三日目前編 |
起きたのは確か03:30頃だったかな? すぐさま荷物まとめたりちょっとだけ腹ごしらえしたり準備開始。 で、一通り荷物まとめ終わったところで船内をうろつく。 その時漏れ聞こえた不吉な会話。 はぁ、そーですか。 やっぱり天気悪いですか。 ……天気予報の嘘つき〜〜〜〜(滝涙) 来る前にネットでチェックしたときは晴天が続くって言ってたのになぁ。 つっても、まーいつもの事だよな、はっはっはっはっは。 はー(嘆息)
覚悟を決めてる間にいよいよ接岸開始。 それに伴って車に戻る人たち。 でもバイクや自転車は一番最後。 畜生、差別だ(T_T) とかほざいてても下船時刻が早まる訳じゃないんで(当たり前)大人しく近くの 昇降口の所で荷物抱えて座って待ってると、じっさまに話しかけれる。 ただしこの人はバイクでも自転車でもなくなんとリアカー。 (バイクや自転車と同じ扱いらしい。ま、車と同じには出来ないか(笑)) 乗船時に見た時にインパクツがあったから覚えてたんだよ(笑) なんでもリアカー引っ張ってそれに積んだ駄菓子とか売りながら旅してるそーな。 しかも自分の足で。 結構な年なのに凄いな、とは思うんだ。(70才くらいじゃないかと思う) うん、この辺は見習いたいと思ってる。 たださ、新聞やテレビに出た事をしつこく自慢すんのは止めてよ(笑) 話題が見つからなかったからかも知れないけど。 そういうのってむかつくとまでは言わないけど激しく冷めちゃう質なんで、生返事 ばかりしてた覚えが。 やれやれ、精進が足りんねぇ。 すまんかったスよ、じっさま。 そうやってしばらく自分の未熟さをさらけ出してるとようやく二輪の下船準備開始。 で、バイクを停めてある甲板(外になくても甲板というらしい)に戻って、さらに しばらくまってようやく下船。
結構時間が掛かってね、走り始めたのは5時。 幸い曇りではあるものの雨は降っていない。 まー、いつ降ってもおかしくないっていう空模様ではあったけど。 さて、今日の走行予定は札幌経由で稚内まで。 結構な距離故にすぐさま札幌道(高速道路)に乗る。 なにわナンバーの9Rとほぼ同時に。 う〜む、下船時には見かけなかったけど同じフェリーで来たのかなぁ? 流石に早朝だから他の車がほとんど居ない中、二台で走ってたんだけど どんどん引き離されてく。 速いなぁ……っていうか遅いって(^^;;<自分 いや、流石に捕まったばっかりで飛ばす気になれなかったんだよ(笑) ねずみ取りも怖かったしね。 それはそれとしてなんか寒い(T_T) 本州とは気温が10℃位違う事もあるって知ってたから、薄手じゃ無くちゃんとした上着 着てたんだけど、それでも足りない。 仕方なく長袖のTシャツをさらに着込んだけどまだちょっとだけ足りない(^^;; でも、それ以上は持ってない。 つー事で、寒さに震えながらしばし走ってたダスよ(^^;; う〜、寒。
その後札幌まで行ったところで今度は道央道(高速)に乗り換える。 で、この辺りからかな?「あぁ、北海道に来たなぁ」っていう実感が湧きだしたのは。 景色がね、北海道っていう景色。 こう山があって広い平野があってそこに牧場があるって感じで。 高速の上から眺めただけだったけどね(^^;;
景色を眺めながら走り続け07:00旭川を通過。 ちょっと遅かったなぁ。 まぁ、ゆっくり走ってたし途中二回ほど休憩したからか。 道央道は旭川までしか繋がってないんでここからは一般道。 北海道の真ん中を突き抜ける40号線を走ったダス。 うん、この道もまさに北海道って道だったなぁ。 ……北海道走ってるんだから当たり前か(笑) ただ、ここでは嗅覚でも実感したダス。 具体的に言うならば牛さんなどのフンの芳しいかほりがこー(笑) このように視覚嗅覚ともに北海道に浸りながら走り続けていって(爆)
09:10頃40号沿いの”道の駅美深”着。 いやぁ、ツーリングマップルに載ってた羊乳ソフトってのに惹かれちゃってさぁ(笑) で、到着するなり即喰らう。 ……む、確かに普通のソフトクリームとは違う味。 どう違うんだって聞かれても上手く言えないけど、より乳臭いというか。 ってその乳そのものが違うんだけどね(笑) さて、朝食は途中のコンビニで軽くとったもののあまり休憩してなかったんで ついでにここで一息入れる事にする。 それなりに気温が上がってきてたんで半袖のTシャツを脱ぎ脱ぎ。 相変わらず曇りではあったけどね。 で、しばしの休憩の後出発するかとバイクに跨ったところで札幌道で見かけた 9Rさんが到着。 ……いつ抜いたんだろう?(^^;; 朝気付いてたかどうか聞いてみたい気もしたけどもうすっかり出る気満タンに なってたからそのまま出発。 ちょっとタイミングが悪かったね(^^;;
