この日から3日間は、スチュアートさんのガイドで釣りをしました。昨日のベビーフェイスのマシンガントーク・ロバートとは大きく異なり、必要以外の会話はあまりなく、落ち着いて取り組むことができるような感じでした。
今日は昨日と違って東へ進み、リビングストンの町を目指しました。FFFのミュージアムのある町です。有名なフライショップはダン・ベイリーズ。
ドリフトボートを町中の公園脇から下ろして出発です。マジソンとは違う日本の河川と似ているような感じがするイエローストーンリバーでした。ここでもバッタ&アントで攻め始めました。
昨日ビッグワンを逃した相方は、前回のNZ以来すっかりバラシ恐怖症になっている様子。この日も二度、しばらくのファイトの後、大物らしき魚を逃がしていました。
お昼前、3度目のチャンスは、左岸からの流れ込みとの合流点でありました。ほとんど当たりのない後部座席の私は絡んだ仕掛けを直していました。
「きた〜っ。」
卓球の愛ちゃんがポイントを決めたときに発するなんて言っているのかわからない声が聞こえ、前方を見ると竿が大きくしなっていました。昨日からすっかり大きな魚は、前のシートの人だけに掛かるようです。まあ、三度目の正直というのでしょうか、今度はランディングにも成功したようです。(そこそこのサイズだったからかな。)
この一匹ですっかり安心したのか、相方はそのあと、ずっと船の上で寝ておりました。
3時を過ぎてからバッタタイムになってきたのか、ちらほらと魚が反応してきました。ゆったりとした流れの中からは、本当にゆっくりとカットスロートがバッタをくわえにきくるのです。魚が現れて、フライを追いかけてくわえるまで5秒ほど。じれったいけど我慢しなければいけません。鮮やかな黄色にまばらな斑点を持ったイエローストーンカットスロートは本当にきれいでした。
ということで、この日はモンタナ・エール・ワークスで肉を食べました。今まで生きてきた中で、一番うまかったです。