Kai's Story
1 お受験 2 野球ゲーム 3 ものもの姫 4 小咄
5 運動会 6 両手で! 7 ヒーロー展 8 小咄2
9 何の匂い? 10SM? 11園遊会 12はやいぞ
13幼稚園準備 14似顔絵 15チカちゃん 16包茎
17電話 1897X'mas 19匂い 20カラオケ


Kai's Old Story


お受験('97.8.24)
 子供が大きくなるのは早いものです。
 ちょっと前に生まれたと思っていた海も来年は幼稚園に入園する。
 近くの幼稚園に入園するのを決定していたのだが、入園の受け付けが何時からなのか?
 親は把握していなかった。

 パパ:「体験入園とかないの?」
 ママ:「電話してみるよ」
 体験入園どころか入園締め切り期日を過ぎていたのだ、のんびりした親だ。
 しかし、「あと2−3人なら、大丈夫です」と言われ一安心。
 早速、入園手続き&入園試験だ!お受験だ!と張り切っているのは海パパだけだった。

 園長さん:「お名前は?」
 海:「かいくん」自分を「くん」付けするな。減点1
 園長さん:「この幼稚園の名前知ってる?」
 海:「えんげる幼稚園」エンゼルだよ。減点1
 園長さん:「お友達いっぱい作れる?」
 海:「あー」不良じゃないんだから、はいと返事をしろ。減点2
 なんとか1次試験は終了し、火曜日には親子面接だ、がんばるぞー。

野球ゲーム('97.8.31)
 我が家には任天堂64がある、ソフトはマリオカートとスーパーマリオだけ。
 そこで野球のゲームを買ってきた。
 パパ:「海?野球ゲームできる?」
 海:「できるさ」
 パパ:「パパはジャイヤンツね」
 海:「海君はドラエモンね」
 パパ・ママ:「?」どうして?ドラゴンズのことかな?
 いじめっ子(ジャイアン)に対してのドラエモンか。
 ボケのレベルが高くなってきたな。

 早速帰り海との対決となる。
 なかなか投球してくれない「青いボタンを押してくれよ」「・・・」無視。
 その間、パパは意識を集中させて待たなければならない。
 そんなに長く集中できるわけがない、気が付くと三振している。

 また、気が付くと海のチームはオール・パで小久保がピッチャーでファーストが伊良部だった。
 海パパは当然巨人なのだが130試合のシーズンゲームもできるらしい。
 せめて我が家の巨人くらい強いチームにしようかな。

 海:「パパ。ゲーム面白かったね。海君がネタ書いてあげるね」パソコンのスイッチを入れ、 メモ帳を起動して何やら書いてくれた。
 海パパの「ネタ書いているの」が感染したらしい。

ものもの姫('97.9.14)
 海ママが静岡にストレス解消に出掛けた。映画、ショッピング・・・
 そこで1日海と遊ぶことになり、んー?何をしよう?
 ママも映画見に行ったから、海とパパも「もののけ姫」を見に行くことにした。
 海を映画館に連れて行くのは初めてなのだ。無事にみれるのだろうか?

 10時、上映開始だが10時到着では立見だった。海と海パパは9:40分頃到着。
 海:「エヴァ始まる?」
 パパ:「もののけ姫を見に来たんだよ」
 海:「ものもの姫?」前に座っていた、女子高校生が壷に入ったらしい。
 はしが転んだだけで、笑える時期だからね。
 女子高生A:「かわいい、ポッキィー食べる?名前は?」
 海:「海くん」
 女子高生B:「かわいい」ナンパ成功だぜ、え・え・援助交際だ。

 途中まで真剣に見てた。が突然。
 海:「カブタックの歌、歌って?」どうして今、カブタックなんだ。
 小声でパパ:「四角、三角、とにかく、まったく、清く、正しく、カブタアアック」
 小声でも最後に声が裏返ったため、四方1.5m範囲は壷に入ったらしかった。
 宮崎駿さんに勝利したね。

小咄('97.9.23)
 最近の面白かった海咄を二つ。
 家族で食事に出掛けた、食の細い海は相変わらずあまり食べない。
 パパ:「もう食べないの?このフランスパン食べる?」
 海:「フライパンなんて食べれないよ」

 スーパーで海が「おすすめ」と書かれたシールが貼ってある商品を見つけて。
 海:「おすすめって、書いてあるね」
 パパ:「そうだね、おすすめって何?」
 海:「こうやって、座ることじゃないか」
 そりゃ、おすわり?じゃないか。

