四日目

 

送信時刻 17:45

タイトル「四国旅日記(四日目)」

本文「今朝のスタートは遅目で8:30過ぎ。

    桂浜に行ってあまりの観光地度に嫌になり、北上して三大秘境の

    一つだという祖谷渓に行きジャロに電話したくなったり、でも温泉は

    良かったからいいかと思ったり。

    なんだろうなぁ、今日は(笑)

    でもこれから去年阿蘇で知り合ったライダーと逢うからトータルでは

    ヨシという方向でいいんですか?(聞くなや)」

 

今日の最終目的地は香川県の瀬戸大橋の辺り。

地名で言うと坂出の近辺。

高速を使うと僅か100q程度の場所。

故に遅目の出発となった訳ダス。

(まぁ、それでも一般の人に比べたら早い方なんだろうけど、答えは簡単。

あっっついんだよ、テントの中って(笑))

さて、今日行く場所は知人から貰ったメールで決定。

まずは高知市の南部に位置する渚100選の一つの桂浜。

で、北上して祖谷渓。

さらに北上して坂出の予定。

ホントは室戸岬でも行こうかと思ってたんだけど、いざというときに利用しようと

思ってる高速からちっと離れるし、四国一周をいずれやろうと思ってるんでヤメ。

高知市内を抜け南下して桂浜に着いたんだけど。

まず、駐車料金を取られて機嫌わろし。

そこから歩いて行ってみた桂浜は大きな龍馬像と(いくら綺麗とはいえ)砂浜が

あるだけ。

……これで駐車場で金とるんかい(ムカ)

悪いけど、ワタクシそれほど坂本龍馬に心酔してるわけではありません。

(どちらかというと新撰組派(?)なんで(笑))

しかも、ここって(ぱっと見た限りでは)龍馬にそれほどゆかりのある場所でも

なさそう。

闘犬博物館(?)とやらもあったんだけど、時間が早くてまだまだ始まらない。

そうこうしてるうちに観光バスが何台も入ってくる。

ツアーで来た客がぞろぞろ増えてくる。

ついでにここって月が綺麗に見える事でも有名らしいんですが、駐車場は夕方

までしかやってまへん。

そんな状況で我慢出来るわけがありませんな、このワタクシが(笑)

速攻で出ましたよ(笑)

その後であまりに案内標識が多いんで興味を引かれて「はりまや橋」とやらにも

行ってみたんですよ。

町中の道を苦労して探しながら。

ところがさ。

は?ナニ、これ?

これって怒っていいトコだよな、オイ。

とマジで思うくらいちっちぇ〜のよ、その橋って(2〜3メートルくらいかな)

由来とか知っていればまた別なのかもしれないんだけどさ。

それを知るよしもないワタクシにとっては、ねぇ?w

機嫌わっるぃわっるぃw

いや、知りもしないでいった自分が悪いゆー事は重々わかっておりますがね。

ま、そんな訳でまたしても速攻で出発して香川に向かって32号線を北上。

そしてあっさり機嫌回復、どころか急上昇(笑)

またしても綺麗な渓流沿いの道だったんだよ。

いいなぁ、四国。

やっぱもうちっと期間が欲しかったなぁ。

ま、そんな事は言っても詮無き事なんで今を楽しみますか♪

んん〜〜、いい道だぁ〜。

(でもなんとなく長野辺りを走ってる気分にもなったのは内緒だw)

と、そんな感じで気分良く走って祖谷渓にお昼頃到着。

そして即ジャロに電話したくなるw

おいおい、ここのどこが秘境ならぁ……

高千穂辺りとどこが違うんならぁ……

それとも平家の落人の伝説があれば、それで秘境ゆーんか。

三大秘境と名付けたヤツぁ、まず五家荘を見てこんかいや。

と、なぜか広島弁で思ってたダス(笑)

いや、マジでねぇ。

道は結構整備されてるし、人はめっさ多いしで。

秘境というのはちっとオーバーなんじゃないかな、と。

おまけに祖谷渓のシンボルというかずら橋は渡るのに金取るようだったし。

(渡らなかったのは言うまでもないね(笑))

ちっとガクーリきてろくに滞在せず出発。

近くにある温泉も入る気は無かったんだけど、この日も暑くて汗スゲーかいてたし

「ケーブルカーで急な斜面を下り河原にある露天風呂に」というツーリングマップル

の一文に惹かれたこともあって、寄ったんだけど。

うん、ここは良かったね。

眺めが凄くいい(温泉はちっとぬるめだったけど)

紅葉時期に来たらたまらないんじゃないかな。

それにこの辺りの道はかなり狭くて、秘境っぽくてね。

満足満足♪ってな感じでした。

ただ、一点。

もうちっと渓流に近い所を走る道のが良かったなぁ、と。

渓流から結構高い所にあって、眺めがあまり良くなかったからね。

(注:この後で小林君に聞いたところではかずら橋周辺は確かにそうなんだけど、

奥に入っていくとかなりの秘境になるらしい。

つまりまだ上っ面しか見てないって事だね)

昼飯として食べた祖谷蕎麦(蕎麦が結構短いのが特徴かな)が美味しくて、気分

回復して再出発。

そして夕方16時過ぎ頃坂出に着き、18時頃小林君と無事に再会。

(ちなみにこの日彼は仕事で、だから逢うまでに時間が空いた。

仕事の日だったのに悪かったなぁ、と思ってるダス)

そして軽くシャワーだけ借りて、またしても出発。

そこから3.40qほど離れた高松空港の南南東にある塩江温泉までゴー。

この日は丁度ここの花火大会の日だったので、連れてきてくれたのだった。

そこで彼の友人達と花火を見たんだけど。

楽しかったわー(笑)

妙にね、花火が近いのよ。

中には随分低いところで花火が咲いたりしてねぇ。

だから迫力ありまくり(笑)

みんなから「花火職人、命がけだな」とか「あ、こりゃ誰か死んだ」とかいう台詞が

ぽんぽん出てくる。

しかも、それがここの売りというか特徴というか、まぁそんなモンらしくて。

例年降ってくる火の粉で火傷する人が出るそうな。

誤射して見物客のなかに花火が突っ込んだ事もあるとかも言ってたかな。

それでもスタイルを変えないあたりがステキだ(笑)

花火を間近で見るのなんて下手すりゃ10年以上ぶりだったし、彼の友人達は

ノリのいい人達ばかりでねぇ。

ホント、楽しいひとときを過ごさせて貰ったダスよ。

その後は彼の家に行き、酒を呑みつつトークスタート。

いろんな事を話したなぁ。

初めて逢ったときも思ったけど、結構趣味が近いからさ。

うん、ホントいろんな事話したなぁ。

その中でね、小林君が

「なんか不思議な感じですよね。

阿蘇で出逢った静岡の人が、いまこうして香川の僕の家にいるんだから」

とね。

まぁ、言ったんだけど。

面白いモンだよね、人と人の出逢いって。

あの日あの時までに重ねた幾つもの選択。

幾千ものその選択のうち、一つでもたがえていれば。

あぁして逢うことは無かった。

それでも出逢った。

そして今ここで再会した。

人と人が出逢うって、それだけで奇跡だよね、本当にさ。

っと、ちっと話がずれたか。

ともあれ小林君には非常に手厚い歓迎をしてもらってね。

うれしかったよ、本当。

あまりの嬉しさに2時近くまで話し込んでしまったぐらいに、ね(笑)

そんな感じで、「トータルではヨシという方向で」なんかじゃなく、「最高に良い日」

でしたとさ、まる。

本日までの総走行距離  約1620q

 

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