奥多摩温泉ツーリング
過去2回、6月1日前後に1泊で奥多摩へ出掛けている。奥多摩は沼津から日帰りできないことはないが折角行くのだったらのんびり行きたい。宿は昔仕事でお世話になった旅館(現在はビジネスホテル)。
宿の皆さんと会うもの楽しみなのである。過去2回はGPZ400Rでソロツーリング。しかし今回は昨年末買い替えたZEPHYRである。しかも不良中年友の会のMLに流したところ関東支部から数人お付き合いいただけることになった。
これまでとは一味違う奥多摩にわくわくした。天気予報では1日2日とも雨の心配はなさそうである。
01年6月1日(走行距離)170km
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沼津−御殿場−伊勢原−宮ヶ瀬湖−津久井−八王子−
日の出町「つるつる温泉」−立川(バイク屋)−立川(宿)
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01年6月2日(走行距離)210km
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立川−青梅−奥多摩湖−丹波山温泉−柳沢峠−塩山−勝沼−
河口湖−山中湖−御殿場−沼津
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一部区間同行者
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クウガ大好きさん、DT-1さん、ヨシさん、むらかみさん
(当時は不良中年友の会メンバーだった)
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○出発
8時半に自宅を出発。曇り空ではあるが雨が降るような雲ではない。日が射して暑くなるよりはよい。246号線を伊勢原へ向かって進む。しかし秦野の渋沢駅入口あたりから流れが悪くなった。
平日なのでトラックが多い。予想外に時間がかかってしまった。伊勢原から宮ヶ瀬湖に向かう県道へ左折したのは10時半を過ぎていた。11時までに津久井湖の目標は到底無理である。
宮ヶ瀬ダムを通過して津久井湖にも寄らず八王子を目指す。途中で道が分からなくなったが人に訊ねて町田街道から八王子に入った。ここまでくればあと少し。コンビニで昼食を食べる。
○温泉
今日は平日ではあるが友の会のクウガ大好きさんといっしょに温泉へ行くことになっている。待ち合わせは温泉の少し手前の神社に13時。コンビニを出て待ち合わせ場所へ向かう。
初めて走る道なので案内標識に注意しながら走る。武蔵五日市駅の前を過ぎた。もうすぐである。目標の神社の入口を過ぎてしまったのでUターンして少し走ると反対車線からド派手なバイクが見えてきた。
クウガ大好きさんだった。挨拶もそこそこに今日の目的地である日の出町三ツ沢つるつる温泉へ向かう。10分ほど走ると到着した。
(クウガ大好きさん撮影、提供)
平日だけに駐車場は空いている。土日は混雑するだろうなあ。
露天風呂は1つなので1週間交代で男女が入れ替わる。
幸いなことに当日は男だった。2月の足湯オフの時にもお会いしてますがほとんどお話できなかった。今回は2人だけなので大丈夫、露天風呂に入りながらいろいろと話しをした。
名前はつるつるだけどお湯はそれほどでもなかった。結局1時間半ぐらい入っていた。自宅からここまで来た(140km)疲れが取れた。
正面玄関で記念写真(クウガ大好きさん提供)
○団子
つるつる温泉を出て、クウガ大好きさんがツーリングマップルで見付けた和菓子屋さんへ向かう。団子が絶品と書いてある。場所は先ほど待ち合わせた場所に近い。和菓子屋さん「幸神堂」はすぐ見付かった。店に入って「団子、食べられますか」と聞くとOKの返事。
とりあえず1人1本注文する。小さな湯呑みでお茶がついてきた。ちょうどいい甘さで美味しい。これで45円(1本だから)。たった45円で一休みできた。クウガ大好きさんはお土産を買った。ロンヤス饅頭まで買ったとか。
○バイク屋
私はこれからネットで知り合った立川のバイク屋へ寄る予定である。バイク屋から宿は近い。クウガ大好きさんはここから自宅までかなり遠いのだが、幸神堂から新奥多摩街道沿いのバイク屋まで付き合っていただいた。
今日は楽しいひとときをありがとうございました。
立ち寄ったお店は「プロショップSAIGO」。西郷さんとはもちろん初対面である。以前モーターサイクリストでお顔を拝見したことがある。なかなかの有名人なのである。プロショップSAIGOは販売修理だけでなくライディングスクールやツーリング、キャンプ等のイベントを精力的に開催している。
お近くの方は是非覗いて見て下さい(お店もHPも)。話しをしているともう1人来客があった。このお店でバイクを買った20代の方であった。3人で話しが弾んだ。関東から箱根や伊豆は定番コースなので話しが通じやすい。1時間半ほどお邪魔して失礼した。
沼津周辺で行うイベントがこれからいくつもあるようなので再会出来る日が近いと思う。
手を振っているのが西郷さん
○宿
バイク屋を出て、多摩モノレールの下を走って今日の宿「ビジネスホテル小沢屋」に無事到着した。ちょうど18時だった。女将さん、旦那さんとは3年振りである。かって旅館だった頃、仕事でお世話になった。
