車中泊の旅 Vol.11:広島・尾道と本州最南端の旅!


2006年8月の夏休み。


この連休も、またもや3人旅の計画が浮上。3人が旅の目的地に考えていたのは”安芸の宮島”でした。

1年ほど前の旅行の時に、たまたま広島を通ったので、宮島に寄って行こうと思ったのですが、
本州の陸地にあると思っていたのが、まさか瀬戸内海に浮かぶ島にあるものとは思わず、フェリーで島に渡る時間が無く、泣く泣く断念・・・・。

今回は、そのリベンジ旅行なのです。


8月13日の夜9時に静岡県を出発。16日の夜には帰ってくるという3泊3日の旅行です。最近は移動距離が伸びたため、今回も「高速道路での移動」がメイン。これもETCの
ETCマイレージサービス
深夜割引制度
ETC前払い割引制度
ETC早朝深夜割引制度
ETC通勤割引

など、各種割引制度のおかげであります。

2006年8月13日、PM9;00過ぎにおいらの家を出るところから旅は始まる。出発時から後部座席では一人が寝に入っている。ナビには目的地の宮島がセットされている。目的地まで750km程の距離が示されている。

東名高速から、名神高速に入り、米原近くでドライバーチェンジ。おいらも助手席で寝に入る。ふと気が付くと、山陽自動車道の吉備SAでした。ここで”きび団子”をGET。どーしても食べたかったらしい・・・・。(^^;;

「ひとつ〜♪私に下さいな〜♪」

と言って、2個貰ってみた。うん、旨い旨い。

吉備SAを出発し、再び車の中で眠りにつく。




目が覚めると、宮島のフェリー乗り場に車を泊めるところだった。時間はam7:00。大体予想通りの時間に着いた。

宮島と言うところは、潮の満ち引きにより、その姿を変えて見る人を楽しませる。事前の調査ではAM8時には宮島に渡り、PM12時頃まで観光すれば、その姿を満喫できることは調査済み。

フェリーに1本乗り遅れ、次のフェリーで宮島に渡ると、丁度AM8:00頃。鹿の出迎えに驚きつつも、鳥居の前にたどり着くと、まだ干潮の時間で真下まで行く事ができた。

周辺を散策していると、丁度、もみじ饅頭の店が開き、出来立てのもみじ饅頭を売っていた。お茶とセットで90円程の値段。

店内で食べる事が出来るのですが、種類は限定されるものの、出来立てであったかいもみじ饅頭はホットケーキと言うか、食べた事のあるもみじ饅頭とは全く異なる味がして美味しかった。思わず追加して、もう一つずつ食べてしまった。

 





もみじ饅頭を食べたあと、再び鳥居の近くに戻ると、潮は満ち始めており、さっきとは味わいの違う風景を楽しませてくれた。

この写真だけだとわからないかもしれないが、本当にこのアイデア(?)は凄いと思った。


景色を見たあとは、もちろん腹ごしらえ。

広島といえば、牡蠣とアナゴと言う事で、島内にある店に入った。まだ開いている店が少なく、選択肢はあまり無かったので適当に。

3人だったので、牡蠣玉丼、牡蠣肉丼、アナゴ丼、焼き牡蠣+おいら専用のビールを注文。牡蠣はシーズンからは外れていたが美味しかった。アナゴは全く美味しいとは思えない感じでチョイとガッカリ。

牡蠣が食えただけでも満足としよう。

基本的には、シーズン中が美味しい事は確かなので、また、シーズンになったら行ってみるのもありかもしれない。









昼前に、再びフェリーに乗り、本州に再上陸。

ちなみに、あとで知った情報なのだが、アナゴを食べるなら、宮島口の「うえの」という店が広島では有名で美味しい店らしい。フェリー乗り場近くと言うことで。

で、午後からは広島市内を観光。車で広島市街に入ると路面電車が走っていた。この路面電車が新しい車体から古い車体まで種類が豊富で、割と一貫性の無いデザインをしているので面白いのだ。

駐車場に車を置き、まずは広島城を見学。

日中はかなり気温も上がり、汗をダラダラ流しながら城内を見て周る。基本的には戦争で焼けてしまい、再建したものらしい。天守閣内には展示があり、毛利家の歴史が記されていた。城っぽいのは外観だけで、中は普通の建物だった。


次はタクシーで平和記念公園へ向かった。距離的には1km無いんだと思うけど、あまりに暑くて歩く気にはならなかった。

広島平和記念資料館と言う、広島における戦争や原爆の資料が展示された施設があり、入場料も50円と言う安価な設定であり、いかに平和の大切さや戦争の悲惨さについて知って貰おうという姿勢かと言う事がうかがい知れる。

