3日目

  スタニスラウス川


 マリオさんが高級ワインでガイドを依頼したという友人のデイブさんとの待ち合わせのカストロバレーのマックに迷いながらもたどり着きました。

 車で1時間半程走りながら、見渡す限り平らで、こんなところに鱒のいる川が流れているのだろうか、と心配になっていたら、突然その川は姿をあらわしました。釣り人の車も3台程停まっていました。

 今日は日曜日。初夏を思わせる天気が続いているため、人が出ているそうです。

 川のそばに来ると、いるいる!many trout が見えます。みんな底の方で上流を見ながらゆらゆらと泳いでいます。

 デイブによると、秋から冬にかけてはサケの卵を食べていたので、エッグフライで爆釣。今は仔魚を食べているので、小さなストリーマーをちょこちょこと泳がしてバッチリだということです。午後はもっといいところにかわる、ということなのでお楽しみはとっておきました。

 

 ウェットフライの要領でフライを送り込みながらもフライをピクピク動かすというなかなか難しい釣りです。言葉で説明すると、twitch & feed。新しい釣りの体験ですね。またはニンフ。これはナチュラルドリフトでOKです。

 16~7インチ程度の鱒と遊んでから少し下流に移動しました。

 浅くフラットなプールと細く深く速い流れ。浅い流れにはもうそこかしこに鱒がいます。大きいのは20インチを超えているものも珍しくは有りません。

 ここのやつはスマートだから、もう少し暗くなってから良くなるとのことでした。またまたtwitch & feed。

 ドライは使わないの?マリオが2月でもドライでできるっていっていたけど・ ・・・

 

「何言ってんだい、どこにライズが有るってーの?」

 

・ ・・やっぱな。なんか引っ掛かるなあ、と思っていたら、やっぱりです。

 金曜日からやたらと暑かったので、こりゃ虫も出ているなあ、カリフォルニアだなあ、と思っていたのですがこんなオチが待っていました。確かにハッチは有ります。でも、目の前にたくさんの栄養豊富なえさが泳いでいるのに、どうして虫なんかを食べる必要が有るのでしょう。ドライの季節は、この子魚達が成長するか移動するかで簡単には食べられなくなってから始まるのです。

 

 「なぜ釣れないんだ?!先週はここでフライを投げれば掛かるで何十尾も釣れたんだよ!」とデイブ。

 「昨日はすごかった、という話には慣れてます。」と私。

 

 入れ食いのスタニスラウスはすばらしそうですが、残念ながら体験はできませんでした。夕方飯塚さんは何匹かキャッチできましたが、けっこうタフな釣りでごんした。

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