目を覚ましたのは６時頃。

空は晴れ、西の海に至ってはピーカン。

ホントに台風来るのか、これ。

しかし相変わらずｉモードで調べると午後から天気悪いし、何より朝ご飯

食べてる時にフェリーが欠航になったとの島内放送があったんだから

間違いなかろう。

そこで今日は基本的にのんびり過ごす事にして、朝食後は散歩。

惚けてみたり、海パン履いて海へ行ったり。

よく見てみると海岸が珊瑚礁の欠片であふれていたり、天気もいいんで

思わず泳ぎたくなったけど、波がかなり荒くて怖くて泳げなかったり。

そんな風に過ごしてから０９：３０頃出発。

取りあえず午前中は温泉に入りたおそうと思ってね。

まず向かったのは湯泊温泉。

昨日買い出しの際、わかりにくい看板を見つけていたんでね。

到着したのは１０時頃。

ずいぶん駐車場は広いのになんで看板あんなに見にくいのかなぁ

なんて思いつつ温泉にいったら。

なんつーんでしょうね。

海岸にいきなり温泉があるんですよ。

ん〜〜〜、いい景色だ。

早速服を脱いでお湯につかる（当然更衣室なんてものはない）

晴天のなかいい景色の露天風呂に入る。

いい気分ですなぁ。

ただ惜しむらくはお湯の温度が少し低めだったことと（私は少し

熱めが好み）入ってまもなく管理人とおぼしき人が来て、清掃の為

お湯を抜かれてしまったこと。

ま、しゃーないね。

ここ寸志の温泉なんだから、基本的に掃除してるのは地元の有志の方

だろうし。

充分楽しんだから次にいこ、次！

つー訳で次に向かったのは平内の海中温泉。

当然干潮時刻は調べてありますとも。

この日は（メモしてないから不確かだけど）１１時頃。

今から行けば丁度いいタイミング。

ついたのは１０：３０頃。

昨日は海に沈んでいた温泉も今日は顔をだしている。

しかし全然違うな、昨日と（笑）

そんな事よりここはさっきの場所を遙かに凌駕する景色の良さ。

さー、入るぞ〜〜〜〜……とは思ったんだけどね。

なんか誰かが掃除してるし。

……こっちでも掃除で入れないのか？

肩にタトゥー入れてる兄ちゃんだったんで気が引けはしたけど、

聞いてみると「入れますよ」との事。

ただ「かけ湯してくださいね」とも。

「なんかえっらそうだなぁ。たまにいるっていう温泉の主ってヤツか？」

とも思ったけど、考えてみればお湯に入る時はかけ湯は基本。

風呂桶なんて持ってなかったから、彼のを借りて入浴。

すぐ後にきたもう一人の人と三人でね。

で、温泉につかりながら色々話ししてたんだけど、話を聞いて先ほどの

彼の態度に納得。

彼は別に管理人でもなんでもなくて、ただ自分が入りたいから掃除

していただけの事。

自分が入るために綺麗にしてて、しかも自分が入る前に汚い体で

入られたら。

そりゃはら立つわな、ふつー（笑）

ちなみに彼は地元の人では無くて元東京在住でここに「人生の休憩」で

ここに一軒家を借りて住んでるそうな。

かれも、もう一人の東京のおっちゃんもそうなんだけど、言うこと全て

「人生を旅する者」ならでは。

うん、いろいろな話をしたなぁ……。

今回は聞き役にまわることが多かったんだけど、熱く語れるいい時間を

過ごせたよ。

炎天下の中を素っ裸でね（笑）

おかげで本当の意味で全身かなり日焼けをしてしまって、後に苦しむ

事になったりした。

話してる時すでに日焼けで皮膚が痛くなってきてたんで、分かっては

いたんだけどね。

はっきりいって「そんな事」より「いまこのとき」の方が大事だった。

具体的にどんなってのは書かないけど、かなり濃密な話が出来たよ。

しかも目の前には絶景が広がる。

台風が近づいているって事は既に述べたけど、実はこの日の波の高さ。

予報では実に９メートル。

いや、マジで。

どんな感じかって言うと、こう温泉に浸かっている自分の目線より上に

波があるのよ（笑）

凄かったよー。

さらに入っていた湯船は写真でいうと真ん中のなんだけど、奥にも

もう一個湯船があるでそ？

そっちのほうが景色はいいんだろうけど、入れなかったダス。

なぜって？

そら、たまにくる大波がそこを埋め尽くしてしまうからさ（笑）

たまに入ってる湯船にまで波が来たりもしたからなぁ……

ではその模様を連続写真でご覧ください（笑）

ね？

すごいっしょ？

こんな景色を見ながらずっと話してたダス。

やー、ホントなかなか得がたい経験だったよ。

出逢いも景色も、ね。

堪能させていただきました、ごちそうさま（？）

結局ここで１２時過ぎまで。

もちろん全裸で過ごしたダス。

リアルでも脱いでるのかよとか思ったそこのＵＯ廃人は無視する方向で

行こうと思っているので一つヨロシク。

といったところで後半へ。