道の駅を出てからも引き続き40号を走る。 いい景色が続いたなぁ。 広い整備された道。そしてずっと続く平野。遙かに見える山。 曇ってはいたけど、それもまた楽しだね。 それにしても晴れた時ってどんなだろう。 きっともの凄く良いんじゃないかな? 来年が楽しみだなぁ(^^)<この時点で既に来年も還ってくる気になってる(^^;;
さて、そうして40号を走ってるとサロベツ原野が続く辺りに差し掛かる。 ……ところでサロベツってナニさ?(滝汗) よく分からないけどとにかく植物が茂ってる景色が続く。 う〜む、なかなか良し。 でも出来れば晴れたとき見たかったなぁ(^^;; でも曇りの(以下略) で、ツーリングマップルによるとこの辺りに「宮の平展望台」っつーのがあって そこからサロベツ原野と利尻島を一望出来るらしい。 故に行く。 利尻まで行く気はないけど利尻富士を見たいって強く思ってたからね。
着いたのは11:10頃。 すると先に着いてた東京ナンバーのR1−Zさんが植物の写真を撮ってる。 結構夢中になってたんで邪魔しちゃわるいなって思って、会釈だけ交わして 展望台(無料)に登る。 さー、利尻は見えるかな?(ワクワク) ってね、なんとなく分かっちゃいたさ。 そう、ビタ一たりとも見えやしない(滝涙) なんか雲っつーか霧にけぶっててねぇ、全く見えないのよ。 結構見晴らしが良いトコのはずなのに海すら見えなかったからなぁ。 でもね、同じく霧にけぶってたサロベツ原野がまた良くて「まぁ、霧もいーよな」って 思う辺り単純だよなぁ(笑) う〜〜ん、それにしてもここで写真撮りたかったなぁ。 一昨日夕焼けを撮りすぎてフィルムがなくなっちゃったんだよな(笑) いい景色が続き始めたあたりから買おうと思ってたんだけど、店を見つけられ なくてねぇ。 つーか、停まれなかったってヤツか(笑) ここで売店があるかと期待してたんだけど、一軒もなくて。 真剣にR1−Zさんにフィルム分けてもらう事を考えたよ(笑) まぁ、結局諦めて景色をひとしきり堪能した後、休憩を兼ねて煙草を吸うために ベンチに座るとそこのテーブルになにやらノートが数冊。 「なんだろ?」って思って見てみると今までここを訪れた旅人達のメッセージが びっしりと。 それも老若男女っつー言葉がしっくりくるくらい実に様々な人がメッセージを残してる。 初めて見たけど面白いわ、これ(笑) 宿屋なんかにはあるらしいけど、宿とらないからなぁ(^^;; なんか旅仲間との絆って感じがしてさ、思わず読みふけってしまったダスよ。 みんな旅が好きで北海道が好きなんだなぁ…… もちろん私も書いたよ〜(笑) そうしているうちにさっきのR1−Zさんも上がってきたんでお話をする。 いや、久々に人と話したんで嬉しかったなぁ(笑) ちなみに 「なんか南に下って来る人の中で完全に合羽着込んでる人見たんだけど……」 「あぁ、この上(北)の方は雨降ったりしてたから」 「俺、雨男だからなぁ。みんなに悪い事したかも」 「大丈夫。これから南に下るから。俺にとってはかえってラッキーって感じ」 「だははははは、そっかー(爆笑)」 っつー会話を初対面だってーのに交わす辺りツーリングライダー同士だよなぁ(笑) 他にも情報を交換しあってんだかただのバカ話なのかよーわからん会話を20分 ほど交わしてから出発。 お互いに挨拶を交わして、ね。
で、再び40号を走って12時頃だったかな? 海岸線に到着。 このままだと稚内はすぐそこ。 それじゃあ面白くないんで、そこから右折して宗谷岬を目指す。 こっちもそれほど距離が離れてる訳じゃなかったし、ここまで来たらやっぱ 日本最北端の岬でアイを叫びたいからね(爆)
相変わらず曇り空の中海岸線を走り続け12:30頃宗谷岬に到着。 とりあえず腹減ってたんで昼食。 と思ったんだけどドライブインみたいなトコしかない。 それじゃー詰まらんっつーことで辺りをさらに見回し、気付いたのがたこ焼き屋の看板。 「それこそ何処でも食べれるだろ」って? いいの、好きなんだから(笑) それにちょっとした予感もあったんでね、昼食はこれにして店の前へ行く。 で、看板を見てみると予感的中。 宗谷産の大タコ入りとの事。 これで買わない理由は一つもなし。 早速注文して喰らう喰らう喰らう。 う、美味い〜〜〜(感涙) こうね、タコがホントにとれたてって感じで凄く柔らかくて美味しいのよ。 まぁその分少し食べ辛かったって事でもあったけど(笑) ちょっと物足りなかったからホタテ、貝柱入りっつーちくわも買う。 美味しいけど熱くてちょっと辛かったなぁ(^^;;<猫舌なの(笑) 腹が満たされた後は付近を散策。 と、いった所で後編へごー(笑) |