クリスマスイブ

Dear Hirishi and Miki

The Mataura has been very low and last night there was good rain. This is
good but the river may be too high on the first day.

So we may go to the Mavora lakes and fish the drop off ( Kake agari) into
the lakes for rainbows. If you have a type 2 or simillar fast sinking line
please bring it with you.

I hope this gets to you in time.

Bev and I are looking forward to catching up with you both again.

 

Tight Lines

David 

 

 デイビット、「ヒリシ」になってるよ、なんて思いながら,初日は湖かぁ、なんて読んで思った出国
前日のメール。

 

 インバーカーギルの空港に迎えに来てくれたのは奥さんのベブではなく、デイビット本人だった。

「Mataura is very high……」ん?まだ水位が高いのか。

「2days before,we had heavy rain……」なにぃ〜?

ウィンダムの街の手前の橋で見た濁流がゴウゴウと流れるマタウラ川を見て、

「マタウラは絶対無理だ。」と簡単に確信できたのです。

「Do you remember you fish here?」

覚えていますよ。前回はこの橋の下流部で、22番7Xでようやくキャッチしたブラウンが黄色い芋虫
(ウィローグラブ)ばかり食べていたことを。

 デイビットのロッジに着いたら、ベブと、ローズ(小犬)が迎えてくれました。

当初の予定だと、この後イブニングの準備になるのですが、マタウラがあれでは有り得ません。

 デイビットがあちこちに電話を掛けています。その間も、マボラレイクの説明をしてくれました。イ
ンレット脇の深みに大きな鱒がいるから、ファストシンキングのラインが必要なんだと。

 「小さな川でいいからドライフライの楽しめるところはないの?」

ニュージーまで来たのは、魚釣りをしたくて来たのではなく、ドライフライを楽しみたくて来たのです
から。

 食事中も電話が鳴ると「おお、きたきた」という感じで電話にでるデイビットだったけど、どうも待
っている物ではなかったらしい。あまり落ち着かない様子。

 「・・・・・really? Oh great…」なんて電話が来たのはそれから少ししてからだった。濁りの入っ
ていない川があったらしい。

 「ビートルを持っているか?」完全にマタウラ用になっているため、ビートルは入っていない。

 この後、ビートルを巻きにデイビットのタイイングルームに行った。

明日は川に行ける!やはりあんな思いをしてきたニュージ−だから楽しい釣りができないとね。

 

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