ある日家に帰るとチェーンがかかってあって家に入れない。何かママを怒らせるようなことを
しただうか?思考回路をフル回転にして昨日・今日の朝を思いだす、何もない。潔白だ。
チェーンが開いた、ママのテンションもフル回転であった。何かモーレツに喋っているがよく分
からない。
ママ:「よかった、帰ってきてくれて。」こんなことを言われたのは初めてである。
ママ:「気持ち悪い電話があったの。」
パパ:「どんな?」ただごとではなさそうなので、テープを聞くことにする。
テープ:「8年前、名古屋で発生した殺人事件〜〜〜」テレビのニュースが入っている。なんだこれ。
ニュースが終わり、
テープ:「ううううううー。復習してやる。」失礼”復讐”の間違え、今でこそ洒落にしているが
そのときは確かにびびっていた。
ママ:「怖いでしょ。」確かに怖い。その後、ママは知り合いの警察官の叔父に電話で相談した。
答えは、またあったら連絡しな。との事だった。(この叔父は、私達の結婚式で泥酔して暴れていた叔父
さんです)
よーく聞くと、”復習してやる”は子供の声なので悪戯かなと思ったが、8年前は何してたかなー、とか
名古屋に行ったのは、何年前だったか等、真剣に考えてしまった。
次の日、会社でその話を知人にしたら、その友人宅にも悪戯電話があり、内容が、
テープ:「〇〇拳、××拳〜〜〜50億万円用意しろ。」子供の声だったそうだ。時間もほぼ同じだった。
50億万円とはいくらだ。50億円だろうが。同じ犯人のような気もするが、50億万円は洒落になる
が、復習してやるは洒落にならん。