20年以上の付き合いなのである。
部屋に入って一休みしてからフロント隣りの小部屋で女将さんと近況を話し合った。
昔話しにも花が咲いた。ビールと寿司をご馳走してもらった。
そうこうしている内に娘さんがやってきた。明日家族でお祝い事があるので里帰りしたのである。女将さんはお孫さんをみていっぺんにおばあちゃんの顔になった。
初めて来た時は娘さんは中学生だった。それが今ではおかあさん。皆さん年を取りましたね。
話しは尽きないが明日の予定もあることなので11時過ぎに部屋へ戻った。
○集合
さて今日(2日目)もミニオフである。天気も良さそう。コンビニおにぎりで朝食を済ませ荷物をまとめフロントへ。女将さん「シングルお1人様6300円。消費税込み6615円です」。1万円札を出すと5千円札が返ってきた。
ロビーに人が居たので正規の値段を口にしたのであった。「2〜3年後にまた来ます」、「お待ちしています」。
皆さんの元気なお顔を拝見できて本当に良かったです。
出発前に証拠写真
宿を出て今日の待ち合わせ場所である新奥多摩街道沿いのコンビニへ向かう。途中の日野橋の交差点で手を振っているライダーが見えた。
なんとヨシさんだった。正にグッドタイミング。コンビニで待っているとDT−1さんがやってきた。お二人には参加宣言していただいていた。DT−1さん「今日はドタ参、ないだろうなあ〜」、私「ないでしょう」。
それでも一応案内した9時半まで待つことにした。そろそろ出発しようかと思っていたらなんとむらかみさんがやってきた。
「混んでいたので間に合わないかと思いました」。ヤマハのレプリカ系バイク2台とカワサキの中年向けバイク2台。誠に変な組み合わせでいっしょに走ることになった。
○青梅街道
奥多摩湖(小河内ダム)を目指して出発である。周遊道路はやめて素直に青梅街道から行くことになった。土曜日のせいか道路が混んでいる。市街地を通るので信号も多い。青梅まで来て少しは走りやすくなった。
吉野街道を経由して青梅街道と合流したところのコンビニで一休みする。それにしてもむらかみさんのバイクの爆音はすごかった。難聴になりそう。
元気を取り戻してまた出発する。せっかく来たのだから小河内ダムで記念写真。駐車場等が整備されて昔とずいぶん変わっていた。
(途中、鉄橋をくぐった。高架橋と並走した。本で調べると小河内線の廃線跡であった。今にも鉄道がやってきそうなくらいしっかり残っていた)
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小河内ダム(左)で記念写真。小さくてよく見えませんがご一緒いただいた皆さんとバイクです
そしていよいよDT−1さんお勧めのそば屋に向かう。20分ぐらいで到着した。ちょうど奥多摩周遊道路の入口のところにあった。
そばを食べている間もひっきりなしにバイクが通り抜けていった。そばはゆですぎなのかコシがなかった。ちょっと残念でした。
どこの温泉へ行こうか相談していたらお店の人が裂石温泉がいいですよ、と勧めてくれたが場所がよく分からないのでヨシさんの勧めで丹波山温泉に決めた。
(注:帰って調べてみるとこの裂石温泉はなかなかの秘湯だった。機会を改めて挑戦しよう)
そば屋から見える三頭橋。左方面が奥多摩周遊道路
○温泉
実はここでDT−1さんとむらかみさんは帰る予定だった。私に付き合うとどんどん西へ行ってしまうからである。しかし天気は良い、時間もまだ昼ということもありいっしょに行くことになった。山梨県に入って車がほとんどいなくなった。
先頭を走るDT−1さんははるかかなたへ行ってしまった。私の後ろからむらかみさんのバイクの爆音が聞こえてくる。トンネルの中は一段と大音響が響き渡る。マスツーリングは楽しいですね。
目的の丹波山温泉のめこいの湯まで30分ほどだった。駐車場にバイクをとめ、つり橋を渡る。一見して出来てまもない建物であることが分かった。露天と内湯とサウナ。定番ですね。
露天風呂では年配の方が昔の話しをしてくれた。1年前までは仮設の温泉施設だったとのことである。そのままにして一部の温泉ファン(マニア)だけの存在にしておくか、きちんとした整備してだれでも楽しめる温泉とするか、悩むところであろう。
硫黄の臭いがきつい。昨日のつるつる温泉よりつるつるしている。仮設時代はもっとつるつるしていたようである。
木が輝いている。どこから見えても出来立てほやほや
○柳沢峠から帰路
温泉に入って疲れが取れたのかDT−1さんは一段と走りに
磨きがかかった。柳沢峠で小休止。ここまで約30分。今日は小刻みにバイクを停めている。
不思議なことに我々以外にバイクの姿はなかった。
雲に隠れているがうっすらと富士山が見えた。柳沢峠からの下りは閉口した。ヘヤピンカーブの連続である。トロトロと走った。
柳沢峠は標高1472m。結構高いですね。
塩山を経由して勝沼ICへ向かう。峠付近は少し寒かったがまた暖かくなってきた。
勝沼ICで皆さんと別れた。遠くまでお付き合いいただきありがとうございました。好天の下、ツーリングと温泉が楽しめました。
勝沼から御坂、河口湖、山中湖を経由して18時半、無事帰宅しました。お土産は「無事故」と「のめこいの湯のタオル」でした。
98年のレポート(参考)