運動会('97.9.27)

 秋晴れの空の下、我が家の怪獣も井の中の蛙から社会の荒波に巣立つ時がきた。
 体験とはいえ運動会デビューである。
 来年入園予定の園児&父兄は2階のベランダからの見学となる、 下界はパパラッチがベストポジションを獲得すべく、し烈な争いが繰り広げられている。
 来年は海パパもあそこに加わるかと思うと、勝つ自信がない。

 とうとう順番が回ってきた、海も準備はいいか?
 海:「がんばるぜ」頼もしい。

 昨日の風呂の時、「明日がんばって走れる?一等賞とれるかな?」
 海:「勝てるさ、だって他の子、転ばすもん」ガーン
 お前という奴は、最低やろうだ。
 それから説教タイムとなった。

 スタートラインに着く、「海、あそこの本を取って帰ってくるんだよ、わかった?」
 海:「OK!」
 ヨーイ・ドン!
 ガンバレ!海!負けるな!隣に負けるな蹴っとばせ!

両手で!('97.10.5)
 海を車に乗せて出掛けると「両手で運転しなさい」といつも注意を受ける。
 ママに似て真面目というか頭固くて困る。
 それでも片手で運転していると、「両手で運転しろって、言っているのが聞こえないのか?」と怒られてしまう。

 「キャー、ギャハッハッ」トイレからママの悲鳴と海の笑い声が。
 ママ:「海のオシッコが飛び散っちゃった」
 最近。海は立ってオシッコの練習中なのです。
 失敗の原因は、チンチンの先っぽを両手でつまみ過ぎて、水撒きのホースのように勢いよく飛び出したのだ。
 また、飛び出したのを、ママが手で止めようとして、ママもオシッコまみれになった。
 ママ:「海、チンチンは両手で持つの?パパに聞いてみたら」
 海:「パパ、チンチンは両手で持つの?」
 パパ:「片手でいいんだよ」
 海:「両手で持ちなさい」反対に怒られてしまった。

ヒーロー展('97.10.10)

 前々から約束していた、御殿場ファミリーランドの「ヒーロー展」「ウルトラマン・ダイナショー」に行って来ました。
 国道246を走り30分で到着してしまう、パパ・ママとも結婚する前に来た以来で、約8年ぶりだった。
 行きのドライブでも海に笑わせてもらった。
 この上にある「両手で!」の話題part2なのだが、バージョンアップした。
 パパがいつものように片手で運転していた。
 海:「みてるぞーーー、片手で運転してるの」ハッハッハッ壷に入った、参った。

 ウルトラマン・ダイナショーまで時間があるので、ウォータースライダーにママと海で乗る。
 「海、楽しかった?恐くなかった?」
 海:「濡れちゃったけど、恐くないよ」ママの話では降りた時、海は震えていたそうだ。負けず嫌いなんだから。
 パパ:「じゃ、あれ乗る?」リフト型宙返りコースターを指差す。
 海:「あれは大人用だから、海君は子供用に乗るよ」都合が悪くなると子供になる。

 次がヒーロー館。昔のヒーローがたくさん展示されていて、海もパパも楽しかった。
 仮面ライダー1号(’71)〜仮面ライダーJ(’94)。アマゾンまでは分ったんだけど、アマゾン以降あんなにいるとは。
 どこまで分っているかで歳がばれるな。
 ゴレンジャー(’75)〜メガレンジャー(’97)。

 実は昨日、海とレンタルビデオに行き、
 海:「パパの知らないのを借りるぜ」と言い、ゴレンジャーのビデオを海が持って来た。
 パパ:「メガレンジャーとゴレンジャーどっちが面白い?」
 海:「メガレンジャー。でもゴレンジャーも少し面白いよ」そうだよな、あの時はかっこよかったけど今見ると笑ってしまうもな。

 その後、ウルトラマン・ダイナショーを見てたんだけど、海は
 「今日帰ったら、どこのコースを走る?パパはルイージで走るの?」ってマリオ・カートの話しかしないんだよ。
 奴のマリオ・カート病も最近重傷になってきて、親は心配しているのだぞ。

