はじめに



ここでは、sokoban-MLで得られた情報をもとに私なりに倉庫番を紹介してみました。

(sokoban-ML)

おきやすさんが主催する倉庫番に関するメーリングリストです。倉庫番の達人/名人といった著名な方も多く参加されています。活発にメールが流れていますが、話題の中心はマップの創作に関するもので、かなりレベルの高い内容です。特に話題に制限があるわけではありません。たまにSolverの話題が流れたりします。
私のような初心者もいますので、倉庫番ファンの方は気軽に参加されてみてはいかがでしょうか。
参加の案内は、おきやすさんの「倉庫番INDEX」のHPにあります。

(公式サイト)

残念ながら、倉庫番の公式サイトはまだない様です。今後の発展を考えると、マップの創作発表、マップ流通のルール、用語の定義/統一といった基本的な枠組みが是非欲しいところです。
ただし、sokoban-MLのなかで検討/整理された話として以下のものが一般公開されています。

−マップ等の標準記述形式 :平松さんの「倉庫番の画面データとトレースデータの保存形式について
−解法の分類 : monryさんの「お片づけ手法

(sokoban-site)

マップを解く楽しみ、それが高じてマップを創る楽しみ、そういうサイトはたくさんありますので、Twinkさんの「BANSOKO」ひとつだけ紹介しておきます。このHPでは、倉庫番の職人といった方々の投稿したマップがあり、かなり質の高いマップが揃っています。
いずれ私のSolverで挑戦してみたいと思っていますが、今の実力からみると、いつになることやら...

(自動解析 : Solver)

倉庫番をコンピュータで解かせる試みは結構多くあります。
古くは、92年頃?に Thinking Rabbit Inc.主催の倉庫番解析コンテストがあったそうです。その時の課題のマップは荷物が 2-4ケと小さなものですが、最短解を求めるものでした。(sokoan-MLメンバの村瀬さんのfjNG検索結果より)

倉庫番解析コンテスト 課題−レベル1

 
       
     
     
     
         
   
       

Copyright: Thinking Rabbit Inc.

そのあと、94年頃に明治大学での研究があり、その論文は村瀬さんの「Yoshio's Sokoban Page」から入手できます。また、共立出版社発行の「ゲームプログラミング」(松原仁・竹内郁雄編)にも収録されてますが、大変解りやすい論文です。Solverrを始める時には一読されることをお薦めします。
現在、Solverを精力的に開発している方を二人紹介します。
高橋謙一郎さんは「コンピュータ&パズル」でJavaによる倉庫番への熱心な取り組みがありますが、実は、それはほんの序の口でC言語を使った強力なSolverも開発しています。いま、そのSolverにさらに磨きをかけているところで、そのうち、その内容がHPに公開されるそうです。
もうひとりのAndreasさんは、倉庫番のSolverを研究対象にしている学生(Ph.D student)です。その成果は「Andreas' Sokoban Homepage」に、論文&実験結果として公開されています。

(自動創生)

Solverとは逆にコンピュータにマップを自動的に作らせるという面白い試みです。村瀬さんが学生時代に研究されていたテーマで、その成果は「Yoshio's Sokoban Page」で見ることができます。 Solverとは違った面白さ/難しさがあると思います。良いマップをどうやって判別するかというのは興味深い命題であり、私も大いに関心があります。この領域は、まだフロンティアであり、これから大きな飛躍があるかもしれません。

村瀬芳生氏がコンピュータで創作したマップ

     
   
       
 
   

Copyright : Yoshio MURASE


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