6月5日(1日目)
6月5日 下田を6:00に出発して12:15にカルガリー経由でトロントに向けて飛び立った。このツアーは地元の東海バス主催なので一人で参加したが、ルームメートになった人は顔見知りの人だった。 約14時間の長いフライトから開放され、トロントの空港に降りた。下田からでは、これに6時間プラスということになる。 トロントから更に2時間ほどバスに乗ってナイヤガラフォールズに着いたのは夕方5時ごろだったから、「エエーっと何時間かかったんだー?」「えーっ、22時間?」 ナイアガラフォールズ ナイヤガラフォールズというのは行ってみて解ったのだが、アメリカ滝とカナダ滝二つを指している。(二つあるからズとなるのだ) 行く前までは、ナイアガラの滝といったらあの馬蹄形のカナダ滝のことを思っていたし、アメリカ滝なんて知らなかった。
ホテルに着き食事までまだ2時間近くあったので、ホテルの前の公園に出かけたが、公園の前はすぐナイアガラの川が流れているのが見えた。 ある人たちはパスポートを持ってレインボーブリッジを渡って、「アメリカに行ってきた」と喜んでいた。橋の中央がアメリカとの国境になっていた。 滝の周辺にはホテルやタワーがあり、そこから滝の全景が見えるようになっていたが、それまで膨らましていた滝の迫力をかえって失う結果となってしまった。ここの開発の仕方は趣味が悪いと感じたのは私だけだろうか。 滝を上から見てしまった時に、花火を山の上から見た時に感じたのと同じ気持ちになった。最初に滝の全景を見せてしまったということは、ナイアガラ開発に於いて蛇足という他無いと思う。 もしホテルも緑の森の中にあって、瀑布のごうごうとした音だけが聞こえるだけであったなら、霧の乙女号に乗船してはじめて滝を仰ぎ見た時、想像を充分満たして、さぞ心に残るものとなっただろう。 全景を見たい願望を満たしてあげたいと思うのなら、タワーだけにした方がナイアガラの滝を引き立てた事になったと思う。 夕食はホテルのペントハウスでバイキングだったが、そこから滝を見ると七色にライトアップしてきれいではあったが、噴水にライトアップはいいが、自然に対してカラフルなライトアップは演出として「趣味わるーい」と思った。 食後数人でカジノに出かけた。この辺は治安もよく、夜出歩いても安心な町だった。 カジノはモナコほどではなかったが、けっこう大きいカジノで若者が多かった。私はスロットをして遊んでいたが、勝負強くもないしカジノを見物しているといったほうが適当だったが、非日常的な雰囲気を堪能できた。 |