中尾キャンプ(オフ会)報告1/2

主催 関東支部
日時 99年8月21,22日
場所 新穂高・中尾温泉
参加者 17名(敬称略順不同 みのる PUG でんじろう miyahara KAN としゃ Yass taka matsu もりー おおつき tsuichi naka きり 真田 竹内 イズラー)
(07/09/30追記:このメンバーの何人が今も不良中に残っているだろうか。5人ぐらいか)

1.出発の朝
朝5時に目がさめた。今日は中尾キャンプの日、空を見ると晴れている。朝食もそこそこに出発の準備に取りかかる。荷物は前日に揃えてあったので再確認である。初めてのキャンプではあるがキャンプ用品は何もない。出発少し雲ってきた。6時、山の神の見送りを受けてアクセルを開いた。そして2〜3分も走らないうちに大粒の雨が降ってきた。慌てて雨具を着込む。最近どうも雨男になったようだ。TDSのツーリングもなるさわミニオフも雨だった。西に向かって走るが雨は強くなるばかり。富士を過ぎ、富士宮に入れば止んでいるかと期待したがだめだった。もちやを過ぎたあたりから少し小降りになり精進湖では止んでいた。甲府精進湖道路から甲府盆地が見えたがそちらは晴れていたので安心した。

2.高速道路
いつものコンビニ(ヤマザキ)で休憩する。ちょうど8時だったので予定通りである。ここから甲府南ICまで3kmである。バイクで高速を走るのはこれが初めてである。ランプウェアから本線に入るときはやはり緊張した。流れは順調でmiyaharaさんのアドバイスに従い90km/hを巡航速度目標に走った。そして9時過ぎ、諏訪湖SAに到着した。どこに停めようかとゆっくり走っていたら二輪用の駐車場が見えた。しかしmiyaharaさんはいなかった。9時半まで待ったが一向に姿が見えないので電話をしてみることにした。幸いなことにつながった。双葉SAにいるとのことであった。まだ30分以上かかるので次の待ち合わせ場所で合流することにした。電話で声が聞けたので一安心である。本線に戻って岡谷から長野自動車道に入る。目指す松本はもうすぐである。10時過ぎに松本ICに到着した。ハイカを使って料金を払う。2250円か、安くないね。でも松本って近いんだな。すごく遠いイメージがあったが沼津から3〜4時間で行けるのか。

諏訪湖
SAから見た諏訪湖

3.道の駅「風穴の里」
高速を降りると高山へ向かう158号線にすぐ入れた。途中でガソリンを入れた。沼津より2〜3円高かった。次の目標は道の駅「風穴の里」である。nakaさんと合流できるはずである。予定は10時半だったか11時だったか忘れていたが渋滞するような気配もないので大丈夫そうだ。しかし初めて走る道なので緊張した。道の駅の案内を見落とさないように注意しながら走った。案内予告が見えてきた。もうすぐだ。緊張が高まる。道の駅に入ると1台バイクが停めてあった。車種とナンバー(の地域)を見てnakaさんのバイクであることを確信した。

道の駅
道の駅。向こう側が目指す穂高方面

3.合流
周りを見渡すとnakaさんの姿が見えてきた。お互いに気付いて手で挨拶した。nakaとは先月なるさわで逢っている。miyaharaさんが遅れることを告げ、雑談しながら待つことにした。国道を見下ろす所に座って待つこと約30分、W650らしきエンジン音が聞こえてくる。我々に気付いて手を振った。中央道は河口湖の分岐まで混雑していたとのことだった。昼が近いので道の駅の食堂で昼食を食べることにした。とろろそば800円。一時とろろそばに凝ったことがあった。それを思い出してつい注文してしまった。食事の時、友の会のシールをもらった。早速ヘルメットに張り付けた。これで名実ともに不良中年の仲間入りである。

4.安房トンネル
腹ごしらえができたので出発である。初心者の私を前後ではさんで走り出した。いよいよ日本の尾根に向かう。トンネルが多い。圧巻はトンネル内での分岐である。話しには聞いていたが初めて通った。nakaさんについて走ったので難なく通りすぎることができた。梓湖を左手に見ながら快調に走る。でもその時は風景を見る余裕はなかった。必死でついていったというのが本音である。
上高地へ行く人が車を止める沢渡に来た。お盆は過ぎたとはいえまだまだ人出は多い。ここから乗り換えるのか。そう思いながら通過した。さあいよいよ安房トンネルだ。このトンネルができて随分便利になったとテレビで見たことがある。しかしこんなに早くこのトンネルを利用する機会がくるとは思わなかった。開通のニュースは外国の出来事のように聞いていた。トンネル内は快適だったがそのあとに思いもよらぬことが待っていた。