資料館の中は、最初は原爆により、”物”がいかにして壊れるか、と言うような展示が多かったのですが、後半は人体への影響についての展示になっていて、正直、前半よりは、かなり心が打たれます。 戦争の悲惨さを痛感できます。

そして、原爆ドーム。先ほどの資料館の中にも、模型のようなものがあったり、原爆ドームに関連する写真が多く在ったりしたのですが、実物をこの目で直に見ると、また違うものがあります。

この崩れかけた建物は被害が少ない方で、原爆が落ちた直後は他の建物は完全に倒壊してしまったというのも事実。原爆の恐ろしさが窺い知れます。









広島市内を観光して、車に戻ると既に夕刻。

数キロ離れたホテルにチェックイン。とりあえず荷物だけを預けて、夕飯を食べに向かった。

行き先は、タクシーの運転手さんに薦められた薬研掘にある「八昌」と言うお店。なんでも市内には「八昌」と言う店が2件在り、お奨めは薬研堀にあるお店だと言う事。

ちなみに”まっぷる”でもお奨めになっていました。

薬研掘と言う土地は、大人のお店が多数ある地域であり、その中にポツンとこの店がある。駐車場はお店の周りにコインパーキングがたくさんある。普通のコインパーキングは夜間よりも昼間の方が料金が高かったりするが、流石に夜の街でここのコインパーキングは夜の方が料金が高かった(^^;;

人気店ということで、ここも10名程度の行列が出来ていた。

お好み焼き蕎麦入り、ねぎ焼き、(スジ)煮込み、ビールを注文。本場の広島風お好み焼きを満喫。

ここで思うのも変なのかもしれないが、やはりその土地の名物を”食べた!”と言うには、シーズンがある食材に関してはそのシーズンに、定評のある店で食べてこそ、味わったと言えるのではないかと思う。

昼間食べた”アナゴ”が不味かったので、かなりそう思った。1番人気の店である必要は無いと思うが、ある程度、人気店と呼ばれるような店で食べた方が失敗は少ないはずだ。

店に入ってから、バケツをひっくり返したような土砂降り。食べ終わる頃には、多少は収まったものの普通に大雨な感じ。一人で車を取りに行き、皆を乗せてホテルに戻った。

ホテルに着いたのは19:00を少し過ぎた頃、昼間に歩き回ったのと、あまりの暑さで疲れきっていたのでシャワーもソコソコに寝てしまった・・・・。






14日の朝7時半に起床。朝食のバイキングを食べに行く。食事と支度が終わり、ホテルを出たのがAM9:00でした。今日の最初の目的地は呉市にある大和ミュージアム。

事前に戦艦大和の模型と、ゼロ戦の実物が展示されている博物館だと言うイメージが強かったのですが、半分当たりで半分はハズレ。

呉市は、昔から造船の町として栄えており、戦中はもとより、現在も造船の技術が高く、造船と言う観点からの展示、それと戦争の悲惨さと言う観点の展示と2つの観点からの展示がされていた。

戦艦大和の模型に関して言うと、造船技術と言う観点での意味合いが高いように感じた。その反面、戦争で大和が沈んでしまったことや、人間魚雷の展示、ゼロ戦や特攻作戦についての展示もあり、戦争の悲惨さについても訴えていた。広島が近い事や、造船所を狙った空襲も多かったようでここも戦争についての展示は多かった。




呉市の大和ミュージアムから尾道に向かう。

呉市から一般道で山陽自動車道の西条辺りに抜け、そこから高速で尾道に向かうルートにして走り出したのだが、いつの間にやら海岸線を走るルートになっていた。カーナビの設定を間違えたのか、それとも勝手にルートが変わっていたのかは知らないが・・・。

とにかく、瀬戸内海を横に走っていると、「竹原市町並み保存地区」のような看板を発見。距離もルートからは外れていないので、立ち寄ってみた。

なんでも、「安芸の小京都」と呼ばれているらしく、江戸時代後期の町並みが残っていると言う事で、いい感じの町並みでした。暑かったけど・・・・。








安芸の小京都から尾道へ。

尾道駅前を抜け、まずは朝から何も食べていないので尾道ラーメンの有名店「朱華園」へ。時間は既に15:00近かったが、ここも行列が出来ていた。豚の背油は邪魔だと思ったが、味はかなり美味しかった。割と好みの味。だが、背油ごとスープを飲み干していたお客さんもかなり居たが、あれはマネが出来ない。(^^;;

腹ごしらえをしたあとは、尾道散策。映画の舞台としても有名だった尾道。坂や階段の多い地にある町並み、神社やお寺が見所。割と狭い範囲をグルグル周れば一周出来てしまうので、思ったよりは時間をかけずに観光が出来た。