小噺2('97.10.12)
 最近の小噺を2つほど。

 パパ:「なまいき!」パパは怒っている。
 海:「何?なまえきいてるの?海くんだよ」耳悪いんじゃねえか。
 パパ:「違うってば」
 海:「ナイキ?海くんの靴ナイキだよね」それこそ生意気だよな、パパより高い靴履くなんて。
 パパ:「違うよ」
 海:「どういうこと?」
 パパ:「パパに命令するなんて、態度が大きいってこと」
 海:「海くんが大きくなったってこと」
 最近、海は全てを理解していて、親をおちょくってるんではと思うときがある。

 海:「問題だして」
 パパ:「じゃあね、海の知っている鳥の名前を教えて」
 海:「えーと、カラス、ハト、スズメ、ニワトリ、んーん、後は子供だから分らないよ」
 パパ:「じゃあね、海の知っている魚の名前を教えて」
 海:「えーと、サケ」
 パパ:「もっとたくさん言える?」
 海:「言えるさ、サケ、サケ、サケ、サケ、サケ、サケ、サケ・・・・・・」たくさん言ってくれてありがと。

 
何の匂い?('97.10.13)
 あるおもちゃ屋で海とパパはパズルで遊んでいた。
 海は椅子に座っている、するとプーーンとすっぱい匂いがしてきた。
 何の匂いだ?パパの手かな?クンクン、違うな。パパのわきの下かな?クンクン、違うな、何処だ?
 海の匂いかな?クンクン、海の足だ!

 パパ:「海の足、臭いぞ」
 海:「臭くないぞ」足の親指を鼻の穴に押し込み、匂いを嗅いでいる。
 足の親指で鼻の穴、ふさいでないか?強烈な匂いなんだぞ。
 まあ、パパの足の匂いも人並みちょっとプラスなので、遺伝と言えば遺伝なんだけど、あんなにひどくない。
 パパの足がどれほど臭いかと言うと、海ママがパパの靴下だけ手で触ろうとしないくらい臭いらしい。

 ママにも海の足の匂いを嗅いでもらった。
 ママ:「ウワー、目にくるね」まいったらしい。
 二人の態度に海も察したらしく、涙目になり怒っている「海くん臭くないよ!」
 3歳にして心に深い傷を負ってしまったらしい、一生心の傷が癒せないまま長い人生を送ることになるのか?
 足の匂いを気にして、靴には一生オドイーターを入れるのかもしれない。
 親として失格だな。
 パパ:「海くん、ママの足もスゲー臭いんだから、大丈夫だよ。海くんだけが臭いんじゃないよ」

SM?('97.10.16)
 パパ:「イテッ、シャンプーが目に入った」
 海:「パパ、大丈夫か?」やさしい子だぜ。
 苦しんでいるパパにお湯をかけてくれる、目に入ったのに腰にかけてもしょうがないが、パパはその優しい気持ちだけで嬉しいぞ。
 痛い目を堪えて細目で振り向くと、なんと・なんと・そんな馬鹿な・嘘だろ・悪夢だ・オシッコかけられてた。

 満身の笑顔の息子に言葉が出なかった。
 「やられた」とは思ったが、あまり「汚い」と感じなかった。
 怒りよりも笑ってしまった。
 誤解がないよう断っておくがマゾではない。喜んでもいない。
 他人にやられたら、切れる。

 よく考えると凄いよね、オシッコかけられても笑ってるんだもな。
 本当に喜ぶ人々は置いておいて、それが普通だと海が誤解すると大変だよな。
 パパ:「海、ママにやったらぶっ飛ばされるぞ」間違いない。
 パパ:「ママ?海にオシッコかけられたら怒る?」
 ママ:「いまさら怒んないよ、なれてるも」ママにもやっていたのか。
 ママもマゾだな、今度かけてやるかな。

園遊会('97.10.25)
 これが「ふじやま」か、凄いな。本当に凄いな。さすが世界一のコースターだな。
 「キャー」って叫んで乗ってるぞ。マゾだな。本当にマゾだな。自分自らを境地に追い込み、絶叫している。
 しかも、お金を払ってまで怖がるなんて理解できない。
 女性:「キャー、変態が後をつけてくるー」
 変態:「待てー、変態が追いかけるぞ」
 変態:「すいません、これくらいでいいですか?2900円になります」
 女性:「すごく恐かったです、ありがとうございます」

 亮太、亮ママと我が家で富士急ハイランドに行って来ました。
 子供達も「ふじやま」を見て、固まっている。
 海ママと亮ママは、乗る気である。海パパは子供の面倒を見るために連れて来られたらしい。
 が、人、人、人、2時間は待ちそうである。
 それを見て、さすがの姉妹もあきらめた。