5.キャンプ場に到着
トンネルを抜けた途端に土砂降りである。料金所手前の建物に避難して雨具を着た。料金は600円。あとで分かったことだがハイカが利用できたようだ。料金所を過ぎてしばらく走ると雨がやんでいた。しかも道路は濡れていない。雨はほんの一部地域だけだった。山の天気だから仕方ない。そして岐阜県にはいった。静岡、山梨、長野、岐阜と走ってきたことになる。国道471号線からはずれ穂高の方へ向かう。やや道が狭くなる。中尾キャンプ場が近づいてきた。時計は午後1時を回っていた。キャンプ場に到着すると出迎えてくれた人がいた。かの有名な
でんじろうさんである。初対面なので挨拶を交わす。今回参加を決意させたのはでんじろうさんの「シュラフは2つ持っていきます」というメールである。

6.続々到着
使用料1680円を払い管理人から場内の説明を受けた。特にややこしいことはない。時々雨が強く降る。nakaさんmiyaharaさんは合間を見ながらテントの設営を始めた。私は持っていないのでその様子を見学していた。そうこうしている内に続々と参加者が到着した。そして同じようにテントの設営を始めた。それらが一段落した頃、買い出しに行こうという話しになった。買い出しに行かなかった面々もすぐ近くの温泉へ出掛けてしまった。私はもりさんと話し込んでいた。事故で2ヶ月近く入院していたことがあると聞いてびびった。リハビリは大変だったけどまたバイクに乗るんだという意欲が回復につながったようだ。出掛けた方々が戻ってくる一方でトラブル発生の連絡が入る。付き合っている人を含め、だいぶ到着が遅れそうである。

管理棟
ここで受付

7,宴会スタート
それならばというわけではないが飲み物も食べ物も揃ったので1人2人と飲み始めた。いよいよ始まりである。Yassさん、真田さんが道具を出して料理の準備に取り掛かる。私は何も芸がないので乾き物をつまみに日本酒をちびちびやっている。皆さんも酒が入って調子がでてきた。料理というよりはつまみがぼちぼち出来上がってきた。実にうまい。屋外で食べるのは何年振りのことだろう。ほとんどの方が初対面だけどそんなことは忘れた。旧知の友のように話し合った。
遅れていた3人が到着した。しばらくはつまみはいらない。トラブルの話しを聞くだけで酒がすすむ。当人にとっては修理のことを考えると気分はすぐれないだろう。でもしばらくは忘れましょう。だいぶ盛り上がってきた。ある人から今から出発するとの連絡が入った。今から大阪を出ていったい何時になるのだろう。すごい人がいるもんだと今更ながら友の会のパワーに驚く。

料理長
おいしい料理をありがとうございます

8.宴会第2部
ぽつぽつと雨が降ってきた。すぐ止むだろうと思っていたら強くなってきた。仕方がないので調理場へ移動することにした。十数名は入るくらいの大きさはある。手分けして酒や食材を運ぶ。宴会第2部のスタートである。座るほどのスペースはないので立食パーティである。
その会場にご夫婦が訪ねてきた。浜松の出口夫妻である。ゴンさん(今回不参加)のお知り合いらしい。私は帰ってからゴンさんのHPやモーターサイクリスト誌、オートバイ誌を見て出口さんという方はただならぬ人物であることを知った。ここで逢ったことが将来自慢できるような気がする。でも夫婦でツーリング(キャンプ)とはうらやましい。

第2部
かすかに見える方が奥さん

ご夫妻が帰って元の宴会に戻った。酔いつぶれる前に自己紹介をしようということになった。個々にはすでに知り合いの方もいるようだが全員を知っているわけではない。メールの印象と比べるようにして自己紹介を聞いた。人数が多いだけに結構時間がかかった。鍋を食べ、うどんを食べてお開きになったのは10時近かった。10時は露天風呂の終了時間である。何人かが急いで風呂へ行った。

9.宿確保
さて私には大きな問題がある。テントを持っていないので無宿人なのである。いろいろ聞いてみるとKANさんのテントは2人用のようだ。早速KANさんにお願いした。そうしているうちにでんじろうさんがシュラフを持ってきてくれた。私のためにわざわざ持ってきてくれたシュラフである。改めて感謝の意を表します。寝る見通しが立った。この頃は雨はすっかり上がっていた。元の宴会場(テントに囲まれた真ん中)で残った酒を飲み始めた。ところが30分もしないうちにもう寝ようということになった。KANさんのテントに入りシュラフにもぐった。テントもシュラフも初めての経験である。うまく眠ることができるか心配しながら目を閉じた。予想外に暑かったこともありとても熟睡したとは思えない。

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