ここも、しばらく歩くと汗が出てくる程暑く、まっぷるに載っていた「チャイサロン ドラゴン」に行ってみた。なんでも、インドの飲み物”チャイ”と、サイダーを合わせた「チャイダー」と言うギャグっぽい飲み物が魅力だそうな。尾道には普通のお茶屋もあるのだが、面白そうなのでそっちにした。

車に戻り、少し走ったところにある商店街の外れに店があった。コインパーキングに車を停め、お店でチャイダーを頼んでみた。種類が何種類かあり、「オレンジチャイダー」「グリーンチャイダー」等など。

ギャグっぽい味がした(^^









チャイダーを呑み終えた頃には日が沈む直前。

今晩の風呂と夕飯を探すことにした。尾道の近くにも温泉があるようで、最初はそこを目指して、風呂を済ませてから尾道に戻って夕飯にする予定だったのですが、肝心の温泉が見つからない!!

結果、かなり迷走した結果、福山市に到着。しかも候補の温泉に向かう途中に、

「あ!!『ゆ』って書いてある!!」

と、偶然発見したスーパー銭湯「夢の湯」で汗を流す事に成功した。とにかく、今回の旅行は、日中めちゃめちゃ暑くて、こんなにも汗をかいた旅行はないんじゃないかと言うくらい。風呂が無くてはやってられません。

この銭湯は500円と言う価格で色々なお風呂が堪能できた。面白かったのは「電気風呂」で、低周波治療器のようなピリピリした感じを味わえる。腰中心に当てていたのですが、車で疲れた腰には効いたかも!?

風呂を出てから福山市内にある「小魚阿も珍川口店」という小魚料理の店で夕食。ここは23:30分までやっている料理屋さんで、既に21:00近かったので選択肢が少なかったうえに、かなりお奨めっぽい店でもあり、願ったりかなったりと言ったところ。

ここのお奨め料理は「ちーいかの天ぷら」で、名の通り小さなイカの天ぷら。これがビールによく合うのだ。あ、もちろんここでも呑んでます!!広島周辺は日本酒が美味しいと言う事だったけど、面倒だったのでビール。

他には広島で美味しくなかったので、アナゴ、刺身の盛り合わせ、真鯛のカブト煮、タコブツ、鯛茶漬け等。どれもこれも、う〜ま〜い〜♪

追加注文を忘れられていた事もあり、割と長居をし、店を出たのが11:00を過ぎていた。岡山県の倉敷に立ち寄り、真夜中に関わらず、町並み保存地区を見学しようかと言う案も在りましたが、今晩中に紀伊半島のSAにたどり着き、翌日の朝7時には白浜海岸で観光と言うスケジュールが出来上がったので、そのまま山陽自動車道に向かいました。

ビールを堪能したオイラは、後部座席で一眠り。気が付くと高速上に居た。ビールをたらふく呑んだのでトイレに行きたくなり、「トイレトイレ!!」と騒ぎ出した。

はた迷惑だったと思いますが、ゴメンなさい・・・。(^^;;

SAにたどり着くと、大渋滞。ガソリンの高騰により、街中ではレギュラーが140円台。しかし、高速道路のガソリンスタンドは、料金の協定があり137円と安い。で、午前0時を回ったにも関わらず、給油の為の大渋滞。これなら街中で入れた方が全然いいって・・・・。(^^;;

ちなみに、広島では、割とガソリンが安く、135-137円とか普通にありました。

トイレを済ませると、また眠りについてしまい、気が付くと紀伊半島の阪和自動車道の印南SAに到着。時刻はAM4:00でした。ここから100km弱離れた白浜の白良浜にAM7:00に着くには、AM5:30には出発したい。1時間程、仮眠を取って出発する事に決定。

おいらは体を伸ばしたかった事もあり、夜景の綺麗なSAのベンチに横になって1時間ほどを過ごした。





1時間ほどの仮眠でも全然違うものだ。眠気も覚めたところでAM5:30頃に出発。

ここでちょっと気になる事が・・・・。油圧計が殆ど上がらない。エンジン音や水温計には異常が無いので走行には問題が無さそうだが不安が残る。油圧計を気にしつつ、白浜海岸へ向かう。

予定通りAM7:00に現地着。車も人も流石にまばら。しかし、既に白い砂の浜では海水浴をしている人が居た。白い浜は魅力的だ〜。

白浜と言えば、海岸だけでなく、白浜温泉も有名だ。

朝7時には早いところは何件か開いている。その中で、海岸に隣接されている「白良湯」に向かった。浜辺にある駐車場から温泉に向かう途中にはメーターの警告灯が点灯しっぱなし。エンジン本体がどうこうではなく、油圧計や水温計に異常があると点灯するらしい。

