タイトル:「みぞれ」
サブタイトル:「みんな泣いて強くなる」
著者:「重松 清」
思春期の悩みを抱える十代。
社会に出てはじめての挫折を味わう二十代。
仕事や家族の悩みも複雑になってくる三十代。
そして、生きる苦みを味わう四十代――。
人生折々の機微を描いた短編小説集。
幼なじみの少女が自殺未遂、戸惑いながら「死」と向き合う高校1年生の少年。
結婚7年目、セッカチな夫に最近うんざりしてきた妻。
子供がいないとつい言えなくて、一芝居うつ羽目に陥った夫婦。
どちらかがリストラされる岐路に立たされた40歳の同期社員。
晩年を迎えた父に、複雑な思いを抱く43歳の息子…。