FCA#6.3(FreeCell Assist #6.3) は、自作のFreeCellSolverです。このプログラムは、前述の#11982を解く試みの中から生まれた物で、BasicConceptはそこにあります。
以下に、Solverに関して知り得た情報をまとめてみました。
(Solverそのもの)
FreeCellの人気とはうらはらにFreeCell Solverは、希な存在です。
私が知っている範囲では、津田伸秀さんという方の開発された vfc−フリーセルあらしとfreecellというHPに記載のあるFC3の2本だけです。l
vfc−フリーセルあらしは唯一入手可能なものですので、興味のあるかたはダウンロードして使用してみてはいかがでしょうか。私が使用した感想は、解析能力、解析スピードともに満足のいくものでした。
何より私にとって有り難かったのは、FreeCellの画面イメージからバイナリファイルを作成する機能を装備している事です。Solver開発者にとって入力データをどうするかというのは、本質的な問題ではないが、非常に大きな問題です。これで解決しました。
津田さんとは全く面識はありませんので、この場でお礼を述べさせていただきます。
津田さん、本当にありがとうございます。
vfc なくして私のFreeCell全問への挑戦はありえませんでした。
FC3は、HPの情報のみです。#169、#3342、#26710は解けたが、#11982は解けないそうです。残念ながら、プログラムの入手はできませんので解析能力を実際に調べることはできません。
(論文)
知的ゲーム「フリーセル」に関する考察(1997年)
Solverに関する久米三喜夫(福岡大学)さんという方の修士論文です。話のメインは、ムーブシーケンス(カードの移動方法)に関する深い分析です。実際にSolverを作る人は一読されるとよいでしょう。
An unsolvableinstanceofFree
Cell
フリーセルの解の存在に言及している論文 です。ある種のパターンを持つ局面は解が存在しないことを証明しています。#−1、#−2の局面も解がないと思われていますが、この論文のパターンには該当しないようです。
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