お盆休みに半島の先端近くで警告灯が点くほど嫌なことはない。ボンネットを開けてエンジンオイルの量を調べたが問題は無し。エンジン音も異常が無いので様子を見ながら走るしかない。

「白良湯」は300円ほどで入れる温泉。設備的には銭湯と言う感じ。浜辺に隣接されているという立地上、水着で来て海水を洗い流して帰るというのが目的らしい。

2階にある浴室に入ると、そこの窓はフルオープン。隣が浜辺で普通に外が見える。外が見えると言う事は、浜辺から風呂場が覗きたい放題。流石に座っていれば見えないが、風呂場で立ち上がっていればお尻の二つや三つ、見えるはずだ。

※女湯の窓は流石に閉まっているそうだ。

温泉も朝は人が少ない。これなら、日の出とともに浜辺で泳ぎ、人が増えたら温泉で潮を流して帰る。と言うのも良かったかもしれない。焼けなくて済みそうだし。

白浜から更に南下。紀伊半島の南端にある潮岬。ここは本州の最南端。本州の四端を制覇する為、ここを訪れるのも今回の目的。

まずは、潮岬灯台に上り、それから車で2-3分ほどの潮岬観光タワー前の本州最南端の碑石の前で記念写真。これで東西南北の内、東端を残すのみ。

ここを出る頃には油圧系の針も正常値を示すようになった。原因は不明・・・。





潮岬からあとは、家に帰るだけ。

途中、三重県の松阪市でブランド牛の松阪牛を夕飯にする事だけは決定している。潮岬からは200km程の距離。海岸沿いに走っていると、橋杭岩という名所を発見。すこしだけ見学。やっぱり海岸線は面白いものだ。

ここからがなかなか進まない。渋滞しているわけではないが、流れがいい訳でもない。中途半端なスピードで進んでいる感じ。

途中で運転を交代して貰い、松阪市へ。途中で松阪牛の美味しい店を調べると、候補が2-3店。とりあえず駅前へ行ってから選ぼうと言う事で市内に入ったのですが、路上の看板に誘われるがまま、「牛銀本店」にたどり着いた。

ここは「すき焼き」と「しゃぶしゃぶ」が中心で「網焼き」もあるよ。って感じの店。そして、その隣ではステーキなどの洋食の店がある。牛銀本店のメニューは一人10,000円程度のプライス。

席に着き、材料の肉が運ばれてくると、絶対これは美味しそう。な感じの肉。素敵な色をしているのだ。

ここでは自分で鍋で調理する事は無く、給仕さんが全てをやってくれる。「すき焼き」と言うと、野菜とともに煮込むと言うイメージがあるが、ここでは違う。

脂身で鍋に油をひく。肉を鍋に敷くと砂糖をぶっ掛ける。本当にぶっ掛けると言う表現が正しいと思えるような感じ。そして醤油で味付け。多分、丁度いい火加減になると給仕さんが取り皿に取ってくれる。卵に絡めて肉を食べると、やっぱり美味しい。そして、ビールも美味しいのだ。

肉を焼いたあとは、残った肉汁や醤油で野菜だけを煮込んで味付けをします。そしてそれを卵に絡めて食べると、これも美味しい。そしてまた肉・・・、野菜・・・・。あっという間に食べてしまった。
牛丼並みのスピードで1万円のコースが無くなるのはうれし悲しい。


「すき焼き」と言う料理は割りと砂糖と醤油で味付けをする。砂糖の甘ったるさで肉の味を殺してしまう・・・。みたいな事をたまに本で見たことがある。一番印象に残っているのは「美味しんぼ」だけど(^^;;

他所でもそのような記事は見ることがあるので、松阪牛で有名な店のメインメニューがすき焼きってのは正直驚いた。すき焼きと言う料理が、松阪牛の旨さを一番引き出す調理法なのか、歴史ある牛鍋の名残なのかは判らないが美味しかった事は事実だ。

そういう意味では、けしてグルメな舌を持っているわけではないオイラには、松阪牛が美味しいかったのか、すき焼きが美味しいかったのか、そういうことは判らなかった。今度は機会があれば隣でステーキも食べてみたいな。

ここからも、また後部座席で眠りに入る。四日市近辺の高速が渋滞していたものの、そこからはなんとかスムーズに進んだ。岡崎辺りでおいらが運転を代わり、家まで戻って今回の旅は終了。

17日の0時に到着。清算をすると、高速代・ガス代・ホテル代・食事代などなどで一人4万円程度。細かい支払いは自分でしたので清算に含まれない分も考えても5万円はいかない筈だ。

3泊3日のリーズナブルな旅行でした。

戻る