9日目

 

(参考資料  鹿児島県の地図  阿蘇の地図)  

起きたのは6時過ぎ。

天気は曇りで、当然台風接近中。

昨夜のおかげで鬱状態とも自己嫌悪ともおさらば出来て

いたんだけど、本日の予定にはまだ迷いがある。

疲労がたまっていてなおかつ台風をどこかでやり過ごさなければ

ならない。

ならば近くにある指宿まで南下してゆっくりして温泉宿にはいるか。

それとも第2の目的である阿蘇の方向に進むか。

とりあえず天気予報を確認すると指宿のあたりは翌日は雨。

というより台風。

そうなると明日一日は潰れることは間違いない。

決心がつかぬままとりあえず市街地へ向かう。

実は餞別をくれた友人がいてね。

その友人に土産を薩摩揚げで頼むと言われてたからさw

ちなみに前述のように迷っていたから管理人に見つかる前に

出ようと思っていたのに、出たのは8時過ぎ。

ま、結局管理人はこなかったからラッキーだったけどね。

(なに?

昨日は管理人には朝言えばいいとか言ってただろって?

なに言ってるんだね、キミぃ。

タダならタダのほうがいいに決まってるじゃないか、はっはっは)

さて、昨日とは少し違うルートを市街地へ。

ところがまだ時間が早いせいで店が見つからない。

さーて、どうしたもんかと思ったけど。

こういう時のフェリーターミナル頼り。

確実に入手できるからね。

そんな訳でフェリーターミナルにゴー。

そこの土産物屋で首尾良く発見、即購入&郵送の依頼。

ついでに店のおばちゃんがいい人っぽかったから意見を求めて

みることに。

するとやはりこのまま北上したほうがいいんじゃないか、との事。

高速使えばそんなに時間は掛からないし、阿蘇のあたりは明日の

午前中くらいまでは天気が保つだろうからってね。

指宿いってのんびりにも惹かれていたけど、下手すると二日間

閉じこめられることになる。

半ば自分でも決めかけていたけど、それでもまだ迷っていた

背中をおばちゃんとの会話が押してくれた。

決定。

今日はこのまま高速に乗って阿蘇まで行きます。

ちなみにおばちゃん、大して買い物しなかったのにいくつかおまけ

してくれました。

ありがとう、おばちゃん。

いや、おまけの事じゃなくてねw

無事土産も送った事だし、ターミナルを出てすぐに高速に。

そのまま北上開始。

次第に雲が多くなり雨もぱらつきだした鹿児島市内とは違い、

北上すればするほど天気が良くなってくる。

それに伴い気分も上昇。

ターミナルでのおばちゃんとの会話、そしていい天気。

さらに途中のPAで出会った地元のライダーとも会話を交わし。

これだけそろってれば気分が上昇するのも当然さね、な?

こっちにして大正解だったなぁ。

疲れに負けて指宿のほうに行ってたらどうだっただろう。

もちろんそっちに行っていれば、そっちでしか出来ない出逢いが

あっただろうけどね。

それでもこうはなれなかったと思う。

きっと、ね。

さて、体力的に疲れていたのは本当なのでゆっくり高速を走り、

阿蘇についたのは12時過ぎ。

高速を降りて阿蘇山に向かう途中にあった道の駅で昼食をとる。

喰ったのは馬刺ステーキ(あれ?馬肉ステーキかな?)

……相変わらず堅いなぁ、馬の肉って。

以上!!(をい

昼食をとったあとは阿蘇山一周。

の、つもりだったけど、どうも当初想定していたより時間がかかり

そうな気配。

そこでとりあえず草千里に向かってみた。

hieさんに「いーから行け、とにかく行け、必ず行け」と言われて

いたのでねw

でも正直ね。

どんなトコか知らない訳で。

大して乗り気では無かったんですよ。

実際展望台に着いて、そこからの眺めは確かにいいけどまぁ、

「うん、悪くないね」って感じだったし。

しかし、それは草千里では無かった。

その展望台の先にあるU字コーナーを回ったところが真の草千里。

(この地図見れば位置関係が分かるかな?)

草原がね、こうずど〜〜んと広がっていて。

正面にいい形の山がどしんとそびえて。

ちょっとした丘がいくつかある。

とても開放感が強く感じられる、そんな場所。

名前の通り「草(原)が千里広がっている」

大好きですね、こういう場所。

何もする気になれない。

なにもしなくてもそれでいい。

丘の一つに登ってただひたすらのんびりしてました。

あれだけ強力に勧められた理由が分かったよw

いつまでもいたい気分だったけど、草千里は同時に自然の放牧地

でもあるのでキャンプは不可。

(正確に言うなら阿蘇山全体が放牧地

だから結構道に牛がいたりする)

キャンプ地に向かった訳なんですが。

ここでOさんからのあるキャンプ場情報が。

温泉に入ってから、と思ってたけどそのキャンプ場には温泉が

併設されているとのこと。

それじゃ、そのまま向かえばいいやってんで行ったのがえ〜っと。

……ゴメン、名前忘れちゃった(笑)

多分山の北側にある阿蘇いこいの村でいいと思うんだけど、ちっと

自信がないや。

ともあれ教えてもらった通り芝生の綺麗な静かないいキャンプ場。

でも芝生にはテントを張りませんでした。

いや、実は管理人のじっちゃんが

「明日あたり天気が悪いから小屋の中にテントを張りな」

と言ってくれて、さらにその小屋まで案内してくれたからね。

天気予報では実は明日の午前中までは大丈夫みたいだったけど、

せっかくの好意だからね。

甘えさせてもらいました。

その後、買い出しにいきまだ日のある内から呑み&メシ。

くつろいだ後でゆっくり敷地内にある温泉へ。

はー、のんびり。

寝たのは22時過ぎ。

今日もいい一日だったなぁ……

本日までの総走行距離 約1483q

 

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