らない所がポイント(爆))氷見市で植物園に

ココロ惹かれたりしながら、ね。

あと氷見では”大境洞窟居住跡”というところにも行ったなぁ。

 

その時点で既に15時頃。

ホントは能登の先の方まで今日中にたどり着いておきたかったんだけど、

流石に無理。(氷見はまだ能登の付け根の辺りにある市)

そこでツーリングマップルを調べると能登島にキャンプ場が3つもある。

距離的にもちょうど良いんでそこを目的地にして走り続ける。

その途中で七尾市と言うところを走ったんだけど、これがかなり良くてねぇ。

能登半島の中にある小さな半島といった感じ。

”D-R.J式半島の定義”(爆)にばっちり当てはまってて、ひなびた漁村と

農村が短い距離で次から次へと。

場所によっては水田の向こうが海だったりして、結構不思議な光景だったなぁ。

そうやっていい気分で走っていたんだけど、この辺りで道に迷う(笑)

なんせ地図にろくに道が載っていない所を”なんとなく”で走ってるからねぇ(^^;;

しかしいつもの如く”多分こっち”で切り抜ける。

結構土地勘は良いのよ(笑)

 

16:00頃七尾港の辺りに着いて、地酒とつまみの買い出しに”フィッシャーマンズ

ワーフ”というところへ。

……おばちゃん方、話しかけてくれるのは激しく嬉しいけど、似たような商品ばっかり

なんだからそんなにみんなして売り込まないでください(T_T)

って商売なんだから当たり前だよな(笑)

冷やさなくても燗を付けなくてもいい地酒と、なんかの魚(^^;;のみりん干しを購入して

そこを出発。

そこからしばらく走り、田鶴浜町というところに到着。

そして海の上を1kmくらい走る能登島大橋を通って能登島に渡ったダス。

(注:能登島は文字通り能登半島の東側にある小島。)

 

「どうせだから一周したい。だから島の先の方にあるキャンプ場に行こう」

そう思って行った勝尾崎野営キャンプ場はまだオフシーズンの為かなりボロボロ。

管理人がいないどころか付近に民家も無く、また天気も少し悪くなってくる。

早い話がかなり荒れ果てた空き地って感じ。

なんか怖くてそこには入れなかったよ(^^;;

もうちょっと整備されてればねぇ。

って必要なのは整備より私の根性か(笑)

当てにしていたキャンプ場が駄目。

こーなるとわたくしいつもの癖が出てきます。

つまりいともあっさりと自棄になって

「このまま一周してから能登島出て、もっと先まで進んでやるぅ!(T_T)」

と決意。

(しかし、どうしてこうも短気なのだろーか?(^^;;)

で、そのまま海岸線を走り続けたんだけどこの辺りは道が狭くてねぇ。

景色を楽しむ余裕は無かったよ(T_T)

(この辺りで、棒だと思ってそのまま避けもせずにいたため蛇さんを轢いて

しまったダス。なんとなく感触がヘンだったためバックミラーで見たらなんか

のたうっていたから間違い無いはず。

蛇さん、ごめんなさいm(__)m)

ブラインドコーナーも多いためゆっくり走ってたんだけど、ちょっと開けた所で

再びキャンプ場を発見。

即座にGO!

って、さっきの決意は何処へやら(笑)

着いた所は”能登島家族旅行村 Weランドキャンプ場”というところ。

そこは管理人がちゃんと居て、しかも先客も居る。

ならば此処に泊まらない理由は一つも無し。

時間は既に日が落ち始めた18:10頃。

総走行距離は約590q。

こうしてようやくキャンプ場に入ったのであった。

 

やたらと蟻の巣があるテントサイトにテントをはった後、温泉での入浴&食事の

買いだしに再び出発。

と、その前に先客さん(女性のチャリダーだった。ラッキー(爆))に声を掛ける。

「地酒持ってるけど、ビールの方がいい?」と。

よし、これで今晩も楽しい一時が過ごせるな♪<ヘンな想像は禁物だ!(笑)

キャンプ場から5qほど走って田鶴浜町の和倉温泉に到着。

ツーリングマップルに載ってた「総湯」というところに入ったんだけど、ここも昨日と

同じく入った感じは銭湯と大きな違いは無かったかも(^^;;

(っていうより露天風呂が無い限り見た目に大きな違いは無いか。)

あー、でも打たせ湯がいい感じだったなぁ。

ただここはお湯が全然違ったね。

「飲めます」って書いてあったから飲んでみたんだけど、無茶苦茶しょっぱい(T_T)

空きっ腹には応えたダスよ。

うぅむ、これが温泉か!(爆)

しかし温泉ならばコーヒー牛乳を置いてくれなきゃ(笑)

そうやって温泉でのんびりした後は食事の買いだしだったんだけど、さっきの温泉

のお湯が効いてたせいか、食事を作る気にはなれず。

コンビニでおにぎりとか買って19:20頃キャンプ場に戻ったダス。

 

海が見えるバーベキュー場らしき所にチャリダーさんと二人で移動して飯&呑み&

語りスタート。

今日のお相手(爆)は福岡出身、京都在住の女子大生チャリダー。

大学四年生なのに4ヶ月休学して日本一周旅行の途中というなかなかな強者。

そう、大学四年。

就職活動真っ最中のはず。

なのに笑って「留年するから平気です」だって。

さらに初めての自転車旅行で九州一周してるし。

あまつさえ大阪まで普通電車で自転車運んだらしいし。

ね、強者でしょ?(笑)

ちなみにこの子も北海道にココロ奪われてしまった一人でした。

六月いっぱい北海道。

それからフェリーで本州に入って今日で四日目っていってたのにもう

「北海道に還りたい

って言ってるし(笑)

でもその気持ちはよぉ〜く分かる。

やっぱり北海道ってなんか特別なんだよね。

だから本州のキャンプ場をせめちゃいけないぞ(謎笑)

他にも紀伊半島や長野・京都の良さについて語り合ったり、今年の北海道の事を

聞いたり、旅仲間としての会話を存分に楽しんだのであった。

 

そうこうしている内に、いつの間にか時刻は22時。

まだ話してたかったけど、聞くところによるとチャリダーは朝早いらしいからね。

名残を惜しみつつお開きにしました。

で、その後私はテントに戻ってからいつもの曲。

海越しに見える夜景を楽しみながら聴いてたダス。

今日は一人で居たわけじゃ無いんだけど、なんか聞きたかったもんでね。

そして寝たのが23:20頃。

昨日今日と連続して仲間に逢えた喜びを噛みしめ、明日のルートを思い描きながら

眠りについたのであった。

 

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