 最初に向かったのが、「ゲゲゲの妖怪屋敷」これが凄かった。
 亮太は最初から大泣き、亮ママにしがみつき「恐い、恐いよ、家に帰りたい」ずーと大泣き。
 とにかく暗いんだよ、順路が分らない、こんな暗いお化け屋敷は初めてだった。
 お化けの怖さより、暗闇の恐怖だよね。ぜひ、体験してみて下さい。
 海は泣かなかったんだよね、暗闇に強いんだよね、家でも自分から押し入れに隠れたりしてるからね。
 これで亮太の弱点がわかったぜ。
 こんど悪いことしたら、押し入れだからな。

 他には、マリオカート狂いの海は本物のカートを体験、メガレンジャーショーではメガブラックに握手してもらい大感激、etc
 楽しかった。明日は海ママの誕生日だ、もはやお祝いをできる歳ではないが、パパと海でお祝いをしたいと思う。
 パパ:「海?ママの誕生日のプレゼントは何にする?」
 海:「海くんママが欲しいの知ってるよ」
 パパ:「教えてよ」
 海:「きれいなケーキとおいしい花だよ」食いしん坊ママだけど、花は食べないと思うぞ。

はやいぞ('97.11.7)
 そんなに速いなんて気が付かなかった。
 毎日一緒にやっているので気が付かなかった。
 亮ママ:「くそー、海くん本当に速いね」
 海パパ:「亮ママ?本気でやってるの?」
 亮ママ:「本気でやってるよ、でも・・・」大人が真剣にやっても海のほうが速いとは凄いぞ。
 マリオカート世界大会(三才の部)の世界チャンピオンも夢ではないかな。
 なにせ毎日やってるんだもな、上手くなるよな。
 でも負ける亮ママもまずいと思うぞ。
 三才児に負けるなんて信じられないぜ。
 出直して来いよ(By 海)

 そんなに速いなんて気が付かなかった。
 ママといつもやっていたので気が付かなかった。
 海パパ:「くそー、速いな。また取られたよ」
 海:「パパになんか負けないぜ」
 海ママ:「パパ本気でやってるの?海、取るの速いでしょ」
 海ママ:「次読むよ、あかるい笑顔のアンパンマン」
 海:「あ・あ・あ・あ・あった」また取られた。
 アンパンマンかるた世界大会(三才の部)の世界チャンピオンも夢ではないかな。
 まさかパパまで三才児に負けるなんて信じられない。
 出直して来いよ(By 海)

幼稚園準備('97.11.15)
 ママ:「だめだよそんな服、色のバランスが悪すぎる。今日は幼稚園に行くんだよ」パパがコーディネイトした海の服装をこけにしやがった。
 チキショー。確かにセンスよくないけど、幼稚園に行くからって、ね、そう思わない?
 そうです今日は、幼稚園に保育用品の申込に行くのです。
 ママ:「パパ?髭剃ったの?」
 パパ:「ちゃんと剃りました。洋服はこれでいいでしょうか?」
 ママ:「顎に何かついてるよ」
 パパ:「ニキビができたんだよ」ニキビと吹出物の区別は年齢なのかな?
 ママ:「イボができたの?」ふざけろ、どうゆう耳してんだ。

 注文した保育用品は下の物だす。
番号品名値段
出席ブック590
自由画帳300
はさみ610
のり180
カスタネット170
クレパス470
粘土410
粘土ケース240
粘土へら130
10粘土板450
11集金袋100
12雑費袋80
13氏名ゴム印370
 
番号品名値段
14誕生カード260
15連絡帳100
16クラス帽子450
17バスワッペン90
18ランドセル2、450
19クッション(カバー付き)2、550
20園服3、510
21ベレー帽1、600
22あそび着1、650
23体操着(半袖/長袖)*34、750
24体操着(半ズボン/長ズボン)*34、350
25上靴820
26レインコート3、000
合計29、680
 はさみ、のりなんて各家庭にあるが、反強制的に買わされてしまった。
 でも「海くんだけ、はさみが違う」なんていじめられてもつまらないので、買ってしまうよね。

似顔絵('97.11.24)
 テレビドラマなどで子供の描いた似顔絵をみて、涙を流すシーンがあるが、気持ちは良く分る今日この頃である。
 上がパパで下がママだそうだ。
 海:「パパ描いたから見て」と言われて初めて気が付いた、今までも何度か描いてもらったのだが、 それは人間の顔・形をしていなかったのでビックリした。
 なんとなく特徴を捕らえているので笑えた。

 パパでは、ママより目が小さかったり、メガネもちゃんとかけてるし、口の回りには無精ひげがあったり、 頭がボサボサだったりと週末のパパそのままだったりする。
 ママでは、おでこが広かったり、そばかす・しわがなかったりとよく似ている。
 パパ:「海、ママの手がいっぱいあるよ?」
 海:「それはタコの手だよ」???

