第9回 | エスパルス無念・・・ |
ホームで行われたチャンピオンシップ第2戦、エスパルスはVゴール勝ちしたもののPKで力つき、年間王者を逃した。悔しく、悲しい夜となってしまったが、この2試合はとても面白く、良い内容のサッカーが出来ていたように思う。しかしこれで今シーズンも無冠に終わってしまったこととなった。(2ndステージ制覇はタイトルとはいえない) 来年こそは・・・ 試合を振り返り、敗因をいろいろと考えると、やはり「アレックス退場」が大きかったように思う。故意ではなかったと信じたいが、報復行為と取られても仕方ないシーンだった。この退場がなければ・・・勝ち負けはわからないが、もっと良い試合になったと思う。また、今年一年フェアなサッカーを実行し続けたチームだけに、最後の最後でレッドカードが出たことはなおのこと残念である。 優勝したジュビロのことも触れておきたい。したたかな試合運びはさすがである。そしてMVP中山である。彼は現在日本No.1FWだと言えよう。決めるところで決める。ポストプレーができる。DFのマークを外す『消える動き』は絶品である。彼の動きを理解し、彼にボールを集め、サポートする良いプレーヤーが周囲にいるのも確かだが、それだけであの活躍は出来ないだろう。若手や小中学生にも見習って欲しいプレーが随所に見られる。そして彼は10年前はただがむしゃらで気持ちでプレーする選手だったことを忘れてはならない。サッカーはうまくなるのである。彼を見るといつもそう思う。 とにかく今年のプロサッカーは終わった(天皇杯は別として)。来年こそはタイトルを1つと言わず2つ3つ、そしてアジアのタイトルを取って欲しい。また、伊東、森岡、斉藤らが中心となる(ことを願う)日本代表(オリンピック代表ではない!)も2つ3つ勝って欲しい。 さぁ来年、来年。 【天皇杯もがんばって欲しいが、無理はしないで欲しい】 (1999.12.12) |