 あと海に説明してもらって気が付いた事に、ママの口と思っていた〇が鼻であることが判明した。
 ママのあんなに大きい口はどこ?
 テニスの選手がだめだったら、画家になってもいいけど、パパとママの子供じゃな。
チカちゃん('97.12.08)
 ママ:「海くんね、彼女がいるんだよ」
 パパ:「そんなの聞いてないぞ」
 パパ:「だれ?」
 ママ:「チカちゃんっていうんだよ」バーバの家のそばの子のことだな、みたことないけど。
 パパ:「海?チカちゃんのこと好きなの?」
 海:「好きだよ」
 パパ:「手握ったりしたのか?」
 海:「したよ」正直な奴だ。
 パパ:「チューしたか?」
 海:「してないよ」少し怒ってる。
 これ以上の突っ込みは、怒っているので止めた。

 海:「でも、チカちゃん遊びに来いってうるさいんだよ」
 おまえは本当に3歳児か?

包茎('97.12.12)
 ママ:「海のチンチンが腫れてる」チンチンが大きくなっていいじゃないか。
 うらやましいじゃないか。
 めでたいじゃないか。
 男になった証拠じゃないか、赤飯でも炊くか?
 また下ねたの話なので、好きな人だね読んでね。
 まだ読んでるってことは好きってことですね。
 でね、海のチンチンが赤くなって腫れているのですよ、これが本当の「赤チン」なんて喜んでる場合じゃないんですよ。
 子供というのは「包茎」じゃないですか、だからお風呂の時には「むいて」奇麗にしてあげないといけないんですけど。
 この辺の常識が猫をかぶっているのか、ママには足りなくて。いまさら猫がぶってどうする。
 ママがちゃんと洗っていないのが原因ではないんだろか?

 まじまじと海のチンチンを眺める。
 むいて見る。「ん?これでいいのか?」
 いつもお風呂で「むいて」洗っているけど、メガネかけてないので実はよく見えてなかったのだ。
 メガネをかけて見ると、包茎と言っても、もう少しむけるんじゃないのか?真性包茎?ってこうなのかな?
 自分の子供時代を呼び起こしてみても、よく思い出せない。
 海にも説明をしてやった。「ここがこうでこうなるだろ、海とパパのではちょっと違うでしょ?」
 海:「ちょっと違うね、パパのほうが大きいね」大きさでなくて、仕組みが違うでしょ。

 家にある家庭医学の本にも、特に書かれてなくて困ってしまった。
 デジカメで撮影してここで、皆さんに診断してもらうと早いんだけど、将来のある少年なのでそんな非人道的なことはできない。
 まずは本屋で調べて、それでも異常ぽいなら医者に行くかな。
 まてよ今度、亮太のチンチンを見てみよう。ここだけの話、亮太のチンチン小さいんだぜ。
 ばらしてしまった、でも亮太どこでもストリップするからみんな知ってるか。

電話('97.12.17)
 最近の海は電話に出たくてしょうがないらしい。
 しかし、残念なことに我が家には、友人が少ない為あまり電話が掛かってこない。
 昼間、世話してくれてるバーバとおばさん家には、そこそこ電話が掛かってくるので嬉しいらしい。
 特に美容院を経営しているおばさん家には、お客さんからの電話があるので、もっと嬉しいらしい。

 しかし、客商売なので、そうそう3歳児に電話番などさせられない。
 その時、おばさんは外で近所の人と話に話が咲いていた。リーン・リーン
 おばさん:「あらっ、電話だ。留守電にしてあるからいいわね」
 井戸端会議もようやく終わり店に帰るおばさん。

 おばさん:「留守番ありがとう海くん」
 海:「おばさん、電話が掛かってきたよ」
 おばさん:「音が聞こえたよ」
 海:「だから海くんが取ってあげたよ」
 おばさん:「でたの?誰からだったか分かる?」
 海:「男の人だったから、切っといたよ」
 海の頭の中では、ここは美容院で女の人しか客でないので、男からの電話は切っていいらしい。
 若いお嬢さんをお持ちで、何処の馬の骨か分らん奴から電話の掛かって困っているお父さん、海を電話番にしてみませんか?

97X'mas('97.12.26)

 パパ:「海?クリスマスプレゼントに何が欲しいかサンタさんにお願いした?」
 海:「海くんはね、レンガのお家が欲しいってお願いしたんだよ」どうも最近「三匹の子豚」の話を聞いたらしく、 レンガのお家は素晴らしいと感じたらしい。
 パパ:「そんなの靴下に入らないだろ」もっと大きい家に住みたいということかな。

 いくら聞いても他に欲しい物を答えないので、親は困ってしまった。
 考えたあげく、ママは粘土細工セットの「スーパーセット」なかなか大きい。
 パパは海の膝にのってる「カブタックの50PCSパズル」クリスマス当日、静岡のキディランドで行列のレジにも負けず買ってきた。
 左上にある青いケースはレゴのブロック、ジージ&バーバからのプレゼントだ。
 その下にあるのが、2GバイトのHD。海パパの海パパへのプレゼントだ。
 すでにSCSIは付いてて540Mバイトの外付けも付いてたんだが、いっぱいなってしまったのでやっと購入した。
 今では540Mバイトの外付けなんて売ってないもんね。でも当時では、240、340Mバイトが主流だったので、 清水の舞台でワンマンショーするくらいの勇気を出して買ったんですよ。

 そして当日の朝。
 ママ:「あ〜〜、プレゼントが置いてある」白々しい、何時まで通じるのだろう。
 海:「ウォ〜、本当だ。サンタさんが持って来てくれたんだ。どこから入ったんだろ?」ガクッ
 「レンガのお家」がないぞ、など言わずに喜んでいるので成功としよう。

 ママのプレゼントが無いって?
 ちゃんとパパが買ってあげましたよ。
 海ママは外に出る時には、こぎれいにしてるけど、家の中では穴のあいたジャージ履いてるので、新品のジャージを買ってあげた。
 なんか夢もムードもねーな。クリスマスプレゼントがジャージだもな。

匂い('98.1.11)
 「臭い匂い」と「いい匂い」の区別というのは、本能で感じるもんなんだよな。たぶん。
 親が、「これはいい匂い」「これは臭い」なんて教えるもんじゃないんだな。たぶん。
 海を使って実験してみた。
 パパ:「ウンチって臭い?」
 海:「臭いさ」
 パパ:「オナラって臭い?」
 海:「臭いさ」
 パパ:「じゃ、花は臭い?」パパの鼻の匂いを嗅いでる。
 海:「ちょっと臭い」こいつ〜
 実験にならん。

 パパの枕は青、ママの枕は赤。
 しかし、枕カバーを掛けているので区別できなく、布団をひく時によく間違えてしまう。
 そんな時、海が直してくれる。
 海:「クンクン、臭い。これがパパの枕だ」
 海:「クンクン、気持ちいい匂い。これがママね」

カラオケ('98.2.11)

 「今日何する?」
 「何もすることないね」
 「あれに行くか?」
 一同:「賛成」
 持ち込みOKだから、昼飯持ち込んでパーとやるか。

 「昼間はフリータイムだから3時間で2500円だって」
 「3時間も体がもちません」なんかラブホテルみたいだな。
 海:「海君はティガの歌を歌う」結構マイク離さないタイプなんだよね。
 パパ:「まずは腹ごしらえ」
 ママ:「まずは何にしようかな」相変わらずやる気満々。
 海パパも嫌いじゃないんだけど、しらふで歌うのは抵抗がある。

 海は海でマイペースに歌っている、歌うと言うか踊っている。
 わからない個所を親が歌って教えようとすると。
 「歌うな」それでも歌うと「歌うなって言ってるだろ」と脅す。

 ママはママでひたすら歌っている、好きなんだよね。
 ここだけの話、あまり上手くない。本人は「いけてる」と思っているらしく海よりたちが悪い。
 アムロの「Can you serebration?」歌って血管切れそうになって懲りたかと思ったら、 ホイットニーヒューストンやマライヤキャリーまで歌い出す。

 パパ:「もう帰ろうよ、何時?」
 ママ:「あ、もう3時間になるところ」疲れる筈だ。